NVDA最新情報
2026.3
今回のリリースには、パフォーマンスの大幅な向上、NVDAのダイアログの改善、タッチスクリーン入力の拡張が含まれています。
ラグを軽減し、応答性を向上させるため、いくつかのパフォーマンス改善が行われました。
NVDAはバックグラウンドでコントロールに関する詳細な情報を取得してキャッシュし、コンボボックスやファイルエクスプローラーなどのコントロールのパフォーマンスを向上させました。
NVDAを終了または再起動しても、ファイルエクスプローラーやその他のアプリがクラッシュしなくなりました。
アプリケーションが応答しなくなった場合、NVDAの回復が速くなり、フリーズしたり応答しないアプリケーションのエラーでログを埋め尽くしたりしなくなりました。
ターミナルなどのライブテキスト領域に大量のテキストが表示されても、NVDAがフリーズしなくなりました。
設定プロファイル、入力ジェスチャー、音声辞書の各ダイアログにコンテキストメニューとキーボードショートカットが追加され、これらのダイアログをキーボードで使いやすくなりました。
入力ジェスチャーダイアログで既存のジェスチャーを直接変更できるようになりました。
ブラウズ可能なメッセージを表示するダイアログが刷新され、サイズ変更、最大化、最小化に対応しました。
タッチスクリーン入力が大幅に拡張されました。
2回の連続スワイプジェスチャーが、短時間に連続して実行した2回のスワイプを1つのジェスチャーに組み合わせ、割り当て可能なタッチジェスチャーの数が大幅に増えました。
画面端ジェスチャーにも対応し、画面のいずれかの端から15 mm以内で開始するジェスチャーを、画面中央で実行する同じジェスチャーとは別に割り当てられるようになりました。
拡大表示の中央にマウスポインターを移動する、未割り当てのコマンドが追加されました。
スクリーンカーテンまたはNVDA内蔵の拡大鏡が有効な場合も、Windows OCRを使用できるようになりました。
Liblouisが更新され、エルフダーレン語、サーミ語、マオリ語、ニュージーランド統一英語点字、ハイチ・クレオール語の新しい点字テーブル、スペイン語テキスト用のノルウェー語テーブル、スウェーデン語6点および8点の追加バリエーションが含まれました。
eSpeak NGが更新され、リグリア語とアブハズ語に対応しました。
新機能
- アドオンストアの「更新可能なアドオン」タブからアドオンを削除できるようになりました。 (#15030, @nvdaes)
- 中国語テキストを、組み込みの入力ジェスチャーで単語単位に移動できるようになりました。
- 拡大鏡: 拡大表示の中央にマウスポインターを移動する、新しい未割り当てコマンドが追加されました。 (#20127, @CyrilleB79)
- 設定プロファイル、入力ジェスチャー、音声辞書の各ダイアログにコンテキストメニューとショートカットキーのサポートが追加されました。 (#18169, #16816, #20420, @amirmahdifard)
- 入力ジェスチャーダイアログで既存のジェスチャーを変更できるようになりました。 (#10983, @amirmahdifard)
- 「すべて読み上げの読み上げ単位」音声設定が追加され、すべて読み上げで文、段落、行のどの単位で読み上げるかを選択できるようになりました。対応している場合、すべて読み上げは既定で文単位で読み上げます。 (#13420, #9179, #13971, @LeonarddeR)
- 最後に読み上げた情報をクリップボードにコピーする新しいコマンドが
NVDA+control+xに割り当てられました。 (#19385, @Cary-rowen)
- 「ドキュメント書式」設定パネルに「行インデントの音の長さ(ミリ秒)」スピンコントロールが追加され、インデント音の長さを設定できるようになりました。 (#19353, @Mubashir78)
- 文単位のナビゲーション(
alt+upArrowおよびalt+downArrow)が、ほとんどのブラウズモード文書や複数の編集コントロールなど、より多くの場面で機能するようになりました。 (#18901, @LeonarddeR)
点字
- 中国語の点字出力に単語間のスペースが含まれるようになりました。 (#18865, @CrazySteve0605, @Cary-rowen)
- 対応する点字ディスプレイで複数のタッチカーソルを同時に押す操作を、新しい「複数タッチカーソル」ジェスチャーとして割り当てられるようになりました。 (#20001, @LeonarddeR)
- 最初に押したタッチカーソルから最後に押したタッチカーソルまでのテキストを選択する「範囲選択」コマンドが、対応するドライバーでは既定でこのジェスチャーに割り当てられます。
- 複数タッチカーソルに標準対応するドライバー: ALVA、Albatross(
home1またはhome2と組み合わせた場合のみ)、Baum(および互換製品)、Freedom Scientific Focus/PAC Mate、HumanWare Brailliant BI/Bシリーズ、Handy Tech、NLS eReader Zoomax、Seika Notetaker、Standard HID点字ディスプレイ。
- Help TechのmyBrailleシリーズの点字ディスプレイに対応しました。 (#20426)
- 点字の「テキストの折り返し」オプションが、4つの値を持つオプションに置き換えられました: 無効、単語が切られたときにマークを表示、単語の境界、単語または音節の境界。 (#17010, @LeonarddeR)
- 継続マークを表示するモードで単語が行をまたいで分割される場合、単語が次の行に続くことが分かるよう、行の最後のセルに継続マーク(点字の7点と8点)が表示されるようになりました。
- 「単語または音節の境界」オプションは、ディスプレイに収まらない長い単語を音節の境界で分割するために、ハイフネーション辞書を使用します。
タッチスクリーン入力
- 2回の連続スワイプタッチジェスチャーが追加され、短時間に連続して実行した2回のスワイプを1つのジェスチャーに組み合わせ、スクリプトに割り当てられるタッチジェスチャーが増えました。 (#19938, @kefaslungu)
- 12種類の組み合わせを認識します。反対方向の組み合わせ(右へスワイプしてから左へスワイプなど)と、垂直なL字型の組み合わせ(右へスワイプしてから上へスワイプなど)です。
- 2回のスワイプは、動作の間に指を離して実行することも、方向を急に変える1回の連続スワイプとして実行することもできます。
- タッチスクリーンの画面端ジェスチャーに対応し、画面のいずれかの端から15 mm以内で開始するジェスチャーを、画面中央で実行する同じジェスチャーとは別に割り当てられるようになりました。 (#19938, @kefaslungu)
- 画面端ジェスチャーは既定で無効です。「タッチ操作」設定パネルで有効にできます。
- 画面の4辺すべてに対応しています。
Windowsタスクバーが画面端のジェスチャーを上書きする場合があることに注意してください。
タスクバー側の端からのジェスチャーはスタートメニューまたはアクションセンターを開くため、NVDAには届きません。
ブラウズモード
- ブラウズモードで次または前のクリック可能な要素に移動する、未割り当てのクイックナビゲーションコマンドが追加されました。 (#14429, @cary-rowen)
- NVDAのブラウズモード設定に「ネイティブ選択モード」オプションが追加されました。既定では無効です。 (#15908)
- 有効にすると、Mozilla FirefoxやChromium 134以降を基にしたブラウザーなど、ネイティブ選択モードに対応するブラウズモード文書で、ネイティブ選択モードが自動的にオンになります。
- ネイティブ選択モードは、ドキュメントごとに
NVDA+shift+f10で切り替えることもできます。
- ウェブ上で数式を移動するとき、ビジュアルハイライトがブラウズモードカーソルのハイライトを使用して、式の現在の部分に追従するようになりました。 (#19191, @RyanMcCleary)
- ブラウズモードの検索ダイアログで、以前に検索した語句を検索履歴コンボボックスに記憶できるようになりました。新しい「検索履歴を保持」ブラウズモード設定で無効にできます。 (#8482, @marlon-sousa, @LeonarddeR)
変更
- Liblouis点字変換機を3.39.0に更新しました。 (#20269, #20776, @codeofdusk)
- エルフダーレン語、サーミ語、マオリ語、ニュージーランド統一英語点字、ハイチ・クレオール語の新しい点字テーブル、スペイン語テキスト用のノルウェー語テーブル、スウェーデン語6点および8点の追加バリエーションが追加されました。
- eSpeak NGをコミット
f13549940に更新しました。 (#20691, #20816)
- CLDRをバージョン48.2に更新しました。 (#20234, @OzancanKaratas)
- ブラウズ可能なメッセージ(書式情報など)を表示するダイアログが刷新されました。 (#18878, @LeonarddeR)
- メッセージ内容をクリップボードにコピーするダイアログのショートカットキーが
alt+cに変更されました。
- ブラウズ可能なメッセージダイアログが、ダイアログの幅に合わせたテキストの折り返しを含め、サイズ変更、最大化、最小化に対応しました。 (#20429, @Cary-rowen)
- 大文字と小文字が混在する、または数字が多数含まれる長いテキストで、音声の応答性が向上しました。 (#20433, @codeofdusk)
- 対応するシステムでは、スクリーンカーテンまたはNVDA内蔵の拡大鏡が有効な場合もWindows OCRを使用できるようになりました。 (#19164, #20630, @cary-rowen)
- イベント処理、フォーカス変更の通知、マウス下のオブジェクトの通知、ブラウズモードコンテンツの表示で、より多くのプロパティをキャッシュし、フォーカスプロパティの取得をまとめて行うことで、プロセス間のUI Automation呼び出し回数を削減しました。 (#20608, @LeonarddeR)
- 発作を引き起こすリスクを減らすため、拡大鏡フィルターの更新速度を制限。 (#20750)
バグ修正
- 表示倍率が100%を超えている場合、64ビット版NVDAが32ビットアプリケーションのWin32メニュー項目について正しい位置とラベルを通知するようになりました。 (#19225, #20158, @christopherpross)
- PowerPointやその他のOfficeアプリケーションで、ハイパーリンクの挿入ダイアログの編集フィールドをNVDAが正しく読み上げて移動できるようになりました。 (#17390, @aryanchoudharypro)
- Notepad++で、中国語IMEの変換中に選択または移動している場合も、NVDAがIME変換テキストを音声と点字で通知し続けるようになりました。 (#14140, #14152, @keyang556)
- UI Automationで矢印キーを使って値を変更したとき、UACスライダーが読み上げられない問題を修正しました。 (#9356, @tareh7z)
NVDA+f9でレビューカーソルコピー用のテキスト開始位置をマークした後、検索または移動で移動しても、NVDA+f10で開始マーカーが設定されていないと通知されなくなりました。 (#13864, @Cary-rowen)
- ブラウズモードの検索ダイアログは、一度に1つだけ開けるようになりました。
検索ダイアログが開いているときに検索コマンドを実行すると、ダイアログが前面に表示され、コマンドを実行したドキュメントが検索対象になります。 (#20484, @LeonarddeR)
- ブラウズモードで次または前のクリック可能な要素に移動する、未割り当てのクイックナビゲーションコマンドが追加されました。 (#14429, @cary-rowen)
- NVDAがUI Automationを使用して、.NET Framework Windows FormsアプリケーションのチェックされたToolStripメニュー項目を通知するようになりました。 (#19335, @Cary-rowen)
- UI Automationを通じて公開される.NET Framework Windows Forms ToolStripメニュー項目のオブジェクト説明が読み上げられるようになりました。 (#20486, @Cary-rowen)
- NVDAが、折りたたまれた.NET Framework Windows Formsコンボボックスで矢印キーを使用したとき、選択された項目を通知するようになりました。 (#17454, @Cary-rowen)
- リモートアクセス: 制御対象コンピューターへの接続に失敗した場合も、NVDAが通知し、バックグラウンドで接続を再試行し続けるようになりました。 (#19103, @danielw97)
- 一部のシステムで32ビット音声合成エンジンを読み込むときのエラーを修正しました。 (#20088)
- 相対トラッキングモードが有効でも、拡大鏡の「画面全体の概要を表示」機能が動作するようになりました。 (#20746)
パフォーマンス
- NVDAを終了または再起動しても、ファイルエクスプローラーやその他のアプリケーションがクラッシュしなくなりました。 (#16207)
- アプリケーションが応答しなくなっても、NVDAがフリーズしたりログをエラーで埋め尽くしたりしなくなりました。応答しないアプリケーションが回復するまで、NVDAは操作可能な状態を保ち、そのアプリケーションからのUIAおよびMSAAイベントを破棄します。 (#16749, @heath-toby)
- UI Automationのテキスト変更イベントで、プロセス間のライブ取得ではなくキャッシュされた要素のクラス名を使用し、コンボボックスやファイルエクスプローラーなどのコントロールの応答性を向上させました。 (#16749, @heath-toby)
- アプリケーションが応答しなくなった場合のNVDAの回復が速くなりました。特に、停止したアプリケーションから切り替えると、NVDAが直ちに操作可能な状態に戻ります。 (#20169, @heath-toby)
- Windowsがロックされ、Mozilla Firefoxで動画を再生している場合など、ブラウズモードの文書がバックグラウンドで更新され続けても、NVDAがログをエラーで埋め尽くさなくなりました。 (#18861, @bramd)
点字
- Cキーを備えたHumanWare Brailliantディスプレイで、
c1、c2、c3、c5コマンドキーが、点字表示を前の行へ移動、スクロールして戻る、次の行へ移動、スクロールして進む操作を行うようになりました。
以前は、これらのキーを単独で押しても機能しませんでした。 (#20366, @fla-rion)
- ALVA点字ディスプレイのHIDキーボード入力シミュレーション設定が、再接続や再起動後も記憶されるようになりました。 (#20455, @Cary-rowen)
- 点字をフォーカスに追従させている場合、ブラウズモードですべて読み上げを実行すると、点字が音声テキストに追従するようになりました。 (#3287, @LeonarddeR)
- HIMS Braille SenseおよびBraille EDGEディスプレイをUSB接続した場合、Windows 11など、旧HIMS USBドライバーをインストールできないシステムでも動作するようになりました。 (#20555, @KihunJang1981)
- セキュアデスクトップに移行しないデスクトップ切り替え、例えばリモートデスクトップセッションとローカルマシンの切り替え時に、NVDAが点字ディスプレイを一時的に切断して再検出しなくなりました。 (#18810, #20550, @LeonarddeR)
- ヒンディー語およびその他の複数のインド系1級点字入力テーブル使用時に、逆変換が誤る問題を修正しました。 (#20671, @codeofdusk)
ウェブブラウザー
- ウェブブラウザーのフォーカスモードでARIAグリッドセルに移動したとき、行または列の一方だけが変わった場合に、NVDAが行見出しと列見出しの両方を読み上げなくなりました。 (#17750, @jcsteh)
- NVDAがウェブページのアラート(
role="alert")内にある見出し、段落、リスト、リスト項目の子要素を通知するようになりました。 (#14990, @mehm8128)
- ウェブブラウザーで、一定時間が経過するとNVDAが表を移動できなくなったり、編集可能なテキストフィールドを読み上げられなくなったり、ネイティブ選択モードを有効にできなくなったりする問題が発生しなくなりました。 (#16020)
- Mozilla Firefoxで、編集可能なテキストではないコントロールのフォーカスモードでも注釈の詳細が正しく通知されるようになりました。 (#20208, @jcsteh)
- ネイティブ選択モードを有効にしたMozilla FirefoxおよびChromiumベースのブラウザーで、フォーカスモードに切り替えたときにテキストカーソルが動かなくならず、編集フィールドへの入力が再び機能するようになりました。 (#19075, #18028, @LeonarddeR)
ターミナル
- ターミナルなどのライブテキスト領域に大量のテキストが表示されても、NVDAがフリーズしなくなりました。 (#20177, #20649, @ethindp, @codeofdusk)
- 既定では、大量のテキストが流れて行がスキップされた場合、NVDAはスキップした内容の長さに比例したビープ音を鳴らします。
「詳細設定」パネルで無効にできます。
- Windows Terminalで、SSHなど遅延のあるリモートセッションでテキストカーソルを移動したとき、NVDAが古い文字を通知する可能性が低くなりました。 (#19503, @sheldon-im)
- Windows Terminalで、マウスポインターの下にあるテキストの行が通知されるようになりました。 (#20448, @DataTriny)
アドオンストア
- 矢印キーを押し続けるなどしてアドオン一覧をすばやく移動しても、アドオンストアが応答しなくならなくなりました。 (#17351, @christopherpross)
- ファイルエクスプローラーからアドオンパッケージをインストールした後、要求したときにNVDAが確実に再起動するようになりました。 (#17925, @cary-rowen)
- アドオンストアで複数のアドオンを選択したとき、アドオン一覧のコンテキストメニューだけでなくアクションボタンでも一括操作を実行できるようになりました。 (#19971, @amirmahdifard)
- アドオンを更新しても、旧バージョンのモジュールが読み込まれたままにならなくなりました。
更新後にNVDAを初めて起動したとき、更新されたアドオンでエラーが発生する可能性があります。 (#18971, @LeonarddeR)
- Chromiumベースのブラウザーで、作成者が指定したアクセシブルな名前を持ち、MathMLがないARIA
role="math"要素について、NVDAが無効な数式書式を通知しなくなりました。 (#20727, @cary-rowen)
開発者向け変更
NVDAのAPIの非推奨化および削除プロセスについては、開発者ガイドを参照してください。
- 依存関係の更新:
- Pythonを3.13.15に更新しました。 (#20634, @dpy013)
- ruffを0.16.3に更新しました。 (#20732)
- prekを0.4.14に更新しました。 (#20732)
- pyrightを1.1.411に更新しました。 (#20732)
- tyを0.0.73に更新しました。 (#20732)
- comtypesを1.4.16に更新しました。 (#20707)
- cryptographyを50.0.0に更新しました。 (#20707)
- requestsを2.34.2に更新しました。 (#20707)
- url-normalizeを3.0.0に更新しました。 (#20707)
- pywin32を312に更新しました。 (#20707)
- sconsを4.11.0に更新しました。 (#20707)
- py2exeを0.14.2.0に更新しました。 (#20707, #20260, @LeonarddeR)
- nh3を0.3.6に更新しました。 (#20707)
- crowdin-api-clientを1.28.0に更新しました。 (#20707)
- markdownを3.10.3に更新しました。 (#20707)
- lxmlを6.1.2に更新しました。 (#20707)
- pymdown-extensionsを11.0.1に更新しました。 (#20707)
- pyphenを0.18.1に更新しました。 (#20707)
- regexを2026.7.19に更新しました。 (#20707)
- uvを0.12.5に更新しました。 (#20707)
- licensecheckを2026.0.8に更新しました。 (#20707)
- sphinxを9.1.0に更新しました。 (#20707)
- sphinx-rtd-themeを3.1.0に更新しました。 (#20707)
- robotframeworkを7.4.2に更新しました。 (#20707)
- unittest-xml-reportingを4.0.0に更新しました。 (#20707)
- setuptoolsを84.0.0に更新しました。 (#20744)
- NVDA Controller Client API を 3.0 に更新し、
nvdaController_isSpeaking 関数を追加。 (#20188)
- ソースからNVDAを実行するときに利用できるリモートPythonコンソールが再び機能するようになりました。 (#20626, @LeonarddeR)
- UIAリモート操作フレームワークがキャッシュ要求に対応しました。 (#20621, @LeonarddeR)
- リモート操作で
ra.newCacheRequestを使用してキャッシュ要求を作成し、プロパティとパターンを追加し、RemoteElement.populateCacheでリモート要素のキャッシュにデータを格納できます。
- 操作から返された、または生成された要素には、データが格納されたキャッシュが含まれます。
- このようなキャッシュには、要素がサポートしていないプロパティの既定値が保存されます。予約済みの「未サポート」値は保持されません。
- UIAリモート操作で、
UInt32、Int64、Single、Doubleの値に加え、既定値を無視するプロパティ取得用の予約値「未サポート」も返せるようになりました。 (#20621, @LeonarddeR)
- cryptographyを50.0.0に更新しました。 (#20707)
mathPres.interactWithMathMlがオプションのsourceObj引数を受け取るようになりました。
数式表示プロバイダーは、インタラクション開始時にソースオブジェクトを使用するため、MathPresentationProvider.interactWithMathMlFromSourceをオーバーライドできます。
既定の実装はinteractWithMathMlに転送し、既存のプロバイダーとの互換性を維持します。 (#20372, @RyanMcCleary)
- 視覚拡張プロバイダーは、現在の数式ナビゲーション位置の画面上の矩形を受け取るために、
vision.handler.extensionPoints.post_mathNavigationへ登録できます。矩形を利用できない場合はNoneが渡されます。 (#20372, @RyanMcCleary)
- ローカルGitフックランナーがpre-commitから、より高速で互換性のある代替手段prekに切り替えられました。 (#20305, @LeonarddeR)
- pre-commit.ciとの連携は完全に廃止されます;。
Lintと自動修正はGitHub Actionsで実行されるようになり、自動修正または失敗のワークフローと、自動
prek auto-updateワークフローを使用します。
- 以前に
pre-commit installを実行した開発者は、インストール済みのGitフックを置き換えるために、uv run prek install -fを一度実行してください。
config.configSections.registerSectionおよびconfig.configSections.unregisterSectionメソッドを使用して、設定セクションを登録および登録解除できます。 (#7467, @nvdaes)
installTasksモジュールで、アドオン開発者は登録する各設定セクションの仕様を追加できます。
config.configSections.registerSectionメソッドはonInstall関数で使用できます。
- プロファイルに関係なく通常の設定で使用するセクションを登録するには、
isBaseOnlyパラメーターをTrueに設定します。
brailleモジュールがパッケージになり、braille.constants、braille.labels、braille.formatting、braille.regions、braille.display、braille.buffers、braille.brailleHandler、braille.extensionsなどの目的別サブモジュールに分割されました。 (#12772, #20458, @LeonarddeR)
brailleInputモジュールもこのパッケージに移動し、braille.inputとなりました。braille.input.constants、braille.input.gesture、braille.input.inputHandlerに分割されています。 (#12772, #20509, @LeonarddeR)
- 完全なHTMLドキュメントを
wx.html2.WebViewに表示するMessageDialogのサブクラス、gui.message.HtmlMessageDialogが追加されました。 (#18878, @LeonarddeR)
- WebViewバックエンドは
_webViewBackendクラス属性で上書きできます。既定値はIEバックエンドです。
- メッセージ内のJavaScriptは、
nvda-action://<action> URLに移動することでNVDAのアクションを実行できます。closeは内部で処理され、その他のアクションはregisterActionで登録できます。
gui.message.MessageDialogに保護された_createMessageControlおよび_wrapMessageControlフックが追加され、サブクラスでメッセージ本文に別のコントロールを使用できるようになりました。 (#18878, @LeonarddeR)
- 中国語の単語分割用にcppjiebaをGitサブモジュールとして追加しました。 (#18548, @CrazySteve0605)
braille.BrailleDisplayGestureが単一値のroutingIndexに代わり、cellIndexesリスト属性を公開するようになりました。 (#20001, @LeonarddeR)
- ドライバーは
routingIndexではなくcellIndexesを直接設定してください。
- ジェスチャーが複数のセルを対象とする場合、
idを"multiRouting"に設定してください (または新しいBrailleDisplayGesture.idForCellCount(n)ヘルパーで生成してください)。
cellIndexesはタッチカーソルに限定されません。タッチセンサー式セル(Handy Tech Active Tactile Controlなど)でも同じ属性を再利用できます。
- Bluetooth Low Energyデバイスの検出とI/O用に新しい
hwIo.bleサブモジュールを追加しました。deviceDiscovered拡張ポイントを持つScannerシングルトン、IoBaseコントラクトを実装するBleクラス、findDeviceByAddressヘルパーを公開します。
Bleakおよび_asyncioEventLoopモジュールを基盤に構築されています。 (#19838, @bramd)
extensionPointsレジストラー(Action、Filter、Decider、AccumulatingDecider、Chain)に登録されたハンドラーが、呼び出し中に登録または登録解除されても、RuntimeError: OrderedDict mutated during iterationが発生しなくなりました。 (#20545, @LeonarddeR)
HandlerRegistrar.handlersは、最初のハンドラーが返される前に取得した登録済みハンドラーのスナップショットを反復処理するようになりました。
hwIo.Bulk.__init__でハンドルがリークする問題を修正しました。読み取りパイプのオープンに成功した後、書き込みパイプのオープンに失敗すると、読み取りハンドルが閉じられず、プロセスの残りの期間デバイスが開いたままになっていました。 (#20555, @KihunJang1981)
languageHandler.windowsLCIDToLocaleNameは、保守されておらず不完全で、Pythonのパッチリリース間で変更されるlocale.windows_localeを参照しなくなりました。 (#20589, @LeonarddeR)
- ロケール名は
winKernel.LCIDToLocaleNameから取得されるようになりました。ただし、NVDAがWindowsの報告とは異なる言語コードを使用する一部のロケール識別子は除きます。
- その結果、一部のロケール識別子は、
zh_CHSではなくzh_CN、kh_KHではなくkm_KH、en_JAではなくen_JMのように、異なる名前に解決されるようになりました。
- Windowsがスクリプトサブタグを報告する場合、ロケール名に含まれるようになりました。例えばLCID 2074では
sr_SPではなくsr_LATN_CSになります。
- SAPI 4およびSAPI 5音声合成エンジンもこの関数を通じて音声の言語を報告するため、
locale.windows_localeでカバーされていなかったロケール識別子でも音声の言語を報告できるようになりました。
OffsetsTextInfoがWindows組み込みのICUライブラリを使用して_getSentenceOffsetsを実装するようになりました。
これにより、OffsetsTextInfoを基にしたすべてのTextInfo実装でtextInfos.UNIT_SENTENCEがサポートされます。 (#20603, @LeonarddeR)
- サポートされていないエンコーディングの場合、またはICUを利用できない場合(1703より前のWindowsバージョン)は、
_getSentenceOffsetsが引き続きNotImplementedErrorを発生させます。
- 点字変換を実行するモジュールが
louisHelperだけになりました。 (#20600, @LeonarddeR)
- NVDAが使用する翻訳モードとタイプフォームを保持する
louisHelper.TranslationModeおよびlouisHelper.Typeformを追加しました。
braille.Region.rawTextTypeformsの型注釈がlist[louisHelper.Typeform]になりました。
通常の整数は実行時も引き続き互換性があります。
- 整数のリストで指定された点字セルをテキストに逆変換する
louisHelper.backTranslateを追加しました。
- 他のすべての矩形を含む矩形を作成する
locationHelper.RectLTWHおよびlocationHelper.RectLTRBのunionメソッドを追加しました。 (#20705, @hwf1324)
inputCore.decide_handleRawKey拡張ポイントがinjectedキーワード引数を受け取るようになりました。キーボードで生成されたイベントではなく、ソフトウェアによって注入されたキーイベントの場合にTrueになります。 (#20714, @LeonarddeR)
非推奨
braille.BrailleDisplayGesture.routingIndex属性は非推奨になりました。
代わりにcellIndexes属性を使用してください。 (#20028, @LeonarddeR)
brailleDisplayDrivers.freedomScientific.RoutingGestureは非推奨になりました。
代わりにKeyGestureを使用してください。 (#20250, @LeonarddeR)
braille.wordWrap設定キーは非推奨で、braille.textWrapに橋渡しされます。 (#20146, @LeonarddeR)
textInfos.offsets.OffsetsTextInfoおよびそのサブクラスのuseUniscribe属性は非推奨です。代わりにcharSegFlagとwordSegFlagを使用してください。 (#20183)
touchTrackerのモジュールレベルのaction_*文字列定数は非推奨です。
代わりに対応するTouchAction列挙型メンバーを使用してください(例: TouchAction.TAP、TouchAction.FLICK_UP)。 (#20086, @kefaslungu)
touchTrackerのactionLabelsは非推奨です。
代わりにTouchAction(value).displayStringを使用してください。 (#20086, @kefaslungu)
uiのURL_MK_UNIFORM、DIALOG_OPTIONS、HTMLDLG_*定数は非推奨です。COMベースのHTMLダイアログ基盤が削除されたため、代替はありません。
代わりにgui.message.HtmlMessageDialogを使用してください。 (#20251, @LeonarddeR)
languageHandler.LCIDS_TO_TRANSLATED_LOCALESは非推奨です。
代わりにlanguageHandler.windowsLCIDToLocaleNameまたはwinKernel.LCIDToLocaleNameを使用してください。 (#20589, @LeonarddeR)
brailleInput.LOUIS_DOTS_IO_STARTは非推奨で、代替はありません。louisHelper.backTranslateが通常の点字セルを受け取るためです。 (#20666, @LeonarddeR)
-
brailleモジュールがパッケージになったときにモジュールのファサードから移動したシンボルと、現在braille.inputパッケージになっているbrailleInputモジュールのシンボルは非推奨です。
braille.XまたはbrailleInput.Xとしてアクセスすることは引き続き可能ですが、非推奨警告がログに記録されます。以下に示す新しい場所からインポートしてください。 (#20390, #20509, @LeonarddeR)
| Old location |
New location |
braille.BrailleDisplayDriver |
braille.display.driver.BrailleDisplayDriver |
braille.BrailleDisplayGesture |
braille.display.gesture.BrailleDisplayGesture |
braille.getSerialPorts |
braille.display.getSerialPorts |
braille.getDisplayList |
braille.display.getDisplayList |
braille.getDisplayDrivers |
braille.display.getDisplayDrivers |
braille.RENAMED_DRIVERS |
braille.display.RENAMED_DRIVERS |
braille.DisplayDimensions |
braille.display.DisplayDimensions |
braille.Region |
braille.regions.base.Region |
braille.RegionWithPositions |
braille.regions.base.RegionWithPositions |
braille.TextRegion |
braille.regions.base.TextRegion |
braille.rindex |
braille.regions.base.rindex |
braille.NVDAObjectRegion |
braille.regions.NVDAObject.NVDAObjectRegion |
braille.ReviewNVDAObjectRegion |
braille.regions.NVDAObject.ReviewNVDAObjectRegion |
braille.NVDAObjectHasUsefulText |
braille.regions.NVDAObject.NVDAObjectHasUsefulText |
braille.TextInfoRegion |
braille.regions.textInfo.TextInfoRegion |
braille.CursorManagerRegion |
braille.regions.textInfo.CursorManagerRegion |
braille.ReviewTextInfoRegion |
braille.regions.textInfo.ReviewTextInfoRegion |
braille.ReviewCursorManagerRegion |
braille.regions.textInfo.ReviewCursorManagerRegion |
braille.getControlFieldBraille |
braille.regions.properties.getControlFieldBraille |
braille.getFormatFieldBraille |
braille.regions.properties.getFormatFieldBraille |
braille.getPropertiesBraille |
braille.regions.properties.getPropertiesBraille |
braille.getFocusContextRegions |
braille.regions.focus.getFocusContextRegions |
braille.getFocusRegions |
braille.regions.focus.getFocusRegions |
braille.invalidateCachedFocusAncestors |
braille.regions.focus.invalidateCachedFocusAncestors |
braille.BrailleBuffer |
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config.configFlags.TetherTo |
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braille.input.handler |
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braille.input.initialize |
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braille.input.terminate |
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braille.input.constants.UNICODE_BRAILLE_START |
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brailleInput.formatDotNumbers |
braille.input.gesture.formatDotNumbers |
brailleInput.BrailleInputGesture |
braille.input.gesture.BrailleInputGesture |
brailleInput.BrailleInputHandler |
braille.input.inputHandler.BrailleInputHandler |
brailleInput.speakDots |
braille.input.inputHandler.speakDots |
2026.2
今回のリリースには、新たに内蔵された拡大鏡機能、タッチジェスチャーとナビゲーションの改善、音声と点字機能の拡張が含まれています。
拡大鏡にはズームとカラーフィルターのオプションがあり、視覚障害を持つユーザーを支援します。
拡大鏡は現在、フルスクリーンモードのみをサポートしており、ドッキングモードには今後のリリースでの対応を予定しています。
ピンチジェスチャーとタッチによるブラウズモードナビゲーションが追加され、タッチ対応が大幅に拡張されました。
タッチのスワイプを使用して、リンク、見出し、フォームフィールド、その他の要素を移動できるようになりました。
アドオンによるカスタム音声辞書や、詳細な制御のための新しい辞書エントリタイプの導入によって音声機能が拡張されました。
句読点後のポーズを制御するためのOneCoreの新しい音声設定が追加されました。
新しいコマンドにより、最後に読み上げた情報を繰り返すことや、ウィンドウを開いてその内容を表示することが可能になります。
最後に読み上げた情報を繰り返す既定のジェスチャーは NVDA+x で、これは入力ジェスチャーダイアログで変更できます。
点字ディスプレイを自動的にスクロールできるようになりました。またDotPadデバイスは複数ボタンの組み合わせに対応しました。
自動スクロールを切り替える既定のジェスチャーは NVDA+alt+k です。
Liblouisで、新しいイタリア語とエストニア語の点字テーブルが更新されました。
設定をリセットしてNVDAがインストールされた直後と同じ設定に戻す際、前の設定を復元するための「元に戻す」ボタンを追加しました。
セキュリティ修正
NVDAのセキュリティ問題の開示は、セキュリティポリシーに従って責任を持って行ってください。
新機能
- 拡大鏡:
- NVDA に画面の一部をズーム・拡大できる内蔵の拡大鏡機能が搭載されました。(#19228, @Boumtchack)
- 拡大鏡は、さまざまなズームレベル、カラーフィルター(ノーマル、グレースケール、反転)、およびさまざまなフォーカス追跡モードに対応しています。
- カラーフィルターは、画面の色を反転または彩度を低下させることによって、視覚障害や光過敏を持つユーザーを支援します。
- 画面全体の概要を一時的に表示できるコマンド
- すべての拡大鏡の設定は、NVDA設定の新しい「拡大鏡」パネルで変更できます。
- セキュリティ上の理由から、拡大鏡はスクリーンカーテンと同時に使用できません。
- 音声:
- 点字:
- 点字ディスプレイを自動的にスクロールする機能を追加しました。(#18573, @nvdaes)
NVDA+alt+k、NVDA+alt+l、NVDA+alt+j のジェスチャーは、それぞれ自動スクロールの切り替え、スクロール速度の増加、スクロール速度の減少に使用できます。
- DotPad 点字ディスプレイで複数ボタンの組み合わせジェスチャーに対応しました。 (#19565, @bramd)
- 複数のボタンを同時に押してカスタムジェスチャーを作成できるようになりました(例:
f1+panLeft)。
- タッチ:
- ピンチインとピンチアウトのタッチジェスチャーを追加し、2本指のピンチジェスチャーをスクリプトに割り当てられるようにしました。(#19963, @kefaslungu)
- ブラウズモードの要素に対するタッチベースのナビゲーションを追加しました。これにより、タッチスクリーンユーザーはリンク、見出し、フォーム項目、リスト、テーブル、その他の1文字ナビゲーション要素間を移動できるようになります。 (#3424, @kefaslungu)
- 選択した種類の要素の間を移動するには、左右にスワイプします。
- 切り替え操作時に表示される要素の種類は、ブラウズモード設定パネルで設定できます。
- 読み上げ辞書:
- NVDAのインストールまたは更新後、Windowsの再起動、インストールされたNVDAの起動、またはインストーラーの終了を選択できるダイアログが表示されます。(#19268, #19718, @kefaslungu)
- キーボードレイアウトを切り替えるための未割り当てのコマンドを追加しました。(#19211, @CyrilleB79)
- ブラウズモードで次または前のスライダーにジャンプするための未割り当ての1文字ナビゲーションコマンドを追加しました。(#17005, @tareh7z)
- NVDAメニューから設定を初期値にリセットする際、直前に使用していた設定を復元するための「元に戻す」ボタンを備えたダイアログが表示されます。
すばやく3回押すキーボードショートカット (
NVDA+control+r) は今回の変更の対象ではありません。これはリカバリーでの利用を想定しているためです。 (#19575, @bramd)
- スクリーンカーテンの現在の状態を報告する未割り当てのコマンドを追加しました。(#19759)
変更点
- LibLouis 点訳エンジンを3.37.0に更新しました。(#19758, @codeofdusk)
- イタリア語とエストニア語の6点テーブルを追加しました。
- 点字ディスプレイ:
- ログレベルが「無効」に設定されている場合でも、
NVDA+f1 でログビューアを開くことができるようになりました。(#19318, @CyrilleB79)
- アドオンストアでアドオンをフィルタリングする検索アルゴリズムを改善しました。(#19309)
- NVDA はテスト版でもエラー音を再生しないように設定できるようになりました。(#13021, @CyrilleB79)
- WhatsApp 2.2584.3.0 以降を使用している場合、NVDAは既定でフォーカスモードで起動します。 (#19655, @josephsl)
- 入力ヘルプモードが改善されました: (#6621, @Cary-rowen, @Emil-18)
- 通常の入力モードでキーの組み合わせで文字を入力できる場合、先にキーの組み合わせが報告され、その後にその文字を読み上げます。
- キーの組み合わせが NVDA コマンドに対応する場合、動作は以前と同じです。つまり、コマンドの説明が報告されます。
- ファイルエクスプローラの製品バージョンは、正しいビルド番号とリビジョン番号を含む実際のWindowsバージョンを反映するようになります。
Windows 11 2024 UpdateをベースにしたWindows 11 2025 Updateのように、以前のリリースに対する有効化パッケージ(enablement package)として提供されるWindowsリリースの場合は、この点がより顕著になります。 (#19802, @josephsl)
- 数式ナビゲーションのコマンドが入力ヘルプとオンデマンド読み上げモードをサポートし、キー割り当ての変更も可能になりました。 (#19871, @RyanMcCleary)
- 「COM登録修正ツール」が「システムアクセシビリティ修復ツール」に改名されました。(#19622, @bramd)
- 音声辞書のエントリにおいて、正規表現に、よりモダンな
regex エンジンを使用することを選択できる高度な設定を追加しました。
これにより、Unicode に対応した \w と \b と追加の正規表現機能が提供されます。
この設定は既定で無効になっています。(#20013, @LeonarddeR)
- 「辞書エントリーを追加」ダイアログの「種別」ラジオボタンが、水平方向ではなく垂直に配置されるようになりました。(#19657)
- 数式の小数点区切り文字設定から機能していなかった "カスタム" オプションを削除しました。 (#20425)
バグ修正
- アドオンストア:
- アドオンストアのダウンロードディレクトリがファイルのアクセス許可エラーのためにクリーンアップできない場合、NVDA がクラッシュしていた問題を修正しました。(#19202, @christopherpros)
- アドオンのダウンロードをキャンセルし、アドオンストアを再開した後、別のアドオンをダウンロードすると失敗していた問題を修正しました。(#20015, @Cary-rowen)
- 設定プロファイルのトリガーはアドオンストアが開いているときに有効にならなかった問題を修正しました。(#19583, @bramd)
- 音声エンジンが不適切な言語設定になっている場合、NVDAがその言語のサポート状況を確認する際に発生する可能性があったエラーを修正しました。 (#20080, @nvdaes)
- NVDAは、一部のアプリ、特にJavaで作成されたアプリがフリーズした際に、より迅速に復旧を試みるようになりました。(#14396, @thgcode)
- Firefoxのブラウズモードにおいて、コントロールに
aria-label があり、かつ aria-hidden のコンテンツのみを含む関連付けられた <label> 要素がある場合、フォームコントロール(チェックボックスやラジオボタンなど)のアクセシブルな名前が正しく読み上げられるようになりました。(#19409, @bramd)
- Foxit PDF EditorでNVDAが再びPDFドキュメントを閲覧可能になりました。 (#20440, @cary-rowen)
- 「入力ジェスチャー」ダイアログの「ブラウズモード」カテゴリにある「ドキュメントコンテンツのレンダリング時に画面レイアウトを維持するかどうかを切り替える」項目が、正しく動作するようになりました。(#18378)
- UIAが有効になっているMicrosoft Wordでは、複数のページにまたがるテーブル行をナビゲートする際にページの変更が正しく報告されるようになりました。
- ビジュアルハイライトを使用しているときに発生していた、リソースの過剰な消費とハイライトのちらつきを修正しました。 (#17434, @hwf1324)
- Excelでは、ビジュアルハイライトが有効な場合、フォーカスされたセルが正しくハイライトされるようになりました。(#19641, @CyrilleB79)
- Microsoft Copilot アプリケーション内で移動する際、点字表示がフォーカスを追従しなくなる不具合を修正しました。(#19646, @Emil-18)
NVDA+k コマンドで、太字や斜体などの書式付きテキストを含むリンク先が正しく報告されるようになりました。 (#19428, @Cary-rowen)
- 単一文字を選択する際に、大文字である旨の通知が正しく読み上げられるようになりました。 (#19505, @cary-rowen)
- NVDAの起動または再起動後にChromiumのMathMLがより確実に読み込まれます。 (#20049, @RyanMcCleary)
- 白黒反転の四角や円、地域インジケータ記号などの装飾的なUnicode文字が、Unicode正規化を有効にすると基本ラテン文字に正規化されるようになりました。 (#19608, @bramd)
- JetBrains IDEでナビゲーションを行うとNVDAがフリーズする問題の修正(#16741, @christopherpross)
- 単語全体の種別の音声辞書エントリにおいて、Unicodeの結合文字(ヘブライ語のニクダー、アラビア語のハラカートなど)を含む単語を正しく処理するようになりました。 (#20013, @LeonarddeR)
- 特に、結合文字を含む単語において、単語全体の検索設定が意図せず大きな単語の一部に一致してしまう不具合を修正しました。
- 点字で数式を読んでいるときにNVDAがフリーズする可能性がある問題を修正しました。(#20319, @AAClause)
- NVDAが高さ、速さ、音量をサポートしていないSAPI4音声をロードできなかった問題を修正しました。(#20302)
開発者向けの変更
NVDAのAPIの非推奨および削除プロセスに関する情報は、開発者ガイドを参照してください。
- 開発者ガイド に API 破壊的変更に関する NV Access のポリシーを明記しました。 (#19599)
- 更新されたコンポーネント:
log.debug などのロギング関数に新しいパラメータ redactSecrets が追加されました。 (#19966)
True に設定すると、検出されたシークレットをアスタリスクに置き換えるため、ログ出力はサニタイズされます。
- 性能上の理由から、既定では
False に設定されています。
- 特に機密性の高い情報(クリップボードの内容など)をログに記録する際には、これを有効にすることをお勧めします。
redactSecrets によるマスキングを行わずに、開発者がデバッグログを明示的に必要とするケースに向けて DEBUG_UNREDACTED ログレベルを追加しました。
- ビルドシステムで構築したNVDAライブラリは、/CETCOMPATフラグを用いてリンクされるようになり、特定のマルウェア攻撃に対する保護が向上しました。 (#19435, @LeonarddeR)
- スクリーンレイアウトのオンとオフをサポートする
browseMode.BrowseModeDocumentTreeInterceptor のサブクラスは、 script_toggleScreenLayout を直接実装するのではなく、 _toggleScreenLayout メソッドをオーバーライドする必要があります。 (#19487)
- UIA.UIAクラスに新メソッド
_getUIACacheablePropertyValue_handlesCOMErrors が追加されました。 (#19713, @Emil-18)
- このメソッドは
_getUIACacheablePropertyValue を呼び出し、COMError が発生した際に返す値を指定する追加引数 onError を受け取ります。
scons tests ビルドターゲットは、誤解を招く名称であるため削除されました。
これは scons checkPot に相当する、翻訳文字列のコメントチェックのみを実行しました。
scons checkPot ターゲットも runcheckpot.bat に置き換えられました。
かわりに、個々のテストコマンド(runcheckpot.bat, rununittests.bat, runsystemtests.bat, runlint.bat)を使用します。 (#19606, #19676, @bramd)
- NVDA コンポーネントで使用するバックグラウンドスレッド上で、asyncio イベントループを提供するプライベート
_asyncioEventLoop モジュールを追加しました。 (#19816, @bramd)
- 点字の自動スクロール機能に関連するいくつかの機能を追加しました。(#19126, @nvdaes):
braille.handler に autoScroll メソッドを追加しました。
config.conf において、設定値の変換や更新を処理するための関数をいくつか追加しました。
- 指定された設定キーパスの値を取得するための
getConfigValue 関数を追加しました。
- 指定された設定キーパスに値を設定する関数
setConfigValue を追加しました。
- 範囲内の設定値のパーセンテージ表示を計算する
valueToPercentage 関数を追加しました。
- パーセンテージを設定値に変換する関数
percentageToValue を追加しました。
- 有効範囲内で制限されたステップを適用し、設定値を更新するための関数
clampedIncrementAndUpdateConfig を追加しました。
- NVDA は Visual Studio 2026 で構築されます。(#20203 @LeonarddeR)
asynchronous=False を指定した nvdaController_speakSsml において、queueFunction が値を返してから音声合成スレッドが CallbackCommand を実行するまでの間に speechCanceled シグナルが発生した場合、そのシグナルがキャッチされずに呼び出しが無限ブロックする競合状態の問題を修正しました。(#20220, @LeonarddeR)
非推奨となったAPI
speechDictHandler.ENTRY_TYPE_* 定数は非推奨です。
代わりに speechDictHandler.types.EntryType 列挙を使用します。 (#19430, @LeonarddeR)
speechDictHandler.SpeechDictEntry と speechDictHandler.SpeechDictDict が speechDictHandler.types に移動しました。 (#19430, @LeonarddeR)
speechDictHandler.dictionariesとspeechDictHandler.dictTypesは代替なしで非推奨化されました。(#19558, @LeonarddeR)
2026.1.1
これはセキュリティ問題を修正するためのリリースです。
ファイルエクスプローラーにおける ctrl+f の処理に関して、2026.1で起きた問題に対するバグ修正も含まれています。
2026.1 で導入された、NVDA がリモートアクセス時の接続問題を処理する方法に関する変更は削除されました。
セキュリティ修正
NVDAのセキュリティ問題の開示は、セキュリティポリシーに従って責任を持って行ってください。
バグ修正
- ファイルエクスプローラーで
ctrl+f を押した際、ペインを読み上げることなく検索ボックスにフォーカスが移動するように修正しました。 (#20021, @Cary-rowen)
変更点
- リモートアクセスにおいて、制御側のコンピューターとして初期接続に失敗した場合でも、すぐに失敗とせず自動再接続を試みるよう改善しました。
これにより、起動時に自動接続するよう設定されたヘッドレスマシンや、物理的にアクセスできないマシンであっても、ネットワークが利用可能になり次第、接続できるようになります。 (#20122)
開発者向けの変更
2026.1
今回のリリースでは、MathCATを使った数式コンテンツの読み取りをサポートしました。
音声についていくつかの改善を行いました。
読み上げ時に音声ではなく、音でスペルミスと文法エラーを報告できるようになりました。
Windows 文字認識などでコンテンツを正常に認識した後、NVDAが自動的にすべて読み上げを行えるようになりました。
NVDAは、音声エンジンがある言語をサポートしているが特定の方言をサポートしていない場合、サポートされていない言語の報告をしなくなりました。
NVDAは64ビットSAPI 5 音声に対応します。
点字ディスプレイ対応の改善も行いました。
サインイン画面やユーザーアカウント制御ダイアログなど、セキュアデスクトップに切り替えたときにも引き続き機能するようになりました。
リモートアクセスを介してPCを制御するときに、ローカルPCからのNVDAのメッセージが点字で表示されるようになりました。
ブラウズモードでのスペルミスや文法エラー、リストの項目の数を点字で表示できるようになりました。
Microsoft OutlookやLibreOffice Writerなどにおける点字ディスプレイ対応のバグ修正も行われました。
ウェブブラウザのブラウズモードでは、NVDAは幅0または高さ0のコントロールを不可視として扱いません。
これにより、以前にアクセスできなかった「スクリーンリーダーのみ」のコンテンツにアクセスできるようになる場合があります。
不正な形式のリンクがあっても、Google Chrome やその他の Chromium 系ブラウザーにおいて、NVDA がコンテンツを読み取れなくなることはなくなりました。
Windows 文字認識などのコンテンツ認識を使用した場合に、ブラウズモードのハイライトが認識結果上にも表示されるようになりました。
Microsoft Word で参照にジャンプできる未割り当ての1文字ナビゲーションコマンドが追加されました。
これは要素リストにも表示されます。
アドオンストアからのアドオンのウイルススキャン結果を表示することが可能になります。
アドオンに含まれている場合は、アドオンの更新履歴を表示することもできます。
アドオンのバックグラウンド更新の信頼性が改善されました。
NVDAの設定ダイアログに新しい「プライバシーとセキュリティ」カテゴリが追加されました。
「ログレベル」と「NV Access が NVDA の利用状況統計を収集することを許可する」の設定は、「一般」カテゴリからここに移動されました。
スクリーンカーテンの設定も「ビジョン」カテゴリからここに移動しました。
なお、スクリーンカーテンの設定は構成プロファイルに依存しないようになりました。
NVDAは現在カンボジア語に翻訳されています。
Liblouis、Unicode CLDR と eSpeak NG が更新されました。
英語3級、日本語6点漢字、マケドニア語の非縮約点字のテーブルを追加しました。
聖書ヘブライ語、統一英語点字、ギリシャ国際、ハンガリー語、ノルウェー語、ポルトガル語の8点点字、スロバキア語の点字テーブルを改善しました。
ルクセンブルクの絵文字のローカライズが追加されました。
他にも多くのバグ修正や改善があります。
重要事項
- このリリースでは、既存のアドオンとの互換性が失われています。
- Windows 8.1 はサポートされなくなりました。
サポートされている最小のWindowsのバージョンはWindows 10です。
Windows 11 または最新のWindows 10バージョン(22H2)へのアップデートをお勧めします。
- 32 ビット版 Windows はサポートされなくなりました。
ARM 版 Windows 10 のサポートも終了しました。
- Wiris MathPlayer はサポートを終了しました。
新機能
- アドオンストア:
- アドオンの詳細に VirusTotal スキャンの結果を表示します。
VirusTotal のウェブサイトでフルスキャン結果を表示するアクションを追加しました。(#18974)
- アドオンストアで、現在のバージョンのアドオンの変更履歴を確認するための新しいアクションが追加されました。 (#14041, @josephsl, @nvdaes)
- サインイン時とセキュアデスクトップで使用するアドオンをコピーするときに選択できるようになりました。(#6305)
- MathCATを統合して数式コンテンツの読み取りに対応しました。(#18323, #19368, @RyanMcCleary, @codeofdusk)
- NVDA は 64 ビット版 Microsoft Speech API バージョン 5 に対応しました。 (#19432)
- Microsoft Word の要素リストへの参照(脚注や文末注など)を追加しました。
また、次の参照や前の参照にジャンプするための、未割り当ての1文字ナビゲーションコマンドを追加しました。 (#19300, @LeonarddeR)
- ブラウズモードで、リスト内の項目数が点字で報告されるようになりました。 (#7455, @nvdaes)
- テキストの読み上げにおいて、スペルミスや文法エラーを音声ではなく音で報告できるようになりました。(#4233, #19257, @jcsteh, @CyrilleB79, @nvdaes)
- スペルと文法エラーが点字で報告できるようになりました。 (#7608, #19257, @nvdaes)
- リストなどのコントロールで複数の項目を選択できる場合に報告する機能を追加しました。
これは、NVDAのオブジェクト表示設定「オブジェクトが複数選択できる場合の報告」で有効にできます。 (#18365, @LeonarddeR)
- Visual Studio Code で
NVDA+end (デスクトップ) / NVDA+shift+end (ラップトップ) の標準ジェスチャーを使用してステータスバーを報告できます。(#11064, @codeofdusk)
- Windows 文字認識の設定に、認識が成功した後に結果全体を自動的に読み上げる新しいオプションを追加しました。 (#19150, @Cary-rowen)
- Qualcomm プロセッサなどの ARM64 システムでの性能を改善しました。 (#1857, @leonarddeR)
- 「マウスカーソルの座標をビープ音で報告」オプションを切り替えるための、新しい未割り当てのグローバルコマンドを追加しました。 (#19026, @rlawnsrl123)
変更点
- NVDAはWindows 8.1への対応を終了しました。
サポートされている最小のWindowsのバージョンはWindows 10 (バージョン1507) です。
Windows 11 の使用をお勧めします。また、それができない場合は、最新の Windows 10 リリース (バージョン 22H2) をお勧めします。
- NVDA は、32 ビット版 Windows および ARM 版 Windows 10 のサポートを終了しました。
- Wiris MathPlayer ソフトウェアのサポートを削除しました。 (#19239)
- コンポーネントの更新:
- NVDA のバージョン番号をクリップボードにコピーするボタンを「NVDAについて」ダイアログに追加しました。(#18667)
- セキュアデスクトップに入る前に、ユーザーがインストールしたNVDAは一時的に点字ディスプレイを無効にします。これにより、セキュアデスクトップ側の NVDA が点字ディスプレイを使用できます。 (#2315, @LeonarddeR)
- 点字ディスプレイを接続してリモートアクセスで PC を制御する場合、ローカル PC からのメッセージも点字で表示します。(#18004)
- 「行インデントの報告」が「ビープ音」または「ビープ音と読み上げ」に設定されているときのビープ音の長さを短くしました。(#18898)
- ウェブブラウザのブラウズモードでは、NVDAは幅0または高さ0のコントロールを不可視として扱いません。
このテクニックは、視覚的に表示されることなく、スクリーンリーダーがコンテンツにアクセスできるようにするために使用されることがあります。
従来はブラウズモードで利用できなかったこれらのコントロールが、ブラウズモードで利用可能になりました。(#13897, @jcsteh)
- 使用中の設定プロファイルに依存してスクリーンカーテンの状態が変化することがなくなりました。(#10476)
- NVDAの設定ダイアログに新しい「プライバシーとセキュリティ」カテゴリが追加されました。
現在は、スクリーンカーテンの設定(以前は「ビジョン」カテゴリ)と、「ログ記録レベル」および「NV Access が NVDA の使用状況統計を収集することを許可する」設定(以前は「一般」カテゴリ)が含まれています。(#19177, #19296)
- サインイン画面とセキュア画面で使用するための設定をコピーする場合:
- NVDA は無効化されたアドオンの警告とコピーを行わなくなりました。(#8274, #9020)
- 既定では、NVDA はすべてのアドオンをコピーしません。コピーしたいアドオンを選択する必要があります。(#12879)
- Microsoft Speech API バージョン 4 または 32 ビット版 Microsoft Speech API バージョン 5 では、音のダッキングはサポートされなくなりました。(#19432)
- NVDAは現在カンボジア語に翻訳されています。(#19450)
- 初めてインストールする場合、NVDAは既定で「サインイン画面でNVDAを使用」を有効にしません。(#19631)
バグ修正
- リモートアクセス:
- NVDA インストーラー:
- NVDAはダウングレードを正しく識別し、ポータブル版の場合も含めてダウングレード警告ダイアログを適切に表示するようになりました。 (#19631, #18291)
- NVDAは「サインイン画面でNVDAを使用」設定とデスクトップショートカットをより一貫して保持します。 (#19631)
- PDFドキュメント内の MathML で、
< が正しくエスケープされない問題を修正しました。 (#18520, @NSoiffer)
- 音声での Unicode 正規化が有効な場合、文字単位でのナビゲーション時に、アキュート(́)のような結合分音記号が正しく読み上げられるようになりました。 (#18722, @LeonarddeR)
- NVDAが製品名、バージョン、アーキテクチャなどのアプリの情報を取得できないことがある問題を修正しました。 (#18826, @LeonarddeR)
- 従来のバージョンのメモ帳やその他の Win32 エディットコントロールでテキストカーソルの位置を報告するときに、テキスト位置の取得がより正確になりました。 (#18767, @LeonarddeR)
- NVDA が wx WebView コントロールの内容を読み上げられなくなる問題を修正しました。 (#17273, @LeonarddeR)
- バックグラウンドで自動的にアドオンを更新するようにNVDAが設定されている場合、アドオンが適切に更新されます。(#18965, @nvdaes)
- エクスプローラーから、より新しいバージョンの NVDA を必要とするアドオンをインストールしようとした場合に、何も表示されずに失敗したり、互換性のないアドオンのダイアログが表示されたりすることがなくなりました。(#19260, #19261)
- アドオンをインストールした後、アドオンストアを再び開けなくなる問題を修正しました。(#19900, @CyrilleB79)
- 点字出力がエラーで失敗する問題を修正しました。(#19025, @LeonarddeR)
- バッテリー時間の報告で冗長な「0時間」「0分」を省略し、適切な単数/複数形を使用するようになりました。(#9003, @tareh7z)
- 音声エンジンに現在の方言の代替がある場合に、音声エンジンが対応していない言語の報告を行わなくなりました。(#18876, @nvdaes)
- 音声エンジンが eSpeak NG に設定されており、NVDA の起動時に読み込みに失敗した場合、NVDA は無音に切り替える前に、まず OneCore へのフォールバックを試みるようになりました。(#19603)
- インストーラーから NVDA を実行している場合に、特定の設定が誤ってディスクに保存されることがなくなりました。 (#18171)
- Outlook Classic のメッセージ一覧を移動するときに、点字ディスプレイに誤った情報が表示されなくなりました。 (#18993, @nvdaes)
- NVDA はクラッシュループを検出して停止し、起動時のシステムのロックアップを防ぎます。(#19133, @derekriemer)
- LibreOffice Writer で、最後の行の先頭にテキストカーソルがある状態で、点字表示を次の行へ送る操作を行うと、常に文書の末尾へ移動するようになりました。(#19152, @LeonarddeR, @nvdaes)
- Windows 文字認識などのコンテンツ認識を使用した場合に、ブラウズモードのカーソルのハイライトが認識結果上にも表示されるようになりました。
(#19168, @hwf1324)
- 入力ジェスチャーダイアログで、numLock がオンのときに演算子を含むジェスチャーが正しく表示されるようになりました。(#19214, @CyrilleB79)
- Chromium ブラウザーでは、ドキュメントに不正な形式の URL が含まれているリンクが含まれている場合、ドキュメントを再度読み込むことができます。 (#19125, @nvdaes)
- 音声モードがオンデマンドまたはオフに設定されている場合、NVDA はスペルミスの音を再生しません。(#19323, @CyrilleB79)
開発者向けの変更
NVDAのAPIの非推奨および削除プロセスに関する情報は、開発者ガイドを参照してください。
- 注意: このリリースでは、既存のアドオンとの互換性が失われています。
アドオンは再度の動作確認とマニフェストの更新を行う必要があります。
- アドオンの作者は
changelog manifest key を介してアドオンバージョンの更新履歴を提供できるようになりました。(#14041, @josephsl)
- changelog は以前のバージョンと最新のバージョンの間での変更を文書化します。また markdown で記述する必要があります。
- 更新されたコンポーネント:
- LicenseCheck を 2025.1 に更新 (#18728, @bramd)
- Sphinxを8.1.3に更新 (#18475)
- Pyright を 1.1.407 に更新 (#17749, #19162)
- より高速で信頼性の高い解析を行うため、Node.js ベースのサーバー(
pyright[nodejs])を有効にしました。
- wxPython を 4.2.4 に更新 (#19080, #19196)
- uv を 0.9.11 に更新 (#19162)
- Ruff を 0.14.5 に更新 (#19162)
- comtypes を 1.4.13 に更新 (#19196)
- cryptography を 46.0.5 に更新 (#19601)
- Configobj を commit
9c8a0a80 に更新 (#19196)
- Requests を 2.32.5 に更新 (#19196)
- url-normalize を 2.2.1 に更新 (#19196)
- Pycaw を 20251023 に更新 (#19196)
- nh3 を 0.3.2 を更新 (#19196)
- Crowdin Python client を 1.24.1 に更新 (#19196)
- Python-Markdown を 3.10 に更新 (#19196)
- lxml を 6.0.2 に更新 (#19196)
- PyMdown Extensions を 10.17.1 に更新 (#19196)
- Setuptools 80.10.2 への更新 (#19196, #19524)
- Robot Framework を 7.3.2 に更新 (#19196)
- IAccessible2 を commit
c9ae003 に更新 (#19196)
- Sonic を commit
d2cdb40 に更新 (#19196)
- WAI-ARIA Authoring Practices Guide を commit
84b921a0 に更新 (#19196)
- Windows Implementation Libraries (WIL) を commit
7cf4193 に更新 (#19196)
- SCons を 4.10.1 に更新 (#19016, #19226, @LeonarddeR)
- これにより、Visual Studio 2026 による NVDA のビルドが可能になります。
- X64 NVDAHelper ライブラリは ARM64EC アーキテクチャ 用にもビルドされます。
Windows 11 を搭載した ARM64 マシンでは、X64 版の代わりに ARM64EC ライブラリが読み込まれます。 (#18570, @leonarddeR)
- NVDAは現在「GPL-2以降」でライセンスされています。
braille.pyにおいて、フォーマットマーカーキーを報告する必要があるかどうかを判断するために、FormattingMarkerクラスにshouldBeUsedメソッドが追加されました (#7608, @nvdaes)
- 偽の NVDAObject インスタンスを識別するために
api.fakeNVDAObjectClasses と api.isFakeNVDAObject 関数を追加しました。 (#19168, @hwf1324)
- NVDAには、Microsoft Universal C ランタイムが含まれなくなりました。(#19508)
synthDriverHandler.setSynth と synthDriverHandler.findAndSetNextSynthSynth は、それぞれnameまたはcurrentSynthNameの直後に起動するのではなく、defaultSynthPriorityListの先頭からフォールバック音声を探します。(#19603)
gui.installerGui.doInstall パラメータ startOnLogon 既定値は False になりました。 (#19631)
API の重大な変更
API の重大な変更があります。
あなたがアドオン開発者で新しいAPIへの移行において問題がある場合は GitHub issue を作成してください。
- NVDA は Python 3.13.12, 64-bit を使って構築されています(#18591, #19111, #19351, #19572, @LeonarddeR, @dpy013)
- typing_extensions が削除されました。
これらは Python 3.13 でネイティブにサポートされます。(#18689)
copyrightYears と url は versionInfo から buildVersion に移動しました。 (#18682)
TextInfo.collapse() の動作を修正しました。これまで TextInfo が次の段落に移動してしまう場合がありました。 (#18320, @mltony)
OffsetTextInfo.move() の動作を修正しました。これまで、文字単位での移動以外ではドキュメントの末尾まで移動できない問題がありました。 (#18348, @mltony)
NVDAHelper.localLibはモジュールになりました。ctypes.CDLLではありません。
ほとんどのAPIユーザーはこの変更の影響を受けません。
このモジュールの ctypes.CDLL にアクセスするには、 NVDAHelper.localLib.dll を使用します。(#18207)
UIAHandler.autoSelectDetectionAvailable は削除されました。代替はありません。 (#18684, @josephsl)
installer からシンボルが削除されました。これらの直接の代替はありません: programFilesPath 、 getStartMenuFolder 、 getInstallPath (#18851)
bool設定キー[documentFormatting][reportSpellingErrors]が削除されました。
代わりに int 設定キー[reportSpellingErrors2]` を使用します。(#17997, @CyrilleB79)
NVDAobjects.window.GhostWindowFromHungWindow は削除されました。(#18883)
winUser.Input_I と winUser.PUL は削除されました。 (#18883)
hwIo.hid.Hid オブジェクトの inputButtonCaps プロパティが、HIDP_VALUE_CAPS 構造体ではなく、hidpi.HIDP_BUTTON_CAPS 構造体の配列を正しく返すようになりました。(#18902)
speech.speech.IDT_TONE_DURATIONは削除されました。
かわりに speech.speech.getIndentToneDuration を使います。 (#18898)
updateCheck.CERT_USAGE_MATCH 構造体の rgpszUsageIdentifier メンバーが、Microsoft のドキュメントと一致するように c_void_p から POINTER(LPSTR) に変更されました。(#18956)
UpdatableAddonsDialog.addonsList は gui.addonStoreGui.controls.addonList.AddonVirtualList のインスタンスです。(#18816, @nvdaes)
gui.nvdaControls.TabbableScrolledPanelは削除されました。
代わりに wx.lib.scrolledpanel を使用します。ScrolledPanel` を直接使用します。(#17751)
- 次のシンボルは、代替なしで
appModules.explorer から削除されました。
SuggestionListItem, SearchBoxClient, GridTileElement, GridListTileElement, GridGroup, ImmersiveLauncher (#18757, @josephsl)
ftdi2モジュールは大幅にリファクタリングされました: (#19105)
- パッケージになりました。
MAX_DESCRIPTION_SIZEはftd2xx.MAX_DESCRIPTION_SIZEに移動しました。この値はD2XXプログラムガイドに従って64になりました。
FT_OK が削除されました。
代わりに ftd2xx.FT_MESSAGE.OK を使用します。
FT_LIST_* 定数が削除されました。
代わりに ftd2xx.FT_LIST enum を使用します。
FT_OPEN_BY_SERIAL_NUMBER 定数が削除されました。
代わりに ftd2xx.FT_OPEN_BY.SERIAL_NUMBER を使用します。
FT_CURGE_RXとFT_CURGE_TX定数が削除されました。
代わりに ftd2xx.FT_CURGE.RX と ftd2xx.FT_PURGE.TX を使用します。
FtdiBitModes は ftd2xx.FT_BITMODE に移動されました。
ft_messagesリストはftd2xx.FT_MESSAGE列挙型に置き換えられました。
ft が削除されました。
代わりに ftd2xx.dll を使用します。
FTDeviceError は ftd2xx.FTDeviceError に移動しました。
DeviceListInfoNode は ftd2xx.FT_DEVICE_LIST_INFO_NODE に移動しました。
D2XX プログラマーガイド対応:
LocIDフィールドはLocIdに名前を変更しました。
none フィールドは ftHandle に名前を変更しました。
ftExceptionDecorator 関数は削除され、公開の代替はありません。
_PY_* 関数は ftd2xx.FT_* direct FFI バインディングに置き換えられました。
これらのバインディングは型宣言を持っているため、既存のコードと互換性がない可能性があります。
- 次の関数の名前が変更されました:
list_devices から listDevices;
create_device_info_list を createDeviceInfoList に変更;
get_device_info_detail を getDeviceInfoDetail に変更;
get_device_info_list を getDeviceInfoList に変更;
open_ex を openEx に変更します。
FTD2XX クラスの次のメソッドの名前が変更されました。
set_baud_rate から setBaudRate;
set_timeouts から setTimeouts ;
setLatency_timer から setLatencyTimer ;
set_bit_mode から setBitMode ;
set_usb_parameters から setUsbParameters ;
get_queue_status から getQueueStatus;
reset_device から resetDevice に変更します。
FTD2XX.purge メソッドは、toPurge 引数が「TX」「RX」「TXRX」のいずれでもない場合に、ValueError を送出するようになりました。
- 非推奨の
winVersion.isFullScreenMagnificationAvailable 関数が削除されました。(#19177)
visionEnhancementProviders.screenCurtainモジュールはscreenCurtainサブパッケージに置き換えられました。(#19177)
- 次のシンボルには、公開された代替手段がありません:
playToggleSoundsCheckBoxText, ScreenCurtainGuiPanel, ScreenCurtainProvider, ScreenCurtainSettings, screenCurtainTranslatedName, TRANSFORM_BLACK, VisionEnhancementProvider, WarnOnLoadDialog, warnOnLoadCheckBoxText, warnOnLoadText
Magnificationに定義されたすべての公開シンボルは、winBindings. magnificationからアクセスできるようになりました。(#18958)
MAGCOLOREFFECTはwinBindings.magnificationに移動しました。(#18958)
isScreenFullyBlack が NVDAHelper.localLib に移動しました。 (#18958)
config.conf["vision"]["screenCurtain"] は config.conf["screenCurtain"] に移動されました。(#19177)
comInterfaces.MathPlayerとmathPres.mathPlayerモジュールが削除されました。(#19239)
- 以下のシンボルは
gui.settingsDialogs.GeneralSettingsPanel から代替なしで削除されました: logLevelList , allowUsageStatsCheckBox. (#19296)
gui.settingsDialogs.GeneralSettingsPanel.LOG_LEVELS は削除されました。
かわりに config.configFlags.LoggingLevel を使います。 (#19296)
- Microsoft Speech API バージョン 4 および 5 の変更点: (#19432)
synthDrivers.sapi4 (name: "sapi4") は削除されました。
代わりに synthDrivers.sapi4_32 (name: "sapi4_32") を使用します。
synthDrivers.sapi5 (name: "sapi5")は64ビットSAPI 5 音声ドライバーを参照するようになりました。
32ビット SAPI 5 には、synthDrivers.sapi5_32 (name: "sapi5_32") を使用します。
config.setSystemConfigToCurrentConfig はアドオン ID (文字列として) の Collection をシステム構成にコピーするようになりました。
指定されたIDを持つアドオンのみがコピーされます。(#19446)
browseMode.ElementsListDialog.filterTimer は削除されました。 (#19702)
addonStore.models.addon.AddonManifestModel および addonStore.models.addon.InstalledAddonStoreModel の installDate プロパティの型は datetime | None になりました。(#19901, @CyrilleB79)
非推奨となったAPI
winVersion.WIN81 は非推奨です。(#18684, @josephsl)
NVDAHelper.versionedLibPath は非推奨です。
代わりに NVDAState.ReadPaths.versionedLibX86Path を使用します。(#18207)
NVDAHelper.coreArchLibPath は非推奨です。
代わりに NVDAState.ReadPaths.coreArchLibPath を使用してください。(#18207)
NVDAHelper.LOCAL_WIN10_DLL_PATH は非推奨です。
代わりに NVDAState.ReadPaths.nvdaHelperLocalWin10Dll を使用します。 (#18207)
NVDAHelperからNVDAHelper.localLibへ以下のシンボルが移動されました: generateBeep, VBuf_getTextInRange.
NVDAHelper 経由でこれらのシンボルにアクセスすることは推奨されません。(#18207)
NVDAHelper.onSmlMarkReached は非推奨です。
代わりに NVDAHelper.localLib.nvdaController_onSmlMarkReached を使用します。(#18207)
NVDAobjects.window.excel.Excel.ExcelCellInfo は非推奨です。
代わりに NVDAHelper.localLib.EXCEL_CELLINFO を使用します。 (#18207)
nvwave.WAVEFORMATEX は非推奨です。
代わりに winBindings.mmeapi.WAVEFORMATEX を使います。(#18207)
- 次のシンボルは
winuser から winBindings.user32 に移動しました: GUITHREADINFO, HWINEVENTHOOK, WINEVENTPROC, WNDCLASSEXW, WNDPROC, PAINTSTRUCT.
winuser を使用するこれらのシンボルへのアクセスは推奨されません。(#18207, #18883)
hwPortUtilsからwinBindings.bthpropsに以下のシンボルが移動しました: BLUETOOTH_DEVICE_INFO、BLUETOOTH_MAX_NAME_SIZE、BluetoothGetDeviceInfo。
hwPortUtilsを介したこれらのシンボルへのアクセスは非推奨です。(#18571)
hwPortUtils.BTH_ADDR は非推奨です。
代わりに winBindings.bthprops.BLUETOOTH_ADDRESS を使います。 (#18571)
hwPortUtilsからwinBindings.cfgmgr32に以下のシンボルを移動しました: CM_Get_Device_ID, CR_SUCCESS, MAX_DEVICE_ID_LEN.
hwPortUtilsを介したこれらのシンボルへのアクセスは非推奨です。(#18571)
- 次のシンボルは
hwPortUtils から winBindings.hid に移動しました: HIDD_ATTRIBUTES 。
hwPortUtilsを介したこのシンボルへのアクセスは推奨されません。(#18571)
hwIo.hid.hidDll は非推奨です。
代わりに winBindings.hid.dll を使います。(#18902)
- 以下のシンボルは
hwPortUtils から winBindings に移動しました。 etupapi:DEVPKEY_Device_BusReportedDeviceDesc,DEVPROPKEY,GUID_CLASS_CLASS_COMPORT,GUID_DEVINFO,PSP_DEVICE_USB_DEVICE_DEVICE_DATA,PSP_DEVICE_INTELFACE_DATA,PSP_DEVINFO_DATA,SP_DEVICE_FACE_DATA,SP_DEVICE_FACE_DATA,SP_DEVINFO_DATA,SetupDiviceDeviceDeviceInfoList,SetupDiEnumiceDeviceInterfacesGet, DevhwPortUtils`を介したこれらのシンボルへのアクセスは非推奨です。(#18571)
DIGCF_*、SPDRP_*、DICS_FLAG_*、hwPortUtilsの定数は非推奨です。
代わりに winBindings.setupapi の Enum を使います。(#18571)
hwPortUtils.dummy, hwPortUtils.INVALID_HANDLE_VALUE と hwPortUtils.ValidHandle は非推奨です。代替はありません。 (#18571)
hwPortUtils.ERROR_INSUFFICENT_BUFFER と hwPortUtils.ERROR_NO_MORE_ITEMS は非推奨です。
代わりに winAPI.SystemErrorCode.INSUFFICENT_BUFFER と winAPI.SystemErrorCode.NO_MORE_ITEMS を使います。(#18571)
addonHandler.BUNDLE_EXTENSION は config.registry.ADDON_BUNDLE_EXTENSION に移動しました。 (#18851)
addonHandler.NVDA_ADDON_PROG_ID は config.registry.NVDA_ADDON_PROG_ID に移動しました。 (#18851)
installer.defaultInstallPath は NVDAState.WritePaths.defaultInstallDir に移動しました。 (#18851)
fonts.gdi32, screenBitmap.gdi32 と winGDI.gdi32 は非推奨です。
代わりに winBindings.gdi32.dll を使います。(#18860)
shellapi.shell32 は非推奨です。
代わりに winBindings.shell32.dll を使用します。(#18860)
shellapi から winBindings.shell32 へ以下のシンボルが移動されました: SHELLEXECUTEINFO 、 SHELLEXECUTEINFO 。
shellapi を介したこれらのシンボルへのアクセスは推奨されません。(#18860)
winGDI.gdiplus は非推奨です。
代わりに winBindings.gdiplus.dll を使います。(#18860)
- 以下は
winGDI から winBindings.gdi32 に移動しました: RGBQUAD 、 BITMAPINFOHEADER 、 BITMAPINFO。
winGDI を介したこれらのシンボルへのアクセスは推奨されません。(#18860)
- 次のシンボルは
winGDI から winBindings.gdiplus に移動しました: GdiplusStartupInput 、 GdiplusStartupOutput 。
winGDI を介したこれらのシンボルへのアクセスは推奨されません。(#18860)
- 次の記号は
winKernel から winBindings.advapi32 に移動しました: PROCESS_INFORMATION 、 STARTUPINFO 、 STARTUPINFOW 。
winKernelを介したこれらのシンボルへのアクセスは推奨されません。(#18860)
winKernel.advapi32 は非推奨です。
代わりに winBindings.advapi32.dll を使用します。(#18860)
NVDAHelper.bstrReturn は非推奨です。予定された代替はありません。(#18858)
contentRecog.uwpOcr.uwPOcr_Callback は非推奨です。
代わりに NVDAHelper.localWin10.uwpOcr_Callback を使用します。(#18858)
touchHelper.SM_MAXIMUMTOUCHES は非推奨です。
代わりに winAPI.winUser.constants.SystemMetrics.MAXIMUM_TOUCHES を使用します。 (#18883)
screenBitmap.user32, winAPI.winUser.functions.user32, winGDI.user32, そして winUser.user32は非推奨です。
代わりに winBindings.user32.dll を使います。(#18883)
winUserのHardwareInput、Input、KeyBdInput、MouseInput、NMHdrStruct 構造体は非推奨です。
代わりに winBindings.user32 の HARDWAREINPUT , INPUT , KEYBDINPUT , MOUSEINPUT , NMHDR を使用します。(#18883, #19808)
winKernel から winBindings.kernel32 へ以下のシンボルが移動しました: FILETIME, SYSTEMTIME, TIME_ZONE_INFORMATION.
winKernelを介したこれらのシンボルへのアクセスは推奨されません。(#18896)
- 次の記号は
wincon から winBindings.kernel32 に移動しました: COORD, CONSOLE_SCREEN_BUFFER_INFO, CONSOLE_SELECTION_INFO, CHAR_INFO and PHANDLER_ROUTINE.
wincon を介したこれらのシンボルへのアクセスは非推奨です。(#18896)
appModuleHandler.processEntry32W を winBindings.kernel32.PROCESSENTRY32W に移動しました。(#18896)
winKernel.kernel32 は非推奨です。
代わりに winBindings.kernel32.dll を使います。(#18896)
NVDAobjects.IAccessible.sysListView32 の LVS_* 定数は非推奨です。
代わりに ListViewWindowStyle 列挙を使用します。(#18926, @LeonarddeR)
winUserのINPUT_KEYBOARD、KEYEVENTF_KEYUP、KEYEVENTF_UNICODE定数は推奨されません。
代わりに winBindings.user32 から INPUT_TYPE.MOUSE 、 INPUT_TYPE.KEYBOARD 、 KEYEVENTF.KEYUP 、 KEYEVENTF.UNICODE を使用します。(#18947)
updateCheckからwinBindings.crypt32に次のシンボルが移動しました: CERT_USAGE_MATCH, CERT_CHAIN_PARA.
updateCheckを介したこれらのシンボルへのアクセスは推奨されません。(#18956)
textInfo.OffsetsTextInfo.allowMoveToOffsetPastEnd は非推奨です。
代わりに OffsetsTextInfo.allowMoveToUnitOffsetPastEnd メソッドを使用します。(#19152, @LeonarddeR)
installer.comparePreviousInstall は非推奨です。代替の予定はありません。(#19631)
addonHandlerの非推奨: (#19564)
stateFilename は非推奨です。
代わりに STATE_FILENAME を使用します。
AddonsState.fromPickledDictは非推奨です。
代わりに AddonsState.fromDict を使用します。
2025.3.3
セキュリティ修正のためのパッチリリースです。
セキュリティ修正
NVDAのセキュリティ問題の開示は、セキュリティポリシーに従って責任を持って行ってください。
2025.3.2
これはセキュリティ上の問題を修正するためのパッチリリースです。
セキュリティ修正
NVDAのセキュリティ問題の開示は、セキュリティポリシーに従って責任を持って行ってください。
2025.3.1
これはセキュリティの問題とバグを修正するためのパッチリリースです。
セキュリティ修正
NVDAのセキュリティポリシーに従って、責任を持ってセキュリティ問題を開示してください。
バグ修正
- リモートPCを操作中にローカルPCがロックされた場合、リモートアクセスが自動的にローカルPCの制御に戻るようになりました。 (#18951)
2025.3
このリリースには、リモートアクセス、SAPI5音声エンジン、点字、アドオンストアの改善が含まれています。
アドオンストア内のアドオンは、最小要件の NVDA バージョン、動作確認済みの NVDA バージョン、インストール日でソートできるようになりました。
リモートアクセスにはいくつかの軽微な修正や、control+alt+delete を送信するコマンドの追加や、直前の接続設定の保存などの改善がありました。
接続とオーディオの問題も修正されました。
点字に関する改善は、よりスマートな単語の折り返し、言語の変更によるテーブルの選択の安定性、およびDot PadのUSB自動検出オプションです。
SAPI5の音声エンジンにはいくつかのバグ修正があります。これには無音のトリミング、フリーズの問題、およびオーディオギャップの修正が含まれます。
eSpeak NG と Unicode CLDR が更新されました。
ベラルーシとボスニア語に絵文字のローカライズデータが追加されました。
新機能
- アドオンストア:
- NVDA リモート アクセスを介して別のPCを制御するときに
control+alt+delete を送信する新しい未割り当てコマンドが追加されました。(#18105)
- ローカルPCの制御時にリモートアクセスを自動的にミュートするための新しい設定が追加されました。(#18630)
変更点
- コンポーネントの更新:
- 点字ディスプレイ:
- 点字の単語折り返しが有効な場合、次の文字がスペースであれば、すべての点字セルが使用されます。(#18016, @nvdaes)
- NVDAは、言語を変更する際に点字テーブルを自動にリセットしなくなりました。(#18538, @LeonarddeR)
- NVDAはトルコ語1級点字をトルコ語8点コンピューター点字として扱わなくなりました。(#18758, @OzancanKaratas)
- Dot Pad点字ディスプレイドライバーは、USB接続されたデバイスの自動検出をサポートするようになりました。
デバイスが汎用USB識別子を使用しているため、これは既定で無効になっていますが、点字設定で有効にできます。(#18444, @bramd)
- Microsoft Excelで選択範囲が複数のセルにまたがっている場合、
tabまたはenterを押してアクティブセルを移動すると、選択範囲全体ではなく新しいアクティブセルが報告されるようになりました。(#6959, @CyrilleB79)
- Windows 10バージョン1607以降のターミナルプログラムで、変更されたテキストの計算が外部プロセスではなくNVDA内で実行されます。パフォーマンスと信頼性が向上する可能性があります。(#18480, @codeofdusk)
- NVDAリモートアクセス接続ダイアログは、手動接続の最新の接続モード、サーバータイプ、およびローカルホストのポートを記憶するようになりました。(#18512, #18701)
バグ修正
- 音声:
- リモートアクセス:
- 制御されているPCでオーディオ出力デバイスが有効になっていない場合に、NVDAリモートアクセス経由で音声が機能しなくなるバグを修正しました。(#18544)
- サーバーへの接続中にセッションが中断された場合に、NVDAリモートアクセスが動作しなくなるバグを修正しました。(#18476)
- Microsoft Word文書で同じ行に複数の数式がある場合のバグを修正しました:最初の数式より後のすべてが読み上げられず、点字表示もされませんでした。(#18386, @NSoiffer)
- Javaアプリでのマウスポインタ位置のテキストの読み上げで段落単位を指定した場合の処理を修正しました。(#18231, @hwf1324)
- Outlookの連絡先オートコンプリートリストでビジュアルハイライトが機能しない問題を修正しました。(#18483, @Nerlant)
- 作成直後に起動されたポータブル版は、その環境自身の設定を正しく使用するようになりました。(#18442, @CyrilleB79)
開発者向けの変更
NVDAのAPIの非推奨および削除プロセスに関する情報は、開発者ガイドを参照してください。
- コンポーネントの更新:
- pyright を 1.1.403 に更新しました。(#18424)
- Ruff を 0.12.7 に更新しました。(#18424, #18609)
- comtypes パッケージを 1.4.11 に更新しました。(#18611)
- py2exe をバージョン 0.14.0.0 に更新しました。 (#18611)
- markdown を 3.8.2 に更新しました。 (#18638)
- detours を
9764cebcb1a75940e68fa83d6730ffaf0f669401 に更新しました。 (#18447, @LeonarddeR)
IAccessibleオブジェクトでは、MSAA(非IA2)オブジェクトに対してflowsFromおよびflowsToプロパティがNotImplementedErrorを発生させるようになりました。(#18416, @LeonarddeR)
nvda_dmp ユーティリティが削除されました。(#18480, @codeofdusk)
comInterfaces_sconscriptが更新され、comInterfacesで生成されたファイルがIDEでよりよく動作するようになりました。 (#17608, @gexgd0419)
- NVDA は GUI 初期化時に
wx.lib.agw.persistenceManager を設定します。 (#18601)
非推奨となったAPI
synthDrivers.sapi5の次のシンボルは置換なしで非推奨になりました: (#18300, @gexgd0419)
LP_c_ubyte
LP_c_ulong
LP__ULARGE_INTEGER
SynthDriver.isSpeaking
auseOfAccess.RegistryKey と config.RegistryKey は推奨されません。代わりに config.registry.RegistryKey を使用します。 (#18608)
md2html から DEFAULT_EXTENSIONS をインポートすることは推奨されません。
md2htmlからのインポートは非推奨です。(#18638)
2025.2
今回のリリースには、Windows 11、ブラウズモード、およびMicrosoft Wordの改善が含まれています。
ブラウズモードでは、見出し7から9までの1文字ナビゲーションキーが追加されました。
要素リストと検索ダイアログを開いても、アプリケーションプロファイルが無効にならなくなりました。
Microsoft Edgeでは、「読み込み完了」などの通知で「すべて読み上げ」が終了しなくなりました。
Microsoft Word では、ページビューまたはアウトラインビューに切り替えるショートカットを使用すると、新しいビューが報告されるようになりました。
UIAが有効な場合、カーソルが表のセル内にあるときに、余分な表の終了マーカーが点字で表示されなくなりました。
Windows 11において、絵文字パネルの項目を閲覧中に、NVDAが項目を2回読み上げることがなくなりました。
Windows 11 24H2のスタートメニューの処理の性能と信頼性が向上しました。
Windows 11 24H2以降では、Windows+矢印キーでウィンドウのサイズを変更する際に、ウィンドウの状態が読み上げられるようになりました。
Windows 11 Voice Accessに対応しました。
読み上げられているテキストの言語を通知するオプションと、現在の音声合成エンジンがその言語に対応していない場合に通知するオプションが追加されました。
NLS eReader Zoomax 点字ディスプレイに対応しました。
Humanware Monarchでのポイントとクリック操作によるカーソルルーティングが可能になりました。
LibLouisが更新され、新たに聖書ヘブライ語、ロシア語6点コンピューター点字、およびタイ語2級点字の点字テーブルが追加されました。
eSpeak NGが更新され、アルーマニア語、クリミア・タタール語、モンゴル語、およびパシュトー語に対応しました。
その他にも、マウスやタッチ操作、Windows 11のメモ帳、Google Chromeなどに関して、多数の修正と改善が行われました。
新機能
- NVDA は読み上げるテキストの言語を報告できるようになりました。(#17664, @nvdaes):
- 新しいオプションが利用可能です:
- 読みあげるテキストの言語を報告
- 音声エンジンが対応していない言語を報告
- テキストカーソル位置のテキストの言語を通知する新しい未割り当てコマンドが追加されました。
- Microsoft Wordで、ページビュー(
control+alt+p)またはアウトラインビュー(control+alt+o)に切り替えるショートカットを使用した際に、新しいビューが通知されるようになりました。(#18091, @CyrilleB79)
- Humanware Monarch複数行表示点字デバイスで、ポイントとクリック操作を使用して任意の点字セルにルーティングできるようになりました。(#18248)
- Windows 11 2024 UpdateおよびServer 2025以降では、
Windows+矢印キーを押してウィンドウの位置を変更する際に、NVDAが復元、最大化、スナップなどのフォアグラウンドウィンドウの状態を読み上げるようになりました。(#17841, #18175, @josephsl)
- 以下のカテゴリーでNVDA設定ダイアログを開く未割り当てコマンドが追加されました:ビジョン、Windows 文字認識、アドオンストア、高度な設定。(#18313, @CyrilleB79)
- Windows 11音声アクセスへの対応が導入され、どこからでもディクテーション結果のテキストとマイクの状態が通知されるようになりました(NVDAのインストール版を使う必要があります)。(#16862, #17384, @josephsl)
- NLS eReader Zoomax 点字ディスプレイに対応しました。(#15863, @florin-trutiu)
- 音声設定に、SAPI5音声でWASAPIを無効にできるチェックボックスが追加されました。(#18309, @gexgd0419)
変更点
- コンポーネントの更新:
- LibLouis点訳エンジンを3.34.0に更新しました。(#18227, @LeonarddeR, @codeofdusk)
- 聖書ヘブライ語、ロシア語6点コンピューター点字、およびタイ語2級の新しい点字テーブルが追加されました。
- リトアニア語点字テーブルの大幅な更新。
- ハンガリー語、オランダ語、ノルウェー語、トルコ語のテーブルの小規模な改善。
- eSpeak NGをコミット
e93d3a9に更新しました。(#17896)
- アルーマニア語、クリミア・タタール語、モンゴル語、およびパシュトー語の新しい言語が追加されました。
- ブラウズモードで、対応する見出しへの移動に数字キー1から9(以前は1から6)を使用できるようになりました。(#18014, @CyrilleB79)
- 要素リストや検索ダイアログを開いた際、他のNVDAダイアログと同様に、NVDAが設定プロファイルを変更しないようになりました。(#18160, @nvdaes)
- Microsoft Edgeで、「読み込み完了」などの通知が読み上げられた際に、NVDAが「すべて読み上げ」を中断しないようになりました。(#17986, @josephsl)
- NVDA は、NVDA リモートアクセスで制御されるPCとして接続されたときに更新する前に警告します。(#18455)
バグ修正
- Microsoft CopilotやWindows 11エクスプローラーの一部を含むWinUI 3アプリで、マウスやタッチ操作を使用した際に、NVDAがコントロールの読み上げに失敗することがなくなりました。(#17407, #17771, @josephsl)
- NVDAが音を再生する際に予期しないエラーが発生するまれなケースが修正されました。(#17918, @LeonarddeR)
- Microsoft Word では、UIA が有効になっている場合、カーソルがテーブルセル内にあるときに、NVDA は冗長なテーブル終端マーカーを点字表示しなくなります。 (#15828, @LeonarddeR)
- Geekbench 6.4で、NVDAが再びリボンとオプションを読み上げられるようになりました。(#17892, @mzanm)
- Google Chrome / Microsoft EdgeでMicrosoft Loopを表示した際に、NVDAがチェックリスト項目の読み上げに失敗することがなくなりました。(#18130)
- Microsoft SQL Server Management Studio 21で、NVDAが行番号の報告の設定を無視しないようになりました。(#18176, @LeonarddeR)
- Windows 11のメモ帳で、「入力文字の読み上げ」が「エディットコントロールのみ」に設定されている場合、「行へ移動」ダイアログの「行番号」フィールドに入力された値をNVDAが読み上げるようになりました。(#18208, @josephsl)
- Windows 11 24H2 スタートメニュー: (#17951、@jcsteh)
- スタートメニューに入った直後に、NVDAが誤ってブラウズモードに切り替わることがなくなりました。
- ブラウズモードでの移動中に、NVDAがフリーズすることがなくなりました。
- 検索候補が確実に報告されるようになりました。
- Windows 11において、絵文字パネルの項目を閲覧中に、NVDAが項目を2回読み上げることがなくなりました。(#18236, @josephsl)
- Microsoft Excel でセルに入力すると、点字ディスプレイが正しく更新され、新しいコンテンツが表示されるようになりました。(#18391)
- NVDAリモートアクセスを使用する場合、リモートPCのユーザーアカウント制御画面からの音声がより確実に動作するようになりました。(#18101, @jcsteh)
開発者向けの変更
NVDAのAPIの非推奨および削除プロセスに関する情報は、開発者ガイドを参照してください。
- コンポーネントの更新:
- NVDA は Python パッケージ/プロジェクトマネージャーとして uv を使用します。(#17935, @LeonarddeR)
- ソースリポジトリから
scons を実行すると、まだ利用できない場合に uv をインストールする戦略が自動的に提案されます。
- "externalPythonDependencies"カテゴリを追加しました。 有効にすると、外部依存関係(comtypesなど)からのデバッグログメッセージがNVDAのログに出力されます。(#18067, @LeonarddeR)
- 読み上げるテキストの言語を報告するためのいくつかの追加機能 (#17685, @nvdaes)
synthDriverクラスのsynthDriverHandlerにはlanguageIsSupported関数が含まれており、langパラメータで指定された言語が音声エンジンでサポートされているかどうかを確認します。
- speech sequence 内の言語を報告するために、
languageHandlingモジュールが追加されました。
speech.commandsのLangChangeCommandには、NVDAが読み取り中のテキストの言語を検出し、音声エンジンの音声を切り替えるかどうかを判断する静的メソッドが含まれています。
brailleTablesモジュールはパッケージになりました。
組み込みテーブル定義は、そのパッケージ内の __tables モジュールに移動しました。 (#18194, @LeonarddeR)
- Microsoft SQL Server Management Studio は Visual Studio ベースのアプリであるため、 Visual Studio アプリモジュールを使用します (#18176, @LeonarddeR)
- NVDA は起動時に
winVersion.getWinVer を呼び出して Windows リリースのリビジョン番号(例: 10.0.26100.0)を報告し、この情報をログに記録します。(#18266, @josephsl)
2025.1.2
これはバグを修正するためのパッチリリースです。
バグ修正
- バージョン16.0.18226より前の特定のMicrosoft Wordバージョンを開くとクラッシュする問題を修正しました。 (#18280)
2025.1.1
これはバグを修正するためのパッチリリースです。
バグ修正
- NVDAのインターフェース言語に韓国語を使用している場合、アドオンストアが開かない不具合を修正しました。(#18250)
2025.1
このリリースではNVDA本体にリモートアクセス機能が追加されました。NVDAを実行している2台のPCで、片方から別のPCを制御できます。
音声に関する多くの改善を行いました。特にSAPI 4、SAPI 5、OneCore音声での応答性が向上しました。
高速読み上げと自動言語切り替えが SAPI 5 でサポートされるようになりました。
SAPI 4 音声において、オーディオのダッキング、発話開始の無音のトリミング、および音声出力後のオーディオデバイスの有効化の指定などが可能になりました。
アドオンストアの自動更新システムが改善され、自動更新のチャンネルの選択、バックグラウンドでの自動更新などが可能になりました。
OCRの結果の手動更新と、OCRの結果を定期的に更新するかどうかの切り替えを行うための新しいコマンドが追加されました。
ネイティブ選択がChromeとEdgeで利用できるようになりました。
Microsoft OfficeとLibreOfficeのサポートが改善され、特に操作したときに報告されるショートカットが増えました。
点字の入力と出力の既定のテーブルを、NVDAの言語に基づいて決定できるようになりました。
マルチライン点字ディスプレイとして、Dot Inc の Dot Pad 触覚グラフィックスデバイスをネイティブにサポートしました。
点字ディスプレイに関する(特に接続に関して)軽微な修正を行いました。
eSpeak-NG, LibLouis 点訳エンジン、 Unicode CLDR を更新しました。
コプト語、縮約の楔形文字、およびポルトガル語6点コンピューター点字の点字テーブルが新規に利用可能になりました。
重要な注意事項
- このリリースでは、既存のアドオンとの互換性が失われています。
セキュリティ修正
NVDAのセキュリティ問題の開示は、セキュリティポリシーに従って責任を持って行ってください。
新機能
- アドオンストア:
- 自動更新(#3208):
- アドオンの自動更新チャンネルを変更できるようになりました。
- 「更新チャンネル」のサブメニューから、インストールされているアドオンごとに自動更新チャンネルを選択できます。
- 既定の自動更新チャンネルは、NVDAの設定の「アドオンストア」カテゴリから設定できます。
- 自動更新がバックグラウンドで行われるようになりました。
- NVDAの設定の「アドオンストア」カテゴリで「自動更新」を有効にできます。
- 自動更新によって、互換性のないアドオンをより新しい互換性のないバージョンに更新できるようになりました。
- この機能は設定の「アドオンストア」カテゴリで有効にできます。
- アドオンのインストールをキャンセルするアクションを追加しました (#15578, @hwf1324)
- アドオンのダウンロード/インストールに失敗した場合、インストールを再試行するアクションを追加しました。(#17090, @hwf1324)
- アドオンの一覧は、公開日を含むさまざまな列を基準に、昇順および降順で並べ替えることができるようになりました。(#15277, #16681, @nvdaes)
- 音声:
- Microsoft Speech API バージョン 5 (SAPI) および Microsoft Speech Platform の音声を使用する場合に自動言語切り替えがサポートされるようになりました。(#17146, @gexgd0419)
- Microsoft Speech API バージョン 5 (SAPI5) および Microsoft Speech Platform の音声を使用している場合、高速読み上げがサポートされるようになりました。 (#17606, @gexgd0419)
- ウェブブラウザ:
- NVDA ブラウズモードのネイティブ選択モード (
NVDA+shift+f10) が Google Chrome、Edge、およびChromium 134以降に基づく他のアプリでサポートされるようになりました。 (#17838)
- Mozilla Firefox では、テキストフラグメントを含む URL がアクセスされたときにハイライトされたテキストを報告します。 (#16910, @jcsteh)
- NVDA はリンク先が現在のページを指すときに報告できるようになりました。(#141, @LeonarddeR, @nvdaes)
- Microsoft Office:
- PowerPointのテキストボックスで編集する場合、
alt+upArrow/alt+downArrowで文ごとに移動できるようになりました。(#17015, @LeonarddeR)
- Word では、Word のコマンドを使用して選択範囲を拡張または縮小する場合(
f8 または shift+f8)、選択範囲の更新が報告されるようになりました。(#3293, @CyrilleB79)
- Word 16.0.18226以降またはWordオブジェクトモデルを使用している場合、NVDAは見出しが折りたたまれているかどうかを音声と点字の両方で報告するようになりました。(#17499)
- Word の UIAで、ネイティブの拡張テーブルナビゲーションコマンド (
alt+home, alt+end, alt+pageUp, alt+pageDown) を使用する場合、テキストカーソルの移動が報告されるようになりました。 (#17867, @CyrilleB79)
- Wordでは、「フォーカスを報告」コマンドを使用する場合、ドキュメントレイアウト情報が利用可能でオブジェクトの説明の報告が有効になっている場合、そのドキュメントレイアウトが通知されるようになりました。(#15088, @nvdaes)
- より多くのショートカットキー操作の結果がWordとOutlookで報告されるようになりました:
- LibreOffice:
- 文字認識:
- 認識結果において
NVDA+f5 を押すと、認識されたコンテンツを手動で更新します。(#17715, @CyrilleB79)
- Windows 文字認識の結果を定期的に更新するための未割り当てのジェスチャーを追加しました。(#16897)
- NVDAリモートアドオンに基づくリモートアクセス機能がNVDAに統合されました。(#4390, @ctoth, @tspivey, @daiverd, NVDAリモートの貢献者と資金提供者)
- NVDA の更新とアドオンストアで使用するミラー URL を指定できるようになりました。(#14974, #17151, #17310, @christopherpros)
- PDF 内の数式のサポートが追加されました。 (#9288, @NSoiffer)
- これは、MathMLが関連付けられた数式(TeX/LaTeXの新しいバージョンで生成されたファイルなど)で動作します。
- 現在、これは Foxit Reader と Foxit エディタでのみサポートされています。
- NVDAが点字ナビゲーションキーで移動する際に、現在の行または段落を読み上げるよう設定できるようになりました。(#17053, @nvdaes)
- NVDAは、Visual Studio Codeなどで
alt+上矢印 または alt+下矢印 のジェスチャーを押した際に、テキストカーソルの位置の変更を報告できるようになりました。(#17652, @LeonarddeR)
- 選択されたテキストの最初または最後の文字にレビューカーソルを移動するコマンドが追加され、それぞれ
NVDA+alt+home と NVDA+alt+end に割り当てられました。(#17299, @nvdaes)
- 「すべて読み上げ」機能の使用中や点字での読み取り中に、ディスプレイがオフになるのを防ぐ一般設定が追加されました。
このオプションは既定で有効になっていますが、バッテリーの消費が増える可能性があります。(#17649, @LeonarddeR)
- NVDA はボスニア語に翻訳されました。(#17953)
- NVDAでAdobe Acrobatを使うときに、最近のバージョンのMicrosoft Wordで生成されたPDFドキュメントの数式を読み取り、操作できるようになりました。(#18056)
変更点
- コンポーネントの更新:
- NVDA のユーザーインターフェイスの変更点:
- NVDA インストーラーは起動時に音楽を再生しなくなりました。(#14068)
- リンク先の報告、文字書式情報、および選択内容の読み上げのダイアログに、ユーザーの利便性のため「閉じる」と「コピー」ボタンが追加されました。(#17018, @XLTechie)
- 終了ダイアログで、アドオンの無効化とデバッグログの有効化を同時に選んで NVDA を再起動できるようになりました。 (#11538, @CyrilleB79)
- オーディオ出力に WASAPI を使用しないようにする機能は削除されました。(#16080)
- ブラウズモード設定「フォーカス可能な要素に自動的にフォーカスを移動」が削除され、動作が無効になりました。(#17598)
- NVDAは、現在のバージョンに互換性のないアドオンAPIを持つ新しいバージョンに更新する際にのみ、アドオンの非互換性について警告するようになりました。 (#17071, #17506)
- 「貢献者」ファイルがNVDAメニューから削除されました。(#16922)
- NVDA ライセンスは読みやすさを向上させるために HTML でフォーマットされました。(#17600)
- よく使用されるコマンドラインオプションの短縮版が追加されました:
--disable-addons の短縮版として -d、--langの短縮版として-nが追加されました。
コマンドラインフラグの接頭辞マッチング(例えば--disable-addonsに対して--diを使用するなど)はサポートされなくなりました。(#11644, @CyrilleB79)
- COM登録修復ツールの変更点: (#12355, @XLTechie)
- 警告の代わりに、よりわかりやすい目的の説明から始まるようになりました。(#12351)
- 最初のウィンドウは
escape または alt+f4 で終了できるようになりました。(#10799)
- COMの再登録を試みている際にWindowsエラーが発生するという稀なケースで、エラー内容を含むメッセージがユーザーに表示されるようになりました。
- 音声:
- Microsoft Speech API バージョン 5 および Microsoft Speech Platform の音声は、オーディオ出力に WASAPI を使用するようになり、これらの音声の応答性が向上する可能性があります。 (#13284, @gexgd0419)
- OneCore音声、SAPI5音声、および一部のサードパーティ音声アドオンを使用する際、応答性を向上させるために音声の冒頭の無音部分がトリミングされるようになりました。 (#17614, @gexgd0419)
- Microsoft Speech API バージョン 4 の音声がオーディオ出力に WASAPI を使用するようになりました。これにより、音声ダッキング、先頭の無音部分のトリミング、およびオーディオデバイスのスリープ防止などの機能が利用できるようになりました。
SAPI 4 音声で動作しない場合は、詳細設定で SAPI 4 の WASAPI を無効にすることができます。(#17718, #17801, @gexgd0419)
- 音声出力における Unicode 正規化が既定で有効になりました。(#17017, @LeonarddeR)
- NVDA 設定ダイアログの「音声」カテゴリでこの機能を無効にすることができます。
- キーボード設定「入力文字の読み上げ」と「入力単語の読み上げ」が「無効」、「エディットコントロールのみ有効」、「常に有効」の3つのオプションから選べるようになりました。(#17505, @Cary-rowen)
- 既定では、「入力文字の読み上げ」が「エディットコントロールのみ有効」に設定されるようになりました。
- 点字の入力と出力の既定のテーブルを、NVDAの言語に基づいて決定できるようになりました。(#17306, #16390, #290, @nvdaes)
バグ修正
- 音声:
- 点字ディスプレイ:
- マルチライン点字ディスプレイとして、Dot Inc の Dot Pad 触覚グラフィックスデバイスをネイティブにサポートしました。(#17007)
- 清華点字ディスプレイの使用時、スペースキーおよびドット付きスペースキーのジェスチャーが入力ジェスチャーダイアログに正しく表示されるようになりました。(#17047, @school510587)
- 点字ディスプレイが接続されていない状態で、点字モードの「音声出力を表示」を使用した場合に、NVDAがエラー音を鳴らしたりログファイルに多数のエラーを書き込んだりする問題が解消されました。(#17092, @Emil-18)
- 標準HIDが点字ディスプレイドライバーとして明示的に選択されている場合、点字ディスプレイ一覧を開くと、NVDAはドライバーが選択されていないように表示していた問題を修正し、HIDドライバーが選択されていることを正しく認識するようになりました。(#17537, @LeonarddeR)
- Humanware Brailliant ドライバーが適切な接続エンドポイントを選択する信頼性が向上し、接続の安定性が高まりエラーが減少しました。(#17537, @LeonarddeR)
- アドオンを無効にして実行する場合、開発者スクラッチパッドのカスタム点字テーブルが適切に無視されるようになりました。(#17565, @LeonarddeR)
- NVDA によって一部の USB 点字ディスプレイが正しく検出されなかった問題を修正しました。(#18114, @christiancomaschi)
- Microsoft Office:
- 「リンクの宛先URLを報告する」コマンドが、Word、Outlook、Excel、およびPowerPointでレガシーオブジェクトモデルを使用している場合に、期待通りに動作するようになりました。(#17292, #17362, #17435, @CyrilleB79)
- Excelでは、要素リストダイアログ(
NVDA+f7)が一部の非英語システムでコメントや数式を一覧に表示できなかった問題が解消されました。(#11366、@CyrilleB79)
- PowerPointの改善:
- LibreOffice:
- Microsoft Pinyin入力メソッド(中国語用)を使用し、以前のバージョンを使用するためのピンイン互換性オプションを有効にしている場合、Writer(およびその他の同様のアプリ)でIMEポップアップが表示されている状態で入力してもエラーが発生しなくなりました。(#17198, @michaelweghorn)
- ダイアログ内のチェックボックスの現在のチェックボックスの状態(チェック/チェックなし)が音声だけでなく点字でも報告されるようになりました。(#17218, @michelweghorn)
- 数式:
- いくつかのウェブ要素で数式の読み上げが修正されました。
具体的には、role="math"属性を持つspanやその他の要素の中のMathMLです。(#15058)
- リッチナビゲーション用のMathMLがなく、画像とalt属性のテキストだけで表現された数式は、内容のない数式ではなく通常の画像として扱われるようになりました。これにより、ユーザーは
g キーでそれらにジャンプでき、alt属性のテキストを文字単位で矢印キーで移動できるようになりました。(#16007)
- IDE:
- Android StudioまたはIntelliJ Ideaで特定のソースファイル内のすべてのテキストを選択するとNVDAがクラッシュしていた問題を修正しました。 (#17418, @thgcode)
- Visual Studio Code において、NVDA は
alt+upArrow と alt+downArrow ジェスチャーをハイジャックしなくなりました。(#17082, @LeonarddeR)
- 一部のセクション要素が Visual Studio Code で編集可能なコントロールとして正しく認識されるようになりました (#17573, @Cary-rowen)
- Notepadやその他のUIAドキュメント、およびWindows 11上のNotepad++ドキュメントでは、最後の行が空の場合、「点字で次の行」コマンドでテキストカーソルを最後の行に移動できるようになりました。
いずれのドキュメントでも、最後の行にテキストカーソルがある場合、このコマンドを使用するとテキストカーソルはその行の末尾に移動します。(#17251, #17430, @nvdaes)
- 設定プロファイル:
- スペルチェック時に、Unicode 正規化がより適切に機能するようになりました:
- NVDA は、Thunderbird の検索結果ページでポップアップのサブメニュー項目を読み上げます。 (#4708, @thgcode)
- COM 登録修正ツールが、失敗時に成功と報告していた問題を修正しました。(#12355, @XLTECHE)
- 項目が存在する状態でウィンドウを閉じる際に、NVDAがWindows 11のクリップボード履歴エントリを報告しなくなりました。(#17308、@josephsl)
- 閲覧可能なメッセージが開かれている状態でプラグインが再読み込みされた場合、NVDAがその後のフォーカス移動を報告できなくなる問題が解消されました。(#17323, @CyrilleB79)
- Skype、Discord、Signal、Phone Linkなどのアプリを音声通信に使用している場合、NVDAの音声や効果音の音量が小さくならなくなりました。(#17349, @jcsteh)
- スナップショット変数の取得中にエラーが発生した場合でも、NVDAのPythonコンソールを開く操作が失敗しなくなりました。(#17391, @CyrilleB79)
- ウェブブラウザで、編集可能なテキストコントロールでテキスト選択の変更が報告されないことがある問題が解消されました。(#17501, @jcsteh)
- アンカーリンクが仮想キャレットが置かれている同じオブジェクトを指している場合、NVDAがリンク先までスクロールできない問題が解消されました。(#17669, @nvdaes)
- Explorerを再起動した後、NVDAビジュアルハイライトのウィンドウのアイコンがタスクバーに固定されたままになる問題が解消されました。(#17696, @hwf1324)
開発者向けの変更
NVDAのAPIの非推奨および削除プロセスに関する情報は、開発者ガイドを参照してください。
- 注意: このリリースでは、既存のアドオンとの互換性が失われています。
アドオンは再テストとマニフェストの更新を行う必要があります。
- コンポーネントの更新:
- Ruff を 0.8.1 に更新しました。(#17102, #17260, #17473)
- Comtypesを1.4.6に更新しました。(#17061, @LeonarddeR)
- wxPython を 4.2.2 に更新しました。(#17181, @dpy013)
- SCons を 4.8.1 に更新しました。(#17254)
- sphinx を 8.1.2 に、sphinx-rtd-theme を 3.0.1 に更新しました。 (#17284, @josephsl)
- Robot Framework を7.1.1 に更新しました。(#17329, @josephsl)
- configobj を 5.1.0 コミット
8be5462 に更新しました。 (#17328)
- pre-commit を 4.0.1 に更新しました。(#17260)
- typing-extensions を 4.12.2 に更新しました。 (#17438, @josephsl)
- licensecheck を 2024.3 に更新しました。 (#17440, @josephsl)
- markdown を 3.7 に更新しました。(#17459, @josephsl)
- nh3 を0.2.19に更新しました。(#17465, @josephsl)
- nuitka を 2.5.4 に更新しました。(#17458, @josephsl)
- schedule を 1.2.2 に更新しました。(#17455, @josephsl)
- requests を 2.32.3 に更新しました。 (#17456, @josephsl)
ui.browseableMessage を呼び出すときに、クリップボードにコピーするためのボタンやウィンドウを閉じるためのボタンを表示するオプションを付けられるようになりました。 (#17018, @ XLTechie)
- リンクの種類を識別するための機能追加(#16994, @LeonarddeR, @nvdaes)
- リンクの種類を決定するための関数を持つ新しい
utils.urlUtils モジュール
controlTypes.state.State に新しいINTERNAL_LINK状態が追加されました。
NVDAObjectに新しいlinkTypeプロパティが追加されました。
既定では treeInterceptor をクエリします(存在する場合に)。
BrowseModeTreeInterceptorオブジェクトには新しいdocumentUrlプロパティがあります
BrowseModeTreeInterceptor オブジェクトは、オブジェクトのリンクの種別を確認するために、URLを受け取る新しい getLinkTypeInDocument メソッドを持っています
toggleBooleanValueヘルパー関数がglobalCommandsに追加されました。
config.confでブール値が切り替わったときに結果を報告するスクリプトで使用できます。
- NVDAのコーディング標準において、2個のタブで関数パラメータリストをインデントする要件を削除しました。最新の自動リンティングに対応するためです。(#17126, @ XLTechie)
- NVDAの[VS Code ワークスペース設定] (https://nvaccess.org/nvaccess/vscode-nvda) を git サブモジュールとして追加しました。 (#17003)
- 新しい関数
gui.guiHelper.wxCallOnMain が追加されました。これにより、非 GUI スレッドから wx 関数を安全かつ同期的に呼び出すことができ、戻り値を取得することができます。 (#17304)
gui.messageに新しいメッセージダイアログAPIが追加されました。(#13007)
- 追加されたクラス:
ReturnCode, EscapeCode, DialogType, Button, DefaultButton, DefaultButtonSet, MessageDialog
brailleTables モジュールに、getDefaultTableForCurrentLang 関数が追加されました (#17222, @nvdaes)
- NVDA 更新に関するメタデータをカプセル化する
updateCheck.UpdateInfo データクラスを追加しました。(#17310, @christopherpros)
labeledByプロパティの取得は以下に対して機能します:
gui.guiHelper.associateElements を使用して wx.ComboBox とラベル wx.StaticText を関連付ける機能を追加しました。(#17476)
- 次の拡張ポイントを追加しました (#17428, @ctoth):
inputCore.decide_handleRawKey: key press ごとに呼び出されます
speech.extensions.post_speechPaused: 音声が一時停止または再開されたときに呼ばれます
bdDetect.DriverRegistrarにおける点字ディスプレイの自動検出登録の変更: (#17521, @LeonarddeR)
- 一度に1つのUSBデバイスを登録するための
addUsbDeviceメソッドを追加しました。
addUsbDevicesにmatchFuncパラメータを追加しました。addUsbDeviceでも利用可能です。
- この方法により、たとえば複数のドライバーで複数のデバイスが同じVID/PIDの組み合わせを共有している場合や、HIDデバイスが複数のエンドポイントを提供している場合などに、デバイス検出をさらに制限できます。
- 詳細については、albatrossおよびbrailliantBドライバーのメソッドのドキュメントおよび例も参照してください。
- オーディオ出力デバイスを列挙するための新しい関数
utils.mmdevice.getOutputDevices を追加しました。(#17678)
synthDriverHandler に新しい拡張ポイントpre_synthSpeakが追加されました。これは音声マネージャーが現在の音声合成エンジンのspeakを呼び出す前に呼ばれます。(#17648)
- NVDA は
text-indent IAccessible2 オブジェクト属性をサポートしました。 (#13052, @michelweghorn)
gesture.sendを使用するスクリプトがnumLockを修飾キーとして含むジェスチャーで実行された場合、NumLockがオフになることがなくなりました。(#10827, @CyrilleB79)
API の重大な変更
API の重大な変更があります。
あなたがアドオン開発者で新しいAPIへの移行において問題がある場合は GitHub issue を作成してください。
addonStore.network.BASE_URL定数は削除されました。
アドオンストアのURLはNVDA内で直接設定できるようになり、代替の定数は予定されていません。 (#17099)
updateCheck.CHECK_URL 定数が削除されました。
NVDA更新チェックURLがNVDA内で直接設定できるようになったため、代替の定数は予定されていません(#17151)
NVDAObjects.UIA.winConsoleUIA.WinTerminalUIA は削除され、公開されている代替はありません。(#14047, #16820, @codeofdusk)
NVDAobjects.IAccessible.ia2TextMozilla.FakeEmbeddingTextInfo が削除されました。(#16768, @jcsteh)
appModules.sofficeの次のシンボルが改名されました(#6915, @michelweghorn)
SymphonyDocument.announceToolbarButtonToggle から SymphonyDocument.announceFormattingGestureChange
SymphonyDocument.script_toggleTextAttribute から SymphonyDocument.script_changeTextFormating
brailleDisplayDrivers.seikantk.InputGestureのspaceキーワード引数は、boolではなくintを期待するようになりました。(#17047, @school510587)
[upgrade]設定セクションの[upgrade][newLaptopKeyboardLayout]が削除されました。(#17191)
updateCheck.checkForUpdate は辞書の代わりに UpdateInfo オブジェクトを返すようになりました。 (#17310, @ christopherpross)
updateCheck.UpdateResultDialog と updateCheck.UpdateDownloader のコンストラクタが更新され、メタデータの辞書の代わりに UpdateInfo オブジェクトを受け取ります。 (#17310, @ christopherpross)
- NVDA の winmm サポートの終了 (#17496, #17532, #17678):
nvwave から次のシンボルが削除されました(代替はありません): CALLBACK_EVENT, CALLBACK_FUNCTION, CALLBACK_NULL, HWAVEOUT, LPHWAVEOUT, LPWAVEFORMATEX, LPWAVEHDR, MAXPNAMELEN, MMSYSERR_NOERROR, usingWasapiWavePlayer, WAVEHDR, WAVEOUTCAPS, waveOutProc, WAVE_MAPPER, WHDR_DONE, WinmmWavePlayer, and winmm
nvwave から次のシンボルが削除されました: getOutputDeviceNames, outputDeviceIDToName, outputDeviceNameToID
代わりに utils.mmdevice.getOutputDevices を使用してください。
nvwave.WasapiWavePlayerはWavePlayerに名前が変更されました。
さらに、__init__のメソッド署名は以下のように変更されました。
outputDevice パラメータは文字列引数のみを受け取ります。
- 非推奨の
closeWhenIdle と buffered パラメータが削除されました。
gui.settingsDialogs.AdvancedPanelControls.wasapiComboBoxは削除されました。
WASAPI キーが config spec の audio セクションから削除されました。
- 設定キー
config.conf["speech"]["outputDevice"] が削除されました。
WindowsコアオーディオのエンドポイントデバイスIDを格納するconfig.conf["audio"]["outputDevice"]に置き換えられました。 (#17547)
NVDAObjects.window.scintilla.ScintillaTextInfo において、テキストが選択されていない場合、collapse メソッドは end パラメーターが True に設定されていると行まで展開するようにオーバーライドされます(#17431, @nvdaes)。
- 以下のシンボルは削除され、代替はありません:
languageHandler.getLanguageCliArgs, __main__.quitGroup, __main__.installGroup (#17486, @CyrilleB79)
- コマンドラインフラグでのプレフィックスマッチ(例:
--disable-addons を --di と省略するなど)はサポートされなくなりました。(#11644, @CyrilleB79)
bdDetect.DriverRegistrar のキーワード引数 useAsFallBack は useAsFallback にリネームされました。(#17521, @LeonarddeR)
[addonStore][showWarning] 設定が削除されました。
代わりに addonStore.dataManager.addonDataManager.storeSettings.showWarning を使用してください。 (#17597)
ui.browseableMessageは、パラメータsanitizeHtmlFuncを受け取るようになりました。
デフォルトの引数は nh3.clean です。
これにより、isHtml=True を使用して ui.browseableMessage に渡されたすべてのHTMLは、デフォルトでサニタイズされるようになりました。
サニタイズのルール(タグや属性のホワイトリストなど)を変更するには、必要なパラメーターを指定して nh3.clean を呼び出す関数を作成してください。(#16985)
updateCheck.UpdateAskInstallDialog は、更新ボタンまたは延期ボタンが押されたときに自動的にアクションを実行しなくなりました。
代わりに、ダイアログの戻り値を引数として呼び出すと適切なアクションを実行する関数を返す callback プロパティが追加されました。(#17582)
gui.runScriptModalDialogで開かれたダイアログがNVDAによってモーダルとして認識されるようになりました。(#17582)
- 設定「フォーカス可能な要素に自動的にシステムフォーカスを設定」に関連する以下のAPIシンボルは削除され、代替はありません:(#17598)
globalCommands.GlobalCommands.script_toggleAutoFocusFocusableElements
config.conf["virtualBuffers"]["autoFocusFocusableElements"]
gui.settingsDialogs.BrowseModePanel.autoFocusFocusableElementsCheckBox
- SAPI5 音声は
nvwave.WavePlayer を使用してオーディオを出力するようになりました: (#17592, @gexgd0419)
synthDrivers.sapi5.SPAudioState が削除されました。
synthDrivers.sapi5.SynthDriver.ttsAudioStream が削除されました。
id がアンダースコア(_)で始まる autoSettingsUtils.driverSetting.DriverSetting のインスタンスは、NVDAの設定に表示されなくなりました。(#17599)
- キーボードの入力エコー設定がブール値から整数値に変更されました。(#17505, @Cary-rowen)
config.conf["keyboard"]["speakTypedCharacters"] と config.conf["keyboard"]["speakTypedWords"] は整数値を使用するようになりました。
config.configFlags に TypingEcho 列挙型を追加し、これらのモードを表すようにしました。0=オフ、1=エディットコントロール内のみ、2=常に。
gui.settingsDialogs.KeyboardSettingsPanel.wordsCheckBox と gui.settingsDialogs.KeyboardSettingsPanel.charsCheckBox が削除されました。
winUser.paint の painStruct が paintStruct にリネームされ、PAINTSTRUCT を渡すと例外が発生するバグが修正されました。(#17744)
documentationUtils.getDocFilePath と installer.getDocFilePath はロケールドキュメンテーションフォルダ内の .txt ファイルを検索しなくなりました。 (#17911, @CyrilleB79)
config.conf["documentFormatting"]["reportFontAttributes"] が削除されました。代わりに config.conf["documentFormatting"]["fontAttributeReporting"] を使用します。 (#18066)
config.conf["speech"]["includeCLDR"] が削除されました。代わりに config.conf["speech"]["symbolDictionaries"] に "cldr"が含まれているかどうかを確認または更新します。 (#18066)
非推奨となったAPI
braille.filter_displaySize の拡張ポイントは非推奨となりました。
代わりに braille.filter_displayDimensions を使用してください。(#17011)
gui.message.messageBox および gui.runScriptModalDialog 関数と gui.nvdaControls.MessageDialog クラスは非推奨です。
かわりに gui.message.MessageDialog を使います。 (#17582)
- 次のシンボルは非推奨です (#17486, @CyrileB79):
__main__ 内の NoConsoleOptionParser、stringToBool、stringToLang は、代わりに argsParsing 内の同じシンボルを使用してください。
__main__.parser ; 代わりに argsParsing.getParser() を使用してください。
bdDetect.DeviceType は非推奨となり、USBおよびBluetoothを通じてHID通信とシリアル通信の両方が行われる可能性を考慮して、代わりに bdDetect.ProtocolType および bdDetect.CommunicationType を使用してください。(#17537 , @LeonarddeR)
2024.4.2
このパッチリリースでは、点字ディスプレイ対応とChromiumの数式対応に関する不具合を修正しました。
バグ修正
- Chromium ブラウザ(Chrome, Edge)での数式の読み取りの不具合を修正しました。 (#17421, @NSoiffer)
- Humanware Brilliant BI 40X デバイスでファームウェアバージョン 2.4 が動作するようになりました。(#17518, @bramd)
2024.4.1
このパッチリリースでは、句読点・記号読み上げ辞書の保存における不具合を修正しました。
バグ修正
- 音声記号辞書が保存されず、ダイアログが閉じられない不具合を修正しました。(#17344)
2024.4
このリリースでは、Microsoft Office対応、点字、および書式とドキュメント情報を改善しました。
Word や Excel で、コメントのジェスチャーを2回押すことで、ウィンドウを開いてコメントやノートを読むことができるようになりました。
PowerPointでレビューカーソルのテキスト選択コマンドを使用できるようになりました。
NVDA がオブジェクトモデルを使用して Word の表で行または列のヘッダーテキストを表示する際に、不要な文字を点字で表示しなくなりました。
NVDA のフォント属性の報告で音声と点字を別々に設定できるようになりました。
複数回押しのジェスチャー(例えば、時刻/日付の報告コマンド)のタイムアウトを設定する新しい設定が追加されました。
NVDA で点字におけるテキストの書式の表示方法を設定できるようになり、段落の開始を点字で表示することも可能になりました。
NVDA は、点字のタッチカーソルを操作したときに、カーソル位置の文字を読み上げるようになりました。
カーソルルーティングの信頼性が向上し、PowerPointでタッチカーソルがサポートされました。
HID点字ディスプレイを使用する際、複数行の点字ディスプレイで全てのセルの行が使用されるようになります。
点字ディスプレイのBluetooth自動検出の途中でNVDAを再起動しても、NVDAが不安定になることはなくなりました。
NVDAで動作するPoeditの最低必要バージョンは3.5になりました。
eSpeak NGが更新され、フェロー語とシェシュタン語が追加されました。
LibLouisが更新され、タイ語と単一セルのアクセント付き文字を含むギリシャ語国際点字の点字テーブルが追加されました。
また、Firefoxでのマウストラッキングやオンデマンド音声モードに関する複数の修正も行われました。
新機能
- 点字ディスプレイの新機能:
- NVDAでテキストの書式を点字で表示する方法を変更できるようになりました。
使用可能なオプションは次のとおりです:
- Liblouis (既定の設定): 点字テーブルで定義されている書式マーカーを使用します。
- タグ: 開始タグと終了タグを使用して、特定のフォント属性の開始位置と終了位置を示します。 (#16864)
- 「段落単位で読む」オプションが有効になっている場合、段落の始まりを点字で示す設定ができるようになりました。 (#16895, @nvdaes)
- 点字のタッチカーソル操作で、NVDAはカーソル位置の文字を自動的に読み上げるようになりました。(#8072, @LeonarddeR)
- このオプションは既定の設定では無効です。
NVDAの点字設定の「テキストでのタッチカーソル操作で文字を読み上げ」を有効にできます。
- Microsoft WordのコメントコマンドとMicrosoft Excelのメモコマンドは、2回押すことでウィンドウを開いてコメントまたはメモを表示できるようになりました。(#16800, #16878, @Cary-Rowen)
- NVDAのフォント属性の報告を音声読み上げと点字で個別に設定できるようになりました。(#16755)
- 複数回のキー押下のタイムアウトが設定可能になりました。これは特に手指を動かすことに困難がある人に役立つ場合があります。(#11929, @CyrilleB79)
変更点
- NVDA内からアップデートを開始する際、
-c/--config-pathおよび--disable-addonsコマンドラインオプションが適用されるようになりました。(#16937)
- コンポーネントの更新:
- LibLouis点訳エンジンを3.31.0に更新しました。(#17080, @LeonarddeR, @codeofdusk)
- スペイン語点字における数字の修正
- 新しい点字テーブル:
- タイ語1級点字
- ギリシャ語国際点字(1セルのアクセント付き文字)
- テーブル名の変更:
- 「タイ語6点点字」は一貫性を保つために「タイ語0級点字」に改名しました。
- 既存の「ギリシャ語国際点字」は、2つのギリシャ語テーブルの区別を明確にするために「ギリシャ語国際点字(2セルのアクセント付き文字)」に改名されました。
- eSpeak NGが1.52-devコミット
961454ffに更新されました。(#16775)
- HID点字ディスプレイを使用する際、複数行の点字ディスプレイで全てのセルの行が使用されるようになります。(#16993, @alexmoon)
- NVDAのPoeditサポートの安定性が向上し、その副作用としてPoeditの必要最小バージョンが3.5になりました。(#16889、@LeonarddeR)
バグ修正
- 点字対応の修正:
- Microsoft PowerPointでテキストカーソルを移動するために点字ディスプレイのタッチカーソルキーを使用できるようになりました。(#9101)
- UI オートメーションを使用せずにMicrosoft Wordを操作する場合、設定された行と列の見出しでNVDAが不要な文字を出力しなくなりました。(#7212)
- Seika Notetakerドライバーは、スペース、バックスペース、およびドットとスペース/バックスペースの組み合わせのジェスチャーによる点字入力を正しく生成するようになりました。(#16642, @school510587)
- 行に1つ以上のUnicode異字体セレクタや分解済み文字が含まれている場合、ポジションマッピングの精度と安定性が向上しました。(#10960、@mltony、@LeonarddeR)
- 一部の空の編集コントロールで点字ディスプレイを前方にスクロールするときに、NVDAがエラーを発生しなくなりました。(#12885)
- 点字ディスプレイのBluetooth自動検出の途中でNVDAを再起動しても、NVDAが不安定になることはなくなりました。 (#16933)
- Microsoft PowerPointで、レビューカーソル選択コマンドを使用してテキストを選択できるようになりました。(#17004)
- オンデマンド読み上げモードでは、Outlookでメッセージを開いたとき、ブラウザで新しいページが読み込まれたとき、またはPowerPointのスライドショーで新しいスライドを表示したときに、NVDAは読み上げを行わなくなりました。(#16825、@CyrilleB79)
- Mozilla Firefoxで、リンクの前後のテキスト上にマウスカーソルを移動させたときに、そのテキストが確実に報告されるようになりました。(#15990、@jcsteh)
- NVDAが、ウィンドウを開いて情報を表示する操作(例えば、NVDA+fを2回押すなど)を実行できないことがある問題が解消されました。(#16806, @LeonarddeR)
- アドオンの更新が保留中の場合にNVDAを更新しても、アドオンが削除されなくなりました。(#16837)
- Microsoft Excel 365でデータの入力規則のドロップダウンリストを操作できなかった不具合を修正しました。(#15138)
- NVDAがVS Codeで大きなファイルを上下矢印キーで移動する際の性能を改善しました。(#17039)
- ブラウズモードで矢印キーを長押しした際に、特にMicrosoft WordやMicrosoft OutlookでNVDAが応答しなくなる問題が解消されました。(#16812)
- Javaアプリの複数行エディットコントロールで、テキストカーソルが最後から2行目にあるときにNVDAが最終行を読み上げていた不具合を修正しました。(#17027)
開発者向けの変更
NVDA の API の非推奨と廃止については the developer guide を参照してください。
非推奨となったAPI
bool型の設定キー [documentFormatting][reportFontAttributes] は非推奨となり、2025.1での廃止が予定されています。代わりに [fontAttributeReporting] を使用します。(#16748)
- 新しいキーは
OutputMode列挙型に一致するint値を持ち、読み上げ、点字、読み上げと点字、オフのオプションがあります。
- 音声または点字を特定して処理する場合、APIの利用者は従来どおり
bool値を使用することも、OutputModeを確認することもできます。
- これらのキーは2025.1までは同期されています。
NVDAObjects.UIA.InaccurateTextChangeEventEmittingEditableTextは非推奨となり、代替はありません。(#16817、@LeonarddeR)
2024.3.1
これはアドオンの自動更新通知のバグを修正するためのパッチリリースです。
バグ修正
- アドオンの更新を自動的に確認する際、NVDAは接続が不安定な場合でもフリーズしなくなりました。(#17036)
2024.3
NVDA起動時にアドオンストアがアドオンの更新を通知するようになりました。
音声出力と点字出力にUnicode正規化を適用するオプションが追加されました。
ソーシャルメディアでよく使用される太字や斜体の文字など、特定の音声合成エンジンや点字テーブルで扱えない文字を読む場合に、代替の文字として読むことができます。
また、Microsoft Wordの数式エディタで数式を読み上げるときにも役立ちます。
Help Tech Activator Pro 点字ディスプレイに対応しました。
現在のマウスカーソル位置で上下左右にスクロールを行うための未割り当ての入力ジェスチャーが追加されました。
Windows 11の絵文字パネルとクリップボード履歴に関するバグ修正を行いました。
ウェブブラウザにおいて、エラーメッセージ、図、キャプション、表のラベル、チェックボックス/ラジオボタンのメニュー項目の報告に関する修正を行いました。
LibLouisを更新し、キリル文字のセルビア語、イディッシュ語、いくつかの古代言語、トルコ語、国際音声記号(IPA)に対応する新しい点字テーブルを追加しました。
eSpeakを更新し、カラカルパク語に対応しました。
Unicode CLDRを更新しました。
新機能
- 新しいキーコマンド:
- 動的コンテンツを含むウェブページやアプリ(例:Dism++)でのナビゲーションを強化するために、現在のマウスカーソル位置で上下左右に(マウスホイールの)スクロールを行う未割り当ての入力ジェスチャーが追加されました。 (#16462, @Cary-Rowen)
- 音声出力と点字出力においてUnicode正規化に対応しました。 (#11570, #16466 @LeonarddeR).
- ソーシャルメディアでよく使用される太字や斜体の文字など、特定の音声合成エンジンや点字テーブルで扱えない文字を読む場合に、代替の文字として読むことができます。
- Microsoft Wordの数式エディタで数式を読み上げるときにも役立ちます。 (#4631)
- 設定ダイアログの音声および点字のカテゴリで、この機能をそれぞれ有効にできます。
- NVDA起動時に、アドオンの更新があれば通知するようになりました。 (#15035)
- この機能は設定の「アドオンストア」カテゴリで無効にできます。
- NVDAは、アドオンの更新を1日に1回チェックします。
- 同じチャンネルにおける更新のみをチェックします(例:ベータ版アドオンはベータチャンネルにおける更新のみを通知します)。
- Help Tech Activator Pro 点字ディスプレイに対応しました。 (#16668)
変更点
- コンポーネントの更新:
- フォールバックの点字入力テーブルが統一英語点字1級になりました。これはフォールバックの点字出力テーブルと同じです。 (#9863, @JulienCochuyt, @LeonarddeR)
- NVDAは、アクセシブルな子要素がなくラベルや説明がある図を報告するようになりました。 (#14514)
- ブラウズモードでの行単位の読み上げでは、長い図や表のキャプションの各行に対して「キャプション」と報告しません。 (#14874)
- Pythonコンソールで入力履歴を移動するときに、実行されていない最後のコマンドが保存されます。 (#16653, @CyrilleB79)
- ユーザーが任意で送信の可否を選べるNVDA使用統計の収集において、一意の匿名IDが送信されるようになりました。 (#16266)
- ポータブル版を作成すると、新しいフォルダが作成されます。
ポータブル版を空でないフォルダに書き込もうとすると警告メッセージが表示されます。 (#16686)
バグ修正
- Windows 11 に関する修正:
- ウェブブラウザの修正:
- Google Chrome と Mozilla Firefox で
aria-errormessage のエラーメッセージが報告されるようになりました。 (#8318)
- Mozilla Firefox でテーブルのアクセシブルな名前を
aria-labelledby で提供する場合にNVDAが正しく報告するようになりました。 (#5183)
- Google Chrome と Mozilla Firefox で、サブメニューに入った直後のメニュー項目がラジオボタンやチェックボックスである場合に NVDA が正しく報告するようになりました。 (#14550)
- NVDAは、絵文字を含むページにおいて、ブラウズモードの検索機能がより正確に動作するようになりました。 (#16317, @LeonarddeR)
- Mozilla Firefox で、テキストカーソル(挿入位置)が行の最後である場合に、現在の文字、単語、行を正しく報告するようになりました。 (#3156, @jcsteh)
- Google Chromeでドキュメントを閉じたり終了したりするときにクラッシュしなくなりました。 (#16893)
- Windows 11 とEclipse およびその他の Eclipse ベースの環境で、自動補完の提案を正しく報告するようになりました。 (#16416, @thgcode)
- ターミナルアプリでの自動読み上げの信頼性を改善しました。 (#15850, #16027, @Danstiv)
- 設定をリセットしてNVDAがインストールされた直後と同じ設定に戻す機能の不具合を修正しました。 (#16755, @Emil-18)
- Microsoft Excel でのセルのテキスト編集時に、選択の変更を正しく報告するようになりました。 (#15843)
- Java Access Bridge を使用するアプリにおいて、テキストの最後の空白行を読み上げるようになりました。以前は直前の行の内容を繰り返していました。 (#9376, @dmitrii-drobotov)
- LibreOffice Writer 24.8 およびそれ以降で、テキストの書式のトグル(太字、斜体、下線、下付き、上付き、および整列)をキーボードショートカットで切り替えたときに、「太字」などの書式を正しく報告するようになりました。 (#4248, @michaelweghorn)
- UI オートメーションを使用するアプリで、カーソルキーでテキストボックスを移動するときに、誤った文字、単語などを読み上げることがあった問題を修正しました。 (#16711, @jcsteh)
- Windows 10/11 電卓アプリに値を貼り付けた場合に、すべての数字を正しく読み上げるようになりました。 (#16573, @TristanBurchett)
- リモートデスクトップ接続を切断して再接続したときに、音声が止まる問題を修正しました。 (#16722, @jcsteh)
- Visual Studio Code でオブジェクトの名前のレビューに対応しました。 (#16248, @Cary-Rowen)
- モノラル出力のオーディオデバイスでNVDAの音が再生されない問題を修正しました。 (#16770, @jcsteh)
- Outlook.com および新しい Outlook で、メールの To/CC/BCC フィールドを矢印キーで移動したときに、アドレスを正しく報告するようになりました。 (#16856)
- アドオンのインストールに失敗した場合の処理を改善しました。 (#16704)
開発者向けの変更
- NVDA の lint に flake8 ではなく Ruff を使用するようになりました。 (#14817)
- Visual Studio 2022 17.10 以降でNVDAをビルドできなかった問題を修正しました。 (#16480, @LeonarddeR)
- ログビューアーとNVDA Pythonコンソールで、等幅フォントを使うようになりました。上下に矢印キーで移動した場合にテキストカーソルが同じ列に表示されます。
トレースバックのエラー箇所のマーカーを読む場合などに役立ちます。 (#16321, @CyrilleB79)
- LibLouis 点字テーブルのカスタマイズが可能になりました。 (#3304, #16208, @JulienCochuyt, @LeonarddeR)
- アドオンパッケージの
brailleTables フォルダにテーブルを格納できます。
- テーブルのメタデータは、アドオンのマニフェスト
brailleTables セクション(省略可能)、または同じ形式の .ini ファイルで scratchpad フォルダの brailleTables サブディレクトリに追加できます。
- 詳細は 開発者ガイド を参照してください。
gainFocus イベントがキューに追加されたときに、focusRedirect プロパティを持つオブジェクトが eventHandler.lastQueuedFocusObject に保持されるようになりました。元のキューに追加されたオブジェクトではなく、focusRedirect プロパティが指すオブジェクトが保持されます。 (#15843)
- NVDA は起動時に実行可能ファイルのアーキテクチャ (x86) をログに記録します。 (#16432, @josephsl)
monkeyPatches/wxMonkeyPatches.py でラップされた wx.CallAfter が、適切な functools.wraps を含むようになりました。 (#16520, @XLTechie)
- 新しいモジュール
utils.schedule が追加されました。pip モジュール schedule を使用してタスクをスケジュールします。 (#16636)
scheduleThread.scheduleDailyJobAtStartUp を使用して、NVDA 起動後に自動的にジョブをスケジュールし、その後に 24 時間ごとにジョブをスケジュールします。
ジョブは競合を避けるために遅延を設けてスケジュールされます。
scheduleThread.scheduleDailyJob および scheduleJob メソッドを使用することで、カスタムの時間にジョブをスケジュールできます。この際、既知のジョブのスケジューリングの競合が発生した場合には、JobClashError が発生します。
- Edge WebView2 (msedgewebview2.exe) をホストするアプリに対応するアプリモジュールを作成できるようになりました。(#16705, @josephsl)
2024.2
新しい機能「オーディオ分割」が追加されました。
これにより、例えばNVDAのオーディオを一方のチャンネル(例:左)に出力し、他のすべてのアプリのオーディオを別のチャンネル(例:右)に出力できます。
簡単音声設定に、最初または最後の値に移動したり値を大きく増減するコマンドが追加されました。
また、新しい1文字ナビゲーションのコマンドも追加されました。段落、同じ水平位置の段落、同じスタイルのテキスト、異なるスタイルのテキスト、メニュー項目、トグルボタン、プログレスバー、図、数式にすばやく移動するためのジェスチャーを割り当てることができます。
点字ディスプレイ対応について、多くの機能の追加とバグ修正が行われました。
新しい点字モード「音声出力を表示」が追加されました。
このモードでは、点字ディスプレイはNVDAが読み上げる内容をそのまま表示します。
BrailleEdgeS2、BrailleEdgeS3 点字ディスプレイに対応しました。
LibLouis が更新され、ベラルーシ語およびウクライナ語の非縮約点字(詳細)、およびギリシャ語用のスペイン語点字のテーブルが追加されました。
eSpeakが更新され、ティグリニャ語が追加されました。
Thunderbird、Adobe Reader、ウェブブラウザ、Nudi、Geekbenchなどのアプリに対する多くのバグ修正が行われました。
新機能
- 新しいキーコマンド:
- ブラウズモードの1文字ナビゲーション
P で次または前のテキスト段落に移動できます(#15998, @mltony)
- 以下について、1文字ナビゲーションのジェスチャーを割り当てれば、次または前の項目に移動できます:
- 簡単音声設定に最初または最後の値に移動したり値を大きく増減するコマンドが追加されました。(#13768, #16095, @rmcpantoja)
- 簡単音声設定の最初または最後の値に移動するコマンドにはジェスチャーの割り当てがありません。(#13768)
- 簡単音声設定の値を大きく増減するコマンドとして以下が追加されました (#13768):
- デスクトップ:
NVDA+Ctrl+pageUp と NVDA+Ctrl+pageDown
- ラップトップ:
NVDA+Ctrl+Shift+pageUp と NVDA+Ctrl+Shift+pageDown
- 図とキャプションの報告を切り替えるための新しい未割り当ての入力ジェスチャーが追加されました。(#10826, #14349)
- 点字ディスプレイ:
- BrailleEdgeS2、BrailleEdgeS3 点字ディスプレイに対応しました。(#16033, #16279, @EdKweon)
- 「音声出力を表示」という新しい点字モードが追加されました。(#15898, @Emil-18)
- このモードが有効な場合、点字ディスプレイはNVDAが読み上げる内容をそのまま表示します。
NVDA+Alt+T を押すか、点字設定ダイアログから切り替えることができます。
- オーディオ分割: (#12985, @mltony)
- NVDAの音声を一方のチャンネル(例:左)に、他のすべてのアプリの音声を別のチャンネル(例:右)に分割することができます。
NVDA+Alt+S で切り替え可能です。
- contenteditable HTML要素で行見出しと列見出しの報告がサポートされるようになりました。(#14113)
- 書式とドキュメント情報の設定に図とキャプションの報告を無効にするオプションが追加されました。(#10826, #14349)
- Windows 11 において音声入力とアクションの提案のアラートを報告するようになりました。例えば電話番号などのデータをクリップボードにコピーする場合の最初の提案です。Windows 11 2022 Update 以降に対応します。(#16009, @josephsl)
- NVDAは、音声が停止した後もオーディオデバイスを有効化するようになりました。これによりBluetoothヘッドフォンなど一部のオーディオデバイスで音声の開始が欠落することを防ぎます。(#14386, @jcsteh, @mltony)
- HP Secure Browserがサポートされるようになりました。(#16377)
変更点
- アドオンストア:
- コンポーネントの更新:
- LibLouis 点訳エンジンを3.29.0に更新しました。(#16259, @codeofdusk)
- ベラルーシ語およびウクライナ語の非縮約点字(詳細)のテーブルが追加されました。
- ギリシャ語用のスペイン語点字のテーブルが追加されました。
- ラオス語の1級点字のテーブルが追加されました。(#16470)
- eSpeak NGを1.52-dev
cb62d93fd7に更新しました。(#15913)
- フランス語の点字テーブルとの衝突を避けるために、BrailleSenseデバイスのいくつかのジェスチャーを変更しました。(#15306)
alt+leftArrow は dot2+dot7+space にマッピングされました
alt+rightArrow は dot5+dot7+space にマッピングされました
alt+upArrow は dot2+dot3+dot7+space にマッピングされました
alt+downArrow は dot5+dot6+dot7+space にマッピングされました
- 目次で一般的に使用されるパディングドットは、句読点記号読み上げレベルが低い場合に報告されなくなりました。(#15845, @CyrilleB79)
バグ修正
- Adobe Reader の数式属性の処理で音声や点字に影響を与えていた不具合を修正しました。(#17980)
- Windows 11の修正:
- NVDAがハードウェアキーボード入力の提案を報告しなかった問題を修正しました。(#16283, @josephsl)
- バージョン24H2(2024アップデートおよびWindows Server 2025)では、クイック設定でマウスとタッチの操作が使用できるようになりました。(#16348, @josephsl)
- アドオンストア:
- UIAを使用したChromiumベースのブラウザの修正:
- NVDAがハングする原因となるバグを修正しました。(#16393, #16394)
- GmailのサインインのフィールドでBackspaceキーが正しく機能するようになりました。(#16395)
- Nudi 6.1を使用している際に「外部アプリからの文字入力」設定が有効になっている場合、Backspaceが正しく機能するようになりました。(#15822, @jcsteh)
- 「マウスカーソルの座標をビープ音で報告」が有効になっている場合、アプリがスリープモードであっても音が再生されていたバグを修正しました。(#8059, @hwf1324)
- Adobe Readerにおいて、PDF内の数式に設定された代替テキストをNVDAが無視しなくなりました。(#12715)
- Geekbench内のリボンとオプションをNVDAが読み取れなかったバグを修正しました。(#16251, @mzanm)
- 設定を保存する際に、すべてのプロファイルが保存されないことがあった問題を修正しました。(#16343, @CyrilleB79)
- FirefoxおよびChromiumベースのブラウザで、編集可能なコンテンツ内の視覚的表示のためのリスト項目(ul / ol)で Enter キーを押すと、NVDAが正しくフォーカスモードに入るようになりました。(#16325)
- Thunderbirdのメッセージリストで表示する列を選択するときに状態の変更が正しく報告されるようになりました。(#16323)
- コマンドラインオプション
-h/--help が正しく動作しなかった問題を修正しました。 (#16522, @XLTechie)
- Poedit バージョン3.4以降へのNVDAの対応において、複数形がない言語(中国語など)と、単数形に加えて複数の形式がある言語(ポーランド語など)の翻訳が正しく機能するようになりました。(#16318)
開発者向けの変更
NVDAのAPIの非推奨および削除プロセスに関する情報については、開発者ガイドを参照してください。
- 10.0.22000より上の未知のWindowsバージョン(例:10.0.25398)で
winVersion.WinVersionオブジェクトをインスタンス化すると、リリース名として「Windows 10 unknown」ではなく「Windows 11 unknown」を返します。(#15992, @josephsl)
- NVDAのフォークを容易にするために、AppVeyorのビルドプロセスでappveyor.ymlに設定可能な変数を追加しました。ビルドスクリプトにおける NV Access 固有の処理を無効化または変更できます。(#16216, @XLTechie)
- NVDAのフォークをAppVeyor上でビルドするプロセスを説明するドキュメントを追加しました。(#16293, @XLTechie)
2024.1
新しい「オンデマンド」読み上げモードが追加されました。
読み上げモードがオンデマンドの場合、テキストカーソルを移動するときなどにNVDAは自動的に読み上げませんが、何かの報告を目的とするコマンド(例えばウィンドウのタイトルの報告)を実行すると読み上げを行います。
NVDAの設定の音声カテゴリでは、不要な読み上げモードを「読み上げモードの切り替え」コマンド NVDA+s から除外することができるようになりました。
Mozilla FirefoxのNVDAブラウズモードで新しいネイティブ選択モード(NVDA+shift+f10で切り替え)が利用できます。
有効にすると、ブラウズモードでテキストを選択すると、Firefox自身でテキストが選択されます。
ctrl+cでテキストをコピーすると、Firefox自身でコピーを行うため、NVDAのプレーンテキスト表現ではなく、リッチコンテンツがコピーされます。
アドオンストアは、複数のアドオンを選択してインストールやアドオンの有効化などのアクションをまとめて実行できます。
選択したアドオンのレビューページを開く新しいアクションが追加されました。
「音声エンジンの選択」ダイアログから、オーディオ出力デバイスとオーディオのダッキングのオプションが削除されました。
これらはNVDA+ctrl+uで開くことができる設定ダイアログのオーディオカテゴリに移動しました。
eSpeak-NG、LibLouis点訳エンジン、およびUnicode CLDRを更新しました。
新しいタイ語、フィリピン語、ルーマニア語の点字テーブルが利用可能になりました。
アドオンストア、点字、Libre Office、Microsoft Office、およびオーディオに関する多くのバグ修正を行いました。
重要な注意事項
- このリリースでは、既存のアドオンとの互換性が失われています。
- Windows 7およびWindows 8のサポートは終了しました。
サポートされる最小のWindowsバージョンはWindows 8.1です。
新機能
- アドオンストア:
- Bluetooth Low Energy HID 点字ディスプレイに対応しました。(#15470)
- Mozilla FirefoxのNVDAブラウズモードで新しいネイティブ選択モード(
NVDA+shift+f10で切り替え)が利用できます。
有効にすると、ブラウズモードでテキストを選択したときに、Firefox自身でテキストが選択されます。
ctrl+cでテキストをコピーすると、Firefox自身でコピーを行うため、NVDAのプレーンテキスト表現ではなく、リッチコンテンツがコピーされます。(#15830)
ただし、Firefoxが実際のコピーを処理しているため、このモードではNVDAは「クリップボードにコピーしました」という報告をしません。 (#15830)
- NVDAのブラウズモードが有効な状態でMicrosoft Word内のテキストをコピーするときに、書式設定もコピーされます。(#16129)
この副作用として、アプリがコピーを処理するようになったため、Microsoft Word / Outlookのブラウズモードで
ctrl+cを押しても、NVDAは「クリップボードにコピーしました」という報告をしません。 (#16129)
- 新しい「オンデマンド」読み上げモードが追加されました。
読み上げモードがオンデマンドの場合、テキストカーソルを移動するときなどにNVDAは自動的に読み上げませんが、何かの報告を目的とするコマンド(例えばウィンドウのタイトルの報告)を実行すると読み上げを行います。(#481, @CyrilleB79)
- NVDAの設定の音声カテゴリでは、不要な読み上げモードを「読み上げモードの切り替え」コマンド(
NVDA+s)から除外することができるようになりました。(#15806, @lukaszgo1)
- 現在NoBeepsSpeechModeアドオンを使用している場合は、アンインストールをおすすめします。「読み上げモード切り替えコマンドで使用できるモード」の設定で「ビープ音」と「オンデマンド」モードを無効にしてください。
変更点
- NVDAはWindows 7およびWindows 8への対応を終了しました。
サポートされている最小のWindowsバージョンはWindows 8.1です。(#15544)
- コンポーネントの更新:
- キーコマンド:
- 「選択中テキストの読み上げ」、「クリップボードテキストの報告」、「現在のフォーカスの報告」の各コマンドは、すばやく続けて2回または3回押すと、それぞれ、1文字ずつの読み上げ、文字の説明の読み上げを行います。(#15449, @CyrilleB79)
- スクリーンカーテンを切り替えるコマンドに既定のジェスチャーが設定されました:
NVDA+ctrl+esc。(#10560, @CyrilleB79)
- 「選択中テキストの読み上げ」をすばやく4回押すと、ウィンドウを開いて情報を表示します。(#15858, @Emil-18)
- Microsoft Office:
- Excelのセルの書式情報を報告する設定において、罫線や背景は、それらの書式が設定されている場合にのみ報告されます。(#15560, @CyrilleB79)
- 最近のMicrosoft Office 365メニューなどにおいて、NVDAはラベルのないグループを報告しません。(#15638)
- 「音声エンジンの選択」ダイアログから、オーディオ出力デバイスとオーディオのダッキングのオプションを削除しました。
これらは
NVDA+ctrl+uで開くことができる設定ダイアログのオーディオカテゴリに移動しました。(#15512, @codeofdusk)
- NVDAのマウス設定カテゴリの「マウスカーソル位置の要素の種類の報告」オプションは、「マウスカーソル位置のオブジェクトの報告」に名前が変更されました。
このオプションは、マウスカーソルがオブジェクトに差し掛かるときに、状態(チェック/押されています)やテーブル内のセル座標など、オブジェクトに関する追加の情報を報告するようになりました。 (#15420, @LeonarddeR)
- ヘルプメニューに「ヘルプ、トレーニングとサポート」と「NV Accessショップ」の項目が追加されました。 (#14631)
- NVDAのPoedit対応が、Poeditバージョン3以降に向けて全面的に見直されました。
Poeditで新たに追加されたアクセシビリティ機能(翻訳者ノートやコメントを読むためのショートカットなど)を利用したい場合は、Poedit 3への移行をおすすめします。 (#15313, #7303, @LeonarddeR)
- 点字ビューアーと音声ビューアーは、セキュアモードでは無効になりました。 (#15680)
- オブジェクトナビゲーションにおいて、無効(利用不可)なオブジェクトが無視されなくなりました。 (#15477, @CyrilleB79)
- コマンド一覧表に目次を追加しました。 (#16106)
バグ修正
- アドオンストア:
- オーディオ:
- 複数の音声が素早く連続して再生される際、NVDAが一時的にフリーズすることがなくなりました。 (#15311, #15757, @jcsteh)
- オーディオ出力デバイスが既定のデバイス以外に設定されていて、そのデバイスが利用不可から再び利用可能になった場合、NVDAは既定のデバイスの使用を試みるのではなく、設定されたデバイスに戻るようになりました。 (#15759, @jcsteh)
- 出力デバイスの設定が変更されたり、他のアプリがデバイスの排他制御を解放したりした場合、NVDAはオーディオ出力を再開するようになりました。 (#15758, #15775, @jcsteh)
- 点字:
- 複数行の点字ディスプレイを使用するとBRLTTYドライバがクラッシュした問題を修正し、一式の連続したディスプレイとして扱われるようになりました。 (#15386)
- 有用なテキストを含むオブジェクトをより多く検出し、テキスト内容を点字で表示するようになりました。 (#15605)
- 縮約点字の入力が正しく機能しなかった問題を修正しました。 (#15773, @aaclause)
- ナビゲーターオブジェクトをテーブルセル間で移動する際に、点字が更新されないことがある問題に対応しました。 (#15755, @Emil-18)
- 「現在のフォーカスの報告」「現在のナビゲーターオブジェクトの報告」「選択中テキストの読み上げ」で点字ディスプレイに出力されるようになりました。 (#15844, @Emil-18)
- Albatross点字ディスプレイドライバーが、Esp32マイコンをAlbatrossディスプレイとして誤検出していた問題を修正しました。 (#15671)
- LibreOffice:
- Microsoft Office:
- UIAを無効にしたExcelで、
ctrl+y、ctrl+z、またはalt+backspaceが押されたときに点字出力が更新され、アクティブなセルの内容が読み上げられます。 (#15547)
- UIAを無効にしたWordでは、
ctrl+v、ctrl+x、ctrl+y、ctrl+z、alt+backspace、backspace、またはctrl+backspaceが押されたときに点字出力が更新されます。
UIAを有効にした状態でテキストを入力し、点字がレビューに連動し、レビューがテキストカーソルに追従する場合も点字出力が更新されます。 (#3276)
- Wordでは、ネイティブのWordコマンド
alt+home、alt+end、alt+pageUp、alt+pageDownを使用してテーブルナビゲーションを行う際に、移動先のセルが正しく報告されるようになりました。 (#15805, @CyrilleB79)
- オブジェクトのショートカットキーの報告が改善されました。 (#10807, #15816, @CyrilleB79)
- SAPI4音声において、音声に埋め込まれた音量、速度、ピッチの変更を適切にサポートするようになりました。 (#15271, @LeonarddeR)
- Java Access Bridgeを使用するアプリ、複数行の状態が正しく報告されるようになりました。 (#14609)
- NVDAは、Windows 10および11のダイアログの内容をより多く報告するようになりました。 (#15729, @josephsl)
- UIオートメーションを使用したときにMicrosoft Edgeで新しく読み込まれたページを読み上げなかった問題を修正しました。 (#15736)
- 「すべて読み上げ」やテキストのスペル読みのコマンドにおいて、文や文字間の一時停止が徐々に短くなっていた問題を修正しました。 (#15739, @jcsteh)
- 大量のテキストを読み上げる際にNVDAがフリーズすることがなくなりました。 (#15752, @jcsteh)
- UIオートメーションを使用してMicrosoft Edgeを使う際に、NVDAはブラウズモードでより多くのコントロールをアクティブ化できるようになりました。 (#14612)
- 設定ファイルが破損した場合にNVDAが起動に失敗する問題を修正しました。設定を既定の値に復元します。 (#15690, @CyrilleB79)
- Windows FormsアプリのSystem List view(
SysListView32)コントロールのサポートが修正されました。 (#15283, @LeonarddeR)
- NVDAのPythonコンソールの履歴が上書き可能であった問題を修正しました。 (#15792, @CyrilleB79)
- 多数のUIオートメーションイベントが発生した場合、例えば大量のテキストをターミナルに出力するとき、またはWhatsAppメッセンジャーでボイスメッセージを聞いているときなどにおけるNVDAの性能を改善しました。 (#14888, #15169)
- この新しい挙動は、NVDAの高度な設定「新しいイベント処理を使用」で無効にできます。
- NVDAがWindows Defender Application Guard (WDAG) 内で実行されているアプリでフォーカスを追跡できなかった問題を修正しました。 (#15164)
- スピーチビューアーでマウスカーソルを動かしても、読み上げ内容のテキストが更新されなくなりました。 (#15952, @hwf1324)
- FirefoxやChromeでコンボボックスを
escまたはalt+上矢印で閉じたときにNVDAがブラウズモードに戻らなかった問題を修正しました。 (#15653)
- iTunesのコンボボックスで上下に移動したときに不適切にブラウズモードに戻っていた問題を修正しました。 (#15653)
開発者向けの変更
NVDAのAPIの非推奨および削除プロセスに関する情報は、開発者ガイドを参照してください。
- 注意: このリリースでは、既存のアドオンとの互換性が失われています。
アドオンは再テストとマニフェストの更新を行う必要があります。
- NVDA のビルドには Visual Studio 2022 が必要です。
NVDA ドキュメント で Visual Studio コンポーネントの要件を確認してください。 (#14313)
- 拡張ポイントの追加:
- アドオンの翻訳で複数形を使用できるようになりました。 (#15661, @beqabeqa473)
- Python 安定ABIを利用する外部ライブラリを含むアドオンのために、バイナリ配布がpython3.dllを含むようになりました。 (#15674, @mzanm)
BrailleDisplayDriver基底クラスに、複数行の点字ディスプレイに関する情報を提供するnumRowsおよびnumColsプロパティが追加されました。
複数行でない点字ディスプレイのためにnumCellsの設定は引き続きサポートされます。複数行の点字ディスプレイの場合はnumCellsがセルの総数を返します。 (#15386)
- BrlAPIをBRLTTYのバージョン0.8.5に更新し、対応するpythonモジュールをPython 3.11互換のビルドに更新しました。 (#15652, @LeonarddeR)
speech.speakSsml関数を追加しました。これにより、SSMLを使用してNVDAの音声シーケンスを記述できるようになります。 (#15699, @LeonarddeR)
- 現在サポートされているタグは以下の通りで、これらは適切なNVDAの音声コマンドに変換されます:
Prosodyでpitch、rate、volumeの属性値を比によって制御する(例:200%)
say-asでinterpret属性をcharactersに設定する
voiceでxml:lang属性によるXML形式で言語を設定する
breakでtime属性によるミリ秒単位の値(例:200ms)の指定
markでname属性によるマーク名(例:mark1)の設定。コールバックの提供が必要
- 例:
speech.speakSsml('<speak><prosody pitch="200%">hello</prosody><break time="500ms" /><prosody rate="50%">John</prosody></speak>')
- SSMLの解析機能は
speechXmlモジュールのSsmlParserクラスによってサポートされています。
- NVDAコントローラクライアントライブラリの変更:
- ライブラリのファイル名にはもはやアーキテクチャを示す数字が含まれていません。つまり、
nvdaControllerClient32/64.dllはnvdaControllerClient.dllになりました。 (#15718, #15717, @LeonarddeR)
- RustからnvdaControllerClient.dllを使用する例を追加しました。 (#15771, @LeonarddeR)
- コントローラクライアントに以下の関数を追加しました: (#15734, #11028, #5638, @LeonarddeR)
nvdaController_getProcessId:コントローラクライアントが使用している現在のNVDAインスタンスのプロセスID(PID)を取得します。
nvdaController_speakSsml:指定されたSSMLに従ってNVDAに読み上げをさせる関数です。この関数は以下もサポートしています:
- 記号読み上げレベルの指定
- 音声の読み上げの優先度の指定
- 同期的(ブロッキング)および非同期的(即時リターン)での読み上げ
nvdaController_setOnSsmlMarkReachedCallback:nvdaController_speakSsmlで与えるSSMLシーケンスに含まれるすべての<mark />タグに対して同期モードで呼び出されるコールバックをonSsmlMarkReachedFuncTypeタイプで登録します。
- 注意:コントローラクライアントの新しい機能はNVDA 2024.1以降のみをサポートしています。
include依存関係を更新しました:
- detoursを
4b8c659f549b0ab21cf649377c7a84eb708f5e68に更新 (#15695)
- ia2を
3d8c7f0b833453f761ded6b12d8be431507bfe0bに更新 (#15695)
- sonicを
8694c596378c24e340c09ff2cd47c065494233f1に更新 (#15695)
- w3c-aria-practicesを
9a5e55ccbeb0f1bf92b6127c9865da8426d1c864に更新 (#15695)
- wilを
5e9be7b2d2fe3834a7107f430f7d4c0631f69833に更新 (#15695)
hwPortUtils.listUsbDevicesによって提供されるデバイス情報には、USBデバイスのバス報告記述(キーbusReportedDeviceDescription)が含まれるようになりました。 (#15764, @LeonarddeR)
- USBシリアルデバイスの場合、
bdDetect.getConnectedUsbDevicesForDriverおよびbdDetect.getDriversForConnectedUsbDevicesは、該当するデバイスを返すときに、USBデバイスに関するデータ(例:busReportedDeviceDescription)を含むdeviceInfo辞書が利用できます。 (#15764, @LeonarddeR)
- 設定ファイル
nvda.iniが破損した場合、再初期化する前にバックアップコピーが保存されます。 (#15779, @CyrilleB79)
- スクリプトデコレーターでスクリプトを定義する際に、
speakOnDemandブール引数を指定できます。これによりスクリプトが「オンデマンド」音声モードで読み上げるかどうかを制御できます。 (#481, @CyrilleB79)
- 情報を提供するスクリプト(例:ウィンドウタイトルの報告、時間/日付の報告)は「オンデマンド」モードで読み上げるべきです。
- アクションを実行するスクリプト(例:カーソルの移動、パラメータの変更)は「オンデマンド」モードで読み上げるべきではありません。
scons -c中にgit追跡ファイルが削除され、リビルドのときにUIA COMインターフェースが欠落するバグを修正しました。 (#7070, #10833, @hwf1324)
distのビルド時に一部のコード変更が検出されず、新しいビルドがトリガーされなかったバグを修正しました。
現在、distは常に再ビルドされます。 (#13372, @hwf1324)
- 標準タイプの
gui.nvdaControls.MessageDialogが、サウンドが割り当てられていない場合に「Noneの変換」の例外を投げていた不具合を修正しました。 (#16223, @XLTechie)
API の重大な変更
API の重大な変更があります。
あなたがアドオン開発者で新しいAPIへの移行において問題がある場合は GitHub issue を作成してください。
- NVDAは現在、Python 3.11でビルドされています。 (#12064)
- pip依存関係を更新しました:
- 削除されたpip依存関係:
- typing_extensions: Python 3.11でネイティブにサポートされるため不要になりました。 (#15544)
- nose: unittest-xml-reporting でXMLレポートを生成するようになりました。 (#15544)
IAccessibleHandler.SecureDesktopNVDAObjectが削除されました。
代わりに、NVDAがユーザープロファイル上で実行されている場合は、拡張ポイントwinAPI.secureDesktop.post_secureDesktopStateChangeを使用してセキュアデスクトップの存在を追跡します。 (#14488)
braille.BrailleHandler.handlePendingCaretUpdateが削除されました。公開済みの代替手段はありません。 (#15163, @LeonarddeR)
bdDetect.addUsbDevicesおよびbdDetect.addBluetoothDevicesが削除されました。
点字ディスプレイドライバはregisterAutomaticDetectionクラスメソッドを実装する必要があります。
このメソッドはDriverRegistrarオブジェクトを受け取ります。そのオブジェクトでaddUsbDevicesおよびaddBluetoothDevicesメソッドが使用できます。 (#15200, @LeonarddeR)
BrailleDisplayDriverのcheckメソッドのデフォルト実装は、threadSafeおよびsupportsAutomaticDetection属性がTrueであることを要求します。 (#15200, @LeonarddeR)
hwIo.ioThread.IoThread.queueAsApcにラムダ関数を渡すことはできません。弱参照可能な関数が必要です。 (#14627, @LeonarddeR)
IoThread.autoDeleteApcReferenceが削除されました。 (#14924, @LeonarddeR)
- 大文字のピッチ変更をサポートするために、音声エンジンはドライバーの
supportedCommands属性でPitchCommandのサポートを明示する必要があります。 (#15433, @LeonarddeR)
speechDictHandler.speechDictVarsが削除されました。speechDictHandler.speechDictVars.speechDictsPathの代わりにNVDAState.WritePaths.speechDictsDirを使用します。 (#15614, @lukaszgo1)
languageHandler.makeNpgettextおよびlanguageHandler.makePgettextが削除されました。
npgettextおよびpgettextをネイティブにサポートします。 (#15546)
- Poeditのアプリモジュールが大幅に変更されました。
fetchObject関数が削除されました。 (#15313, #7303, @LeonarddeR)
hwPortUtilsから以下の冗長な型と定数が削除されました: (#15764, @LeonarddeR)
PCWSTR
HWND(ctypes.wintypes.HWNDを使用してください)
ULONG_PTR
ULONGLONG
NULL
GUID(comtypes.GUIDを使用してください)
gui.addonGui.AddonsDialogが削除されました。 (#15834)
touchHandler.TouchInputGesture.multiFingerActionLabelが削除されました。代替手段はありません。 (#15864, @CyrilleB79)
NVDAObjects.IAccessible.winword.WordDocument.script_reportCurrentHeadersが削除されました。代替手段はありません。 (#15904, @CyrilleB79)
- 以下のアプリモジュールが削除されました。
これらのいずれかからインポートするコードは、代わりのモジュールからインポートしてください。 (#15618, @lukaszgo1)
| 削除されたモジュール |
代替のモジュール |
azardi-2.0 |
azardi20 |
azuredatastudio |
code |
azuredatastudio-insiders |
code |
calculatorapp |
calculator |
code - insiders |
code |
commsapps |
hxmail |
dbeaver |
eclipse |
digitaleditionspreview |
digitaleditions |
esybraille |
esysuite |
hxoutlook |
hxmail |
miranda64 |
miranda32 |
mpc-hc |
mplayerc |
mpc-hc64 |
mplayerc |
notepad++ |
notepadPlusPlus |
searchapp |
searchui |
searchhost |
searchui |
springtoolsuite4 |
eclipse |
sts |
eclipse |
teamtalk3 |
teamtalk4classic |
textinputthost |
windowsinternal_composableshell_experies_textinput_inputapp |
totalcmd64 |
totalcmd |
win32calc |
calc |
winmail |
msimn |
zend-eclipse-php |
eclipse |
zendstudio |
eclipse |
非推奨となったAPI
watchdog.getFormattedStacksForAllThreadsの使用は非推奨です。代わりにlogHandler.getFormattedStacksForAllThreadsを使用します。 (#15616, @lukaszgo1)
easeOfAccess.canConfigTerminateOnDesktopSwitchは非推奨です。Windows 7がサポートされなくなったためです。 (#15644, @LeonarddeR)
winVersion.isFullScreenMagnificationAvailableは非推奨です。代わりにvisionEnhancementProviders.screenCurtain.ScreenCurtainProvider.canStartを使用します。 (#15664, @josephsl)
- winVersionモジュールの以下のWindowsリリース定数は非推奨です。(#15647, @josephsl):
winVersion.WIN7
winVersion.WIN7_SP1
winVersion.WIN8
bdDetect.KEY_*定数は非推奨です。
代わりにbdDetect.DeviceType.*を使用します。 (#15772, @LeonarddeR)
bdDetect.DETECT_USBおよびbdDetect.DETECT_BLUETOOTH定数は非推奨です。公開済みの代替手段はありません。 (#15772, @LeonarddeR)
gui.ExecAndPumpの使用は非推奨です。代わりにsystemUtils.ExecAndPumpを使用します。 (#15852, @lukaszgo1)
2023.3.4
セキュリティ修正とインストーラーの不具合修正のためのパッチリリースです。
NVDAのセキュリティ問題の開示は、セキュリティポリシーに従って責任を持って行ってください。
セキュリティ修正
バグ修正
- NVDAプロセスが正しく終了しない原因となる不具合を修正しました。(#16123)
- 直前のNVDAプロセスが正しく終了しなかった場合、NVDAのインストールが不完全になることがある不具合を修正しました。(#16122)
2023.3.3
セキュリティ修正のためのパッチリリースです。
NVDAのセキュリティ問題の開示は、セキュリティポリシーに従って責任を持って行ってください。
セキュリティ修正
2023.3.2
セキュリティ修正のためのパッチリリースです。
2023.3.1 のセキュリティ修正は不完全でした。
NVDAのセキュリティ問題の開示は、セキュリティポリシーに従って責任を持って行ってください。
セキュリティ修正
- 2023.3.1 のセキュリティ修正は不完全でした。
認証されていないユーザーがシステムアクセスや任意のコード実行をシステム権限で行うことを防ぐ修正を行いました。
(GHSA-h7pp-6jqw-g3pj)
2023.3.1
セキュリティ修正のためのパッチリリースです。
NVDAのセキュリティ問題の開示は、セキュリティポリシーに従って責任を持って行ってください。
セキュリティ修正
2023.3
このリリースでは、オーディオ出力の性能、応答性、および安定性が向上しました。
NVDAの音とビープの音量を制御するオプションが追加され、使用している音声の音量に合わせることもできます。
NVDAの文字認識は、新たなテキストが表示されたときにそれを読み上げる形で、定期的に結果を更新できるようになりました。
これは、NVDAの設定ダイアログのWindows 文字認識のカテゴリで設定できます。
点字ディスプレイについては、デバイスの検出とテキストカーソルの制御を改善しました。
不要なドライバーを自動検出から除外することで、自動検出の性能が向上します。
新しいBRLTTYコマンドも追加されています。
また、アドオンストア、Microsoft Office、Microsoft Edgeのコンテキストメニュー、およびWindows電卓に対するバグ修正も行いました。
新機能
- オーディオ制御の強化:
- 新しい「オーディオ設定」パネル:
- これは
NVDA+control+uで開くことができます。 (#15497)
- オーディオ設定に、NVDAの音とビープの音量を使用中の音声の音量に合わせるオプションがあります。 (#1409)
- オーディオ設定に、NVDAの音の音量を個別に設定するオプションがあります。 (#1409, #15038)
- オーディオ出力デバイスを変更したり、オーディオのダッキングを切り替える設定は「音声エンジンの選択」ダイアログから新しい「オーディオ設定」パネルに移動しました。
これらのオプションは、2024.1で「音声エンジンの選択」ダイアログから削除されます。 (#15486, #8711)
- NVDAは、Windows Audio Session API(WASAPI)を介してオーディオを出力するようになります。これにより、NVDAの音声と音の応答性、性能、および安定性が向上する可能性があります。 (#14697, #11169, #11615, #5096, #10185, #11061)
- 注:WASAPIは一部のアドオンと互換性がありません。
これらのアドオンには互換性のあるアップデートが利用可能ですので、NVDAをアップデートする前にアドオンをアップデートしてください。
互換性のないバージョンの以下のアドオンは、NVDAをアップデートする際に無効化されます:
- Tony's Enhancements バージョン1.15またはそれ以前。 (#15402)
- NVDA global commands extension 12.0.8またはそれ以前。 (#15443)
- NVDAは、文字認識(OCR)を実行する際に結果を継続的に更新し、新しいテキストが表示されたときにそれを読み上げることができるようになりました。 (#2797)
- この機能を有効にするには、NVDAの設定ダイアログのWindows文字認識カテゴリで「定期的に認識した内容を更新する」オプションを有効にしてください。
- 有効にしたら、動的なコンテンツの変更を報告する設定(
NVDA+5を押す)を切り替えることで、新しいテキストの読み上げを切り替えることができます。
- 点字ディスプレイの自動検出を使用する際、点字ディスプレイ選択ダイアログから特定のドライバーを検出対象から除外できます。 (#15196)
- 書式とドキュメント情報の設定に新たなオプション、「行インデント報告において空行を無視する」が追加されました。 (#13394)
- ブラウズモードでタブグループごとにナビゲーションするための未割り当てジェスチャが追加されました。 (#15046)
変更点
- 点字ディスプレイ:
- テキストカーソルの更新なしにターミナル内のテキストが変更された場合、点字ディスプレイ上のテキストは、変更された行に移動したときに正確に更新されるようになりました。
これには、点字がレビューに連動している状況も含まれます。 (#15115)
- より多くのBRLTTYキーのバインディングがNVDAのコマンドにマッピングされました(#6483):
learn:NVDAの入力ヘルプを切り替え
prefmenu:NVDAメニューを開く
prefload/prefsave:NVDA設定の読み込み/保存
time:時間を表示
say_line:レビューカーソルが位置している現在の行を読み上げ
say_below:レビューカーソルを使用してすべてを読み上げ
- BRLTTYドライバーは、BrlAPIが有効になっているBRLTTYインスタンスが動作している場合にのみ利用可能です。 (#15335)
- HID点字のサポートを有効にする高度な設定は、新しいオプションに置き換えられたため、削除されました。
点字ディスプレイ選択ダイアログで特定のドライバーを自動検出から無効にすることができます。 (#15196)
- アドオンストア:インストール済みのアドオンは、ストアで利用可能であれば、利用可能なアドオンのタブに表示されるようになります。 (#15374)
- NVDAメニュー内のいくつかのショートカットキーが更新されました。 (#15364)
バグ修正
- Microsoft Office:
- 書式とドキュメント情報「見出しの報告」および「コメントとメモの報告」のオプションが有効でないときにMicrosoft Wordでクラッシュする問題を修正しました。 (#15019)
- WordとExcelで、より多くの状況でテキストの配置が正確に報告されるようになりました。 (#15206, #15220)
- Excelでのいくつかのセル書式の報告のショートカットを修正しました。 (#15527)
- Microsoft Edge:
- NVDAは、Microsoft Edgeでコンテキストメニューを開いたときに最後のブラウズモードの位置に戻らなくなりました。 (#15309)
- NVDAは、Microsoft Edgeでのダウンロードのコンテキストメニューを読み取れなかった問題を修正しました。 (#14916)
- 点字ディスプレイ:
- 点字カーソルと選択インジケーターについて、これらをジェスチャーで表示または非表示にした後、常に正確に更新されるようになりました。 (#15115)
- Albatross点字ディスプレイが、他の点字デバイスが接続されているにもかかわらず初期化しようとするバグを修正しました。 (#15226)
- アドオンストア:
- 「互換性のないアドオンを含める」のチェックを外しても、互換性のないアドオンがストアに表示され続けるバグを修正しました。 (#15411)
- 互換性の理由でブロックされたアドオンは、有効/無効のフィルターを切り替えるときに正確にフィルタリングされるようになりました。 (#15416)
- 上書きされた有効な互換性のないアドオンを外部インストールツールを使用してアップグレードまたは置き換えることができないバグを修正しました。 (#15417)
- アドオンのインストール後にNVDAが再起動するまで読み上げしないバグを修正しました。 (#14525)
- 前回のダウンロードが失敗した場合やキャンセルされた場合にアドオンをインストールできないバグを修正しました。 (#15469)
- NVDAをアップグレードする際に互換性のないアドオンで起きていた問題を修正しました。 (#15414, #15412, #15437)
- NVDAが、WindowsのServer、LTSC、およびLTSBバージョンで32ビットのWindows電卓の計算結果を報告できなかった問題を修正しました。 (#15230)
- NVDAは、ネストされたウィンドウ(孫ウィンドウ)がフォーカスを得たときにフォーカスの変更を無視しなくなりました。 (#15432)
- NVDAの起動中にクラッシュする潜在的な原因を修正しました。 (#15517)
開発者向けの変更
NVDAのAPIの非推奨および削除プロセスに関する情報は、開発者ガイドを参照してください。
braille.handler.handleUpdateとbraille.handler.handleReviewMoveは、即座に更新しないように変更されました。
この変更前には、これらのメソッドが非常に頻繁に呼び出されると、多くのリソースが消耗されていました。
これらのメソッドは、今後は各コアサイクルの終わりに更新をキューに入れます。
また、スレッドセーフであるため、バックグラウンドスレッドから呼び出すことも可能です。 (#15163)
- 自動点字ディスプレイ検出プロセスでカスタム点字ディスプレイドライバーを登録するAPIが追加されました。
詳細は、
braille.BrailleDisplayDriverクラスのドキュメントを参照してください。
特に注目すべきは、supportsAutomaticDetection属性をTrueに設定し、registerAutomaticDetection classmethodを実装する必要がある点です。 (#15196)
非推奨となったAPI
braille.BrailleHandler.handlePendingCaretUpdateは非推奨となり、代替手段はありません。
これは2024.1で削除される予定です。(#15163)
NVDAObjects.window.excelから定数xlCenter、xlJustify、xlLeft、xlRight、xlDistributed、xlBottom、xlTopをインポートすることは非推奨です。
代わりにXlHAlignまたはXlVAlignの列挙を使用してください。(#15205)
- マッピング
NVDAObjects.window.excel.alignmentLabelsは非推奨です。
代わりにXlHAlignまたはXlVAlignの列挙のdisplayStringメソッドを使用してください。(#15205)
bdDetect.addUsbDevicesとbdDetect.addBluetoothDevicesは非推奨となりました。
点字ディスプレイドライバーは、代わりにregisterAutomaticDetectionクラスメソッドを実装する必要があります。
このメソッドはDriverRegistrarオブジェクトを受け取り、その上でaddUsbDevicesとaddBluetoothDevicesメソッドを使用できます。(#15200)
BrailleDisplayDriverのcheckメソッドのデフォルト実装は、デバイスがスレッドセーフとマークされている場合にbdDetect.driverHasPossibleDevicesを使用します。
NVDA 2024.1から、基底メソッドがbdDetect.driverHasPossibleDevicesを使用できるためには、supportsAutomaticDetection属性もTrueに設定する必要があります。(#15200)
2023.2
このリリースでアドオンマネージャーがアドオンストアに変わりました。
アドオンストアではコミュニティが提供するアドオンの閲覧、検索、インストール、更新ができます。
古くなった互換性のないアドオンを自己責任で有効化できるようになりました。
点字ディスプレイに関する新機能、新しいコマンド、新しい機器への対応もあります。
文字認識と、フラットビューでのオブジェクトナビゲーションについて、新しい入力ジェスチャーが導入されました。
Microsoft Office のナビゲーションや書式の報告が改善されました。
点字ディスプレイ、Microsoft Office、ウェブブラウザ、Windows 11 への対応などで、多くのバグを修正しました。
eSpeak-NG, LibLouis 点訳エンジン、 Unicode CLDR を更新しました。
新機能
- NVDAにアドオンストアが追加されました。(#13985)
- コミュニティのアドオンを閲覧、検索、インストール、更新します。
- 古いアドオンとの互換性問題を手動でオーバーライドします。
- アドオンマネージャーは削除され、アドオンストアに置き換えられました。
- 詳細情報は更新されたユーザーガイドをご覧ください。
- 新しい入力ジェスチャー:
- Windows 文字認識の利用可能な言語を切り替えるための未割り当てジェスチャー。(#13036)
- 点字メッセージモードを切り替えるための未割り当てジェスチャー。(#14864)
- 点字の選択範囲の表示を切り替えるための未割り当てジェスチャー。(#14948)
- フラットビューで前後のオブジェクトに移動するキーボード入力ジェスチャーを追加しました。 (#15053)
- デスクトップ:
NVDA+テンキー9 と NVDA+テンキー3 でそれぞれ前のオブジェクト、次のオブジェクトに移動します。
- ラップトップ:
shift+NVDA+[ と shift+NVDA+] でそれぞれ前のオブジェクト、次のオブジェクトに移動します。
- 点字ディスプレイの新機能:
- Help Tech Activator 点字ディスプレイに対応しました。 (#14917)
- 点字オプション「選択範囲の点字表示」(7と8の点)を追加しました。 (#14948)
- 点字オプション「点字タッチカーソルでテキストカーソルを移動」を追加しました。 (#14885, #3166)
- テンキー2を3回押してレビューカーソルの位置の文字コードを報告すると、点字ディスプレイにも表示されます。 (#14826)
aria-brailleroledescription ARIA 1.3属性のサポートを追加しました。これにより、ウェブ著者が点字ディスプレイに表示される要素のタイプを上書きすることが可能になります。(#14748)
- Baum Brailleドライバー:
windows+d、alt+tabなどの一般的なキーボードコマンドを実行するための点字コードジェスチャーを追加しました。
詳細は、NVDAユーザーガイドを参照してください。(#14714)
- 記号の読みを追加しました:
- "⠐⠣⠃⠗⠇⠐⠜" のようなUnicode点字パターン (#14548)
- "⌥" Mac Option キー (#14682)
- Tivomatic Caiku Albatross 点字ディスプレイ用のジェスチャーを追加しました。(#14844、#15002)
- 点字設定ダイアログの表示
- ステータスバーへのアクセス
- 点字カーソル形状の切り替え
- 点字メッセージ表示モードの切り替え
- 点字カーソルのオン/オフ切り替え
- 点字選択インジケータ状態の切り替え
- 点字タッチカーソルでテキストカーソル移動の切り替え (#15122)
- Microsoft Office の新機能:
- 書式とドキュメント情報でハイライトテキストが有効になっている場合、Microsoft Wordでハイライト色が報告されるようになりました。(#7396, #12101, #5866)
- 書式とドキュメント情報で色が有効になっている場合、Microsoft Wordで背景色が報告されるようになりました。(#5866)
- Excelでセルのフォーマット(太字、斜体、下線、取り消し線)を切り替えるためのExcelショートカットを使用すると、結果が報告されるようになりました。 (#14923)
- 高度な設定(オーディオ):
- NVDA のオーディオ出力に Windows Audio Session API (WASAPI) を利用できます。NVDAの音声とサウンドの応答性、パフォーマンス、安定性が向上する可能性があります。 (#14697)
- WASAPI は「高度な設定」で有効化できます。
WASAPI を有効化すると、高度な設定で、さらに以下を有効化できます。
- NVDAの音声の音量にNVDAの音声とサウンドの音量が追従するオプション (#1409)
- NVDAのサウンドの音量を個別に制御するオプション (#1409, #15038)
- WASAPI が有効の場合にクラッシュが発生する既知の問題があります。 (#15150)
- Mozilla Firefox と Google Chrome において、Webコンテンツが
aria-haspopup を使用している場合に NVDA はそのコントロールがサブメニュー、ダイアログ、グリッド、リスト、またはツリーを開くことを報告します。 (#14709)
- NVDAのポータブル版を作成するときに、パス指定でシステム変数(
%temp% や %homepath% など)を使えるようになりました。(#14680)
- Windows 10 May 2019 Update以降で仮想デスクトップを開いたり、切り替えたり、閉じたりする操作を NVDA が報告するようになりました。 (#5641)
- ユーザーやシステム管理者が NVDA を強制的にセキュアモードで起動するためのシステム全体のパラメータが追加されました。 (#10018)
変更点
- コンポーネントの更新:
- eSpeak NG を 1.52-dev commit
ed9a7bcf に更新しました。 (#15036)
- LibLouis 点訳エンジンを 3.26.0 に更新しました。 (#14970)
- CLDR をバージョン 43.0 に更新しました。 (#14918)
- LibreOfficeの変更点:
- レビューカーソルの位置を報告する際、現在のカーソル/キャレットの位置が、LibreOfficeバージョン7.6以降のLibreOffice Writerにおいて、Microsoft Wordと同様に現在のページに対して相対的に報告されるようになりました。(#11696)
- ステータスバーの報告(
NVDA+end)がLibreOfficeでも利用できます。 (#11698)
- NVDA の設定でセル座標の報告が無効の場合に LibreOffice Calc でセルの移動を行ったときに、直前にフォーカスされていたセルの座標を誤って報告していた問題を修正しました。 (#15098)
- 点字ディスプレイの変更点:
- 標準HID点字ドライバーを介して点字ディスプレイを使用する場合、dpadを使って矢印キーとEnterをエミュレートできます。
また、space+dot1とspace+dot4は、それぞれ上矢印と下矢印に割り当てました。(#14713)
- 動的なWebコンテンツの変更(ARIA ライブリージョン)を点字で報告します。
これは「高度な設定」で無効化できます。 (#7756)
- ダッシュとエムダッシュの記号を常に音声エンジンに送るようになりました。 (#13830)
- Microsoft Wordで報告される距離は、Wordの詳細オプションで定義された単位を、UIAを使ってWordドキュメントにアクセスする場合であっても、遵守されるようになりました。 (#14542)
- 編集コントロール内でカーソルを移動させる際の性能を改善しました。(#14708)
- リンク先を報告するスクリプトは、ナビゲーターオブジェクトではなく、キャレット/フォーカス位置から報告するようになりました。(#14659)
- ポータブル版の作成では、絶対パス指定でドライブレターの入力が不要になりました。(#14680)
- Windowsがシステムトレイの時計に秒を表示するように設定されている場合、NVDA+f12を使用して時間を報告すると、その設定が適用されます。(#14742)
- NVDAは、Microsoft Office 365のメニューなど、有用な位置情報を持つラベルのないグループを報告するようになりました。(#14878)
バグ修正
- 点字ディスプレイ:
- NVDAの点字ディスプレイの入出力に関する安定性の改善を行い、エラーやクラッシュが発生しにくくなりました。 (#14627)
- NVDAは、点字ディスプレイの自動検出において、不必要に何度も点字なしに切り替えることがなくなりました。ログ出力が減り、性能が改善されます。(#14524)
- HID Bluetoothデバイス(HumanWare BrailliantやAPH Mantisなど)が自動検出されたあとにUSB接続が利用可能になった場合、USB接続に戻すようになりました。
これは、以前はBluetoothシリアルポートでのみ動作していました。(#14524)
- 点字ディスプレイが接続されていない場合、または点字ビューアを
alt+f4 を押すか閉じるボタンをクリックして閉じた場合、点字の表示サイズをリセットするようになりました。 (#15214)
- ウェブブラウザ:
- NVDAがMozilla Firefoxをクラッシュさせたりフリーズさせたりしていた問題を修正しました。(#14647)
- Mozilla Firefox と Google Chrome において「入力文字の読み上げ」が無効の場合に一部のテキストボックスで入力文字が報告されていた問題を修正しました。 (#8442)
- 以前は使用できなかったChromium Embeddedコントロールでブラウズモードを使用できるようになりました。(#13493, #8553)
- Mozilla Firefoxで、リンクの後のテキストにマウスを移動させると、テキストが報告されなかった問題を修正しました。(#9235)
- 画像のリンク先がChromeとEdgeでより正確に報告されるようになりました。 (#14783)
- href属性のないリンクのURL(リンク先)を報告しようとすると、NVDAが無音になっている問題を修正しました。
NVDAはリンク先がないことを報告します。(#14723)
- ブラウズモードにおいて、親または子コントロールへのフォーカス移動(コントロールから親のリスト項目やグリッドセルへの移動など)を、NVDAが誤って無視していた問題を修正しました。(#14611)
- ただし、この修正は「ブラウズモード設定」の「フォーカスの変化を追跡する自動フォーカスモード」オプションがオフになっている場合(これは既定の設定です)にのみ適用されます。
- Windows 11:
- Notepadでステータスバーの内容を報告できなかった問題を修正しました。(#14573)
- NotepadおよびFile Explorerにおいてタブを切り替えるとタブの名前と位置を報告するようになりました。(#14587, #14388)
- 中国語や日本語などの言語でテキストを入力する際に変換候補を報告できなかった問題を修正しました。 (#14509)
- Windows 11でNVDAのヘルプメニューから「貢献者」と「ライセンス」の項目を開けなかった問題を修正しました。 (#14725)
- Microsoft Office:
- Excelのセルを素早く移動する際に、NVDAが誤ったセルや選択を報告する問題を改善しました。 (#14983, #12200, #12108)
- Excelのワークシートの外からセルに移動した場合、点字とフォーカスハイライトの場所が直前のフォーカス位置のオブジェクトになっていた問題を修正しました。 (#15136)
- Microsoft ExcelとOutlookでパスワードフィールドにフォーカスを移動したときにNVDAが報告できなかった問題を修正しました。 (#14839)
- 現在のロケールで記号の説明がない記号の場合、英語の記号読み上げレベルが使用されます。(#14558, #14417)
- 読み上げ辞書の種別が正規表現に設定されていない場合、「読み」フィールドでバックスラッシュ文字を使用できるようになりました。(#14556)
- Windows 10および11の電卓で、NVDAのポータブル版を使用している場合、「計算機を常に手前に表示」(コンパクトオーバーレイ)モードの標準電卓で式を入力する際に無反応になる、またはエラー音が鳴る、などの問題を修正しました。(#14679)
- アプリの応答停止などでNVDAがフリーズする問題について改善を行いました。(#14759)
- 特定のターミナルやコンソールでUIオートメーションを強制的に有効化した場合に、フリーズやログの大量発生を引き起こす不具合が修正されました。 (#14689)
- 設定をリセットした後に、NVDAの設定を保存できなかった問題を修正しました。 (#13187)
- インストーラーから一時的な環境でNVDAを実行する場合、NVDAのユーザー設定を保存できないことを、正しくユーザーに伝えるようになりました。(#14914)
- NVDAはコマンドやフォーカスの変更により迅速に応答するようになりました。 (#14928)
- Windows文字認識の設定が、一部の環境で表示できなかった問題を修正しました。 (#15017)
- NVDAの設定の保存と読み込み、合成音声の切り替えに関連する不具合を修正しました。 (#14760)
- テキストレビューの「上スワイプ」タッチジェスチャーで前の行に移動せずページ移動になっていた不具合を修正しました。 (#15127)
開発者向けの変更
NVDAのAPIの非推奨化および削除プロセスに関する情報は、開発者ガイドを参照してください。
- アドオンマニフェスト仕様に推奨される規約が追加されました。
これらはNVDAの互換性のためにオプションですが、アドオンストアに提出する場合は推奨または必須です。
- 名前のフィールドには
lowerCamelCase を使用します。
- バージョンのフィールドには
<major>.<minor>.<patch> 形式を使用します(アドオンデータストアに必要です)。
- URLのフィールドには
https:// をスキーマとして使用します(アドオンデータストアに必要です)。
Chainという新しい拡張ポイントタイプを追加しました。これは、登録されたハンドラーが返すイテラブルを反復処理するために使用できます。(#14531)
bdDetect.scanForDevices拡張ポイントを追加しました。
USBやBluetoothなどの既存のカテゴリに収まらないようなBrailleDisplayDriver/DeviceMatchペアを yield するハンドラを登録できます。(#14531)
synthDriverHandler.synthChanged拡張ポイントを追加しました。(#14618)
- 簡単音声設定は、初めて必要になったときに利用可能な設定値をキャッシュするようになりました。従来は音声エンジンを読み込むときに実行していました。(#14704)
- ジェスチャーマップの export メソッドを呼び出して、それを dict にエクスポートできるようになりました。
この dict は、別のジェスチャーにインポートできます。それを
GlobalGestureMapのコンストラクタに渡すか、既存のマップの update メソッドに渡すことで行います。(#14582)
hwIo.base.IoBase およびその派生クラスには、新しいコンストラクタパラメータが追加され、hwIo.ioThread.IoThread を受け取るようになりました。
指定しない場合は、デフォルトのスレッドが使用されます。 (#14627)
hwIo.ioThread.IoThread には、Python関数を使用して待機可能なタイマーを設定するための setWaitableTimer メソッドが追加されました。
同様に、新しいメソッド getCompletionRoutine を使用すると、Pythonメソッドを安全に補完ルーチンに変換できます。 (#14627)
offsets.OffsetsTextInfo._get_boundingRects は、textInfos.TextInfo のサブクラスに対して期待される、常に List[locationHelper.rectLTWH] を返す仕様になりました。(#12424)
highlight-color がフォーマットフィールド属性として使用できるようになりました。 (#14610)
- NVDAのログメッセージがNVDAコアに由来するかどうかをより正確に判断できるようになりました。 (#14812)
- NVDAは、廃止予定のappModulesに関する不正確な警告やエラーをログに記録しなくなりました。 (#14806)
- NVDAのすべての拡張ポイントの説明が Developer Guide に追加されました。 (#14648)
scons checkpot は userConfig サブフォルダをチェックしなくなりました。 (#14820)
ngettext および npgettext を使用して、単数形と複数形の形式で翻訳可能な文字列を定義できるようになりました。 (#12445)
非推奨となったAPI
hwIo.ioThread.IoThread.queueAsApc にラムダ関数を渡すことは非推奨です。
代わりに、関数は弱参照可能である必要があります。(#14627)
hwIo.base から LPOVERLAPPED_COMPLETION_ROUTINE をインポートすることは非推奨です。
代わりに、hwIo.ioThread からインポートします。(#14627)
IoThread.autoDeleteApcReference は非推奨です。
NVDA 2023.1で導入され、公開APIの一部であることを意図していませんでした。
削除されるまで、何もしないコンテキストマネージャーとして動作します。 (#14924)
gui.MainFrame.onAddonsManagerCommand は非推奨です。代わりに gui.MainFrame.onAddonStoreCommand を使用します。(#13985)
speechDictHandler.speechDictVars.speechDictsPath は非推奨です。代わりに WritePaths.speechDictsDir を使用します。(#15021)
speechDictHandler.dictFormatUpgrade からの voiceDictsPath と voiceDictsBackupPath のインポートは非推奨です。
代わりに NVDAState から WritePaths.voiceDictsDir と WritePaths.voiceDictsBackupDir を使用します。(#15048)
config.CONFIG_IN_LOCAL_APPDATA_SUBKEY は非推奨です。
代わりに config.RegistryKey.CONFIG_IN_LOCAL_APPDATA_SUBKEY を使用します。 (#15049)
2023.1
設定「ドキュメントナビゲーション」カテゴリに「段落の区切り方法」オプションが追加されました。
アプリ側での段落の区切り処理に対応していないテキストエディター、例えばメモ帳や Notepad++ などで有用です。
リンク先の報告を行う新しいグローバルコマンドが NVDA+K で利用できます。
Webコンテンツのアノテーション(注釈、例えばコメントや脚注など)への対応を改善しました。
複数の注釈が付けられた場所で NVDA+D を押すと、それぞれの注釈を順番に報告します。例えば「コメントあり」「脚注あり」などです。
Tivomatic Caiku Albatross 46/80 点字ディスプレイに対応しました。
Windows の ARM64 および AMD64 環境への対応を改善しました。
Windows 11 対応など多くのバグ修正を行いました。
eSpeak, LibLouis, Sonic 音声速度変換ライブラリ、および Unicode CLDR を更新しました。
ジョージア語非縮約点字、スワヒリ語(ケニア)、チェワ語(マラウイ)の点字テーブルを追加しました。
注意:
- このリリースでは、既存のアドオンとの互換性が失われています。
新機能
- UI オートメーションで Microsoft Excel を使うときにテーブルの行や列の見出しの自動報告が可能になりました。 (#14228)
- 注意: リボンの「挿入」「テーブル」ボタンでフォーマットされたテーブルが対象です。
「テーブルの書式オプション」の「最初の列」および「先頭行」が行見出しと列見出しにそれぞれ対応します。
- 「名前の定義」を使うスクリーンリーダー独自の見出し読み上げ機能とは異なります。こちらは UI オートメーションでは未対応です。
- 「テキストカーソル移動のすこし後で文字を説明」を切り替えるジェスチャー未割り当てのスクリプトが利用可能になりました。 (#14267)
- 実験的な機能に「Windows ターミナルで新しいテキストを読み上げる方法」を追加しました。この設定は安定性や性能の改善に役立つ可能性があります。 (#13781)
- この機能の制約についてはユーザーガイドを参照してください。
- Windows 11 ARM64 環境で、Firefox, Google Chrome および 1Password などの AMD64 アプリのブラウズモードが利用可能になりました。 (#14397)
- 設定「ドキュメントナビゲーション」の「段落の区切り方法」オプションが追加されました。
段落の区切りと解釈するものを改行または1行以上の連続する空白行に切り替えることができます。
アプリ側での段落の区切り処理に対応していないテキストエディター、例えばメモ帳や Notepad++ などで有用です。 (#13797)
- 複数の注釈の存在を報告できるようになりました。
NVDA+D は複数の注釈がつけられた場所で、それぞれの注釈を順番に報告する操作となります。
例えば、ある1カ所のテキストにコメントと脚注がある場合などです。 (#14507, #14480)
- Tivomatic Caiku Albatross 46/80 点字ディスプレイに対応しました。 (#13045)
- 新しいグローバルコマンド: リンク先の報告
NVDA+K が利用できます。
1回押すとナビゲーターオブジェクトのリンク先を音声と点字で報告します。
2回押すとウィンドウを開いて情報を表示します。 (#14583)
- 入力ジェスチャーの割り当てのない新しいグローバルコマンド(「ツール」カテゴリ): ナビゲーターオブジェクトのリンク先をウィンドウを開いて表示
NVDA+K を2回押すことと同じですが、点字ユーザーに役立つ可能性があります。 (#14583)
変更点
- LibLouis 点訳エンジンを 3.24.0 に更新しました。 (#14436)
- ハンガリー語、UEB、中国語ボポモフォ注音符号の大幅な更新
- デンマーク語点字標準 2022 への対応
- ジョージア語非縮約点字、スワヒリ語(ケニア)、チェワ語(マラウイ)の点字テーブルの追加
- Sonic 音声速度変換ライブラリを commit
1d70513 に更新しました。 (#14180)
- CLDR をバージョン 42.0 に更新しました。 (#14273)
- eSpeak NG を 1.52-dev commit
f520fecb に更新しました。 (#14281, #14675)
- Javaアプリのコントロールにおいて選択可能な状態を、項目が選択されたときではなく、選択されていないときに報告するようになりました。 (#14336)
バグ修正
- Windows 11 対応の改善:
- NVDA は、スタートメニューを開くと、検索のハイライトを報告します。 (#13841)
- ARM 環境において、x64 アプリが ARM64 アプリとして識別されなくなりました。 (#14403)
- クリップボード履歴で「アイテムの固定」などにアクセスできるようになりました。(#14508)
- Windows 11 22H2 とそれ以降において、マウスとタッチを使用して、システムトレイのオーバーフローウィンドウや「プログラムから開く」のダイアログボックスなどを操作できなかった問題を修正しました。 (#14538, #14539)
- Microsoft Excel のコメントで@メンションを入力すると、提案が報告されます。(#13764)
- Google Chrome ロケーションバーで提案コントロール(タブへの切り替え、提案の削除など)を選択したときに報告されるようになりました。 (#13522)
- ワードパッドやログビューアーの書式情報において、色を明示的に報告するようになりました。従来は「既定の色」と報告していました。 (#13959)
- Firefox で GitHub issues ページの "Show options" ボタンをアクティブ化するときの動作がより確実になりました。 (#14269)
- Outlook 2016/365 の詳細検索ダイアログの日付選択コントロールにおいて、ラベルと値を報告するようになりました。 (#12726)
- Firefox、Chrome および Edge において、ARIA switch コントロールはチェックボックスではなく、実際にスイッチと報告されるようになりました。 (#11310)
- NVDA は HTML テーブルの列ヘッダーで内側のボタンを押してソート状態を変更すると、自動的に報告します。 (#10890)
- ブラウズモードで1文字ナビゲーションまたはフォーカスを使用してランドマークまたはリージョンの外から中にジャンプすると、その名前が常に自動的に読み上げられます。 (#13307)
- 「テキストカーソル移動のすこし後で文字を説明」で大文字のビープ音または報告が有効になっている場合、NVDA はビープ音または「大文字」の報告を2回行わなくなりました。 (#14239)
- NVDA はJavaアプリのテーブル内のコントロールをより正確に報告するようになりました。 (#14347)
- 複数のプロファイルを使用したときに、一部の設定が予想外に異なることがなくなりました。 (#14170)
- 次の設定が修正されました:
- 書式とドキュメント情報の「行インデント」
- 書式とドキュメント情報の「セルの罫線」
- 点字の「メッセージの表示」
- 点字の「点字表示切り替え」
- このバージョンのNVDAをインストールすると、プロファイルで使用されているこれらの設定が予期せず変更されることがあります。
- NVDAをこのバージョンに更新した後で、プロファイルのこれらのオプションを確認してください。
- 絵文字がより多くの言語で報告されるようになりました。 (#14433)
- 一部の要素で、点字で注釈が表示されなかった不具合を修正しました。 (#13815)
- 設定の変更において「既定」オプションと既定の値を切り替えたときに正しく保存されない問題を修正しました。 (#14133)
- NVDAを設定する場合、少なくとも1つのキーが常にNVDAキーとして定義されます。 (#14527)
- 通知領域からNVDAメニューを開くとき、利用可能な更新がないにも関わらず保留中の更新を提示していた問題を修正しました。 (#14523)
- Foobar2000 における残り時間、経過時間、トラックの長さが1日を超える場合に正しく報告できるようになりました。 (#14127)
- ChromeやFirefoxなどのWebブラウザで、ファイルのダウンロードなどのアラートが、音声だけでなく点字でも表示されるようになりました。 (#14562)
- Firefox で行や列の最初や最後に移動する操作の不具合を修正しました。 (#14554)
- NVDA の起動オプションで
--lang=Windows を指定したときに NVDA の設定ダイアログの「一般」を表示できなかった不具合を修正しました。 (#14407)
- Kindle for PCでページをめくった後、NVDAが読み上げを続けられなくなる問題が修正されました。 (#14390)
開発者向けの変更
注意: このリリースでは、既存のアドオンとの互換性が失われています。
アドオンは再テストとマニフェストの更新を行う必要があります。
NVDA の API 廃止および削除のプロセスについては the developer guide を参照してください。
- 非英語の環境でシステムテストが失敗しないようになりました。 (#13362)
- Windows 11 on ARM において x64 apps は ARM64 アプリと判定されないようになりました。 (#14403)
- 新しい UI オートメーションのシナリオでは
SearchField および SuggestionListItem UIA NVDAObjects は不要です。検索候補の自動報告と文字入力は controllerFor パターンで通知されます。
この機能は現在 behaviours.EditableText またはそのベースクラス NVDAObject を介して使用できます。
- UIA debug logging カテゴリは有効化すると UIA イベントハンドラやユーティリティのログを従来よりも多く出力します。 (#14256)
- NVDAHelper ビルドの標準の更新 (#13072)
- C++17 から C++20 標準に移行しました。
/permissive- コンパイラーフラグを指定しています。より厳格に標準に準拠する '/Zc' が設定されます。
- ドライバーやアドオンなどのプラグインオブジェクトについて NVDA Python コンソールで得られる情報が改善されました。 (#14463)
- NVDA は Visual Studio 2022 でコンパイルできるようになりました。 Visual Studio 2019 build tools は不要となりました。(#14326)
- NVDA がフリーズした場合に得られるログが詳細になり、デバッグしやすくなりました。 (#14309)
- シングルトン
braille._BgThread クラスが hwIo.ioThread.IoThread に変更されました。 (#14130)
- このクラスの単一のインスタンス
hwIo.bgThread (NVDA core 内) はスレッドセーフな点字ディスプレイドライバーのためのバックグラウンド I/O を提供します。
- 新しいクラスはシングルトンとして設計されていません。アドオン開発者はハードウェア I/O を行う場合にそれぞれインスタンスを作る必要があります。
- PC のプロセッサーアーキテクチャーは
winVersion.WinVersion.processorArchitecture attribute から取得できます。(#14439)
- 以下の extension point が追加されました。 (#14503)
inputCore.decide_executeGesture
- tones.decide_beep`
nvwave.decide_playWaveFile
- braille.pre_writeCells`
braille.filter_displaySize
braille.decide_enabled
braille.displayChanged
braille.displaySizeChanged
- 音声ドライバーのサポートされている設定で useConfig を False にできます。 (#14601)
API の重大な変更
API の重大な変更があります。
あなたがアドオン開発者で新しいAPIへの移行において問題がある場合は GitHub issue を作成してください。
- 設定ファイルの仕様を変更しました。キーの削除や変更があります:
[documentFormatting] セクション (#14233):
reportLineIndentation の値は boolean から int value (0 to 3) に変更されました。
reportLineIndentationWithTones は削除されました。
reportBorderStyle と reportBorderColor は削除されました。かわりに reportCellBorders を使用します。
[braille] セクション (#14233):
noMessageTimeout は削除されました。かわりに showMessages を使います。
messageTimeout が 0 の値を取ることはなくなりました。かわりに showMessages を使います。
autoTether は削除されました。 tetherTo は "auto" の値を取ることができます。
[keyboard] セクション (#14528):
useCapsLockAsNVDAModifierKey, useNumpadInsertAsNVDAModifierKey, useExtendedInsertAsNVDAModifierKey は削除されました。
かわりに NVDAModifierKeys を使います。
NVDAHelper.RemoteLoader64 クラスは削除されました。代替はありません。 (#14449)
winAPI.sessionTracking から以下の関数が削除されました。代替はありません。(#14416, #14490)
isWindowsLocked
handleSessionChange
unregister
register
isLockStateSuccessfullyTracked
- braille handler を
braille.handler.enabled で有効化/無効化できなくなりました。
braille handler を無効化したい場合は braille.handler.decide_enabled にハンドラーを登録します。 (#14503)
- braille handler の display size を
braille.handler.displaySize で変更できなくなりました。
displaySize を変更したい場合は braille.handler.filter_displaySize にハンドラーを登録します。
実装方法の例は brailleViewer を参照してください。 (#14503)
addonHandler.Addon.loadModule に関する仕様を変更しました。 (#14481)
loadModule は backslash ではなく dot を区切り文字として使います。
例えば "lib\example" は "lib.example" となります。
loadModule はモジュールの読み込み失敗やエラーで例外を投げます。従来は理由を通知せずに None を返していました。
appModules.foobar2000 から以下のシンボルを削除しました。代替はありません。 (#14570)
statusBarTimes
parseIntervalToTimestamp
getOutputFormat
getParsingFormat
- 以下はシングルトンではなくなりました。これらの get メソッドは削除されました。
Example.get() のようなコードは Example() のように書きます。 (#14248)
UIAHandler.customAnnotations.CustomAnnotationTypesCommon
UIAHandler.customProps.CustomPropertiesCommon
NVDAObjects.UIA.excel.ExcelCustomProperties
NVDAObjects.UIA.excel.ExcelCustomAnnotationTypes
非推奨となったAPI
NVDAObjects.UIA.winConsoleUIA.WinTerminalUIA は非推奨です。 (#14047)
config.addConfigDirsToPythonPackagePath は変更されました。
かわりに addonHandler.packaging.addDirsToPythonPackagePath を使います。 (#14350)
braille.BrailleHandler.TETHER_* は非推奨です。
かわりに configFlags.TetherTo.*.value を使います。 (#14233)
utils.security.postSessionLockStateChanged は非推奨です。
かわりに utils.security.post_sessionLockStateChanged を使います。 (#14486)
NVDAObject.hasDetails, NVDAObject.detailsSummary, NVDAObject.detailsRole は非推奨です。
かわりに NVDAObject.annotations を使います。 (#14507)
keyboardHandler.SUPPORTED_NVDA_MODIFIER_KEYS は非推奨です。直接の代替はありません。
config.configFlags.NVDAKey に移行してください。 (#14528)
gui.MainFrame.evaluateUpdatePendingUpdateMenuItemCommand は非推奨です。
かわりに gui.MainFrame.SysTrayIcon.evaluateUpdatePendingUpdateMenuItemCommand を使います。 (#14523)
2022.4
このリリースではテーブルの行や列の読み上げなど、新しいコマンドが追加されました。
ユーザーガイドに「クイックスタートガイド」を追加しました。
バグ修正も行われました。
音声エンジン eSpeak と点訳エンジン LibLouis も更新されました。
中国語、スウェーデン語、ルガンダ語、キンヤルワンダ語のテーブルが追加されました。
新機能
- ユーザーガイドに「クイックスタートガイド」を追加しました。 (#13934)
- 現在のフォーカスの要素のショートカットキーを報告する新しいコマンドを追加しました。 (#13960)
- デスクトップ:
Shift+テンキー2.
- ラップトップ:
NVDA+Ctrl+Shift+ピリオド.
- ページ単位でレビューカーソルを移動する新しいコマンドを追加しました。アプリが対応している場合に使用できます。 (#14021)
- 前のページ:
- デスクトップ:
NVDA+pageUp.
- ラップトップ:
NVDA+shift+pageUp.
- 次のページ:
- デスクトップ:
NVDA+pageDown.
- ラップトップ:
NVDA+shift+pageDown.
- テーブル内で使える以下のコマンドを追加しました。 (#14070)
- 現在のセルから列を読み上げ:
NVDA+control+alt+下矢印
- 現在のセルから行を読み上げ:
NVDA+control+alt+右矢印
- 現在の列を読み上げ:
NVDA+control+alt+上矢印
- 現在の行を読み上げ:
NVDA+control+alt+左矢印
- Microsoft Excel で UI オートメーションが有効な場合: スプレッドシートにおいてテーブルの中に入ったり外に出たりしたときに報告するようになりました。 (#14165)
- テーブルの行の見出しと列の見出しの報告を独立して設定できるようになりました。 (#14075)
変更点
- eSpeak NG を 1.52-dev commit
735ecdb8 に更新しました。 (#14060, #14079, #14118, #14203)
- LibLouis 点訳エンジンを 3.23.0 に更新しました。 (#14112)
- 新しいテーブル:
- 中国語共通点字 (簡体字)
- キンヤルワンダ語非縮約点字
- ルガンダ語非縮約点字
- スウェーデン語非縮約点字
- スウェーデン語一部縮約点字
- スウェーデン語縮約点字
- 中国語(中国、北京語) 従来方式の点字(声調なし) (#14138)
- NVDA 使用状況統計のために取得する情報に OS architecture を追加しました。 (#14019)
バグ修正
- Windows Package Manager CLI (winget) を使って NVDA を更新した場合に、インストールされたアルファ版よりもリリース版のほうが常に新しいものとして扱われていた問題を修正しました。 (#12469)
- Java アプリのグループボックスを正しく報告できなかった問題を修正しました。 (#13962)
- Bookworm や WordPad および NVDA ログビューアーなどのアプリで、「すべて読み上げ」の実行中にテキストカーソルが読み上げに追従できないことがあった問題を修正しました。 (#13420, #9179)
- UI オートメーションを使用するアプリにおいて、一部チェックされたチェックボックスが正しく報告されるようになりました。 (#13975)
- Microsoft Visual Studio, Windows Terminal, その他の UI オートメーションを使用するアプリにおいて性能や信頼性を改善しました。 (#11077, #11209)
- Windows 11 Sun Valley 2 (version 22H2) およびそれ以降で有効です。
- イベントとプロパティ変更の取得を選択的に行う設定が既定の選択になりました。
- Visual Studio 2022 に埋め込まれた Windows Terminal コントロールにおいてテキストの報告、点字出力、パスワード非表示などが期待通りに動作するようになりました。 (#14194)
- マルチディスプレイ環境などで DPI を正しく処理できるようになりました。
DPI 設定を100パーセントよりも大きくした場合や、マルチディスプレイ環境における複数の問題が修正されました。
ただし Windows 10 1809 よりも以前のバージョンでは改善されない場合があります。
この修正が期待通りに動作するためには NVDA で操作するアプリも高 DPI への対応が必要です。
Chrome および Edge への対応では既知の不具合が残っています。 (#13254)
- 多くのアプリにおいてビジュアルハイライトが期待通りの位置に表示されます。 (#13370, #3875, #12070)
- 多くのアプリにおいてタッチ対応が適切に動作します。 (#7083)
- 多くのアプリにおいてマウスカーソル位置に関する処理が適切に動作します。 (#6722)
- ディスプレイなどの向き(ランドスケープ/ポートレート)の変化がない場合に、報告を適切に省略するようになりました。 (#14035)
- Windows 10 のスタートメニューのタイルや Windows 11 の仮想デスクトップなどを並べ替えるときに、項目のドラッグを報告するようになりました。 (#12271, #14081)
- 「設定を戻す」を実行したときに高度な設定「ログ出力したエラーを音で報告」が既定の設定に戻らなかった不具合を修正しました。 (#14149)
- Java アプリでキーボードショートカット
NVDA+f10 によるテキスト選択ができなかった不具合を修正しました。 (#14163)
- Microsoft Teams の会話スレッドを上下に移動するときにメニュー操作で起きていた不具合を修正しました。 (#14355)
開発者向けの変更
NVDA の API の非推奨と廃止については the developer guide を参照してください。
非推奨となったAPI
core.post_windowMessageReceipt は非推奨です。 winAPI.messageWindow.pre_handleWindowMessage を使います。
winKernel.SYSTEM_POWER_STATUS は非推奨です。 winAPI._powerTracking.SystemPowerStatus を使います。
winUser.SM_* 定数は非推奨です。 winAPI.winUser.constants.SystemMetrics を使います。
2022.3.3
これは 2022.3.2, 2022.3.1, 2022.3 で発生した不具合を修正するリリースです。
セキュリティに関する修正が含まれています。
セキュリティ修正
バグ修正
- Windows ロック画面において NVDA がフリーズするとユーザーのデスクトップ画面へのアクセスを制限できなかった不具合を修正しました。(#14416)
- Windows ロック画面において NVDA がフリーズすると NVDA が正しく動作しなくなることがある不具合を修正しました。 (#14416)
- Windowsの「PINを忘れた場合」や Windows Update/Install エクスペリエンスにおけるアクセシビリティの不具合を修正しました。 (#14368)
- 一部の Windows 環境 (Windows Server) における NVDA のインストールの不具合を修正しました。 (#14379)
開発者向けの変更
非推奨となったAPI
utils.security.isObjectAboveLockScreen(obj) は非推奨です。 obj.isBelowLockScreen を使います。 (#14416)
winAPI.sessionTracking の以下の関数は非推奨です。これらは 2023.1 で削除されます。 (#14416)
isWindowsLocked
handleSessionChange
unregister
register
isLockStateSuccessfullyTracked
2022.3.2
これはセキュリティ問題と、2022.3.1で発生した不具合を修正するためのリリースです。
セキュリティ修正
バグ修正
- 2022.3.1 で発生したロック画面での一部の機能の不具合を修正しました。 (#14286)
- 2022.3.1 で NVDA がロック画面から起動した場合に、サインインの直後に一部の機能で起きていた不具合を修正しました。(#14301)
2022.3.1
これはセキュリティ問題を修正するためのリリースです。
セキュリティ問題は [email protected] に報告してください。
セキュリティ修正
バグ修正
2022.3
このリリースにおける改善の多くは NVDA 開発コミュニティの貢献によるものです。
「テキストカーソル移動のすこし後で文字を説明」や Windows コンソール対応の改善などが含まれます。
このリリースではバグ修正も行われています。
特に Adobe Acrobat および Reader の最新版で PDF ドキュメントを読むときにクラッシュしていた問題に対応しました。
eSpeak が更新され、ベラルーシ語、ルクセンブルク語、トトンテペック・ミヘ語の3つの新しい言語が導入されました。
新機能
- コマンドプロンプト、PowerShell、Windows Subsystem for Linux などに使われている Windows コンソールホストの Windows 11 バージョン 22H2 (Sun Valley 2) およびそれ以降において:
- 性能と安定性を大幅に改善しました。 (#10964)
Ctrl+f を押してテキストを検索すると、見つかった箇所にレビューカーソルを移動します。 (#11172)
- パスワード入力など、入力テキストが画面に表示されない場合に、入力テキストの報告が既定の設定で無効になりました。
NVDA「高度な設定」パネルで有効化できます。 (#11554)
- スクロールで画面の外になり表示されなくなったテキストをレビューできます。コンソールウィンドウをスクロールする必要はありません。 (#12669)
- テキストの書式に関する詳細な情報はこちらです (microsoft/terminal PR 10336)
- テキストカーソル移動のすこし後で文字を説明するかどうかを NVDA 設定「音声」カテゴリで選択できるようになりました。 (#13509)
- 点字表示をスクロールして進む(または戻る)ときに読み上げを中断するかどうかを NVDA 設定「点字」カテゴリで選択できるようになりました。 (#2124)
変更点
- eSpeak NG を 1.52-dev commit
9de65fcb に更新しました。 (#13295)
- 追加された言語:
- ベラルーシ語
- ルクセンブルク語
- トトンテペック・ミヘ語
- Microsoft Excel スプレッドシートコントロールを UI オートメーションで操作するときに NVDA が結合されたセルを報告できるようになりました。 (#12843)
- 詳細情報の目的が利用可能な場合に「詳細あり」ではなく(例えば「コメント付き」など)より具体的に報告するようになりました。 (#13649)
- Windows の「アプリと機能」にインストールされた NVDA の容量を表示するようになりました。 (#13909)
バグ修正
- Adobe Acrobat / Reader 64 ビットで PDF ドキュメントを読むときにクラッシュしていた問題を修正しました。 (#12920)
- この不具合を解決するには NVDA に加えて Adobe Acrobat または Reader も最新版に更新する必要があります。
- NVDA がフォントの大きさの値をローカライズできるようになりました。 (#13573)
- Java アプリのウィンドウハンドルが見つからない場合に Java Access Bridge イベントを無視するようになりました。
これにより IntelliJ IDEA など一部のアプリにおいて性能が改善されます。 (#13039)
- LibreOffice Calc でセルの選択を報告する処理の性能が改善され、数多くのセルが選択されたときに Calc がフリーズしていた問題が修正されました。 (#13232)
- Microsoft Edge でユーザーを切り替えるとアクセシブルでなくなっていた問題を修正しました。 (#13032)
- eSpeak で高速読み上げを無効にすると速さ 99 と 100 の間で値が不適切に変化していた問題を修正しました。 (#13876)
- 入力ジェスチャーのダイアログを2個同時に開くことができる不具合を修正しました。 (#13854)
開発者向けの変更
- Comtypes をバージョン 1.1.11 に更新しました。 (#12953)
- Windows コンソール (
conhost.exe) の特定のバージョン(例えば Windows 11 バージョン 22H2 (Sun Valley 2) に含まれるもの)と NVDA の対応 API レベル 2 (FORMATTED) およびそれ以上の組み合わせで、UI オートメーションの有効化が既定の設定になりました。 (#10964)
- この設定は NVDA の設定「高度な設定」パネル「Windows コンソール対応」で変更できます。
- 現在の Windows コンソールに対応する NVDA の API レベルを調べるには、「Windows コンソール対応」を「可能な場合にUIオートメーションを使用」にして、実行中の Windows コンソールから NVDA+F1 でログを確認します。
- Chromium においてドキュメントオブジェクトが IA2 経由で MSAA の
STATE_SYSTEM_BUSY を公開していても、仮想バッファーを読み込むようになりました。 (#13306)
- config spec に
featureFlag という型が追加されました。これは NVDA の実験的な機能で使用します。詳細は devDocs/featureFlag.md を参照してください。 (#13859)
非推奨となったAPI
バージョン 2022.3 において API の廃止や破壊的変更は提案されていません。
2022.2.4
これはセキュリティ問題を修正するためのリリースです。
バグ修正
2022.2.3
2022.2.1 で起きた API 互換性の不具合を修正するためのパッチリリースです。
バグ修正
- セキュアデスクトップに切り替わるときに「セキュアデスクトップ」と NVDA が報告しなくなった不具合を修正しました。
この不具合で「NVDA リモート」アドオンがセキュアデスクトップの切り替えを検知できなくなっていました。 (#14094)
2022.2.2
2022.2.1 で起きた入力ジェスチャーの不具合を修正するためのパッチリリースです。
バグ修正
2022.2.1
これはセキュリティ問題を修正するためのリリースです。
セキュリティ問題は [email protected] に報告してください。
セキュリティ修正
- ロック画面からPythonコンソールを実行できる脆弱性を修正しました。 (GHSA-rmq3-vvhq-gp32)
- オブジェクトナビゲーションを利用してロック画面の外に移動できる脆弱性を修正しました。 (GHSA-rmq3-vvhq-gp32)
開発者向けの変更
非推奨となったAPI
以下の非推奨 API は、廃止の時期がまだ決まっていません。
今後、廃止のお知らせを行うまで、利用可能です。
新しい API をテストしてフィードバックをお寄せください。
アドオン作成者の場合、これらの変更によって API がニーズを満たすことができなくなった場合は、GitHub の issue を作成してください。
appModules.lockapp.LockAppObject は非推奨です。NVDAObjects.lockscreen.LockScreenObject を使います。 (GHSA-rmq3-vvhq-gp32)
appModules.lockapp.AppModule.SAFE_SCRIPTS は非推奨です。utils.security.getSafeScripts() を使います。 (GHSA-rmq3-vvhq-gp32)
2022.2
このリリースでは多くのバグ修正を行いました。
特に Java ベースのアプリ、点字ディスプレイ、Windows の機能への対応を大幅に改善しました。
新しいテーブルナビゲーションコマンドが導入されました。
Unicode CLDR が更新されました。
LibLouis が更新され、新しいドイツ語の点字テーブルが追加されました。
新機能
- Microsoft Office 製品の Microsoft Loop コンポーネント操作に対応しました。(#13617)
- 新しいテーブルナビゲーションコマンドが追加されました。 (#957)
control+alt+home/end 最初または最後の列に移動
control+alt+pageUp/pageDown 最初または最後の行に移動
- 言語と方言を順番に切り替えるスクリプトが追加されました。初期設定では入力ジェスチャーの割り当てはありません。 (#10253)
変更点
- NSIS をバージョン 3.08 に更新しました。 (#9134)
- CLDR をバージョン 41.0 に更新しました。 (#13582)
- LibLouis 点訳エンジンを 3.22.0 に更新しました。 (#13775)
- 「ビジーインジケーター」コントロールのロールが追加されました。(#10644)
- NVDA のアクションを実行できない場合に報告するようになりました。(#13500)
- 例えば以下の場合です:
- NVDA の Microsoft Store 版を使用している場合
- セキュアモードで実行している場合
- モーダルダイアログへの応答を待っている場合
バグ修正
- Java ベースのアプリに関する修正:
- NVDA が readonly state を報告します。 (#13692)
- NVDA が disabled/enabled state を正しく報告します。 (#10993)
- NVDA がファンクションキーのショートカットを報告します。 (#13643)
- NVDA がプログレスバーをビープ音や読み上げで報告します。 (#13594)
- NVDA がウィジェットから不適切にテキストを取り除いてユーザーに提示することがあった問題を修正しました。(#13102)
- NVDA がトグルボタンの state を報告します。(#9728)
- NVDA が複数ウィンドウの Java アプリでウィンドウを識別します。 (#9184)
- NVDA がタブコントロールの位置情報を報告します。 (#13744)
- 点字対応の修正:
- Thunderbird でのメッセージの下書き作成など、Mozilla のリッチエディットコントロールで特定のテキストをナビゲートする際の点字出力を修正しました。 (#12542)
- 点字表示切り替えを自動に設定し、マウスカーソル位置のテキストの報告を有効にして、マウスを動かすと、
テキストレビューコマンドは、音声読み上げに合わせて点字表示を更新するようになりました。 (#11519)
- テキストレビューコマンドの使用後に、点字表示をスクロールしてコンテンツを確認できるようになりました。 (#8682)
- NVDA インストーラーが、特殊文字を含む名前のディレクトリから実行できるようになりました。 (#13270)
- Firefox において aria-rowindex, aria-colindex, aria-rowcount または aria-colcount 属性が無効な値である場合に NVDA が Web ページの項目の報告に失敗していた問題を修正しました。 (#13405)
- テーブルナビゲーションを使用して結合されたセルの間を移動するときに、行または列の移動が不適切になる問題を修正しました。(#7278)
- インタラクティブでない PDF を Adobe Reader で読むときに、フォームフィールド(チェックボックスやラジオボタンなど)の種別と状態が報告されるようになりました。 (#13285)
- セキュアモードにおいて NVDA メニューから「設定のリセット」が利用できるようになりました。(#13547)
- NVDA が終了すると、ロックされたマウスキーがロック解除されます。これまではマウスボタンはロックされたままでした。(#13410)
- Visual Studio において行番号を報告するようになりました。(#13604)
- 行番号を報告するには Visual Studio と NVDA の両方で行番号の表示や報告を有効にする必要があります。
- Visual Studio が行インデントを正しく報告するようになりました。(#13574)
- 最近の Windows 10 と 11 リリースにおいて、スタートメニューの検索結果の詳細を報告していなかった問題を修正しました。(#13544)
- Windows 10 および 11 の電卓バージョン10.1908 以降において、
NVDA は科学計算モードなどより多くの場合に、コマンドが押されたときに結果を報告するようになりました。(#13383)
- Windows 11 のタスクバーやタスクビューなどのユーザーインターフェイス要素において、
マウスやタッチによるナビゲーションと操作ができない場合があった問題を修正しました。 (#13506)
- NVDA は Windows 11 のメモ帳でステータスバーの内容を報告するようになりました。 (#13688)
- ナビゲータオブジェクトのハイライト機能を有効にするとハイライトがすぐに表示されるようになりました。(#13641)
- 単一列のリストビュー項目の読み上げを修正しました。(#13659, #13735)
- 英語とフランス語の eSpeak 自動言語切り替えが、それぞれ、英国英語とフランス語(フランス)にフォールバックするように修正されました。 (#13727)
- OneCore 音声の自動言語切り替えにおいて、以前にインストールされていた言語に切り替える際に起きていた問題を修正しました。 (#13732)
開発者向けの変更
- NVDA の依存モジュールを Visual Studio 2022 (17.0) でコンパイルできるようになりました。
開発ビルドおよびリリースビルドでは Visual Studio 2019 をひきつづき使います。 (#13033)
- accSelection で選択された子要素の個数を取得する場合、
子要素の ID が負の場合、および IDispatch が IAccessible::get_accSelection によって返される場合に、正しく処理されるようになりました。 (#13277)
- 新しい便利な関数 registerExecutableWithAppModule と unregisterExecutable が appModuleHandler モジュールに追加されました。
これらは、複数の実行可能ファイルで単一のアプリモジュールを使用するために使用できます。 (#13366)
非推奨となったAPI
以下の通り API の破壊的変更が提案されています。
非推奨となった API は、廃止されるリリースが明記されている場合は、それまで引き続き使用可能です。
リリースが明記されていない場合は API の廃止は決定されていません。
廃止に関するロードマップは「ベストエフォート」であり、変更される可能性があります。
新しい API をテストしてフィードバックをお寄せください。
アドオン作成者の場合、これらの変更によって API がニーズを満たすことができなくなった場合は、GitHub の issue を作成してください。
appModuleHandler.NVDAProcessID は非推奨です。globalVars.appPid を使います。 (#13646)
gui.quit は非推奨です。wx.CallAfter(mainFrame.onExitCommand, None) を使います。 (#13498)
-
- appModules の以下の別名は非推奨です。
これらをインポートしていたコードは代替のモジュールを使用します。 (#13366)
| 削除されるモジュール |
代替のモジュール |
| azuredatastudio |
code |
| azuredatastudio-inserers |
code |
| calculatorapp |
calculator |
| code - insiders |
code |
| commsapps |
hxmail |
| dbeaver |
eclipse |
| digitaleditionspreview |
digitaleditions |
| esybraille |
esysuite |
| hxoutlook |
hxmail |
| miranda64 |
miranda32 |
| mpc-hc |
mplayerc |
| mpc-hc64 |
mplayerc |
| notepad++ |
notepadPlusPlus |
| searchapp |
searchui |
| searchhost |
searchui |
| springtoolsuite4 |
eclipse |
| sts |
eclipse |
| teamtalk3 |
teamtalk4classic |
| textinputhost |
windowsinternal_composableshell_experiences_textinput_inputapp |
| totalcmd64 |
totalcmd |
| win32calc |
calc |
| winmail |
msimn |
| zend-eclipse-php |
eclipse |
| zendstudio |
eclipse |
2022.1
このリリースでは Microsoft Office での UI オートメーション対応を大幅に改善しました。
Microsoft Office 16.0.15000 およびそれ以降と Windows 11 の組み合わせで NVDA は Microsoft Word ドキュメントに UI オートメーションを使います。
旧式のオブジェクトモデルと比べて性能が改善します。
清華 Notetaker、Papenmeier、HID 点字仕様などの点字ディスプレイドライバを改善しました。
また、電卓、コンソール、ターミナル、メール、絵文字パネルなどのさまざまな Windows 11 のアプリに対応するバグ修正を行いました。
eSpeak-NG と LibLouis を更新し、新しい日本語(漢点字)、ドイツ語、カタロニア語の点字テーブルを追加しました。
注意:
- このリリースでは、既存のアドオンとの互換性が失われています。
新機能
- Windows 11 と UI オートメーションが有効になった Microsoft Excel において、メモの報告に対応しました。 (#12861)
- Windows 11 と UI オートメーションが有効になった Microsoft Word の最近のビルドにおいて、ブックマーク、下書きコメント、および解決されたコメントが存在するときに、音声と点字の両方で報告されるようになりました。 (#12861)
- 新しい
--lang コマンドライン引数により、NVDA の言語の設定を上書きできます。 (#10044)
- 不明なコマンドライン引数があり、アドオンからも使用されていない場合に NVDA は警告するようになりました。 (#12795)
- UI オートメーションが有効になった Microsoft Word において、NVDA は MathPlayer を使用して Office の数式を読み取ったり移動したりするようになりました。 (#12946)
- Microsoft Word 365/2016 ビルド 14326 以降が必要です。
- MathType の数式は Office 数式に手動で変換する必要があります。数式を選択し、コンテクストメニューを開き、[数式オプション]、[Office 数式に変換] の順に操作します。
- 「詳細あり」の報告と、関連づけられた注釈の報告が、フォーカスモードで利用できるようになりました。 (#13106)
- 清華 Notetaker が USB および Bluetooth 経由で接続された場合に自動検出されるようになりました。 (#13191, #13142)
- 対応デバイス: MiniSeika (16, 24 セル), V6, および V6Pro (40 セル)
- Bluetooth COM ポートの手動選択にも対応しています。
- 点字ビューアーを有効または無効にするコマンドを追加しました。既定のジェスチャーはありません。 (#13258)
- 点字ディスプレイで複数の修飾キーを同時に切り替えるためのコマンドを追加しました。 (#13152)
- [読み上げ辞書]ダイアログボックスに、辞書全体をクリアするのに役立つ[すべて削除]ボタンを追加しました。 (#11802)
- Windows 11 電卓に対応しました。 (#13212)
- UI オートメーションが有効になった Microsoft Word において、行番号とセクション番号を報告できるようになりました。 (#13283, #13515)
- Microsoft Office 16.0.15000 およびそれ以降と Windows 11 の組み合わせで NVDA は Microsoft Word ドキュメントに UI オートメーションを使います。旧式のオブジェクトモデルと比べて性能が改善します。 (#13437)
- Microsoft Word ドキュメント、Microsoft Outlook のメッセージの表示と編集が含まれます。
変更点
- Espeak-ng をバージョン 1.51-dev commit
7e5457f91e10 に更新しました。 (#12950)
- liblouis 点訳エンジンを 3.21.0 に更新しました。 (#13141, #13438)
- 新しいテーブル: 日本語漢点字
- 新しいテーブル: ドイツ語6点コンピューター点字
- 新しいテーブル: カタロニア語1級点字 (#13408)
- NVDA LibreOffice Calc 7.3 およびそれ以降でセルの選択や結合を報告するようになりました。 (#9310, #6897)
- Unicode 共通ロケールデータリポジトリ (CLDR) をバージョン 40.0 に更新しました。 (#12999)
- 既定の設定で
NVDA+テンキーDelete はテキストカーソルまたはフォーカスのあるオブジェクトの位置を報告します。 (#13060)
NVDA+Shift+テンキーDelete はレビューカーソルの位置を報告します。 (#13060)
- 点字ディスプレイで修飾キーをトグルする既定のジェスチャーの割り当てを追加しました。 (#13152)
- テキストの書式を報告するコマンド (
NVDA+f) において「ベースライン」を報告しなくなりました。 (#11815)
- 詳細な説明 (longdesc) をアクティブ化するコマンドに既定のジェスチャーが割り当てられなくなりました。 (#13380)
- 注釈の報告コマンドに既定のジェスチャー (
NVDA+d) が割り当てられました。 (#13380)
- MathPlayer のインストール後にNVDAを再起動する必要があります。 (#13486)
バグ修正
- 一部の Office アプリを開くときに、クリップボードマネージャのペインに誤ってフォーカスが移動していた問題を修正しました。 (#12736)
- マウスの主ボタンを右クリックに変更した環境において、Webブラウザなどのアプリで、NVDAが項目をアクティブ化する代わりに誤ってコンテキストメニューを表示することがなくなりました。 (#12642)
- UIオートメーションが有効になった Microsoft Word などにおいて、レビューカーソルをテキストコントロールの末尾を超えて移動しようとすると「下の端」を報告できなかった問題を改善しました。 (#12808)
- NVDA を64ビット版Windowsで実行している場合に system32 フォルダに配置された実行ファイルのアプリ名やバージョンを報告できるようになりました。 (#12943)
- ターミナルの出力をより一貫性のある方法で読み込むようになりました。 (#12974)
- 行の途中で文字を挿入または削除すると、テキストカーソル以降の文字を再度読み上げることがあります。
- UIオートメーションが有効になった Microsoft Word: ブラウズモードでの見出しの1文字ナビゲーションを使うとドキュメントの最後の見出しで止まって動かなくなる問題や、このような見出しがNVDA要素リストに重複して表示される問題などを修正しました。 (#9540)
- Windows 8 以降において、ステータスバーの標準のジェスチャー NVDA+End (デスクトップ配列) / NVDA+Shift+End (ラップトップ配列)を使用して、ファイルエクスプローラのステータスバーを取得できるようになりました。 (#12845)
- Skype for Businessのチャットで受信したメッセージが報告されなかった問題を修正しました。 (#9295)
- Windows 11 で SAPI5 音声エンジンを使用しているときに音のダッキングができなかった問題を修正しました。 (#12913)
- Windows 10 の電卓で、履歴のラベルとメモリのリスト項目を報告するようになりました。 (#11858)
- HID点字仕様のディスプレイでスクロールやタッチカーソルなどのジェスチャーが動作しなかった問題を修正しました。 (#13228)
- Windows 11 メール: 長いメールを読んでいる途中でアプリ間でフォーカスを切り替えると、NVDA がメールの読んでいる行から他の場所に移動できなくなる問題を修正しました。 (#13050)
- HID点字ディスプレイ: ジェスチャーの組み合わせ (例えば
スペース+4の点) を点字ディスプレイから実行できるようになりました。 (#13326)
- 複数の設定ダイアログを同時に開くことができる問題を修正しました。 (#12818)
- PC をスリープ解除した後、一部の Focus Blue 点字ディスプレイが動作しなくなる問題を修正しました。 (#9830)
- 「上付き文字と下付き文字の報告」オプションが有効な場合に、誤って「ベースライン」と報告していた問題を修正しました。 (#11078)
- Windows 11 で絵文字を選択するときに絵文字パネルで NVDA のナビゲーションができなかった問題を修正しました。 (#13104)
- Windowsコンソールとターミナルを使用しているときに報告が2重に行われていた問題を修正しました。 (#13261)
- REAPER などの64ビットアプリでリスト項目を報告できなかった問題を修正しました。 (#8175)
- Microsoft Edge ダウンロードマネージャで、最新のダウンロードのリスト項目にフォーカスが移動すると、NVDA が自動的にフォーカスモードに切り替わるようになりました。 (#13221)
- 64ビット版の Notepad++ バージョン 8.3 以上がクラッシュする問題を修正しました。 (#13311)
- Adobe Readerの保護モードが有効になっている場合、Adobe Readerが起動時にクラッシュする問題を修正しました。 (#11568)
- Papenmeier 点字ディスプレイドライバを選択すると NVDA がクラッシュする問題を修正しました。 (#13348)
- UIオートメーションが有効になった Microsoft Word: 表の空白セルから内容を含むセルに移動したり、ドキュメントの最後から既存の内容のある場所に移動したりするときに、ページ番号やその他の書式が不適切に報告される問題を修正しました。 (#13458, #13459)
- Google Chrome バージョン 100 でページ読み込み時に NVDA によるページタイトルの読み上げや自動でのページの読み上げが失敗していた問題を修正しました。 (#13571)
- コマンドキーの読み上げを有効にして NVDA の設定をリセットするとクラッシュしていた問題を修正しました。 (#13634)
開発者向けの変更
- 注意: これはアドオン API 非互換のリリースです。アドオンは再テストとマニフェストの更新が必要です。
- NVDA の開発にはひきつづき Visual Studio 2019 が必要ですが、同時により新しいバージョン(2022など) の Visual Studio がインストールされている場合に、ビルドが失敗しないようになりました。 (#13033, #13387)
- SCons をバージョン 4.3.0 に更新しました。 (#13033)
- py2exe をバージョン 0.11.1.0 に更新しました。 (#13510)
NVDAObjects.UIA.winConsoleUIA.WinConsoleUIA.isImprovedTextRangeAvailable を削除しました。かわりに apiLevel を使います。 (#12955, #12660)
TVItemStruct を sysTreeView32 から削除しました。 (#12935)
MessageItem を Outlook appModule から削除しました。 (#12935)
audioDucking.AUDIODUCKINGMODE_* 定数を DisplayStringIntEnum に移行しました。 (#12926)
- これらの定数のかわりに
AudioDuckingMode.* を使います。
audioDucking.audioDuckingModes のかわりに AudioDuckingMode.*.displayString を使います。
audioDucking.ANRUS_ducking_* 定数は ANRUSDucking.* に移行しました。 (#12926)
synthDrivers.sapi5 の変更 (#12927):
SPAS_* のかわりに SPAudioState.* を使います。
constants.SVSF* のかわりに SpeechVoiceSpeakFlags.* を使います。
- 注意:
SVSFlagsAsync のかわりに SpeechVoiceSpeakFlags.Async を使います。 SpeechVoiceSpeakFlags.lagsAsync ではありません。
constants.SVE* のかわりに SpeechVoiceEvents.* を使います。
soffice appModule におけるクラスと関数の廃止: JAB_OOTableCell, JAB_OOTable, gridCoordStringToNumbers. (#12849)
core.CallCancelled のかわりに exceptions.CallCancelled を使います。 (#12940)
core および logHandler において RPC で始まる定数はすべて RPCConstants.RPC enum に移行しました。 (#12940)
- マウスでアクティブ化(主ボタン)やコンテクストメニュー表示など(副ボタン)のクリックを実行するために、論理アクション関数
mouseHandler.doPrimaryClick および mouseHandler.doSecondaryClick を推奨します。
executeMouseEvent の使用や、マウスのボタンの左右を特定することは避けるべきです。
Windows の設定「マウスの主ボタン」の変更に適切に対応するためです。 (#12642)
config.getSystemConfigPath を削除しました。代替の手段はありません。 (#12943)
shlobj.SHGetFolderPath を削除しました。かわりに shlobj.SHGetKnownFolderPath を使います。 (#12943)
shlobj 定数を削除しました。かわりに列挙型 shlobj.FolderId を導入しました。使い方は SHGetKnownFolderPath を参照してください。 (#12943)
diffHandler.get_dmp_algo および diffHandler.get_difflib_algo はそれぞれ diffHandler.prefer_dmp および diffHandler.prefer_difflib に移行しました。 (#12974)
languageHandler.curLang を削除しました。現在の NVDA の言語は languageHandler.getLanguage() で取得します。 (#13082)
- アプリモジュールに
getStatusBarText メソッドを実装して、NVDA がステータスバーのテキストを読み取る方法をカスタマイズできるようになりました。 (#12845)
globalVars.appArgsExtra を削除しました。 (#13087)
- アドオンから追加のコマンドライン引数を扱いたい場合は
addonHandler.isCLIParamKnown のドキュメントと開発者ドキュメントで詳細をご確認ください。
- UIA ハンドラーモジュールとその他の UIA サポートモジュールは UIAHandler パッケージにまとめられました。 (#10916)
UIAUtils の移行先は UIAHandler.utils
UIABrowseMode の移行先は UIAHandler.browseMode
_UIAConstants の移行先は UIAHandler.constants
_UIACustomProps の移行先は UIAHandler.customProps
_UIACustomAnnotations の移行先は UIAHandler.customAnnotations
IAccessibleHandler IA2_RELATION_* の各定数は IAccessibleHandler.RelationType 列挙型に移行しました。 (#13096)
IA2_RELATION_FLOWS_FROM を削除しました。
IA2_RELATION_FLOWS_TO を削除しました。
IA2_RELATION_CONTAINING_DOCUMENT を削除しました。
LOCALE_SLANGUAGE, LOCALE_SLIST および LOCALE_SLANGDISPLAYNAME を languageHandler から削除しました。かわりに languageHandler.LOCALE のメンバーを使います。 (#12753)
- NVDA が使用するフックライブラリーは Minhook から Microsoft Detours に変わりました。これは主にディスプレイモデルのために使われています。 (#12964)
winVersion.WIN10_RELEASE_NAME_TO_BUILDS を削除しました。 (#13211)
- SCons はシステムの論理プロセッサ数と同じ数のジョブでビルドをすると警告を行います。
このときマルチコアシステムでのビルド時間は非常に遅くなります。 (#13226, #13371)
characterProcessing.SYMLVL_* 定数を削除しました。かわりに characterProcessing.SymbolLevel.* を使います。 (#13248)
- addonHandler から
loadState および saveState を削除しました。かわりに addonHandler.state.load および addonHandler.state.save を使います。 (#13245)
- NVDAHelper の UWP/OneCore 関連の実装を C++/CX から C++/Winrt に移行しました。 (#10662)
DictionaryDialog を使うときにはサブクラスが必須となりました。 (#13268)
config.RUN_REGKEY, config.NVDA_REGKEY は 2023 年に廃止される予定です。かわりに config.RegistryKey.RUN, config.RegistryKey.NVDA を使います。 (#13242)
easeOfAccess.ROOT_KEY, easeOfAccess.APP_KEY_PATH は 2023 年に廃止される予定です。かわりに easeOfAccess.RegistryKey.ROOT, easeOfAccess.RegistryKey.APP を使います。 (#13242)
easeOfAccess.APP_KEY_NAME は 2023 年に廃止・削除される予定です。 (#13242)
DictionaryDialog および DictionaryEntryDialog は gui.settingsDialogs から gui.speechDict に移動しました。 (#13294)
- IAccessible2 relations は IAccessible2 objects の developer info に表示されるようになりました。 (#13315)
languageHandler.windowsPrimaryLCIDsToLocaleNames を削除しました。かわりに languageHandler.windowsLCIDToLocaleName または winKernel.LCIDToLocaleName を使います。 (#13342)
- UIA オブジェクトの
UIAAutomationId プロパティの使用を推奨します。 cachedAutomationId は非推奨です。 (#13125, #11447)
cachedAutomationId は要素から直接取得した場合は利用できます。
NVDAObjects.window.scintilla.CharacterRangeStruct は NVDAObjects.window.scintilla.Scintilla.CharacterRangeStruct に移動しました。 (#13364)
- ブール型の値
gui.isInMessageBox を削除しました。かわりに関数 gui.message.isModalMessageBoxActive を使います。 (#12984, #13376)
controlTypes は複数のサブモジュールに分割されました。 (#12510, #13588)
ROLE_* および STATE_* はそれぞれ Role.* および State.* になりました。
- 以下は廃止されていませんが非推奨となりました:
ROLE_* および STATE_* は非推奨です。それぞれ Role.* および State.* を使います。
roleLabels, stateLabels および negativeStateLabels は非推奨です。例えば roleLabels[ROLE_*] のような場合は Role.*.displayString や State.*.negativeDisplayString を使います。
processPositiveStates および processNegativeStates は非推奨です。processAndLabelStates を使います。
- Excel セルの状態の定数 (
NVSTATE_*) は NvCellState 列挙型の値になりました。NVDAObjects/window/excel.py の列挙型 NvCellState は _nvCellStatesToStates 経由で controlTypes.State にマッピングされます。 (#13465)
EXCEL_CELLINFO 構造体メンバー state は nvCellStates になりました。
mathPres.ensureInit を削除しました。 MathPlayer は NVDA の起動時に初期化されます。 (#13486)
2021.3.5
これは、いくつかのセキュリティ上の問題を修正するためのマイナーリリースです。
セキュリティ問題を [email protected] に責任を持って開示してください。
セキュリティ修正
- セキュリティアドバイザリ
GHSA-xc5m-v23f-pgr7 への対処
- NVDA のセキュアモードで句読点/記号読み辞書設定ダイアログが無効になりました。
2021.3.4
これは、いくつかのセキュリティ上の問題を修正するためのマイナーリリースです。
セキュリティ問題を [email protected] に責任を持って開示してください。
セキュリティ修正
- セキュリティアドバイザリ
GHSA-354r-wr4v-cx28 への対処 (#13488)
- NVDA のセキュアモードでデバッグログを有効にして NVDA を再起動できなくなりました。
- NVDA のセキュアモードで NVDA を更新できなくなりました。
- セキュリティアドバイザリ
GHSA-wg65-7r23-h6p9 への対処 (#13489)
- NVDA のセキュアモードで入力ジェスチャーのダイアログが無効になりました。
- NVDA のセキュアモードで既定、一時、音声の読み上げ辞書ダイアログが無効になりました。
- セキュリティアドバイザリ
GHSA-mvc8-5rv9-w3hx への対処 (#13487)
- NVDA のセキュアモードで wx GUI 検査ツールが無効になりました。
2021.3.3
このリリースは 2021.3.2 と同じです。
NVDA 2021.3.2 にはバグがあり、NVDA 自身を 2021.3.1 と誤って識別していました。
このリリースは、NVDA 自身を 2021.3.3 として正しく識別します。
2021.3.2
これは、いくつかのセキュリティ上の問題を修正するためのマイナーリリースです。
セキュリティ問題を [email protected] に責任を持って開示してください。
バグ修正
- セキュリティ修正: オブジェクトナビゲーションで Windows 10 および 11 のロック画面の外に移動できなくなりました。 (#13328)
- セキュリティ修正: NVDA のセキュアモードで、アドオンマネージャーのダイアログが無効になりました。 (#13059)
- セキュリティ修正: NVDA のセキュアモードで、NVDA のコンテキストヘルプが無効になりました。 (#13353)
2021.3.1
2021.3 で見つかったいくつかの問題を修正するためのマイナーリリースです。
変更点
- 従来の点字ディスプレイドライバーが利用できる場合には、新しい HID 点字仕様のドライバーよりも優先されるようになりました。 (#13153)
- 新しいHID点字プロトコルは、高度な設定パネルで無効化できます。 (#13180)
バグ修正
- 点字ディスプレイでランドマークの省略表記が使われていなかった不具合を修正しました。 (#13158)
- Humanware Brailliant および APH Mantis Q40 点字ディスプレイを Bluetooth 接続する場合に、点字ディスプレイの自動検出に失敗していた問題を修正しました。 (#13153)
2021.3
このリリースでは新しい HID 点字仕様をサポートしました。
この仕様の目的は点字ディスプレイの標準化とドライバーの共通化です。
eSpeak-NG と LibLouis も更新されました。ロシア語とシヴェンダ語の点字テーブルが追加されています。
設定ダイアログの「高度な設定」に「ログ出力したエラーを音で報告」が追加されました。
Microsoft Word で「すべて読み上げ」を行う場合にドキュメントが適切にスクロールされるようになりました。
Microsoft Office の UI オートメーション対応でさまざまな改善が行われました。
例えば Outlook でメッセージのレイアウトテーブルを無視する処理が改善されています。
重要な注意事項:
セキュリティ証明書の変更の影響で NVDA が更新をチェックするときに一部のユーザーの環境でエラーが発生するようになりました。
NVDA 2021.3 では Windows のセキュリティ証明書を更新できなかった不具合が修正されました。これにより、今後このエラーは発生しなくなります。
この問題の影響を受けたユーザーは NVDA 2021.3 を手動でダウンロードして更新する必要があります。
新機能
- セルの罫線の報告を切り替える入力ジェスチャーが追加されました。 (#10408)
- 点字ディスプレイの標準化を目的とした新しい HID 点字仕様をサポートしました。 (#12523)
- この仕様をサポートするデバイスを NVDA は自動検出します。
- NVDA の実装に関する技術的な詳細は https://github.com/nvaccess/nvda/blob/master/devDocs/hidBrailleTechnicalNotes.md を参照してください。
- VisioBraille Vario 4 点字ディスプレイに対応しました。 (#12607)
- 設定ダイアログの「高度な設定」に「ログ出力したエラーを音で報告」が追加されました。 (#12672)
- Windows 10 以降で「設定」アプリや Microsoft Store アプリの検索にキーワードを入力するときに、提案される候補の数を報告するようになりました。 (#7330, #12758, #12790)
- PowerShell の Out-GridView コマンドレットを使用して作成されたグリッドコントロールで、テーブルナビゲーションが可能になりました。 (#12928)
変更点
- Espeak-ng を 1.51-dev commit
74068b91bcd578bd7030a7a6cde2085114b79b44 に更新しました。 (#12665)
- インストール済みの OneCore 音声が NVDA の優先言語に対応していない場合に NVDA の既定の音声として eSpeak を使用するようになりました。 (#10451)
- OneCore 音声が連続して起動に失敗する場合に eSpeak を代替の音声エンジンとして使用するようになりました。 (#11544)
NVDA+end でステータスバーの報告を行うときに、レビューカーソルがステータスバーに移動しないようになりました。
この機能をひきつづき使用したい場合は、「入力ジェスチャー」ダイアログの「オブジェクトナビゲーション」カテゴリの適切なスクリプトにジェスチャーを割り当ててください。 (#8600)
- 設定ダイアログがすでに開いているときに、さらに設定ダイアログを開く操作を行うと、エラーとせず、開いている設定ダイアログにフォーカスを移動するようになりました。 (#5383)
- liblouis 点訳エンジンをバージョン 3.19.0 に更新しました。 (#12810)
- 新しい点字テーブル: ロシア語1級, シヴェンダ語1級, シヴェンダ語2級
- 音声および点字ディスプレイで「マーク」または "mrkd" と報告していた情報が「ハイライト」または "hlght" と報告されるようになりました。(#12892)
- 確認やキャンセルなどアクションを待つダイアログを表示している間に NVDA の終了を行わないようになりました。 (#12984)
バグ修正
- ウォッチドッグ処理が行われている場合に、キーボード修飾キー(ControlやInsertなど)が押されたことをより確実に処理できるようになりました。 (#12609)
- クリーンインストールされた Windows など、特定のシステムにおいて、NVDA の更新をチェックすることが再び可能になりました。 (#12729)
- Microsoft Word で UI オートメーションを使用している場合、NVDA は表の空白セルを正しく報告するようになりました。 (#11043)
- Web 上の ARIA データグリッドセルにおいて、Esc キーが押されたときにグリッドに渡されるようになりました。以前は無条件にフォーカスモードがオフになっていました。 (#12413)
- Chrome でテーブルの見出しセルを読み取る場合、列の名前が2回報告されていた問題が修正されました。 (#10840)
- UIA スライダーに値のテキスト表現が定義されている場合に、不適切に数値を報告しなくなりました。(UIA ValuePattern が RangeValuePattern よりも優先されるようになりました。) (#12724)
- NVDA は UIA スライダーの値を常にパーセントの値として処理していた問題が修正されました。
- Microsoft Excel で UI オートメーションを使用している場合に、Windows 11 でセルの位置を正しく報告しなかった問題が修正されました。 (#12782)
- NVDA は無効な Python ロケールを設定することがあった問題が修正されました。 (#12753)
- 無効にしたアドオンをアンインストールしてから再インストールすると、再び有効になるように改善されました。 (#12792)
- アドオンの更新と削除において、アドオンのフォルダ名が変更された場合やファイルをオープンしていた場合に起きるバグが修正されました。 (#12792, #12629)
- Microsoft Excel スプレッドシート・コントロールで UI オートメーションを使用している場合に、NVDA がセルが1つ選択されたことを冗長に報告していた問題を修正しました。 (#12530)
- LibreOffice Writer の確認ダイアログなどにおけるテキストの報告が改善されました。 (#11687)
- Microsoft Word のブラウズモードで UI オートメーションを使用して読み取りや移動を行う場合に、ドキュメントが常に適切にスクロールされるようになりました。これにより、現在のブラウズモードの位置が画面に表示されない、あるいは、フォーカスモードでのテキストカーソルの位置がブラウズモードの現在の位置に正しく反映されない、といった問題が改善されました。 (#9611)
- Microsoft Word で UI オートメーションを使用して「すべて読み上げ」を実行すると、ドキュメントが自動的にスクロールされ、テキストカーソルの位置が正しく更新されるようになりました。 (#9611)
- Outlook で UI オートメーションを使用して電子メールのメッセージを表示している場合、特定のテーブルをレイアウトテーブルと判断するようになりました。つまり、既定の設定ではレイアウト目的と判断されたテーブルを報告しなくなります。 (#11430)
- オーディオデバイスを変更するときに、まれに起きていたエラーが修正されました。 (#12620)
- エディットフィールドにおいて、非縮約の点字テーブルを使用した文字入力がより確実に動作するようになりました。 (#12667)
- Windows システムトレイのカレンダーでナビゲーションする場合の曜日の報告が改善されました。 (#12757)
- Microsoft Word で台湾 Microsoft Quick などの中国語入力メソッドを使用する場合、点字ディスプレイを前後にスクロールするとテキストカーソルが不適切に制御されていた問題を修正しました。 (#12855)
- Microsoft Word ドキュメントで UI オートメーションを使用するときに、文を単位とするのナビゲーション(alt+下矢印/alt+上矢印)ができなくなっていた問題を修正しました。 (#9254)
- Microsoft Word ドキュメントで UI オートメーションを使用するときに、段落のインデントが報告されるようになりました。 (#12899)
- Microsoft Word ドキュメントで UI オートメーションを使用するときに、変更の追跡およびその他のコマンドがローカライズされていても報告されるようになりました。 (#12904)
- description が content または name と一致する場合に、点字や音声が重複していた問題を修正しました。 (#12888)
- Microsoft Word ドキュメントで UI オートメーションを使用するときに、入力時にスペルミスのサウンドをより正確に再生できるようになりました。 (#12161)
- Windows 11 において Alt+Tab キーを押してアプリを切り替えるときに「ペイン」を報告しないようになりました。 (#12648)
- Microsoft Word ドキュメントで UI オートメーションを使用しないときに、新しいコメントのペインの操作に対応しました。このペインとドキュメントの間を移動するには alt+f12 キーを押します。 (#12982)
開発者向けの変更
- NVDA をビルドするには Visual Studio 2019 16.10.4 以降が必要になりました。
本番ビルド環境に揃えるためには、Visual Studio を 現在 AppVeyor が使用しているバージョン に合わせて更新してください。 (#12728)
NVDAObjects.UIA.winConsoleUIA.WinConsoleUIA.isImprovedTextRangeAvailable は廃止予定です。NVDA 2022.1 で削除されます。 (#12660)
apiLevel を使用してください(詳細は _UIAConstants.WinConsoleAPILevel のコメントを参照してください)。
- ディスプレイモデルを介して GDI アプリから取得したテキスト背景色の透過性がアドオンやアプリモジュールで利用できるようになりました。 (#12658)
LOCALE_SLANGUAGE, LOCALE_SLIST および LOCALE_SLANGDISPLAYNAME は languageHandler の LOCALE 列挙値に変更されました。移動しました。
従来のモジュールレベルの値はまだ利用できますが NVDA 2022.1 で廃止され、削除される予定です。 (#12753)
- 関数
addonHandler.loadState および addonHandler.saveState は NVDA 2022.1 に対応するために addonHandler.state.save および addonHandler.state.load に移行する必要があります。 (#12792)
- システムテストで点字出力の確認ができるようになりました。 (#12917)
2021.2
このリリースでは Windows 11 への暫定的な対応を行いました。
Windows 11 はまだリリースされていませんが、NVDA 2021.2 は Windows 11 のプレビュー版でテストされています。
スクリーンカーテンの重要な更新を行っています。後述の「重要な注意事項」を参照してください。
COM 登録修復ツールが改良され、NVDA の実行時に起きる問題を、さらに解決できるようになりました。
音声エンジン eSpeak-NG や点訳エンジン LibLouis も更新されました。
点字ディスプレイや Windows ターミナル、電卓、絵文字パネル、クリップボード履歴への対応など、さまざまなバグ修正や改善も行われました。
重要な注意事項
最新バージョンの Windows で変更された Windows 拡大鏡 API に対応するためにスクリーンカーテンが更新されました。
Windows 10 21H2(10.0.19044)以降でスクリーンカーテンを有効するには NVDA 2021.2 以降を使用してください。
この更新には Windows 10 Insider と Windows 11 への対応が含まれます。
セキュリティ上の理由から、新しいバージョンの Windows を使用する場合は、スクリーンカーテンによって画面が完全に黒くなることを視覚的に確認してください。
新機能
- ARIA アノテーション(注釈)への実験的な対応:
- オブジェクトに詳細情報 (aria-details) がある場合に、詳細情報のまとめを読み上げるコマンドが追加されました。(#12364)
- オブジェクトに詳細情報があるかどうかをブラウズモードで報告するオプションが「高度な設定」に追加されました。 (#12439)
- Windows 10 バージョン 1909 以降(Windows 11 を含む)において、ファイルエクスプローラーで検索を実行するときに NVDA は候補数を報告するようになりました。 (#10341, #12628)
- Microsoft Word において、インデントとぶら下げインデントのショートカットキーが押されたときに結果を NVDA が報告するようになりました。 (#6269)
変更点
- Espeak-ng を 1.51-dev commit
ab11439b18238b7a08b965d1d5a6ef31cbb05cbb に更新しました。 (#12449, #12202, #12280, #12568)
- NVDA 設定ダイアログ「書式とドキュメント情報」で「記事」の報告が有効になっている場合、NVDA はコンテンツの後に「記事」と報告します。 (#11103)
- liblouis 点訳エンジンを 3.18.0 に更新しました。 (#12526)
- 新しい点字テーブル: ブルガリア語1級点字、ビルマ語1級点字、ビルマ語2級点字、カザフ語1級点字、クメール語1級点字、北クルド語0級点字、セペディ語1級点字、セペディ語2級点字、セソト語1級点字、セソト語2級点字、セツワナ語1級点字、セツワナ語2級点字、タタル語1級点字、ベトナム語0級点字、ベトナム語2級点字、南ベトナム語1級点字、コサ語1級点字、コサ語2級点字、ヤクート語1級点字、ズールー語1級点字、ズールー語2級点字
- 「Windows 10 文字認識」は「Windows 文字認識」になりました。(#12690)
バグ修正
- NVDA は Windows 10 電卓の計算式を点字ディスプレイに表示できるようになりました。 (#12268)
- Windows 10 バージョン 1607 以降のターミナルアプリにおいて、行の途中で文字を挿入または削除したときに、テキストカーソルの右側の文字が報告されていた問題を修正しました。 (#3200)
- 既定の設定でディフマッチパッチ(Diff Match Patch)が有効になりました。(#12485)
- アラビア語2級、スペイン語2級、ウルドゥ語2級、中国語(中国、北京語)2級の各点字テーブルで、文字入力が利用可能になりました。 (#12541)
- COM 登録修復ツールが、特に64ビット Windows において、より多くの問題を解決できるようになりました。 (#12560)
- 日本テレソフトの清華ノートテーカーにおいてボタン操作が改善されました。 (#12598)
- Windows 絵文字パネルとクリップボード履歴の報告が改善されました。 (#11485)
- ベンガル文字の文字説明を更新しました。 (#12502)
- NVDA の新しいプロセスが開始するときに、以前のプロセスが安全に終了するようになりました。 (#12605)
- Handy Tech 点字ディスプレイドライバーを設定ダイアログで再選択されたときに、エラーが発生しなくなりました。 (#12618)
- Windows バージョン 10.0.22000 およびそれ以降が Windows 10 ではなく Windows 11 として認識されるようになりました。 (#12626)
- バージョン 10.0.22000 までの Windows でスクリーンカーテンが動作するようになりました。 (#12684)
- 入力ジェスチャーのフィルターを使用して結果が見つからなかった場合に、入力ジェスチャーの設定ダイアログが期待通りに動作していなかった問題を解決しました。 (#12673)
- サブメニューの最初のメニュー項目を読み上げないことがある問題を修正しました。 (#12624)
開発者向けの変更
- 定数
characterProcessing.SYMLVL_* は 2022.1 までに新しい定数 SymbolLevel.* に移行する必要があります。 (#11856, #12636)
controlTypes はさまざまなサブモジュールに分割されました。廃止予定のシンボルは 2022.1 までに新しい記述方法に移行する必要があります。 (#12510)
ROLE_* および STATE_* の各定数は Role.* および State.* に移行する必要があります。
roleLabels, stateLabels および negativeStateLabels は廃止予定です。 roleLabels[ROLE_*] のような記述は Role.*.displayString または State.*.negativeDisplayString などに移行する必要があります。
processPositiveStates および processNegativeStates は廃止され削除される予定です。
- Windows 10 Version 1511 およびそれ以降(Insider Preview ビルドを含む)において、Windows レジストリから、現在有効な Windows 機能更新プログラムの名前を取得するようになりました。 (#12509)
winVersion.WIN10_RELEASE_NAME_TO_BUILDS は 2022.1 で廃止される予定です。代替の値を設ける予定はありません。 (#12544)
2021.1
このリリースは Excel および Chromium ブラウザでの UI オートメーションを実験的にサポートしています。これはオプションです。
点字はいくつかの言語への対応について修正が行われました。また、点字ディスプレイでリンクを操作する方法が改善されました。
Unicode 共通ロケールデータリポジトリ、数学記号、点訳エンジンなどが更新されました。
Microsoft Office、Visual Studio、およびいくつかの言語に関する多くのバグ修正と改善が行われました。
注意:
- このリリースでは、既存のアドオンとの互換性が失われています。
- このリリースでは、Adobe Flash のサポートが廃止されました。
新機能
- Chromium ベースのブラウザ(Edgeなど)での UI オートメーションの初期サポート (#12025)
- UI オートメーションによる Microsoft Excel の実験的サポート(オプション)。Microsoft Excel ビルド 16.0.13522.10000 以上でのみ推奨されます。 (#12210)
- NVDA Python コンソールで出力のナビゲーションが容易になりました。 (#9784)
- Alt+上矢印/下矢印は、前/次の出力結果にジャンプします。さらに Shift も同時に押すと選択できます。
- Ctrl+L で出力ペインをクリアします。
- NVDA は Microsoft Outlook で予定に割り当てられたカテゴリがあれば、それを報告するようになりました。 (#11598)
- 日本テレソフトの点字ディスプレイ「清華ノートテイカー」に対応しました。 (#11514)
変更点
- ブラウズモードにおいて、コントロールの省略表記(例えばリンクは lnk など)で点字ディスプレイのタッチカーソルを使ってアクションの実行ができるようになりました。これはラベルのないチェックボックスなどを選択する場合に特に有効です。 (#7447)
- スクリーンカーテンが有効の場合に Windows 10 文字認識を実行できないことを NVDA が報告するようになりました。 (#11911)
- Unicode 共通ロケールデータリポジトリ (CLDR) をバージョン 39.0 に更新しました。 (#11943, #12314)
- 記号読み上げ辞書に数学記号を追加しました。 (#11467)
- ユーザーガイド、最新情報、コマンド一覧表のスタイルを更新しました。 (#12027)
- 画面レイアウトをサポートしていないアプリ(Microsoft Word など)で画面レイアウトに切り替えようとすると「サポートされていない入力」と報告されるようになりました。 (#7297)
- 高度な設定パネルの「失効したフォーカスイベントの読み上げを停止」は既定の設定で有効になりました。 (#10885)
- このオプションを「しない」に設定すると無効になります。
- Webアプリ(Gmailなど)において、フォーカスを速く移動する場合に、古い情報を報告していた問題が改善されました。
- liblouis 点訳エンジンを 3.17.0 に更新しました。 (#12137)
- 新しい点訳テーブル: ベラルーシ語非縮約点字、ベラルーシ語コンピューター点字、ウルドゥ語1級点字、ウルドゥ語2級点字
- NVDA の Adobe Flash 対応を削除しました。Adobe が Flash 技術を非推奨としたためです。 (#11131)
- NVDA のウィンドウが開いていても NVDA を終了できるようになりました。NVDA を終了すると NVDA のウィンドウとダイアログはすべて閉じられます。 (#1740)
- スピーチビューアーを
Alt+F4 で閉じられるようになりました。また標準的な「閉じる」ボタンが追加され、GUI での操作が容易になりました。(#12330)
- 点字ビューアーに標準的な「閉じる」ボタンが追加され、GUI での操作が容易になりました。 (#12328)
- 要素リストのダイアログにおいて、種別のラジオボタンのラベルとの衝突を回避するために、一部の言語で「アクションの実行」ボタンのアクセラレーターキーが削除されました。使用可能な場合、このボタンはダイアログの既定のアクションであり、要素リスト自体で Enter キーを押すことでアクションを実行できます。 (#6167)
バグ修正
- Outlook 2010 のメッセージ一覧が読めなくなっていた問題を修正しました。 (#12241)
- Windows 10 バージョン 1607 以降のターミナルで、行の途中にある文字を削除または挿入するときに、テキストカーソルの右側の文字を読み上げていた問題に対応しました。 (#3200)
- これは実験的な修正です。有効にするには、NVDA の高度な設定の「差分アルゴリズム」で「ディフマッチパッチを許可」する必要があります。
- Microsoft Outlook においてメッセージ本文から件名のフィールドに Shift+Tab で移動したときに、不適切に距離を読み上げていた問題を修正しました。 (#10254)
- Python コンソールにおいて、空でない入力行の先頭へのインデント用のタブの挿入と、入力行の途中でのタブ補完が可能になりました。 (#11532)
- 画面レイアウトを使用しない場合に、フォーマット情報などブラウズ可能なメッセージで、不適切に空行が報告されていた問題を修正しました。 (#12004)
- Microsoft Word で UI オートメーションを有効にした場合に、コメントの読み上げが可能になりました。(#9285)
- Visual Studio を操作する場合の性能が向上しました。 (#12171)
- RTL(右から左)レイアウトを NVDA で扱う場合に、要素の欠落などグラフィックに関する不具合を修正しました。 (#8859)
- システムのロケールではなく NVDA の言語設定に基づいて GUI のレイアウト方向を判断するようになりました。 (#638)
- RTL言語の既知の問題: ラベルやコントロールでクリップするグループの右の境界 (#12181)
- 「既定の言語」を選択している場合に Python ロケールは環境設定で選択された言語と一貫して一致するように設定されます。 (#12214)
- NVDAログビューアなどのリッチエディットコントロールにおいて TextInfo.getTextInChunks がフリーズする問題を修正しました。 (#11613)
- Windows 10 1803 および 1809 において、ロケール名にアンダースコアが含まれる言語(de_CHなど)で NVDA が使用できなくなっていた問題を修正しました。 (#12250)
- WordPad において、上付き文字や下付き文字の報告の設定が正しく動作するようになりました。 (#12262)
- ウェブページである場所がフォーカスされなくなり、同じ場所に新たにフォーカスが移動した場合に、NVDA が新たにフォーカスされたコンテンツを報告できなかった問題を修正しました。 (#12147)
- 書式とドキュメント情報で対応するオプションを有効にした場合に、Excel セル全体の打ち消し線、上付き文字および下付き文字の書式が報告されるようになりました。 (#12264)
- ポータブル版からのインストールにおいて、デフォルトのコピー先設定フォルダが空の場合に設定がコピーされる問題が修正されました。 (#12071, #12205)
- 「大文字の前にオオモジと読む」オプションが有効の場合に、アクセント記号や発音区別記号がついた一部の文字が誤って読み上げられていた問題を修正しました。 (#11948)
- SAPI4 音声エンジンのピッチ変更の不具合を修正しました。 (#12311)
- NVDA インストーラーがコマンドライン引数
--minimal を受け付けるようになりました。このとき起動音は再生されません。インストールされた場合やポータブル版の NVDA 実行ファイルについてユーザーガイドで説明された仕様と同じです。 (#12289)
- Microsoft Word または Outlook において、ブラウズモード設定で「レイアウト目的のテーブルを区別しない」が有効の場合に、テーブルの1文字ナビゲーションでレイアウトテーブルに移動できるようになりました。 (#11899)
- NVDA が特定の言語の絵文字を "↑↑↑" と報告していた問題を修正しました。 (#11963)
- Espeak が広東語と北京語を再びサポートしました。 (#10418)
- Chromium ベースの Microsoft Edge において、アドレスバーなどのテキストフィールドが、内容が空のときに報告されなかった問題を修正しました。 (#12474)
- 清華点字ディスプレイのドライバーを更新しました。 (#10787)
開発者向けの変更
- 注意: これはアドオン API 非互換のリリースです。アドオンは再テストとマニフェストの更新が必要です。
- NVDA のビルドシステムは、依存している Python パッケージを pip で取得し仮想環境に格納するようになりました。これはすべて透過的に行われます。
- NVDA をビルドするには従来の方法で SCons を使用します。つまりリポジトリのルートで scons.bat を実行します。
py -m SCons の実行はサポートされなくなり scons.py も削除されました。
- ソースから NVDA を実行するには
source/nvda.pyw のではなく、リポジトリのルートで runnvda.bat を使用する必要があります。source/nvda.pyw を実行すると、サポートされなくなったことを警告するメッセージボックスが表示されます。
- ユニットテストを実行するには
rununittests.bat [<extra unittest discover options>] を使います。
- システムテストを実行するには
runsystemtests.bat [<extra robot options>] を使います。
- linting を行うには
runlint.bat <base branch> を使います。
- 詳細は readme.md を参照してください。
- 下記の Python パッケージの更新も行われました:
- comtypes 1.1.8
- pySerial 3.5
- wxPython 4.1.1
- Py2exe 0.10.1.0
LiveText._getTextLines は削除されました。 (#11639)
- かわりに、オブジェクト内のすべてのテキストの文字列を返す
_getText をオーバーライドします。
LiveText オブジェクトが文字単位で差分を計算できるようになりました。 (#11639)
- オブジェクトの差分の処理を変更するには
diffAlgo プロパティをオーバーライドします(詳細はdocstringを参照)。
- script デコレータを使用してスクリプトを定義する場合 'allowInSleepMode' ブール引数を指定して、スクリプトがスリープモードで使用可能かどうかを制御できます。 (#11979)
- config モジュールから以下の関数が削除されました。 (#11935)
- canStartOnSecureScreens - かわりに config.isInstalledCopy を使用します。
- hasUiAccess および execElevated - かわりに systemUtils モジュールを使用します。
- getConfigDirs - かわりに globalVars.appArgs.configPath を使用します。
- モジュールレベルの REASON_* 定数が controlTypes から削除されました - かわりに controlTypes.OutputReason を使用します。 (#11969)
- REASON_QUICKNAV は browseMode から削除されました - かわりに controlTypes.OutputReason.QUICKNAV を使用します。 (#11969)
NVDAObject (およびその派生) のプロパティ isCurrent は Enum クラス controlTypes.IsCurrent を返します。 (#11782)
isCurrent は Optional ではありません。つまり None を返さなくなりました。
- オブジェクトが current でない場合は
controlTypes.IsCurrent.NO を返します。
controlTypes.isCurrentLabels のマッピングを削除しました。 (#11782)
- かわりに
controlTypes.IsCurrent enum 値の displayString プロパティを使います。例えば controlTypes.IsCurrent.YES.displayString です。
- 例:
controlTypes.IsCurrent.YES.displayString
winKernel.GetTimeFormat が削除されました - かわりに winKernel.GetTimeFormatEx を使用します。 (#12139)
winKernel.GetDateFormat が削除されました - かわりに winKernel.GetDateFormatEx を使用します。 (#12139)
gui.DriverSettingsMixin が削除されました - かわりに gui.AutoSettingsMixin を使用します。 (#12144)
speech.getSpeechForSpelling が削除されました - かわりに speech.getSpellingSpeech を使用します。 (#12145)
- speech モジュールから
import speech; speech.ExampleCommand() または import speech.manager; speech.manager.ExampleCommand() のようにコマンドを直接インポートすることはできません - かわりにfrom speech.commands import ExampleCommand を使用します。 (#12126)
speakTextInfo は reason が SAYALL の場合に speakWithoutPauses を使って音声を出力しません。かわりに SayAllHandler を使用します。 (#12150)
synthDriverHandler モジュールから globalCommands および gui.settingsDialogs へのスターインポートは行われません - かわりに from synthDriverHandler import synthFunctionExample を使います。 (#12172)
- controlTypes から
ROLE_EQUATION が削除されました - かわりに ROLE_MATH を使います。 (#12164)
autoSettingsUtils.driverSetting で定義されたクラスが driverHandler から削除されました - かわりに autoSettingsUtils.driverSetting から直接インポートします。 (#12168)
autoSettingsUtils.utils で定義されたクラスが driverHandler から削除されました - かわりに autoSettingsUtils.utils から直接インポートします。 (#12168)
contentRecog.BaseContentRecogTextInfo を継承しない TextInfo はサポートされなくなりました。 (#12157)
speech.speakWithoutPauses が削除されました - かわりに speech.speechWithoutPauses.SpeechWithoutPauses(speakFunc=speech.speak).speakWithoutPauses を使用します。 (#12195, #12251)
speech.re_last_pause が削除されました - かわりに speech.speechWithoutPauses.SpeechWithoutPauses.re_last_pause を使用します。 (#12195, #12251)
WelcomeDialog, LauncherDialog, AskAllowUsageStatsDialog は gui.startupDialogs に移動しました。 (#12105)
getDocFilePath は gui モジュールから documentationUtils モジュールに移動しました。 (#12105)
gui.accPropServer モジュール、 AccPropertyOverride クラス、および ListCtrlAccPropServer クラスは gui.nvdaControls モジュールから削除されました。 wx はアクセシビリティプロパティのオーバーライドをネイティブサポートします。 wx のコントロールのアクセシビリティを改善するには wx.Accessible を実装します。 (#12215)
source/comInterfaces/ に含まれていたファイルが IDE などの開発者ツールから利用しやすくなりました。 (#12201)
- Windows バージョンを取得・比較するための便利なメソッドと型が winVersion モジュールに追加されました。 (#11909)
- winVersion モジュールの isWin10 関数が削除されました。
- クラス winVersion.WinVersion は比較やソートに対応しており Windows バージョン情報をカプセル化しています。
- 関数 winVersion.getWinVer が追加されました。これは現在実行中の OS の情報を winVersion.WinVersion として取得できます。
- 既知の Windows リリースに関する定数が追加されました。詳細は winVersion.WIN* を参照してください。
- IAccessibleHandler は IAccessible と IA2 COM インタフェースをスターインポートしません - これらを使用するには直接インポートします。 (#12232)
- TextInfo オブジェクトは start と end の各プロパティを持ちます。これらは < <= == != >= > などの演算子で数学的に比較できます。 (#11613)
- 例 ti1.start <= ti2.end
- これは ti1.compareEndPoints(ti2,"startToEnd") <= 0 よりも望ましい記法です。
- TextInfo の start と end の各プロパティは相互に代入もできます。 (#11613)
- 例 ti1.start = ti2.end
- これは ti1.SetEndPoint(ti2,"startToEnd") よりも望ましい記法です。
wx.CENTRE_ON_SCREEN および wx.CENTER_ON_SCREEN が削除されました。かわりに self.CentreOnScreen() を使います。 (#12309)
easeOfAccess.isSupported が削除されました。現在の NVDA はこの値が True となるバージョンの Windows だけをサポートしています。 (#12222)
sayAllHandler が speech.sayAll に移動しました。 (#12251)
speech.sayAll.SayAllHandler が公開する関数は stop, isRunning, readObjects, readText, lastSayAllMode です。
SayAllHandler.stop は SayAllHandler SpeechWithoutPauses の各インスタンスをリセットします。
CURSOR_REVIEW と CURSOR_CARET はそれぞれ CURSOR.REVIEW と CURSOR.CARET に変更されました。
speech.SpeechWithoutPauses は speech.speechWithoutPauses.SpeechWithoutPauses に移動しました。 (#12251)
speech.curWordChars は speech._curWordChars に変更されました。 (#12395)
- 以下は
speech モジュールから削除され speech.getState() から参照できる読み取り専用の値になりました。 (#12395)
- speechMode
- speechMode_beeps_ms
- beenCanceled
- isPaused
speech.speechMode を変更するには speech.setSpeechMode を使います。 (#12395)
- 下記は
speech.SpeechMode に移動しました。 (#12395)
speech.speechMode_off の移動先は speech.SpeechMode.off
speech.speechMode_beeps の移動先は speech.SpeechMode.beeps
speech.speechMode_talk の移動先は speech.SpeechMode.talk
IAccessibleHandler.IAccessibleObjectIdentifierType は IAccessibleHandler.types.IAccessibleObjectIdentifierType に移動しました。 (#12367)
NVDAObjects.UIA.WinConsoleUIA において以下が変更されました。 (#12094)
NVDAObjects.UIA.winConsoleUIA.is21H1Plus の新しい名前は NVDAObjects.UIA.winConsoleUIA.isImprovedTextRangeAvailable.
NVDAObjects.UIA.winConsoleUIA.consoleUIATextInfo は大文字で始まるクラス名に変更されました。
NVDAObjects.UIA.winConsoleUIA.consoleUIATextInfoPre21H1 の新しい名前は NVDAObjects.UIA.winConsoleUIA.ConsoleUIATextInfoWorkaroundEndInclusive
2020.4
このリリースでは、新しい中国語入力メソッドへの対応や点訳エンジン Liblouis の更新などが行われました。また要素リスト(NVDA+f7)がフォーカスモードで動作するようになりました。
NVDA ダイアログで F1 キーを押したときに、コンテキスト依存のヘルプが利用できるようになりました。
句読点/記号読み辞書、読み上げ辞書、点字メッセージ、流し読みなどの機能が改良されました。
Mail, Outlook, Teams, Visual Studio, Azure Data Studio, Foobar2000 などへの対応でバグ修正や改良が行われました。
Google Docs への対応、 ARIA 対応など、Web 関連の改良もあります。
その他、多くの重要なバグ修正と改善が行われました。
新機能
- NVDAダイアログにおいてF1キーを押すと、ヘルプファイルの関連するセクションを表示するようになりました。 (#7757)
- Microsoft SQL Server Management Studio と Visual Studio 2017 およびそれ以降において、自動入力候補(オートコンプリート, IntelliSense) に対応しました。 (#7504)
- 記号読み上げ辞書: 複雑な記号定義においてグループ化が利用できます。この場合「読み方」でグループ参照を記述できます。これにより記号読み上げ辞書がよりシンプルで強力なものになります。 (#11107)
- 読み上げ辞書で正規表現に誤りがある場合に報告されるようになりました。 (#11407)
- 具体的にはグループ化のエラーが検出されるようになりました。
- Windows 10 の新しい中国語繁体字クイック入力とピンイン入力に対応しました。 (#11562)
- 1文字ナビゲーションでタブヘッダーがフォームフィールドとみなされる(Fキーでジャンプできる)ようになりました。 (#10432)
- マークされた(ハイライトされた)テキストの報告を切り替えるコマンドを追加しました。(#11807)
- NVDAをサイレントインストールする場合に、事前に用意した設定フォルダーを現在のユーザーアカウントに自動的にコピーできるようになりました。インストーラーのコマンドライン引数
--copy-portable-config を使用します。 (#9676)
- 点字ビューアーでマウスカーソルを使って点字セルのタッチカーソルを操作できるようになりました。(#11804)
- NVDA が USB と Bluetooth の両方で点字ディスプレイ Humanware Brailliant BI 40Xと20Xのデバイスを自動検出するようになりました。 (#11819)
変更点
- liblouis 点訳エンジンをバージョン 3.16.1 に更新しました:
- 複数のクラッシュに対応
- バシキール語1級点字を追加しました
- コプト語8点コンピューター点字を追加しました
- ロシア語非縮約点字とロシア語非縮約点字(詳細)を追加しました
- アフリカーンス語2級点字を追加しました
- ロシア語1級点字を削除しました
- ブラウズモードで流し読みを許可する設定で「すべて読み上げ」を使用した場合に、「次を検索」「前を検索」を操作してもジャンプした場所から読み上げを続けるようになりました。 (#11563)
- HIMS 点字ディスプレイにおいて F3 キーの割り当てを「1の点+4の点+8の点+スペース」に変更しました。 (#11710)
- 点字の「メッセージの表示」「メッセージの表示終了待ち時間」の設定方法を改善しました。 (#11602)
- Webブラウザーなどのブラウズモードをサポートするアプリで、フォーカスモードのときに要素リスト(NVDA+F7)を使用できるようになりました。 (#10453)
- 動的コンテンツの変化を報告しない場合に、ARIA ライブリージョンの更新の報告を行わないようになりました。 (#9077)
- NVDA+F10 を2回押した場合など NVDA が「クリップボードにコピーしました」と報告するときに、コピーしたテキストをメッセージの前ではなくメッセージの後に報告するようになりました。 (#6757)
- Windows の「ディスクの管理」でのグラフィカルなテーブルへの対応を改善しました。 (#10048)
- NVDA のウィンドウでコントロールが無効の場合に、そのコントロールのラベルも無効になる(グレーアウトする)ようになりました。 (#11809)
- CLDRの絵文字アノテーションをバージョン38に更新しました。 (#11817)
- NVDA 内蔵の「フォーカスハイライト」機能の名前を「ビジュアルハイライト」に変更しました。 (#11700)
バグ修正
- Fast Log Entry アプリにおいて、エディットフィールドで NVDA が正しく動作しなかった不具合を修正しました。 (#8996)
- Foobar2000 において、合計時間がない(例えばライブストリームを再生している)場合に、経過時間を報告するようになりました。 (#11337)
- Webページの編集可能なコンテンツで、要素の aria-roledescription 属性を NVDA が使用するようになりました。 (#11607)
- Google Docs や Google Chrome で編集可能なコンテンツにおいて、リストの行ごとに「リスト」と報告していた不具合を修正しました。 (#7562)
- Web上の編集可能なコンテンツで、あるリスト項目から別のリスト項目へ、矢印キーで文字単位または単語単位の移動を行うときに、新しいリスト項目に移動したことが報告されるようになりました。 (#11569)
- Google DocsなどのWeb上の編集可能なコンテンツにおいて、リスト項目の最後にあるリンクの末尾にテキストカーソルがある場合に、行の読み上げを正しく行うようになりました。 (#11606)
- Windows 7 において、デスクトップからスタートメニューを開いたり閉じたりした場合に、フォーカスが正しく設定されるようになりました。(#10567)
- 「失効したフォーカス イベントの読み上げを停止」が有効な場合に、Firefoxでタブを切り替えた際にタブのタイトルが報告されなかった不具合を修正しました。 (#11397)
- NVDA で SAPI5 Ivona 音声を使う場合に、リストの中で文字を入力した後にリストの項目の報告ができなかった不具合を修正しました。 (#11651)
- Windows 10 Mail 16005.13110 以降でメールを読むときにブラウズモードが使えなかった不具合を修正しました。(#11439)
- harposoftware.com の SAPI5 Ivona 音声を使う場合に、NVDAの設定の保存、音声エンジンの切り替え、再起動などで起きていた不具合を修正しました。 (#11650)
- HIMS点字ディスプレイの点字キーボードからコンピューター点字で数字の6を入力できなかった不具合を修正しました。 (#11710)
- Azure Data Studio 対応において性能を大幅に改善しました。(#11533, #11715)
- 「失効したフォーカス イベントの読み上げを停止」が有効な場合に、NVDA の検索ダイアログのタイトルが報告されなかった不具合を修正しました。 (#11632)
- PC を起動した直後に Microsoft Edge にフォーカスが移動すると NVDA がフリーズしていた不具合を修正しました。(#11576)
- Microsoft Edge でコンテクストメニューを閉じたあとでブラウズモードが使えなくなり、Tab キーを押してフォーカスを移動するなどして回避する必要があった不具合を修正しました。 (#11202)
- NVDA が Tortoise SVN などの 64 ビットアプリ内のリストビューの項目を読み上げできなかった不具合を修正しました。 (#8175)
- Firefox および Chrome のブラウズモードにおいて、ARIA ツリーグリッドが通常のテーブルのように扱われるようになりました。 (#9715)
- NVDA+Shift+F3 の「前を検索」で前方に向かう検索を開始できるようになりました。 (#11770)
- NVDA スクリプトが2回実行される間に関連のないキーが押された場合には、同じコマンドを繰り返したものとして扱わないようになりました。 (#11388)
- NVDA の「書式とドキュメント情報」の設定で「強調の報告」をオフにしても Internet Explorer の strong タグや em タグが報告されていた不具合を修正しました。 (#11808)
- Excel で矢印キーを使ってセルを移動するときに、数秒間のフリーズが発生することがあった不具合を修正しました。(#11818)
- Microsoft Teams バージョン 1.3.00.28xxx において、NVDA が不適切にメニューにフォーカスを移動してしまい、チャットやTeamsチャンネルのメッセージを読み取れなかった不具合を修正しました。 (#11821)
- Google Chrome において、スペルミスと文法ミスの両方が同時にマークされたテキストを NVDA が適切に報告するようになりました。(#11787)
- Outlook をフランス語環境で使用している場合に「すべてに返信」のショートカット(Ctrl+Shift+R)が使用できなかった不具合を修正しました。 (#11196)
- Visual Studio において、現在選択されている IntelliSense 項目に追加の詳細を提供する IntelliSense ツールのヒントの報告が1回だけ行われるようになりました。 (#11611)
- Windows 10 電卓において、NVDAの「入力文字の読み上げ」が無効の場合に、計算の進捗を報告できなかった不具合を修正しました。 (#9428)
- アメリカ英語2級点字とコンピューター点字(NABCC)を使用している場合に、点字ディスプレイにURLのような特定の文字列が表示されるとNVDAがクラッシュしていた不具合を修正しました。 (#11754)
- Excel においてフォーカスされたセルの書式情報を NVDA+F で報告できなかった不具合を修正しました。 (#11914)
- Papenmeier 点字ディスプレイの QWERTY 入力において、動作しない、あるいは NVDA がランダムにフリーズする不具合を修正しました。 (#11944)
- Chromiumベースのブラウザーで、テーブルナビゲーションが機能せず、NVDAがテーブルの行数/列数を報告しなかった問題を修正しました。 (#12359)
開発者向けの変更
- システムテストにおいて spy.emulateKeyPress を使用してキーイベントを送信できるようになりました。これはNVDA独自のキー名に準拠したキー識別子を受け取ります。また、デフォルトではアクションが実行されるまで処理はブロックされます。 (#11581)
- カレントディレクトリがNVDAアプリのディレクトリでなくてもNVDAが動作するようになりました。 (#6491)
- NVDAオブジェクトの liveRegionPoliteness プロパティを使用してライブリージョンの aria live politeness 設定を確認できるようになりました。 (#11596)
- Outlook ドキュメントとWord ドキュメントで別々のジェスチャーを定義できるようになりました。 (#11196)
2020.3
このリリースでは、特に Microsoft Office アプリ対応の安定性と性能が改善されました。また、タッチ操作サポートや画像の報告を切り替える設定が追加されました。
ブラウザーにおいてマーク(テキストのハイライト)を報告できるようになりました。また、新しいドイツ語の点字テーブルが追加されました。
新機能
- NVDAの「書式とドキュメント情報」の設定で、画像の報告を切り替えることができます。このオプションを無効にしても、画像の代替テキストは読み上げられます。(#4837)
- NVDAの「タッチ操作サポート」を切り替えることができます。NVDAの設定「タッチ操作」カテゴリに「タッチ操作サポートの有効化」が追加されました。この設定の既定の入力ジェスチャーは NVDA+Ctrl+Alt+T です。(#9682)
- 新しいドイツ語の点字テーブルを追加しました。(#11268)
- NVDAが読み取り専用テキストのUIAコントロールを検出するようになりました。(#10494)
- すべてのWebブラウザーで、マーク(テキストのハイライト)が存在する場合に、音声と点字の両方で報告されます。(#11436)
- この機能は、NVDA の「書式とドキュメント情報」の設定項目「ハイライト」により、オン/オフを切り替えられるようになりました。
- NVDA の「入力ジェスチャー」ダイアログから、システムキーボードのキー入力のエミュレートを追加できます。(#6060)
- 追加するには「システムキーボードのキー入力エミュレート」カテゴリを選択して「追加」ボタンを押します。
- ジョイスティック付きの Handy Tech Active Braille 点字ディスプレイに対応しました。(#11655)
- 「可能な場合に自動的にフォーカスを移動」が無効の場合にも「テキストカーソルの移動を追跡する自動フォーカスモード」が利用できるようになりました。(#11663)
変更点
- 「書式とドキュメント情報の報告」(NVDA+F)の仕様が変更され、レビューカーソル位置ではなくテキストカーソル位置の書式を報告するようになりました。レビューカーソル位置の書式を報告するには NVDA+Shift+F を使用します。(#9505)
- NVDA のブラウズモードで、フォーカス可能な要素に移動したときに、システムフォーカスを自動的に移動しなくなりました。これにより、性能と安定性が向上しました。(#11190)
- CLDR がバージョン 36.1 からバージョン 37 に更新されました。(#11303)
- eSpeak-NG を 1.51-dev コミット 1fb68ffffea4 に更新しました。
- チェック可能なリスト項目を含むリストボックスで、リストに複数の列がある場合に、テーブルナビゲーションを利用できるようになりました。(#8857)
- アドオンマネージャーで、アドオンの削除の確認をするときの既定の選択肢が「いいえ」がになりました。 (#10015)
- Microsoft Excel で「要素リスト」ダイアログに表示される数式がローカライズされるようになりました。 (#9144)
- Excel のコメント機能とメモ機能の用語を更新しました。 (#11311)
- ブラウズモードで「レビューカーソルをフォーカス位置に移動」コマンドを使用すると、レビューカーソルが仮想テキストカーソルの位置に設定されるようになりました。 (#9622)
- NVDA+F による書式とドキュメント情報など、ブラウズモードで情報を報告する場合に、ウィンドウを表示する位置や大きさを改善しました。 (#9910)
バグ修正
- NVDAで単語単位の移動を行い、記号1文字に移動し、その記号の直後が空白である場合に、記号読み上げレベルの設定に関わらず、常にその記号を読み上げるようになりました。 (#5133)
- QT 5.11 以降を使用するアプリで、オブジェクトの説明が報告されなかった不具合を修正しました。 (#8604)
- Ctrl+Delete を使用して単語を削除するときに、NVDA が読み上げを行わなかった不具合を修正しました。 (#3298, #11029)
- 設定パネル「一般」カテゴリで、言語のリストの表示の順序を修正しました。 (#10348)
- 入力ジェスチャーのダイアログで、フィルタリングの処理速度が大幅に向上しました。 (#10307)
- U+FFFF を超えるコードの Unicode 文字を点字ディスプレイから送信できるようになりました。 (#10796)
- NVDA は Windows 10 May 2020 Update の「プログラムから開く」ダイアログの内容を報告するようになりました。 (#11335)
- NVDA 設定の新しい実験的なオプション「UIオートメーションのイベントとプロパティ変更を選択的に取得」を有効にすると、Microsoft Visual Studio およびその他の UI Automation ベースのアプリの性能が大幅に向上します。 (#11077, #11209)
- チェック可能なリスト項目において、選択の状態が重複して報告されていた不具合を修正しました。選択されていない状態の報告も行います。 (#8554)
- Windows 10 May 2020 Update において、NVDAの音声エンジンのダイアログで、出力デバイスに Microsoft Sound Mapper を表示しなかった不具合を修正しました。 (#11349)
- Internet Explorer において順序付きリストの番号が1で始まらない場合にも、番号が正しく報告されるようになりました。(#8438)
- Google Chrome において、チェックボックスに限らず、チェック可能な全てのコントロールについて、チェックなしの状態を報告するようになりました。 (#11377)
- NVDA の言語がアラゴン語に設定されている場合に、コントロールを移動できなかった不具合を修正しました。 (#11384)
- 点字を有効にして、上下に矢印キーで移動したり、文字を入力したりするときに Microsoft Word で NVDA がフリーズしていた不具合を修正しました。 (#11431,#11425,#11414)
- NVDA は、現在のナビゲーターオブジェクトをクリップボードにコピーするときに、末尾に不必要な空白を追加しなくなりました。 (#11438)
- 読み取るものがない場合、NVDA は Say All プロファイルをアクティブにしなくなりました。 (#10899, #9947)
- NVDA がインターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャーの機能リストを読み取れなかった不具合を修正しました。 (#11468)
- 一部のサウンドカードにおいて NVDA はオーディオデバイスをオープンのままにします。これにより性能が改善します。 (#5172, #10721)
- Microsoft Word で Ctrl+Shift+下矢印 を押したままにすると NVDA がフリーズまたは終了していた不具合を修正しました。 (#9463)
- drive.google.com のツリービューのディレクトリの展開/折りたたみ状態を常に NVDA で報告するようになりました。 (#11520)
- NVDA が "NLS eReader Humanware" 点字ディスプレイを Bluetooth 経由で自動検出するようになりました。 (#11561)
- Visual Studio Code の性能が大幅に向上しました。 (#11533)
開発者向けの変更
- GUI Helper の BoxSizerHelper.addDialogDismissButtons は新しい "separated" キーワード引数をサポートします。 これは、ダイアログ(メッセージや単一入力ダイアログを除く)に標準の水平区切り線を追加します。(#6468)
- アプリモジュールにプロパティが追加されました。実行可能ファイルのパス(appPath)、Windowsストアアプリかどうか(isWindowsStoreApp)、アプリのマシンアーキテクチャ(appArchitecture)などです。 (#7894)
- Windows 8 以降の wwahost.exe 内でホストされるアプリに対応するモジュールを作成できるようになりました。 (#4569)
- ログのフラグメントを区切って NVDA+Ctrl+Shift+F1 でクリップボードにコピーできるようになりました。 (#9280)
- Python のガベージコレクターが NVDA 固有のオブジェクトを削除したときにログに記録されるようになりました。(#11499)
- NVDAObjects, appModules, GlobalPlugins, SynthDrivers, TreeInterceptors など、NVDAのクラスの大部分を追跡します。
- 追跡する必要のあるクラスは garbageHandler.TrackedObject から継承する必要があります。
- MSAA イベントの重要なデバッグログを NVDA の詳細設定で有効にできるようになりました。 (#11521)
- 現在フォーカスされているオブジェクトの MSAA winEvents は、特定のスレッドのイベントカウントが増加した場合に、他のイベントとともに除外されなくなりました。 (#11520)
2020.2
このリリースのハイライトは、Nattiq の販売する新しい点字ディスプレイへの対応、ESET antivirus GUI および Windows Terminal への対応の改善、1Password 対応および Windows OneCore 音声エンジンに関する性能の改善、その他の重要なバグ修正と改善です。
新機能
- 新しい点字ディスプレイへの対応:
- NVDA 設定フォルダーを開くコマンドが追加されました。(既定のジェスチャーは設定されていません) (#2214)
- ESET antivirus GUI 対応の改善 (#10894)
- Windows Terminal への対応 (#10305)
- アクティブな設定プロファイルを報告するコマンドが追加されました。 (#9325)
- 上付き文字と下付文字の報告の有無を切り替えるコマンドが追加されました。 (#10985)
- Gmail などのWebアプリケーションにおいて、フォーカスをすばやく移動したときに、不必要になった情報が報告され続ける問題に対応しました。 (#10885)
- この改善は実験的な機能です。有効にするには「高度な設定」パネルの「失効したフォーカスイベントの読み上げを停止」を設定します。
- 記号の説明の追加 (#11105)
変更点
- liblouis 点訳エンジンを 3.12.0 から 3.14.0 に更新しました。 (#10832, #11221)
- 上付き文字と下付き文字の報告は「フォント属性」と独立して設定できるようになりました。 (#10919)
- Visual Studio Code で NVDA のブラウズモードを既定で無効にすることができなくなりました。これは Visual Studio Code の仕様の変更によるものです。 (#10888)
- レビューカーソルを現在のナビゲーターオブジェクトの最初の行または最後の行に移動するジェスチャーを実行したときに「上の端」「下の端」と報告しないようになりました。 (#9551)
- レビューカーソルを現在のナビゲーターオブジェクトの最初の文字または最後の文字に移動するジェスチャーを実行したときに「左の端」「右の端」と報告しないようになりました。 (#9551)
バグ修正
- ログファイルを作成できなかった場合に NVDA が正常に起動できなかった不具合を修正しました。 (#6330)
- Microsoft Word 365 の最近のバージョンにおいて、ドキュメントの編集中に Ctrl+Backspace を押すと "delete back word" と報告されていた問題を修正しました。 (#10851)
- Winamp において NVDA がシャッフルとリピートの状態の切り替えを報告していなかった問題を修正しました。 (#10945)
- 1Password で項目リストの中を移動すると NVDA の応答が非常に遅くなっていた問題を修正しました。 (#10508)
- Windows OneCore 音声エンジンで発話に余分な無音が入っていた問題を修正しました。 (#10721)
- タスクトレイの 1Password のコンテクストメニューにおいて NVDA がフリーズしていた問題を修正しました。 (#11017)
- Office 2013 およびそれ以前のバージョンにおいて:
- フォーカスが最初にリボンに移動したときに報告されるようになりました。(#4207)
- コンテクストメニューの項目の報告が正しく行われていなかった問題を修正しました。 (#9252)
- Ctrl+矢印キー で移動したときにリボンのセクションがより適切に報告されるようになりました。 (#7067)
- Mozilla Firefox と Google Chrome のブラウズモードにおいて、Webコンテンツで CSS display: inline-flex が使われていた場合に、テキストが不適切に独立した行として扱われていた問題を修正しました。 (#11075)
- ブラウズモードで「フォーカスの変化を追跡する自動フォーカスモード」を無効にした場合に、フォーカス可能でない要素で「アクションの実行」が行えなかった不具合を修正しました。
- ブラウズモードで「フォーカスの変化を追跡する自動フォーカスモード」を無効にした場合に、Tab キーで移動した要素で「アクションの実行」が可能になりました。 (#8528)
- ブラウズモードで「フォーカスの変化を追跡する自動フォーカスモード」を無効にした場合に、「アクションの実行」を行うと不適切な位置に対するクリックが行われていた問題を修正しました。 (#9886)
- DevExpress テキストコントロールにおいて NVDA のエラー音が起きていた問題を修正しました。 (#10918)
- タスクトレイのアイコンにキーボードで移動した場合に、アイコンの名前とツールチップのテキストが同じだった場合の報告を改善しました。 (#6656)
- ブラウズモードで「フォーカスの変化を追跡する自動フォーカスモード」を無効にした場合に、 NVDA+スペース でフォーカスモードに切り替えると、テキストカーソルのある要素にフォーカスが移動するようになりました。 (#11206)
- NVDA の更新が環境によって正しく動かないことがある不具合を修正しました。例えば、Windows がインストールされた直後の環境などで発生していました。 (#11253)
- Java アプリにおいてフォーカスのないツリービュー、テーブル、リストなどで選択が変更された場合に、フォーカスが不適切に移動していた問題を修正しました。 (#5989)
開発者向けの変更
- execElevated および hasUiAccess は config モジュールから systemUtils モジュールに移動されました。 config モジュールからの利用は非推奨になりました。 (#10493)
- configobj を 5.1.0dev から commit f9a265c4 に更新しました。 (#10939)
- NVDA と Chrome の自動テストおよび HTML サンプルが利用可能になりました。 (#10553)
- IAccessibleHandler はパッケージになりました。 OrderedWinEventLimiter はモジュールになり、ユニットテストが追加されました。 (#10934)
- BrlApi を version 0.8 (BRLTTY 6.1) に更新しました。 (#11065)
- ステータスバーの取得を AppModule でカスタマイズできるようになりました。 (#2125, #4640)
- NVDA は IAccessible EVENT_OBJECT_REORDER を listen しないようになりました。 (#11076)
- ScriptableObject が壊れている場合に NVDA 全体のスクリプト処理に影響が及ばないようになりました。例えば GlobalPlugin がベースクラスの init メソッドを実行していない場合などです。 (#5446)
2020.1
このリリースのハイライトは、HumanWare や APH の販売する新しい点字ディスプレイへの対応、Microsoft Word と MathPlayer や MathType を併用する場合の数式の読み上げに関するバグ修正、その他の重要なバグ修正です。
新機能
- Chrome のブラウズモードにおいて、リストボックスの選択中の項目を報告するようになりました。これは NVDA 2019.1 と同様の動作です。(#10713)
- タッチ対応デバイスにおいて、一本指でタップして押さえ続けると、マウス右クリックの操作ができるようになりました。(#3886)
- 新しい点字ディスプレイへの対応: APH Chameleon 20, APH Mantis Q40, HumanWare BrailleOne, BrailleNote Touch v2 および NLS eReader (#10830)
変更点
- 「すべて読み上げ」の実行中に Windows システムのロックやスリープを許可しないようになりました。(#10643)
- Mozilla Firefox の out-of-process iframes に対応しました。(#10707)
- liblouis 点訳エンジンをバージョン 3.12 に更新しました。(#10161)
バグ修正
- Unicode マイナス記号 (U+2212) を報告するようになりました。 (#10633)
- アドオンマネージャーからアドオンをインストールするときにブラウズウィンドウのファイルやフォルダーを2回報告していた問題を修正しました。 (#10620, #2395)
- Firefox において、高度なウェブインタフェースを有効にした Mastodon を読み込むと、ブラウズモードでタイムラインが正しくレンダリングされなかった問題を修正しました。(#10776)
- ブラウズモードにおいて、チェックなしの状態のチェックボックスが「チェックなし」と報告されないことがある問題を修正しました。 (#10781)
- ARIA switch コントロールが「押されていません、チェック」「押されています、チェック」のように報告されていた問題を修正しました。 (#9187)
- SAPI4 音声を使う場合に特定のテキストを読み上げなかった問題を修正しました。(#10792)
- Microsoft Word で数式の読み上げやナビゲーションが行えなかった問題を修正しました。(#10803)
- ブラウズモードでテキストを選択してから矢印キーを押したときにテキストの選択解除を報告しなかった問題を修正しました。(#10731).
- eSpeak 音声エンジンの初期化に失敗したときに NVDA が不正に終了していた問題を修正しました。(#10607)
- インストーラーでショートカットの翻訳の不備によるエラーが発生した場合にインストールが失敗するのではなく、英語の表記でショートカットを作成するようになりました。(#5166, #6326)
- 「すべて読み上げ」の「流し読み」において、矢印キーでリストやテーブルの外に出た場合に、「リストの外」「テーブルの外」という報告を繰り返していた問題を修正しました。(#10706)
- Internet Explorerの一部のMSHTML要素でマウス追跡を修正しました。 (#10736)
開発者向けの変更
- 開発者向けドキュメントの生成に Sphinx を使うようになりました。 (#9840)
- speech モジュールのいくつかの関数が二つに分割されました。 (#10593)
speakX 関数は引き続き存在しますが、これらは speech シーケンスを返す新しい関数 getXSpeech を内部で使用します。
- speakObjectProperties 関数は getObjectPropertiesSpeech 関数を使用します。
- speakObject 関数は getObjectSpeech 関数を使用します。
- speakTextInfo 関数は getTextInfoSpeech 関数を使用します。
- speakWithoutPauses 関数は独立したクラスになり、リファクタリングされましたが、互換性は保たれます。
- getSpeechForSpelling 関数は(まだ利用可能ですが)非推奨です。 getSpellingSpeech 関数を使用してください。
以下はアドオン開発者に影響を与えないはずのプライベートなメソッドの変更点です:
- _speakPlaceholderIfEmpty 関数は _getPlaceholderSpeechIfTextEmpty 関数になりました。
- _speakTextInfo_addMath 関数は_extendSpeechSequence_addMathForTextInfo 関数になりました。
- Speech 'reason' は Enum に置き換えられました。詳細は controlTypes.OutputReason クラスを参照してください。 (#10703)
- モジュールレベルの 'REASON_*' 定数は廃止されました。
- NVDA の依存モジュールのコンパイルに Visual Studio 2019(16.2 またはそれ以降)が必要となりました。 (#10169)
- SCons をバージョン 3.1.1 に更新しました。 (#10169)
- behaviors._FakeTableCell で location が未定義の場合を許容していなかった不具合を修正しました。 (#10864)
2019.3
NVDA 2019.3は非常に重要なリリースです。Python 2からPython 3への移行や、NVDAの音声エンジン制御の大幅な改良など、多くの内部的な変更が行われました。
これにより旧式のNVDAアドオンとは互換性がなくなりました。しかしセキュリティのためにPython 3への移行が必要です。また、音声エンジン制御の改良により、近い将来、魅力的な新機能を実現できます。
このリリースのその他のハイライトは、64ビット Java VM への対応、スクリーンカーテンおよびフォーカスハイライト機能、点字ディスプレイ対応の追加、点字ビューアー、および多くのバグ修正です。
新機能
- マウスカーソルをナビゲーターオブジェクトの位置に移動するコマンドが、Java アプリのテキストフィールドにおいてより正確に動作するようになりました。 (#10157)
- 以下の Handy Tech 点字ディスプレイに対応しました (#8955):
- Basic Braille Plus 40
- Basic Braille Plus 32
- Connect Braille
- 入力ジェスチャーのダイアログの「設定のリセット」ボタンにより、ユーザーが定義したジェスチャーをすべて消去できるようになりました。 (#10293)
- Microsoft Word において、テキストが非表示に設定されている場合でもフォントを報告できるようになりました。 (#8713)
- テキストの選択またはコピーの開始位置にレビューカーソルを移動するコマンド NVDA+shift+F9 が追加されました。 (#1969)
- Internet Explorer, Microsoft Edge および最近のバージョンの Firefox や Chrome のフォーカスモードとオブジェクトナビゲーションで、ランドマークを報告するようになりました。 (#10101)
- Internet Explorer, Google Chrome および Mozilla Firefox において、記事(article 要素)やグループ (role="group") に対する1文字ナビゲーションが可能になりました。これらの機能には既定ではキーボード操作は割り当てられていません。入力ジェスチャーのダイアログから「ブラウズモード」の中のこれらの機能をカスタマイズしてください。 (#9485, #9227)
- 図も報告の対象になりました。図は「オブジェクト」として扱われます。1文字ナビゲーション o で移動できます。
- Internet Explorer, Google Chrome および Mozilla Firefox において、記事(article 要素)をオブジェクトナビゲーションで報告するようになりました。また「書式とドキュメント情報」で設定した場合には、ブラウズモードにおいても報告が行われます。 (#10424)
- スクリーンカーテン機能が追加されました。この機能を有効にすると、Windows 8 以降において、画面を完全に黒にできます。 (#7857)
- スクリーンカーテンを有効化するスクリプトが追加されました。1回押すと再起動されるまで、2回押すとNVDAの実行中に常に有効です。このスクリプトには既定のジェスチャーは割り当てられていません。
- スクリーンカーテンは NVDA 設定ダイアログの「ビジョン」カテゴリで有効化および設定ができます。
- フォーカスハイライト機能が追加されました。 (#971, #9064)
- フォーカス、ナビゲーターオブジェクト、ブラウズモードのカーソル位置のそれぞれのハイライトを、NVDA設定ダイアログの「ビジョン」カテゴリで有効化および設定できます。
- 注意: この機能は「フォーカスハイライト」アドオンと互換性がありません。しかし、NVDA のハイライト機能を無効化すれば、このアドオンは利用可能です。
- 点字ビューアーが追加されました。点字ディスプレイの出力がウィンドウに表示されます。 (#7788)
変更点
- Windows コンソールで NVDA を使う方法の説明がユーザーガイドに追加されました。 (#9957)
- nvda.exe を実行すると、それまで実行されていた NVDA を停止して新しいプロセスに置き換える挙動が既定の機能になりました。 -r または --replace のコマンドライン引数はエラーにはなりませんが無視されます。 (#8320)
- Windows 8 とそれ以降において、NVDA は Microsoft Store からダウンロードされたアプリなどのプロダクト名とバージョン情報を、アプリが提供する情報に基づいて報告するようになりました。 (#4259, #10108)
- Microsoft Word で変更の追跡の有効化または無効化をキーボードから行った場合に、設定状態の変更を NVDA が報告するようになりました。 (#942)
- NVDA のログに NVDA のバージョン番号を最初に出力するようになりました。NVDA 設定ダイアログでログ記録レベルを無効にした場合にもバージョン番号は出力されます。 (#9803)
- NVDA のコマンドラインオプションでログ記録レベルが変更された場合に、NVDA設定ダイアログでログ記録レベルを変更できないようになりました。 (#10209)
- Microsoft Word において Ctrl+Shift+8 で「編集記号の表示」を切り替えたときに結果を報告するようになりました。 (#10241)
- Liblouis 点訳エンジンを commit 58d67e63 に更新しました。 (#10094)
- Unicode 共通ロケールデータリポジトリ (CLDR) の記号(絵文字など)の報告を有効にした場合に、記号読み上げレベルの設定に関わらず報告を行うようになりました。 (#8826)
- NVDA で使用している comtypes などのサードパーティ Python パッケージについて、警告やエラーを NVDA のログに記録するようになりました。 (#10393)
- Unicode 共通ロケールデータリポジトリの絵文字データばバージョン 36.0 に更新しました。 (#10426)
- ブラウズモードでグループ(role="group"など)にフォーカスが移動した場合に、その説明 (aria-describedby) を報告するようになりました。 (#10095)
- Java Access Bridge は NVDA に同梱されるようになりました。追加のインストールを必要せず Java アプリが NVDA で利用できます。64 ビット Java VM にも対応しています。 (#7724)
- Java Access Bridge がユーザーごとの設定で無効になっている場合は、NVDA は起動時にこの設定を有効化します。 (#7952)
- eSpeak-NG を 1.51-dev commit ca65812 に更新しました。 (#10581)
バグ修正
- 絵文字などの32ビットUnicode文字が点字ディスプレイで16進数の値として表示されるときに、より簡潔に表示されるようになりました。 (#6695)
- NVDA設定のオブジェクト表示カテゴリでツールチップの報告を有効にした場合に、Windows 10 ユニバーサルアプリのツールチップを報告するようになりました。 (#8118)
- Windows 10 Anniversary Update およびそれ以降において、Mintty で入力文字が報告されるようになりました。 (#1348)
- Windows 10 Anniversary Update およびそれ以降において、Windows コンソールのキャレットに近い場所に出力されたテキストが不適切にスペル読みされていた問題に対応しました。 (#513)
- Audacity の「コンプレッサー」ダイアログのコントロールが、ダイアログ内を移動したときに報告されるようになりました。 (#10103)
- Notepad++ など Scintilla ベースのテキストエディタで NVDA のオブジェクトレビューを使ったときに、スペースが不適切に単語として扱われていた問題に対応しました。 (#8295)
- 点字ディスプレイの入力ジェスチャーでテキストをスクロールしている間に、システムがスリープモードに切り替わることをNVDAが防ぐようになりました。 (#9175)
- Windows 10 において、Microsoft Excel のセル内容の編集、および、その他の UI オートメーションを使用するテキストコントロールにおいて、点字ディスプレイが追従しない場合があった問題を修正しました。 (#9749)
- Microsoft Edge のアドレスバーの自動入力候補が報告されなかった問題を修正しました。 (#7554)
- Internet Explorer において HTML のタブコントロールヘッダーにフォーカスした場合に無反応になっていた問題を修正しました。 (#8898)
- EdgeHTML ベースの Microsoft Edge において、ウィンドウを最大化したときに自動入力候補の音が再生されていた問題を修正しました。 (#9110, #10002)
- Mozilla Firefox および Google Chrome において ARIA 1.1 コンボボックスに対応しました。 (#9616)
- SysListView32 コントロールのリスト項目で非表示の列の内容を NVDA が報告しないようになりました。 (#8268)
- セキュアデスクトップでNVDA設定ダイアログのログ出力レベルが誤って「情報」と表示されていた問題を修正しました。 (#10209)
- Windows 10 Anniversary Update およびそれ以降のスタートメニューにおいて、NVDA は検索結果の詳細を報告するようになりました。 (#10232)
- ブラウズモードにおいて、テキストカーソルの移動や1文字ナビゲーションでドキュメントの内容が変化した場合に、NVDA が不適切な内容を読み上げることがあった問題を修正しました。 (#8831, #10343)
- Microsoft Word においてビュレットの名前に誤りがあった問題を修正しました。 (#10399)
- Windows 10 May 2019 Update およびそれ以降において、絵文字パネルやクリップボード履歴を開いたときに、最初に選択された絵文字や項目が報告されないことがあった問題を修正しました。 (#9204)
- Poedit において、右書き(RTL)言語の翻訳を表示できなかった問題を修正しました。 (#9931)
- Windows 10 April 2018 Update およびそれ以降の設定アプリにおいて、「システム」の「サウンド」ページで音量メーターとして使われているプログレスバーをNVDAが報告しないようになりました。 (#10284)
- 読み上げ辞書の正規表現に誤りがあった場合に、NVDA の読み上げがすべて動かなくなっていた不具合を修正しました。 (#10334)
- Microsoft Word で UI オートメーションを有効にした場合に、ビュレットを使って箇条書きにした項目を読み上げるときに、次のリスト項目のビュレットが不適切に報告されていた問題を修正しました。 (#9613)
- liblouis における特定の点訳の不具合やエラーを修正しました。 (#9982)
- NVDA が起動する前に実行されていた Java アプリを、アプリの再起動をしなくても NVDA で操作できるようになりました。 (#10296)
- Mozilla Firefox において、要素がフォーカスされて「現在位置」(aria-current) に変わった場合に、このことを不必要に繰り返し報告していた問題を修正しました。 (#8960)
- NVDA で文字単位の移動を行ったときに特定の Unicode の合字(「eにアキュート」など)を1文字として扱うようになりました。 (#10550)
- Spring Tool Suite Version 4 に対応しました。 (#10001)
- aria-labelledby で関連付けた対象が内側の要素である場合に、名前(name)を繰り返し報告しないようになりました。 (#10552)
- Windows 10 version 1607 およびそれ以降において、点字ディスプレイから入力された文字が報告されなかった問題を改善しました。 (#10569)
- 音声の出力デバイスを変更すると、新たに選択されたデバイスから NVDA のサウンドやビープ音が出るようになりました。 (#2167)
- Mozilla Firefox において、ブラウズモードでのフォーカス移動の性能を改善しました。多くの場合にブラウズモードのテキストカーソルの移動がより高速になります。 (#10584)
開発者向けの変更
- Python をバージョン 3.7 に更新しました。(#7105)
- pySerial をバージョン 3.4 に更新しました。 (#8815)
- wxPython をバージョン 4.0.3 に更新しました。これは Python 3.5 およびそれ以降に対応するためです。 (#9630)
- six をバージョン 1.12.0 に更新しました。 (#9630)
- py2exe をバージョン 0.9.3.2 (開発版 commit b372a8e from albertosottile/py2exe#13) に更新しました。 (#9856)
- UIAutomationCore.dll comtypes モジュールをバージョン 10.0.18362 に更新しました。 (#9829)
- Python コンソールの Tab 入力補完で最初にアンダースコアを入力したときに、アンダースコアで始まる属性だけを候補として表示するようになりました。 (#9918)
- Flake8 linting tool を scons に統合しました。これはプルリクエストにおいてコーディング規約への適合を確認するためです。 (#5918)
- NVDA は pyWin32 に依存しなくなりました。アドオンでは win32api および win32con モジュールは利用できません。 (#9639)
- win32api 呼び出しは ctypes 経由で直接 Win32 DLL 関数を呼び出すように書き換えてください。
- win32con 定数の代わりにあなたのソースコードで定数を定義してください。
- nvwave.playWaveFile の "async" 引数は "asynchronous" という名前に変更されました。 (#8607)
- synthDriver オブジェクトのメソッド speakText および speakCharacter は今後はサポートされません。
- この機能は SynthDriver.speak で処理されます。
- synthDriverHandler の SynthSetting クラスは削除されました。代わりに driverHandler.DriverSetting クラスを使用してください。
- SynthDriver クラスは今後は lastIndex プロパティ経由でのインデックスの通知を行いません。
- 代替手段として、特定のインデックスまでの音声がすべて再生されたタイミングで、そのインデックスに対して synthDriverHandler.synthIndexReached アクションを利用できます。
- SynthDriver クラスは synthDriverHandler.synthDoneSpeaking アクションを通知する必要があります。これは、特定の SynthDriver.speak 呼び出しについての音声の再生がすべて終わったときに実行してください。
- SynthDriver クラスは speak メソッドで speech.PitchCommand をサポートする必要があります。speakSpelling 機能におけるピッチの制御には、今後はこの機能が使用されます。
- speech モジュールの getSpeechTextForProperties 関数の名前を getPropertiesSpeech に変更しました。 (#10098)
- braille モジュールの getBrailleTextForProperties 関数の名前を getPropertiesBraille に変更しました。 (#10469)
- speech モジュールの以下の関数は speech sequences を返すようになりました。 (#10098)
- getControlFieldSpeech
- getFormatFieldSpeech
- getSpeechTextForProperties が getPropertiesSpeech という名前になりました
- getIndentationSpeech
- getTableInfoSpeech
- textUtils モジュールが追加されました。これは Python 3 の文字列と Windows Unicode 文字列の変換を支援します。 (#9545)
- 詳細はこのモジュールのドキュメントと、実装の例として textInfos.offsets モジュールを参照してください。
- 非推奨としていた以下の機能を削除しました。 (#9548)
- AppModules から以下を削除:
- Windows XP サウンドレコーダー
- Klango Player, このアプリは開発が終了しました。
- configobj.validateラッパーを削除しました。
- import validate ではなく今後は from configobj import validate を使用してください。
- textInfos.Point および textInfos.Rect はそれぞれ locationHelper.Point および locationHelper.RectLTRB を使用してください。
- braille.BrailleHandler._get_tether および braille.BrailleHandler.set_tether は削除されました。
- config.getConfigDirs は削除されました。
- config.ConfigManager.getConfigValidationParameter ではなく getConfigValidation を使用してください。
- inputCore.InputGesture.logIdentifier プロパティは削除されました。
- inputCore.InputGesture の _get_identifiers を使用してください。
- synthDriverHandler.SynthDriver.speakText/speakCharacter は削除されました。
- いくつかの synthDriverHandler.SynthSetting クラスが削除されました。
- 後方互換性のために残されていましたが、非推奨でした。 (#8214)
- SynthSetting クラスを使用していたドライバーは DriverSetting クラスを使って書き直す必要があります。
- レガシーなコードが削除されました。以下はその一部です:
- Outlook 2003 以前におけるメッセージリストへの対応
- Windows Vista 以前のスタートメニューに対応する処理
- Skype 7 への対応。このバージョンはもう使用できません。
- ビジョン拡張プロバイダーのためのフレームワークが追加されました。画面に表示される内容を加工できます。オブジェクトの位置情報をNVDAから取得することも可能です。 (#9064)
- アドオンは visionEnhancementProviders フォルダーにビジョン拡張プロバイダーを追加できます。
- モジュール vision および visionEnhancementProviders はこのフレームワークの実装と使用例です。
- ビジョン拡張プロバイダーは NVDA 設定ダイアログの「ビジョン」カテゴリで有効化および設定できます。
- baseObject.AutoPropertyObject を継承するオブジェクト(例えば NVDAObjects や TextInfos )で抽象クラスのプロパティが使用できます。 (#10102)
- displayModel.UNIT_DISPLAYCHUNK が導入されました。これは DisplayModelTextInfo に関する textInfos の unit 定数です。 (#10165)
- この新しい定数を使うと DisplayModelTextInfo の中のテキストを移動するときに、このモデルにおけるテキストの区切られ方に近い方法で行うことができます。
- displayModel.getCaretRect が locationHelper.RectLTRB のインスタンスを返すようになりました。 (#10233)
- UNIT_CONTROLFIELD および UNIT_FORMATFIELD 定数は virtualBuffers.VirtualBufferTextInfo から textInfos パッケージに移動されました。 (#10396)
- NVDA のログの各項目にその情報が発生したスレッドの情報を含むようになりました。 (#10259)
- UIA TextInfo オブジェクトは page, story, formatField の単位で移動および拡張できるようになりました。 (#10396)
- appModules や globalPlugins などの外部モジュールによる NVDAObject の生成の失敗が起こりにくくなりました。
- chooseNVDAObjectOverlayClasses および event_NVDAObject_init の各メソッドが例外を投げたときに適切にキャッチされログに残るようになりました。
- aria.htmlNodeNameToAriaLandmarkRoles ディクショナリの名前は aria.htmlNodeNameToAriaRoles に変更されました。また、ランドマークではないロールを含むようになりました。
- scriptHandler.isCurrentScript は使用されていないため削除されました。代替の機能はありません。 (#8677)
2019.2.1
これは 2019.2 で起きる複数の不具合を修正するマイナーリリースです。以下の変更を含みます:
- Gmail を Firefox または Chrome で使用した場合に、フィルターの作成や特定の設定の変更などで、ポップアップメニューを操作したときにクラッシュする不具合を修正しました。(#10175, #9402, #8924)
- Windows 7 において、スタートメニューでマウスを操作したときに Windows Explorer がクラッシュする不具合を修正しました。(#9435)
- Windows 7 において、Windows Explorer のメタデーターのエディットフィールドを操作するとクラッシュする不具合を修正しました。 (#5337)
- Mozilla Firefox または Google Chrome で base64 URI の画像を扱うときに NVDA がフリーズする不具合を修正しました。 (#10227)
2019.2
このリリースのハイライトは Freedom Scientific 点字ディスプレイの自動検出、ブラウズモードでフォーカスを自動的に移動させないための「高度な設定」の実験的オプション(性能の改善に役立つ可能性があります)、Windows OneCore 音声の「高速読み上げ」オプションへの対応、および多くのバグ修正です。
新機能
- NVDA で Miranda NG アプリの最近のバージョンを使用できるようになりました。 (#9053)
- NVDA設定ダイアログの「ブラウズモード」カテゴリ「ページ読み込み時にブラウズモードを有効にする」をチェックなしにすると、初期状態でブラウズモードを無効にできます。 (#8716)
- このオプションをチェックなしにしても、NVDA+スペースを押すと、手動でブラウズモードに切り替えることができます。
- 句読点/記号読み辞書のダイアログにおいて、要素リストや入力ジェスチャーのダイアログと同様に、「フィルター」を使って該当する項目だけを表示できるようになりました。 (#5761)
- マウスカーソル位置のテキスト(マウスカーソルが移動した場合)の読み上げ範囲を変更するコマンドが追加されました。ただし既定のジェスチャーは割り当てられていません。 (#9056)
- Windows OneCore 音声の設定に「高速読み上げ」オプションが追加されました。これにより従来よりも大幅に高速に読み上げることができます。 (#7498)
- 「簡単音声設定」の設定項目に「高速読み上げ」オプションが追加されました。現在は eSpeak NG および Windows OneCore 音声で利用できます。 (#8934)
- 設定プロファイルを手動でアクティブ化するジェスチャーを割り当てることが可能になりました。 (#4209)
- このジェスチャーは「入力ジェスチャー」ダイアログで設定してください。
- Eclipse のコードエディターにおける自動入力候補に対応しました。 (#5667)
- エディターで NVDA+d を押すと Javadoc の情報を利用できる場合に読むことができます。
- システムのフォーカスをブラウズモードのカーソルに追従させたくない場合に、NVDA設定ダイアログの「高度な設定」オプション「ブラウズモード」→「可能な場合にフォーカスを自動的に移動」をチェックなしにできます。(#2039) すべてのウェブサイトでチェックなしにすることはお勧めできませんが、以下を解決できる可能性があります:
- ラバーバンド効果: NVDA が直前のブラウズモードのキー入力を取り消して以前の位置にジャンプしてしまう場合があります。
- 一部のウェブサイトでは、編集ボックス内を下矢印キーで移動すると、システムフォーカスが奪われてしまいます。
- ブラウズモードでキー操作への反応に時間がかかる場合があります。
- 新しい点字ディスプレイドライバーが提供されている場合に、NVDA設定ダイアログの「点字」カテゴリから点字ディスプレイの設定を変更できるようになりました。 (#7452)
- Freedom Scientific の点字ディスプレイが自動検出に対応しました。 (#7727)
- レビューカーソル位置の句読点や記号を報告するコマンドが追加されました。 (#9286)
- 「高度な設定」パネルに「可能な場合に Windows コンソールで UI オートメーションを使用」という実験的な機能を有効にするためのオプションが追加されました。 (#9614)
- Python コンソールの入力フィールドにおいて、クリップボードから複数行のテキストを貼り付けできるようになりました。 (#9776)
変更点
- 簡単音声設定において、音量が10ずつではなく5ずつ増えたり減ったりするようになりました。 (#6754)
- NVDAを --disable-addons オプションをつけて起動したときのアドオンマネージャーの表示をわかりやすくしました。 (#9473)
- Unicode 共通ロケールデータリポジトリの絵文字説明をバージョン35.0に更新しました。 (#9445)
- ブラウズモードの要素リストの「フィルター」フィールドのショートカットキーを alt+y に変更しました。 (#8728)
- 自動検出された点字ディスプレイが Bluetooth 接続の場合に、 NVDA は同じドライバーでサポートされている USB 接続の点字ディスプレイを引き続き検索します。そして USB 接続が利用可能になった場合はそちらに切り替えます。 (#8853)
- eSpeak-NG 音声エンジンをコミット 67324cc に更新しました。
- liblouis 点訳エンジンをバージョン3.10.0に更新しました。 (#9439, #9678)
- テキストが選択された直後に NVDA はまず選択されたテキストを報告して、最後に「選択」と報告するようになりました。(#9028, #9909)
- Microsoft Visual Studio Code の起動直後にフォーカスモードで動作するようになりました。 (#9828)
バグ修正
- アドオンフォルダーが空のときに NVDA がクラッシュする不具合を修正しました。 (#7686)
- エクスプローラーのプロパティウィンドウを点字ディスプレイで表示したり1文字単位で読み上げたりした場合にLTRやRTLのマークが報告されていた問題を修正しました。 (#8361)
- ブラウズモードの1文字ナビゲーションでフォームフィールドにジャンプすると、そのフォームフィールドの最初の行だけを報告するのではなく、フォームフィールド全体を報告するようになりました。 (#9388)
- Windows 10 Mail アプリを終了した後で NVDA が応答しなくなる問題を修正しました。 (#9341)
- ユーザーの地域設定が NVDA が認識できない値(例えば「英語(オランダ)」など)に設定されていても、NVDA が起動に失敗しないようになりました。 (#8726)
- Microsoft Excel でブラウズモードが有効になっているときに、ウェブブラウザー(フォーカスモードであってもブラウズモードであっても)に切り替えると、ブラウズモードの状態が適切に報告されなかった問題を修正しました。 (#8846)
- NVDA は Notepad++ およびその他の Scintilla ベースのエディターでマウスカーソルの位置にある行を正しく報告するようになりました。 (#5450)
- Google ドキュメント(およびその他のウェブベースのエディター)において、リスト項目の途中で、カーソルの手前に "lst end" が存在すると誤って表示していた不具合を修正しました。 (#9477)
- Windows 10 May 2019 アップデートにおいて、ファイルエクスプローラーにフォーカスがあるときにハードウェアボタンで音量を変更すると不適切に頻繁に音量の通知をしていた不具合を修正しました。 (#9466)
- 1000以上の項目を含む「句読点/記号読み辞書」を使用するとき、ダイアログが従来よりもずっと高速に開くようになりました。 (#8790)
- Notepad++ などで使用されている Scintilla コントロールにおいて、ワードラップが有効になっていても NVDA が正しく行を読み取れるようになりました。 (#9424)
- Microsoft Excel において、shift+enter または shift+numpadEnter ジェスチャーでセルを移動した場合に、セル座標を報告するようになりました。 (#9499)
- Visual Studio 2017 以降の「オブジェクトエクスプローラー」ウィンドウにおいて、カテゴリを使用するオブジェクトツリーまたはメンバーツリーで、選択した項目を正しく報告するようになりました。 (#9311)
- 大文字と小文字の違いでしか名前を区別できないアドオンが、異なるアドオンとして扱われていた問題を修正しました。(#9334)
- Windows OneCore 音声において、NVDA の設定における音声の速さが Windows 10 の「音声の速度」の設定の影響を受けなくなりました。 (#7498)
- NVDA+F1 が押されたときに現在のナビゲータオブジェクトに関する開発者情報がない場合、ログを開くようになりました。 (#8613)
- Firefox および Chrome で Google ドキュメントを使用する場合に NVDA のテーブルナビゲーションコマンドを使用できなかった不具合を修正しました。 (#9494)
- Freedom Scientific の点字ディスプレイでバンパーキーが使えるようになりました。 (#8849)
- Notepad++ 7.7 の64ビット版において、ドキュメントの最初の文字を読むと NVDA が最大で10秒間フリーズしていた問題を修正しました。 (#9609)
- Handy Tech 点字ディスプレイを NVDA で使用する場合に HTCom を使用できるようになりました。 (#9691)
- Mozilla Firefox において、バックグラウンドのタブのドキュメントのライブリージョンを報告しないようになりました。 (#1318)
- バックグラウンドで「NVDAについて」のダイアログが開いている場合にも、NVDA のブラウズモードの「検索」ダイアログが失敗しないようになりました。 (#8566)
開発者向けの変更
- アプリモジュールの "disableBrowseModeByDefault" プロパティを使うと、デフォルトでブラウズモードをオフにできます。 (#8846)
- ウィンドウの拡張ウィンドウスタイルを、 Window オブジェクトおよびそのサブクラスの
extendedWindowStyle プロパティから参照できるようになりました。 (#9136)
- comtypes パッケージを 1.1.7 に更新しました。 (#9440, #8522)
- モジュール情報の報告コマンド(NVDA+Ctrl+F1)において、報告する情報の順序が変更され、モジュール名を最初に報告するようになりました。 (#7338)
- C# から nvdaControllerClient.dll を使用するサンプルが追加されました。 (#9600)
- winVersion モジュールに isWin10 関数が追加されました。これは NVDA を実行している環境が特定のバージョンの Windows 10 以上であるか(たとえば 1903 以上かどうか)を返します。 (#9761)
- NVDA Python コンソールの名前空間に多くの有用なモジュールが追加されました。例えば appModules, globalPlugins, config, textInfos などです。 (#9789)
- NVDA Python コンソールで直前に実行したコマンドの結果を _ (アンダースコア)変数で参照できるようになりました。 (#9782)
- 注意: この変更により gettext 翻訳で使われる "_" という名前の関数にアクセスできなくなります。翻訳の _ 関数を使いたい場合は del _ を実行します。
2019.1.1
このリリースでは以下の不具合を修正しました:
- Excel 2007 でセルに数式がある場合に、NVDA がクラッシュする、またはセルの内容を報告しないことがある問題を修正しました。(#9431)
- Google Chrome がリストボックスの操作でクラッシュすることがある問題を修正しました。(#9364)
- ユーザーの設定プロファイルを「ログオンまたはその他のセキュアデスクトップ」の設定にコピーできないことがある問題を修正しました。 (#9448)
- Microsoft Excel において結合されたセルの座標を報告するときに NVDA がローカライズされたメッセージを使用していなかった問題を修正しました。 (#9471)
2019.1
このリリースのハイライトは、Microsoft Word および Excel 対応における性能の改善、アドオンのバージョン互換性情報などの導入による安定性とセキュリティの改善、その他のバグ修正です。
注意: このバージョンから、NVDA ユーザー設定フォルダーに置かれたアプリモジュール、グローバルプラグイン、点字ディスプレイドライバー、音声合成エンジンは、自動的には読み込まれません。
これらはNVDAアドオンとしてインストールする必要があります。アドオン開発者は、NVDAの「高度な設定」で「開発者用スクラッチパッドのフォルダーからカスタムコードを読み込む」を有効にすると、NVDAユーザー設定フォルダーの scratchpad フォルダーにテスト用のコードを置いて実行することができます。
この変更は、カスタムコードの互換性をより確実にするために必要です。つまり、新しいNVDAがリリースされてカスタムコードとの互換性がなくなったときにNVDAが動作しなくなることを防ぎます。
この変更およびアドオンのバージョン管理方法の詳細については、以下の変更点リストを参照してください。
新機能
- 新しい点字テーブル:アフリカーンス語、アラビア語8点コンピューター点字、アラビア語2級、スペイン語2級(#4435, #9186)
- 外部アプリがマウスカーソルを制御している状況にNVDAが対応できるように、NVDAのマウス設定にオプションを追加しました。(#8452)
- これにより、TeamViewerまたは他の遠隔制御ソフトウェアによってシステムが遠隔制御されているときにNVDAがマウスカーソルを追跡できます。
- NVDAのサイレントインストールにおいて、「ログオン画面でNVDAを使用」を設定する --enable-start-on-logon コマンドライン引数を追加しました。ログオン画面で使用する場合はtrue、ログオン画面で使用しない場合はfalseを指定します。 --enable-start-on-logon が指定されておらず、前回のインストールで設定されていない場合の既定値では、ログオン画面でNVDAを使用します。(#8574)
- NVDA設定の「全般」パネルからログレベル「無効」を選ぶことで、NVDAのログ機能を無効にできるようになりました。(#8516)
- LibreOfficeおよびApache OpenOfficeのスプレッドシートで数式の存在を報告するようになりました。(#860)
- Mozilla FirefoxおよびGoogle Chromeのブラウズモードにおいて、リストボックスやツリーで選択した項目が報告されるようになりました。
- Firefox はバージョン66以降で動作します。
- Chrome について、特定のリストボックス(HTML select コントロール)では動作しません。
- ARM64プロセッサ(Qualcomm Snapdragonなど)を搭載したコンピュータでのMozilla Firefoxなどのアプリの早期サポートを行いました。(#9216)
- NVDA設定ダイアログに「高度な設定」カテゴリが追加されました。NVDAのMicrosoft Word対応において Microsoft UI オートメーションAPIを使用する新しいオプションを含んでいます。(#9200)
- Windowsのディスクの管理でグラフィカルビューに対応しました。(#1486)
- Handy Tech Connect Braille と Basic Braille 84 に対応しました。(#9249)
変更点
- liblouis点訳エンジンをバージョン3.8.0に更新しました。(#9013)
- アドオンの開発者が「アドオンが正しく動作する最初のNVDAのバージョン」を指定できるようになりました。NVDAは、アドオンが指定した値が現在のNVDAのバージョンより高い場合に、アドオンのインストールまたは読み込みを行いません。(#6275)
- アドオンの開発者は「アドオンがテストされた最後のNVDAのバージョン」を指定できるようになりました。アドオンが現在のバージョンよりも前のバージョンのNVDAに対してのみテストされている場合、NVDAはアドオンのインストールまたは読み込みを行いません。(#6275)
- このバージョンのNVDAは、最初の対応NVDAバージョンおよび最新テスト済みNVDAバージョンの情報が含まれていないアドオンをインストールおよび読み込みできます。将来のバージョンのNVDA(例えば2019.2)に更新すると、これらの情報が含まれていないアドオンは自動的に無効になります。
- マウスカーソルをナビゲータオブジェクトに移動するコマンドが、Microsoft WordおよびMicrosoft Edge(およびその他のUIAコントロール)で使用できるようになりました。(#7916, #8371)
- マウスカーソル位置のテキストの報告が、Microsoft Edgeおよびその他のUIAアプリでより適切に動作するようになりました。(#8370)
- NVDAを --portable-path コマンドライン引数をつけて起動することにより、NVDAメニューから「ポータブル版を作成」を実行したときに、ポータブル版を作成する場所の既定の値を指定できるようになりました。(#8623)
- ノルウェー語点字テーブルは2015年に改訂された標準のテーブルに変更されました。(#9170)
- 段落単位での移動(Ctrl + 上矢印または下矢印)またはテーブルのセル単位の移動(Ctrl + Alt + 矢印)を行うときに、スペルミスを自動的に報告しないようになりました。スペルミスを報告するようにNVDAが設定されている場合も同様です。これは、段落や表のセルは内容が非常に大きくなる可能性があり、またアプリによってはスペルミスを検出する処理に非常に時間がかかる可能性があるためです。(#9217)
- NVDAは、NVDAユーザー設定フォルダーからカスタムのアプリモジュール、グローバルプラグイン、点字ディスプレイドライバー、音声合成エンジンを読み込まなくなりました。これらは適切なバージョン情報を持つアドオンとしてパッケージ化する必要があります。この変更により、互換性のないコードがNVDAから実行されることを防ぎます。(#9238)
- 開発者が開発中のコードをテストする必要がある場合は、NVDA設定ダイアログの「高度な設定」カテゴリで「開発者用スクラッチパッドのフォルダーからカスタムコードを読み込む」を有効にします。そしてNVDAユーザー設定フォルダーの scratchpad フォルダーにテストしたいコードをコピーします。
バグ修正
- Windows 10 April 2018 Update以降でOneCore音声合成エンジンを使用する場合、発話の間に長い無音が挿入される問題を修正しました。(#8985)
- プレーンテキストコントロール(メモ帳など)およびブラウズモードで文字単位の移動をするときに、2つのUTF-16コードポイントで構成される32ビットの絵文字(🤦など)が正しく扱えるようになりました。(#8782)
- NVDAのインターフェイス言語を変更した後の再起動確認ダイアログを改善しました。テキストとボタンのラベルがより簡潔でわかりやすいものになりました。(#6416)
- Windows 10においてサードパーティの音声合成エンジンが読み込みに失敗した場合、NVDAは eSpeak NG ではなくWindows OneCore音声を使用するようになりました。(#9025)
- セキュアデスクトップにおいてNVDAメニューに「ようこそ画面」の項目を表示しないようになりました。(#8520)
- ブラウズモードでタブキーまたは1文字ナビゲーションで移動するとき、タブパネルの凡例の報告がより一貫性のあるものになりました。(#709)
- Windows 10の「アラーム&クロック」アプリで使われているようなタイムピッカーにおいて、NVDAは選択状態の変化を報告するようになりました。(#5231)
- Windows 10の「アクションセンター」において、ディスプレイの明るさや集中モードなどのクイックアクションを切り替えたときに NVDA は状態を報告するようになりました。(#8954)
- Windows 10 October 2018 Update およびそれ以前のバージョンのアクションセンターにおいて、ディスプレイの明るさのクイックアクションコントロールをNVDAはトグルボタンではなくボタンとして解釈するようになりました。(#8845)
- Microsoft Excelの「移動と検索」エディットフィールドにおいて、キャレット位置の追跡や削除された文字の報告が正しく行えるようになりました。(#9042)
- Firefox をブラウズモードで使用する場合にクラッシュすることがある不具合を修正しました。(#9152)
- Microsoft Office 2016 のリボンが折りたたまれた状態において、一部のコントロールでフォーカス位置を報告できなかった問題を修正しました。
- Outlook 2016の新規メッセージにアドレスを入力したときに、NVDAが連絡先の候補を報告できなかった問題を修正しました。(#8502)
- 80セルの eurobraille ディスプレイにおいて、タッチカーソルキーの最後の数マスが押されたときに、カーソルが点字行の先頭またはその直後の位置に移動していた問題を修正しました。(#9160)
- Mozilla Thunderbird のスレッドビューにおけるテーブルナビゲーションの不具合を修正しました。(#8396)
- Mozilla FirefoxおよびGoogle Chromeにおいて、特定のリストボックスおよびツリーでのフォーカスモードへの切り替えが正しく動作するようになりました。具体的には、リストボックスやツリー自体はフォーカス可能ではなく、それらに含まれる項目がフォーカス可能な場合です。(#3573, #9157)
- NVDAのMicrosoft Word対応にUIオートメーションを使用している場合、Outlook 2016/365でメッセージを読むときに初期状態でブラウズモードに切り替わるようになりました。(#9188)
- NVDAがフリーズしにくくなりました。この問題でフリーズが起きた場合の対処として、現在のWindowsセッションからログアウトする必要がありました。(#6291)
- Windows 10 October 2018 Update およびそれ以降において、クリップボードが空の状態でクラウドクリップボードの履歴を開くと、NVDAはクリップボードの状態を報告するようになりました。(#9103)
- Windows 10 October 2018 Update およびそれ以降において、絵文字パネルで絵文字を検索するとき、NVDAはトップの検索結果を報告するようになりました。(#9105)
- NVDAがOracle VirtualBox 5.2以上のメインウィンドウでフリーズしていた不具合を修正しました。(#9202)
- Microsoft Wordにおいて一部の文書で行、段落、表のセル単位の移動をする場合の応答性が大幅に改善されました。Microsoft Wordで文書を開いた後に alt+w e で下書きビューに切り替えることをお勧めします。(#9217)
- Mozilla FirefoxおよびGoogle Chromeにおいて、空のアラートを報告しないようになりました。(#5657)
- Microsoft Excelで特にシートにコメントや検証のドロップダウンリストが含まれている場合の、セル単位の移動の処理速度が大幅に向上しました。(#7348)
- Excel 2016/365でNVDAを使用してセルを編集する場合に、Microsoft Excelの「セルを直接編集する」オプションを無効にする必要がなくなりました。(#8146)
- Enhanced Ariaアドオンが使用されている場合に、1文字ナビゲーションでランドマーク単位の移動でFirefoxがしばしばフリーズしていた問題を修正しました。(#8980)
開発者向けの変更
- NVDAは、Microsoft Visual Studio 2017のすべてのエディション(Communityエディションだけでなく)でビルドできるようになりました。(#8939)
- NVDA設定の「デバッグログ」セクションで louis を有効にすると liblouis からのログ出力をNVDAログに含めることができます。(#4554)
- アドオンの開発者は、アドオンマニフェストでNVDAバージョン互換性情報を提供できるようになりました。(#6275, #9055)
- minimumNVDAVersion: アドオンが正しく動作する最初のNVDAのバージョン
- lastTestedNVDAVersion: アドオンがテストされた最後のNVDAのバージョン
- OffsetsTextInfoオブジェクトは_getBoundingRectFromOffsetメソッドを実装できるようになりました。これにより座標ではなく文字ごとの境界矩形を取得できます。(#8572)
- TextInfoオブジェクトにboundingRectプロパティが追加されました。これによりある範囲のテキストの境界矩形が取得できます。(#8371)
- NVDAにおいてクラス内のプロパティとメソッドを抽象として定義できます。抽象クラスはインスタンス化されるとエラーを発生させます。(#8294, #8652, #8658)
- NVDAは、入力からテキストが読み上げられるまでの経過時間を記録できます。これは、ユーザーに感じられる応答性能の測定に役立ちます。NVDA設定の「デバッグログ」セクションで timeSinceInput を有効にしてください。(#9167)
2018.4.1
このリリースでは、NVDAのユーザーインターフェイス言語をアラゴン語に設定した場合に起動時にクラッシュする不具合を修正しました。 (#9089)
2018.4
このリリースのハイライトは、 Mozilla Firefox の最近のバージョンにおける性能の改善、音声エンジンに依存せず絵文字を読み上げる機能、Outlook の返信済みや転送済みなどの報告、Microsoft Word でカーソル位置からページの端までの距離を報告する機能、その他のバグ修正です。
新機能
- 新しい点字テーブル: 中国語点字(中国、標準中国語)1級および2級 (#5553)
- Microsoft Outlook のメッセージリストにおいて、メール項目が返信済みや転送済みなどの状態であることを報告するようになりました。 (#6911)
- Unicode 共通ロケールデータリポジトリに含まれる絵文字や記号について NVDA が文字の説明を読み上げるようになりました。 (#6523)
- Microsoft Word において、NVDA+テンキーDeleteを押すと、カーソル位置からページの上の端と左の端までの距離を報告するようになりました。 (#1939)
- Google スプレッドシートで点字サポートを有効にした場合に、NVDA でセル単位のフォーカス移動を行うときに「選択」という報告を行わないようになりました。 (#8879)
- Foxit Reader および Foxit Phantom PDF に対応しました。 (#8944)
- DBeaver データベースツールに対応しました。 (#8905)
変更点
- オブジェクト表示カテゴリの「バルーン情報の報告」が「通知の報告」に変更されました。この設定の対象には Windows 8 以降のトースト通知が含まれます。 (#5789)
- NVDA 設定のキーボードカテゴリにおいて、NVDA制御キーの有効・無効を変更するチェックボックスが、リストにまとめられました。
- NVDA が Windows タスクトレイの時計を読み上げるときに不要な情報を含まないようになりました。 (#4364)
- liblouis 点訳エンジンを 3.7.0 に更新しました。 (#8697)
- eSpeak-NG 音声エンジンを commit 919f3240cbb に更新しました。
バグ修正
- Outlook 2016/365 においてメッセージのカテゴリとフラグの状態を報告するようになりました。 (#8603)
- NVDA の言語でキルギス語、モンゴル語、マセドニア語などが選択されている場合に、これらの言語がオペレーティングシステムでサポートされていないという警告を起動時に表示しないようになりました。 (#8064)
- Mozilla Firefox, Google Chrome, Acrobat Reader DC などのブラウズモードで、ナビゲーターオブジェクトにマウスポインタを移動する場合の処理がより正確に行われるようになりました。(#6460)
- Firefox, Chrome, Internet Explorer などのウェブコンテンツにおけるコンボボックスの操作が改良されました。(#8664)
- Windows XP および Vista では実行できないことを知らせるメッセージを Windows 日本語版で正しく表示できるようになりました。 (#8771)
- Mozilla Firefox において、多くの要素が動的に変化する大規模なページの中でのナビゲーションの性能を改善しました。 (#8678)
- 書式とドキュメント情報の設定でフォント属性を無効にした場合に、点字ディスプレイで表示が無効になっていなかった問題を修正しました。 (#7615)
- ファイルエクスプローラーなど UI オートメーションを使用するアプリにおいて、他のアプリが処理中(たとえばバッチ処理で音声の加工を行うなど)の場合に NVDA がフォーカス位置を正しく処理できなくなっていた問題を修正しました。 (#7345)
- ウェブコンテンツの ARIA menus において、 Escape キーが入力されたときにキーイベントがメニューに送信されず、無条件にフォーカスモードが解除されていた問題を修正しました。 (#3215)
- 新しい Gmail ウェブインターフェイスにおいて、メッセージを読んでいる途中で1文字ナビゲーションを使うと、移動先の要素を報告した直後にメッセージの全体を報告していた問題を修正しました。 (#8887)
- NVDA を更新した後で Firefox や Google Chrome などのブラウザーがクラッシュする不具合を修正しました。またブラウザーで読み込まれたドキュメントがある場合に、NVDA を更新した後で引き続きブラウズモードを使用できるようになりました。 (#7641)
- ブラウズモードで多数のクリック可能な要素の中を移動する場合に、クリック可能の報告を繰り返さないようになりました。 (#7430)
- Baum Vario 40 点字ディスプレイで入力ジェスチャーの実行に失敗していた問題を修正しました。 (#8894)
- Google スライドと Mozilla Firefox の組み合わせにおいて、 コントロール単位のフォーカス移動を行うたびに選択された要素のテキストを報告していた問題を修正しました。 (#8964)
開発者向けの変更
- gui.nvdaControls は以下の2つのクラスを提供します。アクセシブルなチェックボックス付きのリストを作成できます。 (#7325)
- CustomCheckListBox はアクセシブルな wx.CheckListBox のサブクラスです。
- AutoWidthColumnCheckListCtrl は AutoWidthColumnListCtrl にアクセシブルなチェックリストを追加します。これは wx.ListCtrl の派生クラスです。
- アクセシブルでない wx widget をアクセシブルにする場合には gui.accPropServer.IAccPropServer_impl のインスタンスを使用できます。 (#7491)
- 詳細は gui.nvdaControls.ListCtrlAccPropServer の実装を参照してください。
- configobj を 5.1.0dev commit 5b5de48a に更新しました。 (#4470)
- config.post_configProfileSwitch アクションはオプションとして prevConf キーワード引数を受け取ります。これにより、ハンドラーがアクションを実行するときに、プロファイルの切替の前後で設定がどう変化したかを確認することができます。 (#8758)
2018.3.2
このリリースの変更点は Google Chrome で twitter.com を閲覧する場合に起きるクラッシュに対応する修正です。 (#8777)
2018.3.1
このリリースの変更点は32ビット版 Mozilla Firefox のクラッシュに関する重要な不具合修正です。 (#8759)
2018.3
このリリースのハイライトは、点字ディスプレイの自動検出、Windows 10 絵文字パネルなどへの対応、多くのバグ修正です。
新機能
- Mozilla Firefox および Google Chrome と適切に作成された Web ページの組み合わせで、スペルミスの報告を行うようになりました。 (#8280)
- Google Chrome において、Webページの中で挿入や削除のマークアップを報告するようになりました。 (#8558)
- 点字ディスプレイ BrailleNote のドライバーを使用しているときに BrailleNote QT および Apex BT のスクロールホイールが利用できるようになりました。 (#5992, #5993)
- Foobar2000 アプリにおいて、現在のトラックの経過時間や合計時間を報告できるようにスクリプトが追加されました。 (#6596)
- Mac コマンドキーの記号 (⌘) がすべての音声エンジンで読み上げられるようになりました。 (#8366)
- aria-roledescription 属性によるカスタムロールがすべてのWebブラウザーで利用可能になりました。 (#8448)
- 新しい点字テーブル: チェコ語8点、中央クルド語、エスペラント、ハンガリー語、スウェーデン語8点コンピューター点字 (#8226, #8437)
- バックグラウンド処理で自動的に点字ディスプレイを検出できるようになりました。 (#1271)
- ALVA, Baum/HumanWare/APH/Orbit, Eurobraille, Handy Tech, Hims, SuperBraille および HumanWare BrailleNote と Brailliant BI/B ディスプレイに現在は対応しています。
- NVDA設定ダイアログの「点字ディスプレイ」選択ダイアログで「自動」を選ぶことでこの機能を利用できます。
- 詳細はユーザーガイドを参照してください。
- Windows 10 の最近のリリースで導入されたさまざまな文字入力への対応。具体的には、絵文字パネル (Fall Creators Update)、ディクテーション (Fall Creators Update)、ハードウェアキーボード入力の予測候補 (April 2018 Update)、クラウドクリップボードの貼り付け (October 2018 Update)です。 (#7273)
- ARIA によるブロッククォート (role blockquote) が Mozilla Firefox 63 で利用できるようになりました。 (#8577)
変更点
- NVDA設定ダイアログの「一般」カテゴリで利用可能な言語のリストが言語の名前の順に並ぶようになりました。従来は ISO 639 コードの順番に並んでいました。 (#7284)
- Freedom Scientific の点字ディスプレイにおいて Alt+Shift+Tab および Windows+Tab のデフォルトジェスチャーを割り当てるようになりました。 (#7387)
- ALVA BC680 およびプロトコルコンバーターによる点字ディスプレイ接続において、左右のスマートパッド、親指と etouch キーに異なるコマンドを割り当てられるようになりました。 (#8230)
- ALVA BC6 点字ディスプレイにおいて、キーの組み合わせ sp2+sp3 は現在の日付と時刻の報告に割り当てられました。また sp1+sp2 は Windows キーのエミュレートになりました。 (#8230)
- NVDA 起動時に1回だけ、更新の確認で NV Access に情報を送ってもよいかどうかを質問するようになりました。 (#8217)
- 更新の確認において、NV Access に利用統計情報を送ることを了承した場合に、NVDA は現在の音声エンジンと点字ディスプレイの種類を送るようになりました。これは今後のドライバー開発の方針を決めるために使われます。 (#8217)
- liblouis 点訳エンジンを 3.6.0 に更新しました。 (#8365)
- ロシア語8点点字テーブルのパスを修正しました。 (#8446)
- eSpeak-ng を 1.49.3dev commit 910f4c2 に更新しました。 (#8561)
バグ修正
- Google Chrome のブラウズモードにおいて、コントロールのアクセシブルラベル(aria-label)を報告するようになりました。 (#4773)
- Zoom アプリの通知に対応しました。例えばミュート、ミュート解除、メッセージの受信などです。 (#7754)
- ブラウズモードで点字表示コンテクストを切り替えたときに点字ディスプレイでカーソル追跡の表示が止まる不具合を修正しました。 (#7741)
- ALVA BC680 点字ディスプレイで初期化に失敗することがある問題を修正しました。 (#8106)
- ALVA BC6 ディスプレイのデフォルト設定において、sp2+sp3 でシステムキーボードのエミュレートをする内部機能の呼び出しを無効にしました。 (#8230)
- ALVA BC6 ディスプレイの sp2 で Alt キーをエミュレートする機能が正しく動作するようになりました。 (#8360)
- キーボード配列の切替における冗長な報告を控えるようになりました。(#7383, #8419)
- メモ帳やプレインテキストを編集するコントロールにおいて、ドキュメントの大きさが65535文字を超える場合に、マウスの追跡が不正確になっていた問題を修正しました。 (#8397)
- Windows 10 およびモダン UI アプリのダイアログをより適切に認識できるようになりました。 (#8405)
- Windows 10 October 2018 Update および Server 2019 およびそれ以降において、アプリのフリーズや大量のイベントが発生した場合に、システムフォーカスを追従できなくなっていた問題を修正しました。 (#7345, #8535)
- ステータスバーの報告やクリップボードへのコピーにおいて、内容がなかった場合の報告が行われるようになりました。 (#7789)
- コントロールが「一部チェック」から「チェックなし」に変更されたときに音声で報告されなかった問題を修正しました。 (#6946)
- NVDA 設定ダイアログ「一般」の言語のリストにおいて「ミャンマー語」が Windows 7 で正しく表示されるようになりました。 (#8544)
- Microsoft Edge において、読み取りビューが利用可能な場合や、ページ読み込みのプログレスなどを報告するようになりました。 (#8423)
- Web コンテンツでリストの中の移動において、aria-label などのラベルがある場合に報告するようになりました。 (#7652)
- 点字ディスプレイの入力ジェスチャーへのコマンドの割り当てにおいて、特定の点字ディスプレイに割り当てたコマンドが常に表示されるようになりました。従来は、現在アクティブな点字ディスプレイに割り当てられたコマンドだけが表示されていました。 (#8108)
- Media Player Classic の64ビット版に対応しました。 (#6066)
- Microsoft Word で UI Automation が有効の場合の点字ディスプレイ対応などの改善:
- 複数行エディットフィールドの場合と同様に、ドキュメントの開始位置に移動する場合の点字ディスプレイの表示範囲が変更されました。具体的には、ドキュメントの最初の文字が点字ディスプレイの開始位置に表示されるようになりました。 (#8406)
- Wordドキュメントにフォーカスを移動した場合の、音声および点字ディスプレイの両方についての冗長な報告を控えるようになりました。 (#8407)
- Wordドキュメントのリストにおいて、点字ディスプレイのタッチカーソルに関する処理を修正しました。 (#7971)
- Wordドキュメントの箇条書き挿入において、音声および点字ディスプレイのビュレットや番号に関する報告を修正しました。 (#7970)
- Windows 10 バージョン 1803 以降の「ワールドワイド言語サポートで Unicode UTF-8 を使用」が有効の場合に、アドオンのインストールで不具合が起こらないようになりました。 (#8599)
- iTunes 12.9 以降が NVDA で操作できない不具合を修正しました。 (#8744)
開発者向けの変更
- scriptHandler.script を追加しました。これは scriptable objects のスクリプトに対するデコレーターとして使えます。 (#6266)
- NVDA のためのシステムテストフレームワークを導入しました。 (#708)
- hwPortUtils モジュールの変更点: (#1271)
- listUsbDevices がディクショナリを yield します。これは hardwareID や devicePath などのデバイス情報を含みます。
- hardware ID に USB VID/PID を含むような COM ポートの場合に、listComPorts が yield するディクショナリに usbID が含まれます。
- wxPython を 4.0.3 に更新しました。 (#7077)
- NVDA のサポート対象が Windows 7 SP1 またはそれ以降になったため "minWindowsVersion" キーによって Windows のバージョンで UIA の有効・無効を判断する処理は削除されました。 (#8422)
- config の save や reset アクションで通知を受ける処理を登録できるようになりました。導入されたアクションは config.pre_configSave, config.post_configSave, config.pre_configReset, config.post_configReset です。 (#7598)
- config.pre_configSave は NVDA の設定が保存される直前に呼ばれます。 config.post_configSave は保存の直後に呼ばれます。
- config.pre_configReset と config.post_configReset には factory defaults flag があります。設定がディスクからリロードされた場合は False で、設定をデフォルトに戻した場合は True です。
- config.configProfileSwitch の名前を config.post_configProfileSwitch に変更しました。これは実際にプロファイルの切替を実行したあとで呼ばれることを明確にするためです。 (#7598)
- Windows 10 October 2018 Update および Server 2019 に対応させるために UI Automation インターフェイスを更新しました。(IUIAutomation6 / IUIAutomationElement9) (#8473)
2018.2.1
このリリースの変更点は翻訳の更新です。不具合が発生したために取り消された機能に関する翻訳が正しく更新されました。
2018.2
このリリースのハイライトは、Kindle for PC でのテーブルへの対応、HumanWare BrailleNote Touch および BI14 点字ディスプレイへの対応、OneCore および SAPI5 音声エンジンへの対応の改善、 Microsoft Outlook 対応の改善などです。
新機能
- テーブルで結合されたセルの行と列が、音声と点字で報告されるようになりました。(#2642)
- Google ドキュメントで点字モードを有効にした場合に、NVDAのテーブルナビゲーションが利用可能になりました。(#7946)
- Kindle for PCでテーブルの読み取りやナビゲーションができるようになりました。(#7977)
- HumanWare BrailleNote touch および Brailliant BI 14 点字ディスプレイが USB 接続および Bluetooth 接続で利用可能になりました。 (#6524)
- Windows 10 Fall Creators Update 以降において、電卓や Microsoft ストアなどのアプリによる通知を報告できるようになりました。(#7984)
- 新しい点訳テーブル: リトアニア語8点、ウクライナ語、モンゴル語2級 (#7839)
- 点字セルの位置のテキストの書式とドキュメント情報を報告するスクリプトが追加されました。 (#7106)
- NVDA を更新する場合に、ダウンロードだけをすぐに行い、インストールをあとで行えるようになりました。 (#4263)
- 新しい言語: モンゴル語、スイスのドイツ語
- 点字文字入力において control, shift, alt, windows および NVDA キーの割り当てが可能になりました。また、これらの修飾キーと点字文字入力を組み合わせて、例えば control+s などを登録できるようになりました。(#7306)
- 新しい修飾キーのトグルは、入力ジェスチャーのダイアログの「システムキーボードのキー入力エミュレート」からコマンドを選ぶことができます。
- Handy Tech Braillino および Modular (旧版ファームウェア) の点字ディスプレイにふたたび対応しました。(#8016)
- 特定の Handy Tech 機器 (Active Braille および Active Star など) において日付と時刻が5秒よりも多くずれている場合に NVDA によって同期を行うようになりました。 (#8016)
- すべての設定プロファイルのトリガーを一時的に無効にする入力ジェスチャーが追加されました。(#4935)
変更点
- アドオンマネージャーで状態の列に「有効」「無効」と表示されるようになりました。以前は「実行中」「保留」などが表示されていました。(#7929)
- liblouis 点訳エンジンを 3.5.0 に更新しました。(#7839)
- リトアニア語点字テーブルの名前を「リトアニア語6点」に変更しました。これは新しい8点のテーブルとの区別を容易にするためです。(#7839)
- フランス語(カナダ)1級および2級の点字テーブルが廃止され、フランス語統一6点コンピューター点字および2級点字が使用されるようになりました。(#7839)
- Alva BC6, EuroBraille および Papenmeier 点字ディスプレイの第2タッチカーソルボタンで、その場所のテキストの書式とドキュメント情報が報告されるようになりました。(#7106)
- 縮約点字入力テーブルの使用中に、読み取り専用であれば自動的に非縮約モードに切り替わるようになりました。例えば、キャレットが表示されないコントロールやブラウズモードの場合などです。(#7306)
- Outlook カレンダーの予定または時間帯が一日の全体をカバーしている場合に、 NVDA の読み上げが冗長すぎる問題を改善しました。(#7949)
- 複数のダイアログに分かれていた NVDA の設定を、NVDA メニュー → 設定 → 設定 で開くことができる「NVDA設定ダイアログ」にまとめました。(#577)
- Windows 10 で NVDA を使用する場合の既定の音声エンジンを eSpeak から OneCore 音声に変更しました。(#8176)
バグ修正
- 設定アプリにおけるマイクロソフトアカウントのサインイン画面で、メールアドレス入力後にフォーカス位置のコントロールを NVDA が読み上げできなくなる問題を修正しました。(#7997)
- Microsoft Edge で前のページに戻ったときに NVDA がページを読み上げなくなる問題を修正しました。(#7997)
- Windows 10 で PC のロックを解除するときの PIN の入力において、最後の数字を読み上げてしまう問題を修正しました。(#7908)
- Chrome と Firefox のブラウズモードで Tab キーや1文字ナビゲーションを使って移動したときに、チェックボックスとラジオボタンのラベルが2重に報告されていた問題を修正しました。(#7960)
- aria-current で false という値の場合に true と誤って報告されていた問題を修正しました。(#7892).
- Windows OneCore 音声で選択された音声がアンインストールされた場合に、音声エンジンの読み込みに失敗していた問題を修正しました。(#7553)
- Windows OneCore 音声での音声の切り替えが早くなりました。(#7999)
- 複数の点字テーブルで不適切な点字が出力されていた問題を修正しました。例えばデンマーク語8点2級点字における大文字符などです。(#7526, #7693)
- Microsoft Word において NVDA がより多くの種類のビュレットを報告できるようになりました。(#6778)
- 「書式とドキュメント情報の報告」スクリプトを実行したときに不適切にレビューカーソルが移動してしまい、実行を繰り返すと結果が変化してしまっていた問題を修正しました。 (#7869)
- 点字入力でサポートされていない場合に縮約点字を許してしまっていた問題を修正しました。例えば、エディットコントロールの外やブラウズモードなど、システムに単語を送信すべきではない場合です。(#7306)
- Handy Tech Easy Braille および Braille Wave 点字ディスプレイの接続における安定性を改善しました。(#8016)
- Windows 8 およびそれ以降において、Windows+X のクイックリンクメニューを開き、項目を選択するときに「未定義」と読み上げていた問題を修正しました。 (#8137)
- Hims 点字ディスプレイで機種依存のジェスチャー割り当てがユーザーガイドに記載されたとおりに機能するようになりました。(#8096)
- Firefox や Internet Explorer などが操作できなくなり「未定義」という報告しかしないような場合に、NVDA は COM 登録の問題の修正を試みるようになりました。(#2807)
- タスクマネージャーの不具合によってプロセスの詳細情報にアクセスできなくなる問題への対策を行いました。(#8147)
- 新しい Microsoft SAPI5 音声において、読み上げの最後に無音が入ってしまう問題が修正され、これらの音声を使った操作がより快適になりました。(#8174)
- 最近のバージョンの Windows で時刻の情報を点字ディスプレイに表示したり1文字ずつ読み上げたりするときに、LTR および RTL の記号を報告しないようになりました。(#5729)
- Hims Smart Beetle 点字ディスプレイでスクロールキーの検出が不安定になっていた問題を修正しました。(#6086)
- Delphi アプリなどのテキストコントロールにおいて、編集やナビゲーションに関する情報をより適切に取得できるようになりました。(#636, #8102)
- Windows 10 RS5 で Alt+Tab によるタスク切り替えを行ったときに冗長な読み上げを行わないようになりました。(#8258)
開発者向けの変更
- UIAオブジェクトの developer info で UIA パターンのリストが利用可能になりました。(#5712)
- アプリモジュールで isGoodUIAWindow メソッドを実装することにより、特定のウィンドウで常に UIA の使用を強制できるようになりました。(#7961)
- 設定ファイルの braille セクションにある非公式の boolean フラグ "outputPass1Only" を廃止しました。Liblouis の pass 1 only output が廃止されたためです。(#7839)
2018.1.1
このリリースでは Windows 10 Redstone 4 (バージョン1803) における OneCore 音声合成エンジンのドライバーの不具合を修正しました。 (#8082)
2018.1
このリリースのハイライトは、Microsoft Word と PowerPoint におけるグラフの操作、Eurobraille 点字ディスプレイや Optelec プロトコルコンバーターへの対応、HIMS や Optelec の点字ディスプレイ対応の改善、Mozilla Firefox 58 以降への対応の改善などです。
新機能
- Microsoft Word と Microsoft PowerPoint において、Excel と同様にグラフの操作や読み上げができるようになりました。(#7046)
- Microsoft Word: ブラウズモードで埋め込みされたグラフにカーソルを移動して Enter を押し、操作を開始します。
- Microsoft PowerPoint のスライド編集: グラフオブジェクトに Tab で移動し、Enter またはスペースで操作を開始します。
- グラフの操作を中断するには Escape を押します。
- 新しい言語: キルギス語
- VitalSource Bookshelf に対応しました。(#7155)
- Optelec プロトコルコンバーターに対応しました。これは ALVA BC6 通信プロトコルで Braille Voyager および Satellite を使用するための機器です。(#6731)
- ALVA 640 Comfort 点字ディスプレイで点字文字入力が可能になりました。(#7733)
- その他の BC6 ディスプレイをファームウェア 3.0.0 以上で使用する場合にも、 NVDA の点字文字入力は利用できます。
- Google スプレッドシートの点字サポートへの実験的な対応 (#7935)
- Eurobraille Esys, Esytime および Iris 点字ディスプレイへの対応 (#7488)
変更点
- HIMS Braille Sense/Braille EDGE/Smart Beetle および Hims Sync Braille ディスプレイドライバーをひとつの新しいドライバーに統合しました。以前の syncBraille ドライバーを使っていた場合は自動的に新しいドライバーが選択されます。(#7459)
- HIMS 製品の一般的な利用方法に合わせて、スクロールキーなど、いくつかのキーの割り当てが変更されました。詳細はユーザーガイドを参照してください。
- タッチによるオンスクリーンキーボード入力の場合に、他のコントロールの操作に合わせて、ダブルタップでの文字入力がデフォルトの操作になりました。(#7309)
- 従来の「タッチ文字入力モード」、つまりタッチで文字が入力される動作に切り替えるには、設定メニューの「タッチ操作」設定ダイアログでこのオプションを有効にします。
- 点字ディスプレイ表示を手動でフォーカスとレビューカーソルのどちらに追従させるかを切り替えるのではなく、これらが自動的に切り替わる動作がデフォルトになりました。(#2385)
- レビューカーソル追従モードには、レビューカーソルまたはオブジェクトナビゲーションを使用した場合に切り替わります。スクロール操作ではこの切り替えは有効になりません。
バグ修正
- NVDA が非ASCII文字を含むパスにインストールされている場合に、NVDA+f を2回押す操作(現在のフォーマット情報の確認)などブラウズ可能メッセージ表示で不具合を起こさないようになりました。(#7474)
- Spotify アプリに他のアプリからフォーカスを戻した場合に、フォーカスが正常に戻るようになりました。(#7689)
- Windows 10 Fall Creaters Update において Windows Defender セキュリティセンターでフォルダーアクセスの制御を有効にした場合に、 NVDA の更新が失敗しないようになりました。(#7696)
- Hims Smart Beetle ディスプレイのスクロールキー検出に関する不具合を修正しました。(#6086)
- Mozilla Firefox 58 以降で容量の大きいコンテンツをレンダリングした場合の性能を若干改善しました。(#7719)
- Microsoft Outlook においてテーブルを含むメールを読むときにエラーが起きていた問題を修正しました。(#6827)
- システムキーボードの修飾キーのエミュレートを行う点字ディスプレイジェスチャーにおいて、機種特有のジェスチャーが1つ以上使われていれば、複数のキーの同時押しをエミュレートできるようになりました。(#7783)
- Mozilla Firefox において LastPass や bitwarden などの機能拡張が表示したポップアップをブラウズモードで適切に扱えるようになりました。(#7809)
- Firefox や Chrome がフリーズやクラッシュで無応答になったときに NVDA がフォーカス移動のたびにフリーズする不具合を修正しました。(#7818)
- Chiken Nugget のような Twitter クライアントにおいて、NVDA が280文字のツイートの最後の20文字を読み飛ばす不具合を修正しました。(#7828)
- テキストが選択されたときに NVDA が記号の報告を適切な言語で行うようになりました。(#7687)
- 最近のバージョンの Office 365 版 Excel においてグラフを矢印キーで操作できなかった不具合を修正しました。(#7046)
- 音声および点字ディスプレイ出力において、コントロールの状態が、「あり」と「なし」の違いにかかわらず、常に同じ順序で報告されるようになりました。(#7076)
- Windows 10 Mail などのアプリにおいてバックスペースが押されたときに NVDA が削除された文字の報告をできなかった不具合を修正しました。(#7456)
- Hims Braille Sense Polaris ディスプレイのすべてのキーが期待通りに動作するようになりました。(#7865)
- 他のアプリケーションによって特定のバージョンのVisual Studio 2017再配布可能ファイルがインストールされている場合に、NVDAがWindows 7上で起動に失敗し、内部api-ms dllについて文句を言うことがなくなりました。(#7975)
開発者向けの変更
- 設定ファイルの braille セクションに非公開の boolean フラグ outputPass1Only が追加されました。(#7301, #7693, #7702)
- このフラグのデフォルトは True です。False にすると、点字出力において liblouis のマルチパス規則が有効になります。
- 点字ディスプレイで使用中のドライバーが他の新しいドライバーに置き換えられた場合に円滑に移行できるように、新しいディクショナリ braille.RENAMED_DRIVERS が追加されました。(#7459)
- comtypes パッケージを 1.1.3 に更新しました。(#7831)
- braille.BrailleDisplayDriver に確認とアクナレッジメントのパケットを送信するための汎用のシステムが実装されました。使用例として handyTech ドライバーを参照してください。(#7590, #7721)
- config モジュールに新しい変数 isAppX が追加されました。NVDA が Windows Desktop Bridge ストアアプリとして実行されているかどうかを判断できます。(#7851)
- NVDAObjects や browseMode など textInfo を持つドキュメントの実装について、標準のテーブルナビゲーションスクリプトを取得するための継承元として documentBase.documentWithTableNavigation クラスが追加されました。新たに実装されたドキュメントをテーブルナビゲーションに対応させるためには、このクラスを参照して、どのヘルパーメソッドを提供するべきかを検討してください。(#7849)
- Python 3 がインストールされている場合に scons バッチファイルが Python ランチャーを適切に使用し、Python 2.7 32ビット版を呼び出すように改善されました。(#7541)
- hwIo.Hid が exclusive パラメーターを受け取るようになりました。この値のデフォルトは True です。 False の場合にはデバイスが NVDA に接続されていても他のアプリとの通信が許可されます。(#7859)
2017.4
このリリースのハイライトは、Web のダイアログでブラウズモードをデフォルトにするなどの Web 関連のバグ修正や改善、ブラウズモードにおけるフィールドグループのラベルの報告の改善、Windows Defender Application Guard や Windows 10 on ARM64 など新しい Windows 10 関連技術への対応、画面の向きやバッテリー残量を自動的に報告する機能などです。
このバージョンから NVDA は Windows XP と Vista では使用できません。NVDA は Windows 7 SP1 以降に対応します。
新機能
- ブラウズモードにおいて「コンテナの直後に移動」「コンテナの先頭に移動」(コンマとShift+コンマ)で、現在のランドマークの残りの部分を飛ばしたり、現在のランドマークの先頭に移動したりできるようになりました。 (#5482)
- Firefox, Chrome, Internet Explorer において、1文字ナビゲーションの「エディットフィールド」や「フォームフィールド」の対象に編集可能なリッチテキスト(contentEditable)が含まれるようになりました。 (#5534)
- Webブラウザーの要素リストで「フォームフィールド」と「ボタン」のリストが利用可能になりました。 (#588)
- Windows 10 on ARM64 への対応 (#7508)
- アクセシブルな数式を含む Kindle 電子書籍において、数式コンテンツの読み上げと対話的なナビゲーションができるようになりました。 (#7536)
- Azardi e-book reader に対応しました。 (#5848)
- アドオンの更新においてバージョンの情報を報告するようになりました。 (#5324)
- NVDA のポータブル版を作成する新しいコマンドライン引数が追加されました。 (#6329)
- Windows 10 Fall Creators Update の Windows Defender Application Guard において Microsoft Edge が利用できるようになりました。 (#7600)
- ラップトップやタブレットで NVDA を使用したときに電源の接続や切断、画面の向きの変化などを報告するようになりました。 (#4574, #4612)
- 新しい言語: マケドニア語
- 新しい点字テーブル: クロアチア語1級、ベトナム語1級 (#7518, #7565)
- Handy Tech 社の Actilino 点字ディスプレイに対応しました。 (#7590)
- Handy Tech 社の点字ディスプレイで点字文字入力が可能になりました。 (#7590)
変更点
- NVDA は Windows 7 SP1 または Windows Server 2008 R2 SP1 以降にのみ対応するようになりました。 (#7546)
- Firefox と Chrome において role が dialog であるような Web コンテンツでは自動的にブラウズモードに切り替わるようになりました。ただし Web アプリケーションの場合を除きます。 (#4493)
- ブラウズモードにおいて、タブによる移動や1文字ナビゲーションによる移動の場合に、リストやテーブルから抜けたことを報告しないようになりました。これによりナビゲーションが効率的になります。 (#2591)
- Firefox と Chrome のブラウズモードにおいて、1文字ナビゲーションやTabキーによるフォーカス移動で、フォームフィールドのグループの名前が報告されるようになりました。 (#3321)
- ブラウズモードの1文字ナビゲーションで、埋め込みオブジェクトへの移動(O と Shift+O)が、オーディオやビデオの要素、ARIA role が application および dialog である要素を対象とするようになりました。 (#7239)
- Espeak-ng が 1.49.2 に更新されました。リリースビルドにおける問題が修正されています。 (#7385, #7583)
- ステータスバーの報告コマンドをすばやく3回押すと、内容をクリップボードにコピーするようになりました。 (#1785)
- Baum 点字ディスプレイのキーにジェスチャーを割り当てるときに、使用している点字ディスプレイだけを対象にできるようになりました(VarioUltra や Pronto など) (#7517)
- ブラウズモードの要素リストで「フィルター」のアクセラレーターキーを Alt+F から Alt+E に変更しました。 (#7569)
- ブラウズモードでレイアウト用のテーブルを含めるかどうかの切り替えを、入力ジェスチャーで使用できるようになりました。入力ジェスチャーのダイアログの「ブラウズモード」カテゴリにこのコマンドがあり、既定では操作が未割り当てになっています。 (#7634)
- liblouis 点訳エンジンが 3.3.0 に更新されました。 (#7565)
- 読み上げ辞書のダイアログで正規表現のラジオボタンのアクセラレーターキーを Alt+R から Alt+E に変更しました。 (#6782)
- 読み上げ辞書のファイルにフォーマットバージョンの概念が導入され 'speechDicts/voiceDicts.v1' ディレクトリに辞書ファイルが置かれるようになりました。 (#7592)
- 設定プロファイルや音声読み上げ辞書など、フォーマットバージョンで管理されるファイルについて、インストーラーの中で動作する NVDA が設定の変更を保存しないようになりました。 (#7688)
- Handy Tech 社の点字ディスプレイ Braillino, Bookworm, Modular(旧バージョンのファームウェア)への NVDA 単独でのサポートを終了しました。ただし Handy Tech Universal Driver をインストールして NVDA アドオンを追加すれば、引き続きこれらの機種を NVDA で使用できます。 (#7590)
バグ修正
- Microsoft Word などのアプリにおいて、リンクが点字ディスプレイで表示されるようになりました。 (#6780)
- Firefox および Chrome のウェブブラウザーで多数のタブを開いている場合に動作が遅くなっていた問題に対応しました。 (#3138)
- MDV Lilli 点字ディスプレイでタッチカーソルが正しい移動先の一つ次のセルに移動していた問題を修正しました。 (#7469)
- Internet Explorer とその他の MSHTML ドキュメントにおいて HTML5 の required 属性に対応し、フォームフィールドが「必須」であることを報告するようになりました。 (#7321)
- WordPad の左寄せドキュメントにアラビア語の文字を入力するときに点字ディスプレイの表示が更新されるようになりました。 (#511)
- Mozilla Firefox でコントロールにアクセシブルなラベルがつけられていて、そのラベルがコンテンツそのものとして扱われていない場合に、ブラウズモードでより効率的に報告されるようになりました。 (#4773)
- Windows 10 Creaters Update において NVDA を再起動した後で Firefox にアクセスできなくなっていた問題を修正しました。 (#7269)
- Mozilla Firefox にフォーカスがある状態で NVDA を再起動した場合に、ブラウズモードが利用できなくなっていた問題を修正しました。ただし、Alt+Tab でいったん他のアプリにフォーカスを移してから、Firefox にフォーカスを戻す必要があるかも知れません。 (#5758)
- Mozilla Firefox がインストールされていない環境でも Google Chrome の数式コンテンツを扱えるようになりました。 (#7308)
- NVDA がインストールされ再起動されていない状態で Windows や他のアプリの動作が不安定になっていた問題が、このバージョンから改善されました。 (#7563)
- コンテンツの認識コマンド (NVDA+R) において、ナビゲーターオブジェクトが利用できない場合に、何も報告をしないのではなく、エラーメッセージを報告するようになりました。 (#7567)
- Freedom Scientific 社の点字ディスプレイで、左バンパーバーを備えている機種において、戻る方向へのスクロールの不具合が修正されました。 (#7713)
開発者向けの変更
- "scons tests" で translatable strings における translator comment をチェックします。 "scons checkPot" でもこのテストが実行されます。 (#7492)
- コードの特定の箇所に拡張性をもたらす汎用フレームワーク extensionPoints モジュールが追加されました。アクションの発生(extensionPoints.Action)、特定のデータの更新(extensionPoints.Filter)、なにかを実行する前に判断が必要な場合(extensionPoints.Decider)に、第三者が処理を追加できます。 (#3393)
- 設定プロファイルが切り替わったことの通知を config.configProfileSwitched アクションとして受け取るための登録が可能になりました。 (#3393)
- システムキーボードの Ctrl や Alt など修飾キーをエミュレートする点字ディスプレイのジェスチャーが、特別な定義なしに、他のキー入力のエミュレートと組み合わせられるようになりました。 (#6213)
- 例えば、点字ディスプレイの特定のスイッチが Alt キーに割り当てられていて、別のスイッチが下矢印キーに割り当てられている場合に、それらの両方を押すと Alt+下矢印キーのエミュレートになります。
- クラス braille.BrailleDisplayGesture に model プロパティが追加されます。スイッチを押すと機種依存のジェスチャー識別情報が生成されます。これにより、特定の機種の点字ディスプレイに限定して入力ジェスチャーの割り当てができます。
- Baum ドライバーをこの機能の使い方の例として参照してください。
- NVDA のコンパイルに Visual Studio 2017 と Windows 10 SDK を使うようになりました。 (#7568)
2017.3
このリリースのハイライトは、縮約点字での文字入力への対応、Windows 10 で利用可能な OneCore 音声エンジンへの対応、Windows 10 文字認識への対応、点字および Web に関する改善です。
新機能
- 点字設定に「メッセージの表示を終了させない」オプションが追加されました。(#6669)
- Microsoft Outlook のメッセージ一覧において、メッセージにフラグがついていることを報告するようになりました。(#6374)
- Microsoft PowerPoint においてスライドの編集中にシェイプの具体的な種類(三角形、円、ビデオ、矢印など)を報告するようになりました。(#7111)
- Google Chrome において、MathMLで記述された数式コンテンツを扱えるようになりました。(#7184)
- NVDA は Windows 10 の OneCore 音声(モバイル音声)を音声エンジンとして使えるようになりました。NVDA メニューの「音声エンジン」から選択できます。(#6159)
- NVDA のユーザー設定ファイルをローカル設定フォルダーに保存できるようになりました。この切り替えにはレジストリの設定が必要です。ユーザーガイドの「システム全体のパラメーター」を参照してください。(#6812)
- ウェブブラウザーにおいてフィールドのプレイスホルダーの値を報告できるようになりました(具体的には aria-placeholder への対応です)。(#7004)
- Microsoft Word のブラウズモードにおいて、1文字ナビゲーション w および shift+w でスペルミスに移動できるようになりました。(#6942)
- Microsoft Outlook の予定ダイアログで使われる日付選択コントロールに対応しました。(#7217)
- 現在選択されている自動入力候補(Windows 10 メールの to や cc フィールド、Windows 10 設定の検索フィールドなど)を報告するようになりました。(#6241)
- 特定の検索フィールドで自動入力候補が表示されたことを音で知らせるようになりました(スタートウィンドウ、設定の検索、Windows 10 メールの to や cc フィールドなど)。(#6241)
- Skype for Business Desktop において通知を自動的に知らせるようになりました(例えば誰かがあなたとの会話を開始したときなど)。(#7281)
- Skype for Business の会話において受信したチャットのメッセージが自動的に報告されるようになりました。(#7286)
- Microsoft Edge で通知を自動的に知らせるようになりました(例えばダウンロードの開始など)。(#7281)
- 点字キーボードのついた点字ディスプレイを使って、縮約点字および非縮約点字のどちらも入力ができるようになりました。ユーザーガイドの「点字入力」セクションを参照してください。(#2439)
- 点字設定「入力テーブル」で「Unicode 点字」を選択すると Unicode 点字パターンを入力できるようになりました。(#6449)
- 台湾で使われている SuperBraille 点字ディスプレイに対応しました。(#7352)
- 新しい点字変換テーブルが追加されました: デンマーク語8点コンピューター点字、リトアニア語、ペルシア語8点コンピューター点字、ペルシア語1級点字、スロベニア語8点コンピューター点字 (#6188, #6550, #6773, #7367)
- 英語(米国)8点コンピューター点字のテーブルが改良され、ビュレット、ユーロ記号、アクセント付き文字などがサポートされました。(#6836)
- NVDA から Windows 10 文字認識エンジンを使って画像やアクセシブルでないアプリに含まれる文字を認識できるようになりました。(#7361)
- 文字認識の言語は NVDA 設定「Windows 10 文字認識」ダイアログで選択します。
- 現在のナビゲーターオブジェクトの画像を認識するには NVDA+r を押します。
- ユーザーガイドの「画像認識」セクションを参照してください。
- 点字設定「フォーカスの前後の情報」から、オブジェクトにフォーカスが移動したときに点字ディスプレイに表示する情報を選べるようになりました。(#217)
- 「変化したら表示」「前にスクロールしたら表示」を選ぶと、リストやメニューをより効率的に操作できます。これらの項目はディスプレイ上での位置が連続的に変化しないからです。
- ユーザーガイド「フォーカスの前後の情報」セクションを参照してください。
- Firefox と Chrome において、コンテンツの一部分だけが読み込まれたり表示されたりするスプレッドシートなど複雑で動的なグリッドを扱えるようになりました(具体的には ARIA 1.1 で導入された aria-rowcount, aria-colcount, aria-rowindex および aria-colindex への対応です)。(#7410)
変更点
- 初期状態ではどのキーにも割り当てられていないコマンド「NVDAの再起動」を追加しました。入力ジェスチャーのダイアログで「全般」カテゴリから選択可能です。(#6396)
- 「ようこそ画面」でキーボード配列を設定できるようになりました。(#6863)
- 点字ディスプレイ出力においてコントロールの種類や状態などの短縮表記が追加されました。ランドマークも短縮表記になりました。詳しい情報はユーザーガイド「点字ディスプレイ」の「コントロールの種類、状態、ランドマークの表記」を参照してください。(#7188, #3975)
- eSpeak NG をバージョン 1.49.1 に更新しました。(#7280)
- 点字設定ダイアログの「出力テーブル」および「入力テーブル」がアルファベット順に並んで表示されるようになりました。(#6113)
- liblouis 点訳エンジンをバージョン 3.2.0 に更新しました。(#6935)
- 既定の点字テーブルを統一英語点字1級に変更しました。(#6952)
- 点字ディスプレイでオブジェクトにフォーカスが移動したときに、変化のあった前後の情報をあわせて表示するようになりました。(#217)
- 以前のバージョンでは、変化のあった情報であるかどうかに関わらず、ディスプレイの幅の許す限り多くの情報を表示していました。
- 以前のバージョンと同じ動作に戻したい場合は点字設定「フォーカスの前後の情報」を「常に表示」に切り替えます。
- 点字ディスプレイがフォーカス追従の場合のレビューカーソル追従の場合でカーソルの形を変えられるようになりました。(#7112)
- NVDA のロゴを更新しました。新しいロゴは紫色の背景に N V D A の文字を組み合わせた白い図形です。NV Access のロゴと紫色が統一され、背景がどのような色であっても読みやすいものになりました。(#7446)
バグ修正
- Chrome のブラウズモードにおいて div 要素が contentEditable である場合に aria-label の値が要素の内容として解釈されないようになりました。(#7153)
- Microsoft Word のブラウズモードにおいて空のドキュメントで End キーを押したときにランタイムエラーが発生しないようになりました。(#7009)
- Microsoft Edge のブラウズモードにおいて ARIA role が document と指定された場合に正しく解釈するようになりました。(#6998)
- ブラウズモードにおいて Shift+End を押して行末までの選択や選択解除を行う操作が、キャレットが行の最後の文字にある場合にも正しく動作するようになりました。(#7157)
- ダイアログがプログレスバーを含んでいるときに、プログレスバーが変化した場合にダイアログのテキストが点字ディスプレイで適切に更新されるようになりました。例えば NVDA の「更新をダウンロード中」ダイアログで残り時間を読み取れるようになりました。(#6862)
- Windows 10 の自動再生や設定など一部のコンボボックスで、選択項目の変化を NVDA が報告しなかった問題を修正しました。(#6337)
- Microsoft Outlook において「会議」「連絡先」の新規作成ダイアログで無駄な情報が報告されていた問題を修正しました。(#7216)
- 進捗度が不確定なプログレスバーのダイアログ(更新の確認など)において、「プログレスバー出力」の設定を無視してビープ音を出力していた問題を修正しました。(#6759)
- Microsoft Excel 2003 および 2007 において、矢印キーでワークシート内を移動したときにセルの内容を報告していなかった問題を修正しました。(#7243)
- Windows 10 Creators Update およびそれ以降のバージョンにおける「メール」アプリでメールを読むときにブラウズモードに自動的に切り替わらなかった問題を修正しました。(#7289)
- 点字キーボードを備えた点字ディスプレイにおいて、7の点は直前の点字セル入力または文字入力の取り消し、8の点は Enter キーとして機能するようになりました。(#6054)
- 編集可能なテキストにおいて、キャレットが移動したときに(カーソルキーやバックスペースが押されたときに)、NVDA が報告する文字がより適切になりました。具体的には Chrome やターミナルなどのアプリにおける改善です。(#6424)
- Microsoft Outlook 2016 の「署名の編集」の内容が読み上げられるようになりました。(#7253)
- Java Swing アプリにおけるテーブルのナビゲーションで NVDA がクラッシュすることがあった問題を修正しました。(#6992)
- Windows 10 Creators Update において同じトースト通知を NVDA が何度も繰り返し報告していた問題を修正しました。(#7128)
- Windows 10 のスタートメニューで検索をした直後に Enter を押してスタートメニューを閉じると、その後も検索のテキストを報告しなおしていた問題を修正しました。(#7370)
- Microsoft Edge で見出しの1文字ナビゲーションを実行したときの処理速度を改善しました。(#7343)
- Microsoft Edge におけるブラウズモードのナビゲーションで, WordPress 2015 テーマなど特定の Web ページの大きな要素を不適切に読み飛ばしていた問題を修正しました。(#7143)
- Microsoft Edge において英語以外の言語にランドマークを適切に翻訳して報告するようになりました。(#7328)
- 点字ディスプレイの幅よりも長いテキストを選択した場合に、点字表示が選択範囲を適切に扱うようになりました。例えば、Shift+下矢印で複数行を選択した場合に、点字ディスプレイの表示は選択範囲の最後の行を表示します。(#5770)
- Firefox において twitter.com のツイートの詳細を開いたときに NVDA が「セクション」という無駄な報告を繰り返していた問題を修正しました。(#5741)
- ブラウズモードにおいてレイアウト目的のテーブルに対するテーブルのナビゲーション操作を無効にしました。ただし「レイアウト目的のテーブルを区別しない」オプションがチェックされていれば利用可能です。(#7382)
- Firefox および Chrome のブラウズモードにおいて、テーブルナビゲーション操作が hidden 指定されたテーブルのセルを適切にスキップするようになりました。(#6652, #5655)
開発者向けの変更
- ログに含まれるタイムスタンプがミリ秒単位になりました。(#7163)
- NVDA のビルドには Visual Studio Community 2015 が必要です。Visual Studio Express はサポートされません。(#7110)
- Windows 10 Tools and SDK も必要になりました。これらは Visual Studio のインストール時に有効にできます。
- 詳しくは README ドキュメントの Installed Dependencies セクションを参照してください。
- contentRecog パッケージを使って文字や画像を認識するツールを実装できるようになりました。(#7361)
- Python の json パッケージが NVDA のバイナリービルドに含まれるようになりました。(#3050)
2017.2
このリリースのハイライトは、Windows 10 Creators Update における「音のダッキング」対応の改善、ブラウズモードにおける選択操作(「すべて選択」を含む)の不具合修正、Microsoft Edge ブラウザ対応の改善、Web閲覧における現在の選択の属性(aria-current)への対応の改善です。
新機能
- Microsoft Excel において NVDA+F を使うとセルの罫線が報告されるようになりました。 (#3044)
- ウェブブラウザーにおいてある要素が現在の選択としてマークアップされている(具体的にはaria-current属性が使われている)場合に NVDA が報告するようになりました。 (#6358)
- 言語の自動切り替えが Microsoft Edge に対応しました。(#6852)
- Windows 電卓アプリが Windows 10 Enterprise LTSB (Long-Term Servicing Branch) および Server で利用できるようになりました。(#6914)
- 現在の行の報告コマンドを3回すばやく繰り返して押すと、行の内容を文字ごとに説明して読み上げるようになりました。(#6893)
- 新しい言語: ビルマ語
- Unicode の上矢印や下矢印、分数記号などを適切に読み上げるようになりました。(#3805)
変更点
- UI Automation 対応アプリで簡易レビューモードを使う場合に、不要なオブジェクトをより適切に省略するようになり、ナビゲーションが容易になりました。(#6948, #6950)
バグ修正
- ウェブページのメニュー項目に対して、ブラウズモードからアクションを実行できるようになりました。(#6735)
- 設定プロファイルの「削除の確認」ダイアログにおいて Esc キーを押してもダイアログが閉じなかった問題を修正しました。(#6851)
- マルチプロセス機能を有効にした Mozilla Firefox とその他の Gecko アプリがクラッシュする問題を修正しました。(#6885)
- 画面レビューにおける背景の色の報告が、背景の透明な場所に表示されたテキストについてもより正確に行われるようになりました。(#6467)
- Internet Explorer 11 でウェブページを表示する場合に、コントロールの説明をより適切に行うようになりました。(具体的には iframe の内側で aria-describedby に複数の ID が指定されている場合に関する改善です)(#5784)
- Windows 10 Creators Update において NVDA の「音のダッキング」が再び適切に動作するようになりました。つまり「音声とサウンドの出力時にダッキング」「常にダッキング」「ダッキングなし」がすべて利用できます。(#6933)
- キーボードショートカットの定義がない UIA コントロールに対する移動や報告を NVDA が適切に行えない問題を修正しました。(#6779)
- UIA コントロールのキーボードショートカット情報において2個の空白が追加されていた問題を修正しました。(#6790)
- HIMS 点字ディスプレイの特定のキーの組み合わせ(スペース+4の点)がときどき操作できなくなっていた問題を修正しました。(#3157)
- 英語以外の言語に設定された環境において、シリアルポートで点字ディスプレイに接続できない場合がある問題を修正しました。(#6845)
- Windows がシャットダウンするときに設定ファイルが破壊されることがある問題に対応しました。設定ファイルを保存する場合にいったん別のファイルに書き込みを行い、それからファイルの入れ替えを行うようになりました。(#3165)
- 現在の行の報告コマンドを2回繰り返して押したときに、スペルを正しい言語で報告するようになりました。(#6726)
- Windows 10 Creators Update の Microsoft Edge において、前後の行への移動が最高で約3倍高速になりました。(#6994)
- Windows 10 Creators Update の Microsoft Edge ドキュメントにフォーカスが移動するときに "Web Runtime grouping" という報告をしないようになりました。(#6948)
- すべてのバージョンの SecureCRT がサポートされるようになりました。(#6302)
- Adobe Acrobat Reader で特定の PDF ファイルの操作中にクラッシュしないようになりました。(具体的には空の ActualText 属性がある場合)(#7021, #7034)
- Microsoft Edge のブラウズモードにおいて、対話的なテーブル(ARIA grids)に T および Shift+T で適切に移動できるようになりました。(#6977)
- ブラウズモードにおいて、次の文字や行に選択範囲を広げた後に Shift+Home を押した場合に、適切に選択を解除して行の先頭に移動するようになりました。(#5746)
- ブラウズモードにおいて Ctrl+A で「すべて選択」を実行した場合に、キャレットがテキストの先頭にない場合でもすべてのテキストが適切に選択されるようになりました。(#6909)
- ブラウズモードのテキスト選択において起きる可能性がある不具合の一部を修正しました。(#7131)
開発者向けの変更
- コマンドライン引数の処理に Python の argparse を使用するようになりました。以前は optparse が使われていました。これにより -r と -q など同時に利用できないオプションを正しく処理するようになりました。(#6865)
- core.callLater は指定された時間が経過してからコールバックを NVDA のメインキューに入れるようになりました。以前は core を呼び出して直接実行していました。この変更により、メッセージボックス表示などのモーダルな処理の途中で core がコールバックの直後にスリープしてしまい NVDA がフリーズするという問題を回避できます。(#6797)
- InputGesture.identifiers プロパティを正規化しないようになりました。(#6945)
- サブクラスは、このプロパティから識別子を返す前に、正規化する必要がなくなりました。
- 正規化された識別子が必要な場合は InputGesture.normalizedIdentifiers を使用します。これは identifiers プロパティを正規化した値を返します。
- InputGesture.logIdentifier プロパティは廃止予定になりました。代わりに InputGesture.identifiers[0] を使用します。(#6945)
- 廃止予定のコードが削除されました:
speech.REASON_* 定数: controlTypes.REASON_* を代わりに使用します。(#6846)
- synth settings の
i18nName: displayName と displayNameWithAccelerator を代わりに使用します。(#6846, #5185)
config.validateConfig (#6846, #667)
config.save: config.conf.save を代わりに使用します。(#6846, #667)
- Python コンソールの自動補完コンテクストメニューの補完リストで入力対象のシンボルだけを表示するようになりました。以前は直前のオブジェクトのパスが付与されていました。(#7023)
- ユニットテストのフレームワークが追加されました。(#7026)
- ユニットテストとそのインフラストラクチャは tests/unit ディレクトリにあります。詳細は tests\unit\init.py の docstring を参照してください。
- "scons tests" でテストを実行できます。詳細は readme.md の "Running Tests" を参照してください。
- NVDA へのプルリクエストを出すときにはテストが通ることを確認してください。
2017.1
このリリースのハイライトは、Microsoft Wordにおけるセクションと段組の通知、Kindle for PCでの本の読み上げとナビゲーションおよび引用、Microsoft Edgeのサポートの改良などです。
新機能
- Microsoft Wordにて、セクションの区切りのタイプ、セクション番号が報告されるようになりました。この機能は、書式情報ダイアログの「ページ番号の報告」オプションにより有効化できます。(#5946)
- Microsoft Wordにて、段組が報告されるようになりました。この機能は、書式情報ダイアログの「ページ番号の報告」オプションにより有効化できます。(#5946)
- WordPadにて、自動言語切り替えがサポートされました。(#6555)
- Microsoft Edgeのブラウズモードにて、NVDA 検索コマンド(NVDA+Control+F)がサポートされました。(#6580)
- Microsoft Edgeのブラウズモードにて、ボタンのクイックナビゲーション(BおよびShift+B)がサポートされました。(#6577)
- Microsoft Excelでシートをコピーする場合に、列と行の見出しが保存されるようになりました。(#6628)
- Kindle for PC バージョン 1.19にて、本の読み上げとナビゲーションに対応しました。リンク、脚注、グラフィック、テキストのハイライト、ユーザーノートの操作を含みます。詳しくは、NVDAユーザーガイドのKindle for PCセクションをお読みください。(#6247, #6638)
- Microsoft Edgeにて、ブラウズモードのテーブルナビゲーションがサポートされました。(#6594)
- Microsoft Excelにて、レビューカーソルの位置情報の報告コマンド(デスクトップ: NVDA+テンキーDelete、ラップトップ: NVDA+Delete)により、ワークシートの名前およびセル番地が報告されるようになりました。(#6613)
- 終了ダイアログに、デバッグレベルでのログを記録するようにして再起動するオプションが追加されました(#6689)
変更点
- 点字カーソルの点滅速度の最小値が200ミリ秒になりました。これより小さい値に設定されている場合は、200ミリ秒に変更されます。(#6470)
- 点字設定ダイアログに、点字カーソルの点滅をするかしないかを設定できるチェックボックスが追加されました。以前は、カーソルの点滅をしないようにするには点滅速度0の値が使用されていました。(#6470)
- eSpeak NG をバージョン e095f008 (10 Jan 2017) に更新しました。(#6717)
- Windows 10 Creators Update の仕様変更により、NVDA の「音のダッキング」の設定で「常にダッキング」が使用できなくなりました。以前のバージョンの Windows 10 ではこの設定は有効です。(#6684)
- Windows 10 Creators Update の仕様変更により、NVDAの「音声とサウンドの出力時にダッキング」は、音声が開始するまでに確実にダッキングされるとは限らず、音声が終了するまでダッキングされ続けるとも限らないようになりました。これは音量の急激な変化を避けるためです。この変更は以前のバージョンの Windows 10 での動作には影響しません。(#6684)
バグ修正
- Microsoft Wordのブラウズモードにて、サイズの大きいドキュメントのパラグラフを移動する時にフリーズする問題を修正しました。(#6368)
- Microsoft ExcelからコピーされたMicrosoft Wordのテーブルが、レイアウトテーブルとして扱われ無視される問題を修正しました。(#5927)
- Microsoft Excelの保護ビューで文字を入力しようとしたとき、実際には入力されていない文字を読み上げるのではなく、効果音を出すようになりました。(#6570)
- Microsoft ExcelでEscapeキーを押した時に、間違ってブラウズモードに切り替わる問題を修正しました。ただし、ユーザーがNVDA+Spaceで明示的にブラウズモードに切り替え、フォームフィールドで Enter を押してフォーカスモードに入った場合を除きます。(#6569)
- Microsoft Excelのスプレッドシートで、行全体または列全体を結合する場合にNVDAがフリーズする問題を修正しました。(#6216)
- Microsoft Excelのセルでの文字の途切れまたはオーバーフローがより正確に報告されるようになりました。(#6472)
- チェックボックスが読み取り専用の場合に、NVDAが報告するようになりました。(#6563)
- NVDAの起動にて、オーディオデバイスが使用できないことが原因でロゴサウンドを再生できない場合に、警告ダイアログを表示しないようになりました。(#6289)
- Microsoft Excelのリボンのコントロールが行えない場合は、行えないことが報告されるようになりました。(#6430)
- ウィンドウを最小化する時に、NVDAは「ペイン」という通知をしなくなりました。(#6671)
- Windows 10 Creators Update 環境の Universal Windows Platform (UWP)アプリケーション(Microsoft Edgeを含む)にて、入力文字を読み上げるようになりました。(#6017)
- マウストラッキングが、複数モニターのコンピュータの全ての画面で、使用できるようになりました(#6598)
- Windows Media Player をスライダーコントロールにフォーカスがある状態で終了したあとに NVDA が使用できなくなる問題を修正しました。(#5467)
開発者向けの変更
- プロファイルと設定情報のファイルは、スキーマ変更の要求を満たすように自動的にアップグレードされるようになりました。アップグレードの途中でエラーが起きた場合は、設定がリセットされ過去の設定ファイルが有効になり、このことがNVDAのログレベル「情報」で報告されます。(#6470)
2016.4
このリリースのハイライトは、Microsoft Edge対応の改善、Windows 10 Mail アプリへのブラウズモードの対応、NVDAのダイアログ表示の大幅な改善です。
新機能
- NVDAは行インデントをビープ音で報告できるようになりました。NVDAの書式設定ダイアログ「行インデントの報告」コンボボックスで設定を選ぶことができます。 (#5906)
- Orbit Reader 20 点字ディスプレイに対応しました。 (#6007)
- NVDA起動時にスピーチビューアーを表示するオプションが追加されました。スピーチビューアーのウィンドウのチェックボックスで有効化できます。 (#5050)
- スピーチビューアーを開き直したときに、前回と同じウィンドウの位置と大きさで表示されるようになりました。 (#5050)
- Microsoft Word の相互参照フィールドがハイパーリンクと同様に扱われるようになりました。つまり、リンクとして報告され、アクションを実行できます。 (#6102)
- Baum SuperVario2, Baum Vario 340 および HumanWare Brailliant2 点字ディスプレイに対応しました。 (#6116)
- Microsoft Edge のアニバーサリーアップデート版に対して初期的なサポートを行いました。 (#6271)
- Windows 10 の「メール」アプリでメールの内容を読むときにブラウズモードが使われるようになりました。 (#6271)
- 新しい言語:リトアニア語。
変更点
- liblouis 点訳エンジンが 3.0.0 に更新されました。統一英語点字(Unified English Braille)対応の大幅な改善が含まれます。 (#6109, #4194, #6220, #6140)
- アドオンマネージャーにおいて、アドオンの無効化と有効化のボタンにキーボードショートカット(Alt+DおよびAlt+E)が割り当てられました。 (#6388)
- NVDAのダイアログの余白や配置などが改善されました。 (#6317, #5548, #6342, #6343, #6349)
- 書式情報のダイアログの内容をスクロールして確認できるようになりました。(#6348)
- 句読点・記号読み上げ辞書のダイアログのレイアウトを改善し、ダイアログの幅に合わせてリストを表示するようになりました。(#6101)
- ウェブブラウザーのブラウズモードにおいて、エディットフィールドとフォームフィールドの1文字ナビゲーション(それぞれEおよびShift+E, FおよびShift+F)が読み取り専用のエディットフィールドを除外しないようになりました。(#4164)
- NVDAの書式情報の設定ダイアログ「カーソル移動後に書式の変化を報告」の英語での表記に announce ではなく report を使うようになりました。この設定は音声と点字ディスプレイの両方に影響を与えるためです。(#6336)
- NVDAの「ようこそ画面」の視覚的な構成を変更しました。(#6350)
- NVDA のダイアログボックスにおいて「OK」と「キャンセル」のボタンを右に揃えて表示するようになりました。(#6333)
- 音声設定ダイアログ「大文字のピッチ変更率」のような数値を入力するフィールドにおいてスピンコントロールが使われるようになりました。数値を直接入力することも、上下の矢印キーで値を変更することもできます。(#6099)
- インラインフレーム(iフレーム、ドキュメント中に埋め込まれたドキュメント)の報告方法がブラウザーによって異なっていた問題に対応しました。具体的には Firefox で「iフレーム」を「フレーム」と報告するように変更されました。(#6047)
バグ修正
- スピーチビューアーを表示した状態でNVDAを終了するとエラーが発生する場合があった問題に対応しました。(#5050)
- Mozilla Firefoxのブラウズモードにおけるイメージマップの処理の不具合に対応しました。(#6051)
- 読み上げ辞書の編集ダイアログにおいて、Enterキーを押すと変更された内容を保存してダイアログを閉じるようになりました。以前のバージョンではEnterキーが機能していませんでした。(#6206)
- 入力メソッドのモード(英数字の直接入力、全角文字、半角文字など)を変更したときに点字ディスプレイに報告されるようになりました。(#5892, #5893)
- アドオンを無効化してすぐに有効化した場合などに、アドオンの状態の表示が正しく直前の状態に戻るようになりました。(#6299)
- Microsoft Word において、ヘッダーに含まれるページ番号のフィールドを報告するようになりました。(#6004)
- 句読点・記号読み上げ辞書のダイアログにおいて、句読点・記号のリストと読みのエディットフィールドの間のフォーカス移動がマウスで行えるようになりました。(#6312)
- Microsoft Word のブラウズモードにおいて、ドキュメントが不正なハイパーリンクを含んでいた場合に、要素リストの表示が行われなかった問題に対応しました。(#5886)
- スピーチビューアーをタスクバーの「閉じる」ボタンや Alt+F4 で閉じたあとで、NVDAメニューのスピーチビューアーのチェック状態が正しく更新されるようになりました。(#6340)
- プラグインの再読込コマンドを使用すると、設定プロファイルにおけるアクティブなプロファイルの扱いが不適切になったり、ウェブブラウザーの新しいドキュメントを開く操作や画面レビューに不具合が起きたりしていた問題に対応しました。(#2892, #5380)
- NVDAの一般設定ダイアログの言語のリストにおいて、アラゴン語などの言語が Windows 10 で正しく表示されるようになりました。(#6259)
- システムキーボードのエミュレートによるキー入力(点字ディスプレイのボタンでTabキーの入力をエミュレートする場合など)が入力ヘルプや入力ジェスチャーのダイアログなどで国際化されて報告または表示されるようになりました。以前のバージョンでは常に英語の表記になっていました。(#6212)
- NVDAの一般設定ダイアログで言語を変更する場合に、NVDAが再起動されるまで変更前の言語が使われるようになりました。(#4561)
- 新しい読み上げ辞書の登録でパターンのフィールドを空欄のまま登録できていた問題に対応しました。(#6412)
- 一部のシステムでシリアルポートのスキャンを正しく実行できず、点字ディスプレイに接続できなかった問題を修正しました。(#6462)
- Microsoft Word において、テーブルのセル単位の移動を行ったときにセルの中の行頭番号が正しく読み上げられない問題に対応しました。(#6446)
- Handy Tech 点字ディスプレイドライバーを使う場合に、NVDAの入力ジェスチャーのダイアログで点字ディスプレイのジェスチャーをコマンドに割り当てられるようになりました。(#6461)
- Microsoft Excel のスプレッドシート内のナビゲーションにおいて、Enterキーでの次の行への移動が正しく報告されるようになりました。(#6500)
- iTunes においてiTunesストアやApple Musicなどをブラウズモードで使用したときにフリーズする問題に対応しました。(#6502)
- 64ビットのMozillaとChromeベースのアプリでクラッシュする問題に対応しました。(#6497)
- マルチプロセスを有効化したFirefoxにおいて、ブラウズモードや編集可能テキストフィールドが正しく操作できるようになりました。(#6380)
開発者向けの変更
- アプリモジュールが対象とする実行ファイルの名前にドット(.)が含まれている場合への対応が可能になりました。ドットはアンダースコア(_)に置換されます。 (#5323)
- 新しい gui.guiHelper モジュールには、wxPythonのGUI作成を単純化するユーティリティ関数が含まれます。これには余白を自動的に管理する処理が含まれます。視覚的により適切で一貫性のある画面表示を作ることが可能になり、また視覚に障害のある開発者がGUIを作ることが容易になります。(#6287)
2016.3
このリリースのハイライトは、アドオンを個別に無効化できる機能、Microsoft Excel におけるフォームフィールドへの対応、色の報告に関する改善、一部の点字ディスプレイへの対応の改善、Microsoft Word 対応に関する改良と修正です。
新機能
- Windows 10 Anniversary Update の Microsoft Edge で PDF ドキュメントがブラウズモードに対応しました。 (#5740)
- Microsoft Word で打ち消し線と2重打ち消し線を報告するようになりました。 (#5800)
- Microsoft Word でテーブルのタイトルを報告するようになりました。また詳細説明がある場合にはブラウズモードで「詳細説明を開く」コマンド(NVDA+D)を使えるようになりました。 (#5943)
- Microsoft Word で段落の移動(Alt+Shift+下矢印, Alt+Shift+上矢印)を実行したときに位置を報告するようになりました。 (#5945)
- Microsoft Word のショートカットキー操作で行間を変更したとき、およびNVDAの書式の報告コマンドを使ったときに行間を報告するようになりました。また NVDA の書式情報の設定で「行間の報告」をチェックしている場合には、テキストの中を移動していて行間が変化した場合にも行間を報告します。 (#2961)
- Internet Explorer において、HTML5 の構造要素を解釈するようになりました。 (#5591)
- Microsoft Word などにおけるコメントの報告を、NVDA の書式情報の設定「コメントの報告」で無効化できるようになりました。 (#5108)
- アドオンマネージャーでアドオンを個別に無効化できるようになりました。 (#3090)
- ALVA BC640/680 シリーズの点字ディスプレイにおいて、コマンドの割り当てが可能なキーが追加されました。 (#5206)
- 「点字表示をフォーカスに移動」コマンドが追加されました。現在は ALVA BC640/680 シリーズの点字ディスプレイでこのコマンドにキーの割り当てがあります。他の点字ディスプレイでは「入力ジェスチャー」でこのコマンドの割り当てを追加できます。 (#5250)
- Microsoft Excel においてフォームフィールドを操作できるようになりました。ブラウズモードで要素リストまたは1文字ナビゲーションを使ってフォームフィールドに移動できます。 (#4953)
- 入力ジェスチャーで「簡易レビューモードの切り替え」を割り当て可能なコマンドとして使えるようになりました。 (#6173)
変更点
- NVDAによる色の報告で、基本的でよく知られている9種類の色合い、3種類の網掛け、明るさと淡い色のバリエーションが使われるようになりました。これまでは主観的で理解しにくい色の名前が使われていました。 (#6029)
- 従来の NVDA+F9 と NVDA+F10 の操作が変更されました。NVDA+F10 でテキストを選択します。NVDA+F10 を素早く2回続けて押すと、そのテキストがクリップボードにコピーされます。 (#4636)
- eSpeak NG をバージョン Master 11b1a7b (22 June 2016) に更新しました。 (#6037)
バグ修正
- Microsoft Word のブラウズモードにおいて、クリップボードにコピーする操作で書式が保存されるようになりました。 (#5956)
- Microsoft Word に備わっているテーブルナビゲーション操作(Alt+Home, Alt+End, Alt+PageUp, Alt+PageDown)やテーブルの選択操作(Shiftを押しながらナビゲーション操作のキーを押す)を使ったときに適切な報告が行われるようになりました。 (#5961)
- Microsoft Word のダイアログボックスに対する NVDA のオブジェクトナビゲーションが大幅に改良されました。 (#6036)
- Visual Studio 2015 などのアプリにおいて、ショートカットキーによる操作(Ctrl+Cによるコピーなど)が適切に報告されるようになりました。 (#6021)
- 一部の環境でのシリアルポートのスキャンの不具合を修正しました。この問題によって特定の点字ディスプレイドライバーが使用できない場合がありました。 (#6015)
- Microsoft Word における色の報告が改善されました。具体的には Microsoft Office テーマの変更が考慮されるようになりました。 (#5997)
- Windows 10 の2016年4月以降のビルドにおいて、Microsoft Edge およびスタートメニューの候補表示に対するブラウズモードが動作するようになりました。 (#5955)
- Microsoft Word でテーブルのセルが統合されている場合に見出しの報告がより適切に動作するようになりました。 (#5926)
- Windows 10 メールアプリでメッセージの内容の読み上げが不具合を起こさないようになりました。 (#5635)
- コマンドキーの読み上げが有効の場合に CapsLock などのロックするキーが重複して読み上げられる不具合を修正しました。 (#5490)
- Windows 10 Anniversary Update のユーザーアカウント制御ダイアログが正しく読み上げられるようになりました。 (#5942)
- Web Conference Plugin (out-of-sight.net などで使用されています) において、マイク入力に応答して NVDA がビープ音を鳴らしたりプログレスバーの読み上げを行ったりする問題を修正しました。 (#5888)
- ブラウズモードにおける「次を検索」「前を検索」が、大文字と小文字を区別する検索の場合に正しく実行されるようになりました。 (#5522)
- ユーザー辞書の編集において、正規表現のエラーを報告するようになりました。正規表現に正しくない記述がある場合に NVDA がクラッシュしていた問題を修正しました。 (#4834)
- NVDA が点字ディスプレイに接続できない場合(例えば点字ディスプレイが取り外された場合)に、自動的にそのディスプレイへの接続を無効化するようになりました。 (#1555)
- ブラウズモードの要素リストでフィルターを使用すると性能が低下することがあった問題を改善しました。 (#6126)
- Microsoft Excel で背景パターンを NVDA が報告するときに、Excel のパターンの名前に合わせるようになりました。 (#6092)
- Windows 10 のログオン画面への対応を改善しました。例えばアラートの報告や、パスワードフィールドをタッチでアクティブ化した場合の報告などです。 (#6010)
- ALVA BC640/680 シリーズの点字ディスプレイの補助タッチカーソルを NVDA が適切に検出するようになりました。 (#5206)
- Windows 10 の最近のビルドにおいて Windows トーストの通知を報告するようになりました。 (#6096)
- Baum 互換および HumanWare Brailliant B 点字ディスプレイにおいて、キープレスの認識が停止することがあった問題を修正しました。 (#6035)
- NVDA の書式情報設定で「行番号の報告」を有効にしている場合に、点字ディスプレイにも行番号を表示するようになりました。 (#5941)
- 読み上げモードを「なし」にした場合に、オブジェクトの報告(例えば NVDA+Tab によるフォーカス位置の報告など)がスピーチビューアーに適切に出力されるようになりました。 (#6049)
- Outlook 2016 のメッセージ一覧において「関連する下書き」を報告しないようになりました。 (#6219)
- Google Chrome および Chrome ベースのブラウザーを英語以外の言語で使っている場合に、ブラウズモードでのドキュメントの操作ができなくなっていた問題を修正しました。 (#6249)
開発者向けの変更
- プロパティからの情報を直接ログ出力する場合に、そのプロパティが再帰的に繰り返し出力されてしまう問題を修正しました。 (#6122)
2016.2.1
このリリースでは Microsoft Word の不具合を修正します:
- Windows XP において Microsoft Word が起動直後にクラッシュする不具合が修正されました。(#6033)
- Microsoft Word の文章校正の結果の報告機能を削除しました。この機能がクラッシュの原因となっていたためです。(#5954, #5877)
2016.2
このリリースのハイライトは、入力中のスペルの誤りの報告、Microsoft Word における文章校正の結果の報告、その他の Microsoft Office 対応に関する改良と修正です。
新機能
- Internet Explorer およびその他の MSHTML コントロールにおいて、1文字ナビゲーション(a および shift+a)で次の注釈や前の注釈に移動するときに、挿入または削除されたテキストにも移動するようになりました。 (#5691)
- NVDA は Microsoft Excel において、行や列のグループの折りたたみと展開に加えて、グループのレベルも報告するようになりました。 (#5690)
- 書式の報告コマンドを2回続けて押すと、書式をブラウズモードで表示するようになりました。この情報はレビューの操作で確認できます。 (#4908)
- Microsoft Excel 2010 以降のバージョンにおいて、セルの網掛け背景や塗りつぶしのグラデーションなどを報告するようになりました。NVDA メニューの書式情報の設定で「色の報告」をチェックしている場合は、この報告は自動的に行われます。(#3683)
- 新しい点字テーブル:コイネーギリシャ語 (#5393)
- ログビューアーにおいて、ショートカットキー Ctrl+S でログの保存ができるようになりました。 (#4532)
- スペルの間違いの報告を有効にしていて、フォーカス位置のコントロールが非対応でない場合に、NVDA はスペルの間違いを入力中に音で報告するようになりました。NVDA メニューのキーボード設定「スペルの間違いを入力中に音で報告」をチェックなしにすればこの機能は無効になります。 (#2024)
- Microsoft Word において文章校正の結果を報告するようになりました。NVDA メニューの書式情報設定「文章校正の結果の報告」でこの機能を無効にできます。 (#5877)
変更点
- ブラウズモードと編集可能テキストのフィールドにおいて、NVDA はテンキーの Enter をメインキーの Enter と同様に扱うようになりました。 (#5385)
- NVDA が eSpeak NG 音声エンジンを採用しました。 (#5651)
- Microsoft Excel において、セルと見出しの間に空白の行がある場合に NVDA はセルの列見出しを無視しないようになりました。 (#5396)
- Microsoft Excel において、見出しの前にセル番地を報告するようになりました。これは見出しとセルの内容を区別しやすくするためです。 (#5396)
バグ修正
- ブラウズモードにおいて、1文字ナビゲーションで移動しようとした要素が現在のドキュメントで未対応の場合に、その方向にこれ以上要素がないと報告するのではなく、サポートされていないと報告するようになりました。 (#5691)
- Microsoft Excel の要素リストでシートの一覧を表示するときに、グラフだけが含まれているシートが正しく含まれるようになりました。 (#5698)
- IntelliJ や Android Studio など複数のウィンドウを持つ Java アプリにおいて、ウィンドウを切り替えるときに NVDA は不必要な情報を報告しないようになりました。 (#5732)
- Notepad++ など Scintilla ベースのテキストエディターにおいて、点字ディスプレイを使用する場合に、カーソルの移動によって点字出力が適切に更新されるようになりました。 (#5678)
- 点字出力を有効化したときに NVDA がクラッシュすることがある問題を修正しました。 (#4457)
- Microsoft Word において、段落インデントは常にユーザーが指定した長さの単位(センチメートルやインチなど)で報告されるようになりました。 (#5804)
- 音声のみで出力されていた NVDA のメッセージの多くが、点字ディスプレイでも出力されるようになりました。 (#5557)
- アクセシブルな Java アプリにおいて、ツリービューの項目のレベルの報告が行われるようになりました。 (#5766)
- Mozilla Firefox において Adobe Flash がクラッシュすることがある問題を修正しました。 (#5367)
- Google Chrome および Chrome ベースのブラウザーにおいて、ダイアログやアプリに含まれるドキュメントがブラウズモードで読み取れるようになりました。 (#5818)
- Google Chrome および Chrome ベースのブラウザーにおいて、ウェブのダイアログやアプリで NVDA を強制的にブラウズモードに切り替えることが可能になりました。 (#5818)
- Internet Explorer およびその他の MSHTML コントロールにおいて、特定のコントロール(具体的には aria-activedescendant が使われているもの)にフォーカスを移動した場合に、不適切にブラウズモードに切り替わる問題を修正しました。この現象は、例えば Gmail でメッセージを作成するときに、アドレスフィールドの予測候補への移動で起きていました。 (#5676)
- Microsoft Word において行列見出しの報告が有効な場合に、大きなテーブルで NVDA がフリーズしていた問題を修正しました。 (#5878)
- Microsoft Word において、組み込みの見出しスタイルではないアウトラインレベルが設定されたテキストを、NVDA が不適切に見出しと報告していた問題を修正しました。 (#5186)
- Microsoft Word のブラウズモードにおいて、コンテナの先頭や直後に移動するコマンド(コンマ、Shift+コンマ)がテーブルで使えるようになりました。 (#5883)
開発者向けの変更
- NVDA の C++ コンポーネントが Microsoft Visual Studio 2015 でビルドされるようになりました。 (#5592)
- ui.browseableMessage によってテキストや HTML メッセージをユーザーにブラウズさせることが可能になりました。 (#4908)
- ユーザーガイドにおいて設定の説明で
2016.1
このリリースのハイライトは、NVDA 以外の音量を低くする機能、点字出力および点字ディスプレイ対応の改良、Microsoft Office 対応の改良、iTunes でのブラウズモードの改良などです。
新機能
- 新しい点訳テーブル: ポーランド語8点コンピューター点字、モンゴル語 (#5537, #5574)
- 点字カーソルを非表示にしたり、形状を変更したりできます。点字設定ダイアログの「点字カーソル」と「点字カーソルの形の切替」を使用してください。 (#5198)
- HIMS Smart Beetle 点字ディスプレイに Bluetooth で接続できるようになりました。(#5607)
- Windows 8 以降に NVDA をインストールして利用する場合に、NVDA 以外の音量を低くする設定ができるようになりました。これは「音声エンジン」ダイアログの「音のダッキング」オプションまたは NVDA+Shift+D で設定できます。 (#3830, #5575)
- APH Refreshabraille の HID モードでの利用、Baum VarioUltra, Pronto! への USB 接続での利用が可能になりました。 (#5609)
- HumanWare Brailliant BI/B 点字ディスプレイを OpenBraille プロトコルで利用できるようになりました。 (#5612)
変更点
- 強調の報告が既定値でチェックなしになりました。 (#4920)
- Microsoft Excel の要素リストダイアログで、数式のショートカットが Alt+R に変更されました。これは「フィルター」との重複を避けるためです。 (#5527)
- liblouis 点訳エンジンが 2.6.5 に更新されました。 (#5574)
- テキストオブジェクトにフォーカスやレビューカーソルを移動したときの報告に「テキスト」という言葉を含めないようになりました。 (#5452)
バグ修正
- iTunes 12 で iTunes Store のページが読み込まれたときに、ブラウズモードの更新が正しく行われるようになりました。 (#5191)
- Internet Explorer およびその他の MSHTML コントロールにおいて、アクセシビリティ目的の見出しレベルが追加指定されていても、1文字ナビゲーションによる見出しジャンプが適切に動作するようになりました(具体的には H タグの見出しレベルが aria-level 属性で上書きされる場合)。 (#5434)
- Spotify におけるフォーカス移動で「未定義」オブジェクトが頻繁に出現する問題に対応しました。 (#5439)
- 他のアプリから Spotify に戻ったときにフォーカスの位置が適切に処理されるようになりました。 (#5439)
- ブラウズモードとフォーカスモードを切り替えたときに、音声に加えて点字ディスプレイでもモードを報告するようになりました。(#5239)
- 特定のバージョンの Windows でタスクバーのスタートボタンがリストまたは選択済みと報告される問題に対応しました。 (#5178)
- Microsoft Outlook のメッセージ作成において「追加マークあり」などの不必要なメッセージを報告していた問題に対応しました。 (#5486)
- 点字ディスプレイ利用時に現在の行のテキストが選択されていた場合(テキストエディターで文字列を検索して、現在の行にその文字列が見つかった場合など)に、点字ディスプレイのスクロールが必要に応じて適切に行われるようになりました。 (#5410)
- Windows 10 においてコマンドプロンプトを Alt+F4 で終了したときに NVDA 自身が終了していた問題に対応しました。 (#5343)
- ブラウズモードの要素リストにおいて、要素の種別を変更したときに、フィルターのフィールドがクリアされるようになりました。 (#5511)
- Mozilla アプリケーションの編集可能テキストでマウスポインタを移動したときに、適切な行や単語などの読み上げではなく内容全体を読み上げていた問題に対応しました。 (#5535)
- Mozilla アプリケーションの編集可能テキストでマウスポインタを移動したときに、読み上げる単語や行などにリンクなどの要素が含まれると読み上げが停止していた問題に対応しました。 (#2160, #5535)
- Internet Explorer のブラウズモードにおいて shoprite.com ウェブサイトをブランクとしてではなく適切に読み上げるようになりました(特に不適切な lang 属性に対してより適切な処理を行うようになりました) (#5569)
- Microsoft Word において変更履歴を非表示にしている場合に「追加マークあり」などの変更履歴を報告しないようになりました。 (#5566)
- トグルボタンにフォーカスがある場合に、ボタンが押されている状態から押されていない状態への変化を報告するようになりました。 (#5441)
- マウスポインタの形状の変化が報告されなくなっていた問題に対応しました。 (#5595)
- 行のインデントの読み上げにおいて、ノーブレークスペースを空白として扱うようになりました。以前は「3個のスペース」ではなく「スペース スペース スペース」と報告されていました。 (#5610)
- モダン環境の Microsoft IME の候補リストを閉じたときに、フォーカスを適切に入力コンポジションや入力中のドキュメントに戻すようになりました。 (#4145)
- Microsoft Office 2013 およびそれ以降のバージョンにおいて、リボンのタブだけが表示されるように切り替えた後でもういちどタブをアクティブ化した場合に、リボンに含まれる項目が適切に報告されなかった問題に対応しました。 (#5504)
- タッチスクリーンのジェスチャーの検出とバインディングの修正および改良 (#5652)
- 入力ヘルプモードでタッチスクリーンのホバーを報告しないようになりました。(#5652)
- Microsoft Excel で、結合されたセルにコメントがつけられていた場合に、要素リストがコメントの一覧を表示できなかった問題を修正しました。 (#5704)
- Micorsoft Excel で行列見出しの報告を使用しているときに、シートの内容を正しく報告できない場合があった問題に対応しました。 (#5705)
- Google Chrome で東アジア言語文字の入力コンポジションにおけるキャレットの移動が適切に動作するようになりました。 (#4080)
- iTunes で Apple Music の検索を行う場合に、ブラウズモードで読み取る検索結果ドキュメントの内容が適切に更新されるようになりました。 (#5659)
- Microsoft Excel において shift+f11 で新しいワークシートを作成したときに新しいシートに移動したことを報告するようになりました。 (#5689)
- 韓国語文字の入力における点字ディスプレイ出力の不具合を修正しました。 (#5640)
開発者向けの変更
- 音を出力する処理で audioDucking.AudioDucker クラスを使うことにより、バックグラウンドの音のダッキングを制御できるようになりました。 (#3830)
- nvwave.WavePlayer のコンストラクタは wantDucking キーワード引数を取ることができます。これは音の出力中にバックグラウンドの音をダッキングさせたいかどうかの指定です。 (#3830)
- これを有効(既定値)にする場合は、適切なタイミングで WavePlayer.idle を呼び出す必要があります。
- 点字ディスプレイのための拡張 I/O : (#5609)
- スレッドセーフな点字ディスプレイドライバーであることを BrailleDisplayDriver.isThreadSafe 属性で指定できます。以下の機能はスレッドセーフなドライバーに限って利用できます。
- スレッドセーフな点字ディスプレイドライバーに対するバックグラウンドでのデータの書き込み。これは性能の改善に役立ちます。
- hwIo.Serial は pyserial を拡張し、ドライバーがポーリングを行う代わりに、データを受信したときに callable を呼び出します。
- hwIo.Hid による USB HID 接続の点字ディスプレイ対応。
- hwPortUtils および hwIo は、検出されたデバイスや送受信されたすべてのデータを含む、詳細なデバッグログをオプションで提供できます。
- タッチスクリーンジェスチャーのオブジェクトから利用可能なプロパティの追加: (#5652)
- MultitouchTracker オブジェクトの childTrackers プロパティは、そのトラッカーを構成する MultiTouchTrackers を保持します。例えば「2本指2回タップ」の子トラッカーは、2個の「2本指タップ」です。さらに「2本指タップ」の子トラッカーは2個の「タップ」です。
- あるトラッカーが1本指のタップ、スワイプ、ホバーによって生成された場合、その MultiTouchTracker オブジェクトには rawSingleTouchTracker プロパティがあります。この SingleTouchTracker からはオペレーティングシステムが割り当てた指の ID を参照できます。また、その指のタッチが現在も続いているかどうかを知ることができます。
- TouchInputGestures には x および y のプロパティがあります。トラッカーを使わなくても簡単にこれらの情報が得られます。
- TouchInputGesturs には preheldTracker プロパティが追加されました。これは、この操作が実行されている間に保持されていた他の指を表す MultitouchTracker オブジェクトです。
- 2種類の新しいタッチジェスチャーを生成するようになりました: (#5652)
- 複数回のタップとホールド(例: 2回タップとホールド)
- ホールド操作について、指の本数を除いた一般化された識別子を追加しました
(例 「1finger_hold+hover」に対して「hold+hover」)
2015.4
このリリースのハイライトは、Windows 10 対応の改良、Windows 8 以降の「コンピューターの簡単操作センター」への対応、Microsoft Excel 対応の改良(シートの一覧と名前変更、保護されたワークシートのセルの参照)、Mozilla Firefox, Google Chrome, Mozilla Thunderbird におけるリッチテキスト編集への対応などです。
新機能
- Windows8以降のPCでコンピューターの簡単操作センターにNVDAが表示されるようになりました。(#308)
- Excel でセル間を移動する場合、NVDAの書式情報設定ダイアログで設定しておくと、書式の変化が自動で報告されるようになりました。(#4878)
- 「強調などのマークの報告」オプションがNVDAの書式情報設定ダイアログに追加されました。初期設定では、NVDAは自動的に、ドキュメントに強調されたテキストがあることを報告するようになっています。今のところこの機能は、Internet Explorerおよびその他のMSHTMLコントロールのブラウズモードのemとstrongタグのみについてサポートされています。(#4920)
- NVDAの「校閲者による更新の報告」オプションがチェックされている場合、挿入および削除されたテキストがあることが、Internet Explorerおよびその他のMSHTMLコントロールのブラウズモードにおいて、報告されるようになりました。(#4920)
- Microsoft Wordの変更履歴をNVDAの要素リストで閲覧しているときに、書式の変化など報告される情報が増えました。(#4920)
- Microsoft Excel: シートの一覧表示および名前変更がNVDAの要素リスト (NVDA+F7) でできるようになりました。(#4630, #4414)
- 特定の記号を (例えば一時停止や抑揚の変更をさせたい場合に)そのまま音声合成に送るかどうかを、句読点記号読み辞書ダイアログにて設定できるようになりました。(#5234)
- Microsoft Excel において NVDA はシート作成者がセル上に設定した入力メッセージを報告するようになりました。(#5051)
- Baum Pronto! V4 および VarioUltra 点字ディスプレイが Bluetooth 接続で利用できるようになりました。(#3717)
- Firefox による Google Docs の利用や Thunderbird による HTML 編集など、リッチテキスト編集が Mozilla アプリで可能になりました。点字ディスプレイにも対応しています。(#1668)
- Google Chrome や Chrome ベースのブラウザーにおいて Google Docs などのリッチテキスト編集が可能になりました。点字ディスプレイにも対応しています。(#2634)
- ただし Chrome バージョン 47 以降が必要です。
- Microsoft Excel のブラウズモードで、保護されたワークシートのセルに移動できるようになりました。 (#4952)
変更点
- NVDAの書式情報設定ダイアログの、「校閲者による更新の報告」オプションが、初期設定でチェックありになりました。(#4920)
- NVDAの「校閲者による更新の報告」オプションがチェックされていて、Microsoft Wordにて文字を移動すると、変更履歴について報告される情報が少なくなり、ナビゲーションがより効率的になりました。より詳しい情報は要素リストで得ることができます。(#4920)
- liblouis 点訳エンジンが2.6.4に更新されました。(#5341)
- 特定の記号 (基本的な数学記号を含む) が、最低読み上げレベル「一部」になり、初期設定で読み上げられるようになりました。(#3799)
- 音声合成エンジンがサポートしている場合、カッコやダッシュで読み上げにポーズが入るようになりました。(#3799)
- テキストを選択するときに、そのテキストを「選択」の後ではなく前に報告するようになりました。(#1707)
バグ修正
- Outlook 2010/2013のメッセージリストでのナビゲーションの大幅な動作の改良。(#5268)
- Microsoft Excelのグラフにて、特定のキーでのナビゲーション (control+pageupやcontrol+pagedownでのシート変更などの) が正確に動作するようになりました。(#5336)
- NVDAをダウングレードしようとする際に表示される警告ダイアログ内のボタンの外観が修正されました。(#5325)
- Windows8以降にて「Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に起動」が設定されている場合、NVDAがより高速に起動するようになりました。(#308)
- 前のバージョンのNVDAでこの機能をオンにしている場合、一般設定ダイアログにてこの項目をいったんオフにして、もう一度オンにして有効にしなおす必要があります。以下のように操作してください:
- 「一般設定」ダイアログを開きます
- 「Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に起動」をチェックなしにします
- OKボタンを押します。
- 一般設定ダイアログを再度開きます。
- 「Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に起動」をチェックします。
- OKボタンを押します。
- ファイルエクスプローラーおよびタスクビューワーを含むUI Automationの動作の強化。(#5293)
- Mozilla Firefoxおよび他のGeckoベースのコントロールのブラウズモードにて、読み取り専用のARIA grid コントロールにタブで移動した時に、正確にフォーカスモードに切り替わるようになりました。(#5118)
- タッチスクリーンで左スワイプをした時に次のオブジェクトがない場合に、「次の~がありません」ではなく、「前の~がありません」と正確に報告するようになりました。
- 「入力ジェスチャー」ダイアログのフィルターで複数の単語を入力したときの不具合を修正しました。(#5426)
- HumanWare Brailliant BI/B シリーズ点字ディスプレイに USB 接続していて、接続をやり直した場合にフリーズすることがある不具合を修正しました。(#5406)
- 特定の文字が使われる言語において、文字説明がアルファベット大文字で適切に動作するようになりました。(#5375)
- Windows 10 のスタートメニューが開くときに NVDA がフリーズすることがある問題に対応しました。(#5417)
- Skype for Desktop では、以前の通知が消える前に表示される通知が報告されます。 (#4841)
- Skype for Desktop 7.12 以降で通知が正しく報告されるようになりました (#5405)
- Jartなどの一部のアプリケーションでコンテキストメニューを閉じたときにフォーカスを正しく報告するようになりました (#5302)
- Windows 7以降では、Wordpadなどの特定のアプリで色が再び報告されます。(#5352)
- Microsoft PowerPointで編集する場合、Enterキーを押すと、箇条書きや番号などのテキストが自動的に入力されるようになりました。(#5360)
2015.3
このリリースのハイライトは、初めての Windows 10 への対応、ブラウズモードで1文字ナビゲーションを無効にできる機能(ウェブアプリで便利な場合があります)、Internet Explorer 対応の改善、特定のアプリで点字を有効にした場合にタイピングで不適切な入力が発生する問題の修正などです。
新機能
- Internet Explorer とその他の MSHTML コントロールにおいて、編集可能フィールドでのスペルエラーの存在を報告するようになりました。(#4174)
- ユニコード数学記号がテキストに現れたときに、より多くの種類の文字を読み上げるようになりました。(#3805)
- Windows 10 スタート画面の検索で提案を自動的に報告するようになりました。(#5049)
- 点字ディスプレイ EcoBraille 20, EcoBraille 40, EcoBraille 80 および EcoBraille Plus に対応しました。(#4078)
- ブラウズモードで、1文字ナビゲーションの有効化、無効化を NVDA+shift+スペース で切り替えられるようになりました。無効にした場合は、1文字のキー入力はアプリに渡されます。これは Gmail, Twitter および Facebook などのWebアプリにおいて便利です。(#3203)
- 新しい点訳テーブル: フィンランド語6点、アイルランド語1級点字、アイルランド語2級点字、韓国語1級点字(2006), 韓国語2級点字(2006) (#5137, #5074, #5097)
- Papenmeier BRAILLEX Live Plus 点字ディスプレイの QWERTY キーボードに対応しました。(#5181)
- Microsoft Edge ウェブブラウザーと Windows 10 のブラウザーエンジンを試験的にサポートしました。 (#5212)
- 新しい言語: カンナダ語。
変更点
- liblouis 点訳エンジンを 2.6.3 に更新しました。(#5137)
- 現在インストールされているよりも前のバージョンのNVDAをインストールしようとすると「それは推奨していません」「続行する場合は現在インストールされているNVDAを完全にアンインストールして下さい」と警告するようになりました。(#5037)
バグ修正
- Internet Explorer および MSHTML コントロールのブラウズモードにおいて、フォームフィールドを1文字ナビゲーションで移動するときに、視覚効果のためのリスト項目が不適切に対象となっていた問題を修正しました。(#4204)
- Firefox において ARIA tab panel の中にフォーカスが移動したときに、NVDA がその内容を不適切に報告していた問題を修正しました。(#4638)
- Internet Explorer および MSHTML において、section, article, dialog にタブキーでフォーカス移動するとき、それらのコンテナの内容すべてを不適切に報告していた問題を修正しました。(#5021, #5025)
- Baum/HumanWare/APH の点字キーボードのついた点字ディスプレイを使う場合に、点字ディスプレイの他のキーが押されたあとで点字入力が使えなくなってしまう不具合を修正しました。(#3541)
- Windows 10 において Alt+Tab や Alt+Shift+Tab でアプリを切り替えるときに冗長な報告を行わないようになりました。(#5116)
- Microsoft Outlook など特定のアプリを点字ディスプレイで利用するときに、文字の入力が不適切に処理されていた問題を修正しました。(#2953)
- Internet Explorer および MSHTML コントロールのブラウズモードにおいて、要素が追加されたり内容の変更が行われた直後にフォーカスが移動しても、その内容が適切に報告されるようになりました。(#5040)
- Microsoft Word のブラウズモードにおいて、点字ディスプレイおよびレビューカーソルが1文字ナビゲーションによって適切に更新されるようになりました。(#4968)
- 点字ディスプレイにおいて、コントロールや書式の情報の前後のスペースが不必要に使われていた問題を修正しました。(#5043)
- 特定のアプリの応答が遅くなり他のアプリに切替を行った場合に、他のアプリの動作速度が遅くなっていた問題を、多くの場合について改善しました。(#3831)
- Windows 10 のトースト通知が適切に報告されるようになりました。(#5136)
- UIオートメーションに対応したコンボボックスにおいて値の変化が報告されなかった不具合が修正されました。
- ウェブブラウザーのブラウズモードにおいて、フレームのドキュメントにTabキーでフォーカス移動した場合の動作が不適切であった問題を修正しました。(#5227)
- タッチ画面を使用している場合に Windows 10 ロック画面が解除できるようになりました。(#5220)
- Windows 7 以降において、ワードパッドや Skype などの特定のアプリを点字ディスプレイで使用している場合に、入力した文字が不適切に処理されていた問題を修正しました。(#4291)
- Windows 10 ロック画面において、クリップボードの読み取り、実行中のアプリに対するレビューカーソルの操作、NVDA の設定の変更などができていた問題を修正しました。(#5269)
開発者向けの変更
- 新しい keyboardHandler.injectRawKeyboardInput 関数によって、Windows からネイティブに扱われないシステムキーボード(点字ディスプレイに備わっているQWERTYキーボードなど)からの raw input を差し込むことができます。(#4576)
- eventHandler.requestEvents が追加されました。これはデフォルトではブロックされてしまう特定のイベントを要求できます。例えば、特定のコントロールからの show イベント、バックグラウンドでの特定のイベントなどです。(#3831)
- synthDriverHandler.SynthSetting において i18nName 属性だけを定義するのではなく displayNameWithAccelerator と displayName を持つようになりました。これは特定の言語において簡単音声設定でアクセラレーターが報告されてしまう問題を回避するためです。
- 後方互換性のために、コンストラクタにおける displayName はオプションとなり、指定されない場合は displayNameWithAccelerator から生成されます。ただし、設定ダイアログでアクセラレーターキーを指定したい場合は、両方を指定する必要があります。
- i18nName 属性は非推奨となり、将来のリリースでは廃止される予定です。
2015.2
このリリースのハイライトは、Microsoft Excel のグラフ読み上げ対応、数式コンテンツの読み上げと対話的ナビゲーションへの対応です。
新機能
- Microsoft Word で Alt+下矢印 および Alt+上矢印 による文単位の移動ができるようになりました。 (#3288)
- インドのいくつかの言語に対応した点訳テーブルが追加されました。 (#4778)
- Microsoft Excel においてセル内容のオーバーフローやクロップを通知するようになりました。 (#3040)
- Microsoft Excel において要素リスト (NVDA+f7) が利用可能になりました。グラフ、コメント、数式のリストを選択できます。 (#1987)
- Microsoft Excel のグラフの読み上げに対応しました。要素リスト (NVDA+f7) でグラフを選択して、矢印キーでデータポイントの移動を行ってください。 (#1987)
- Design Science の MathPlayer 4 を使って、ウェブブラウザー、Microsoft Word および PowerPoint において数式コンテンツの読み上げと対話的ナビゲーションが可能になりました。ユーザーガイドの「数式コンテンツの読み上げ」を参照してください。 (#4673)
- すべての NVDA 設定ダイアログと書式設定のオプション項目に対して、入力ジェスチャー(キーボードコマンド、タッチジェスチャーなど)を割り当てられるようになりました。入力ジェスチャーの設定ダイアログで割り当てを行ってください。 (#4898)
変更点
- NVDA の書式設定ダイアログにおいて、リストの通知、リンクの通知、行番号の通知、フォント名の通知のキーボードショートカットが変更されました。 (#4650)
- NVDA のマウス設定ダイアログにおいて、「マウスカーソルの座標をビープ音で通知」「マウスカーソル位置の明るさをビープ音の音量で通知」のキーボードショートカットが追加されました。 (#4916)
- 色の名前の読み上げを大幅に改良しました。 (#4984)
- liblouis 点訳エンジンを 2.6.2 に更新しました。 (#4777)
バグ修正
- インドの一部の言語で特定の文字に関する文字説明が適切に動作するようになりました。 (#4582)
- 「記号と文字の説明に音声の言語を使用」がチェックされている場合、句読点・記号読み上げ辞書の編集ダイアログが音声の言語で動作するようになりました。どの言語の辞書を編集しているかという情報がダイアログのタイトルに表示されるようになりました。 (#4930)
- Internet Explorer および MSHTML コントロールにおいて、編集可能なコンボボックスに入力された文字が不適切に通知される問題に対応しました。例えば Google のホームページで使われている Google 検索フィールドなどです。 (#4976)
- Microsoft Office アプリケーションで色を選択する場合に、色の名前が通知されるようになりました。 (#3045)
- デンマーク語の点字出力の不具合を修正しました。 (#4986)
- PowerPoint スライドショーで PageUp/PageDown によるスライドの切替ができない不具合を修正しました。 (#4850)
- デスクトップ版 Skype 7.2 以降において、文字入力が適切に通知されるようになりました。また会話の外にフォーカスが移動した直後に起きていた不具合を修正しました。 (#4972)
- 入力ジェスチャーのダイアログのフィルターにカッコなど特定の記号文字を入力した場合に起きていた不具合を修正しました。 (#5060)
- Internet Explorer および MSHTML コントロールにおいて、G または Shift+G を押して前後の画像に移動する機能が、アクセシビリティ目的の画像マークアップ(ARIA role img)を正しく処理するようになりました。 (#5062)
開発者向けの変更
- brailleInput.handler.sendChars(mychar) は直前の文字と同じ文字を再度送った場合に、キーのリリースを正しく実行し、文字を欠落させないようになりました。 (#4139)
- タッチモードの変更スクリプトは touchHandler.touchModeLabels に追加された新しいラベルを利用するようになりました。 (#4699)
- アドオンで独自の数式プレゼンテーションを実装できるようになりました。詳細は mathPres パッケージを参照してください。 (#4509)
- 単語間のブレーク、ピッチ・音量・速さの変更などの speech コマンドが実装されました。speech モジュールの BreakCommand, PitchCommand, VolumeCommand, RateCommand を参照してください。 (#4674)
- 特定の発音を挿入するspeech.PhonemeCommandもありますが、現在の実装では非常に限られた数の音素しかサポートしていません。
2015.1
このリリースのハイライトは、 Microsoft Word および Outlook のドキュメントでのブラウズモード、Skype (Windows デスクトップ版) および Microsoft Internet Explorer への対応の強化です。
新機能
- 句読点/記号読み辞書のダイアログにおいて「追加」が利用できるようになりました。 (#4354)
- 入力ジェスチャーのダイアログにおいて「フィルター」フィールドを使い、特定の言葉を含んでいるジェスチャーだけを絞り込んで表示できるようになりました。 (#4458)
- mintty において新しいテキストが自動的に通知されるようになりました。 (#4588)
- ブラウズモードの検索ダイアログにおいて、大文字と小文字を区別する検索のオプションが利用できるようになりました。 (#4584)
- Microsoft Word のドキュメントにおいて NVDA+スペースを押すとブラウズモードが利用できるようになりました。ブラウズモードでは1文字ナビゲーション(hを押すと次の見出しにジャンプするなど)および要素リスト(NVDA+f7)が利用できます。 (#2975)
- Microsoft Outlook 2007 以降において、HTMLメッセージの読み取りでブラウズモードに自動的に切り替わるようになりました。自動的にブラウズモードに切り替わらない場合は、NVDA+スペースで手動切り替えできます。 (#2975)
- Microsoft Word において、ドキュメントの作成者がテーブルの属性で列見出しの行を指定していれば、テーブルの列見出しを自動的に通知するようになりました。 (#4510)
- ただし行の結合が使われている場合には、自動通知は利用できません。この場合は NVDA+Shift+C で列見出しの行を指定してください。
- Skype (Windows デスクトップ版)において、通知の読み上げに対応しました。 (#4741)
- Skype (Windows デスクトップ版)において、NVDA+Ctrl+1 から NVDA+Ctrl+0 までの操作でチャット履歴の項目への移動と通知が可能になりました。 NVDA+Ctrl+1 が最新のメッセージ、NVDA+Ctrl+0 は最新から10番目のメッセージにナビゲーターオブジェクトを移動します。(#3210)
- Skype (Windows デスクトップ版)のチャット機能において、参加者のキー入力状態を通知するようになりました。 (#3506)
- NVDA を無音でインストールして、その後でインストールされた環境を実行しないためのコマンドライン引数 --install-silent が追加されました。 (#4206)
- Papenmeier BRAILLEX Live 20, BRAILLEX Live および BRAILLEX Live Plus 点字ディスプレイに対応しました。 (#4614)
変更点
- NVDA メニューの「書式情報」設定ダイアログにおいて、「スペルエラーの通知」に Alt+R で移動できるようになりました。 (#793)
- NVDA は記号と文字の説明において、音声の言語を使用します。音声設定で「言語の自動切り替え」が有効であっても同様です。この処理を無効にして一般設定で指定された言語で記号と文字の説明を行うには、音声設定の「記号と文字の説明に音声の言語を使用」をチェックなしにしてください。 (#4210)
- Newfon 音声エンジンのドライバーを削除しました。 Newfon は NVDA のアドオンとして入手可能です。 (#3184)
- NVDA が対応する Skype (Windows デスクトップ版) のバージョンが 7 以降になりました。過去のバージョンの Skype には対応していません。 (#4218)
- NVDA の更新のダウンロードにおけるセキュリティが改善されました。(更新情報の https での取得、ダウンロード後のハッシュ値の検証が行われます) (#4716)
- eSpeak バージョン 1.48.04 に更新されました。 (#4325)
バグ修正
- Microsoft Excel において、結合された行や列の見出しセルが適切に処理されるようになりました。例えば A1 と B1 が結合されている場合に、B2 では A1 および B1 の内容を列見出しとして通知します。このような場合にはこれまで何も通知されていませんでした。 (#4617)
- Microsoft PowerPoint 2003 においてテキストボックスの内容を編集する場合に NVDA は各行の内容を正しく通知するようになりました。これまでは、段落の中の各行の文字数が1文字ずつずれて処理されていました。 (#4619)
- NVDA のダイアログがすべて画面の中央に表示されるようになりました。視覚的な見栄えと使い勝手が改善されました。 (#3148)
- Skype (Windows デスクトップ版) において、連絡先を追加するための解説のメッセージに移動した場合に、テキスト内の移動が正しく処理されるようになりました。 (#3661)
- Eclipse IDE のツリービューで新しい項目にフォーカスを移動するときに、直前にフォーカスがあった項目がチェックボックスであった場合に、通知が不適切になる不具合を修正しました。 (#4586)
- Microsoft Word のスペルチェックダイアログにおいて、直前の箇所の変更または無視のショートカットキー操作の後で、次のエラーが自動的に通知されるようになりました。 (#1938)
- Tera Term Pro のターミナルウィンドウや Balabolka のドキュメントにおいて、テキストが正しく読み取れるようになりました。 (#4229)
- Internet Explorer や MSHTML ドキュメントのフレーム内でテキストを編集するときに、韓国語などのアジア言語の入力コンポジション完了後にフォーカスがドキュメントに戻らなかった不具合を修正しました。 (#4045)
- 入力ジェスチャーのダイアログにおいて、キーボードジェスチャーを追加するためにキーボード配列の選択をしている途中で Esc キーが押されても、ダイアログを閉じるのではなく、選択中のメニューを閉じるようになりました。 (#3617)
- アドオンの削除を実行した場合に、NVDA の再起動後に正しくアドオンのディレクトリが消去されるようになりました。これまでは2回再起動されるまで消去されませんでした。 (#3461)
- Skype (Windows デスクトップ版) バージョン 7 における不具合を修正しました。 (#4218)
- Skype (Windows デスクトップ版) でメッセージを送信したときに2回読み上げる不具合を修正しました。 (#3616)
- Skype (Windows デスクトップ版) で不適切に大量の(おそらく会話全体と思われる)メッセージの読み上げが起きる不具合を修正しました。 (#4644)
- NVDA の日付と時刻の通知において、地域と言語の設定が反映されない場合がある不具合を修正しました。 (#2987)
- ブラウズモードにおいて、Google Groups などで使われる特定の画像が無意味な(複数行になる場合もある)テキストとして通知されていた不具合を修正しました。(具体的には base64 エンコードされた画像への対応です) (#4793)
- Windows ストアアプリから他のウィンドウにフォーカスが移った数秒後、アプリがサスペンドしたときに、NVDA がフリーズする不具合を修正しました。 (#4572)
- Mozilla Firefox のライブリージョンで、アトミックな要素自身が更新された場合にも aria-atomic 属性が考慮されるようになりました。これまでは内部の要素だけに反映されていました。 (#4794)
- Internet Explorer および MSHTML コントロールにおいて、ドキュメントに埋め込まれた ARIA アプリケーションがブラウズモードの対象となった場合に、内容の更新が処理され、ライブリージョンの通知も行われるようになりました。 (#4798)
- Internet Explorer および MSHTML コントロールにおいて、テキストの変更や追加があり、制作者が適切に記述をした場合には、変更または追加されたテキストだけが通知されるようになりました。これまでは内部の要素のすべてのテキストを通知していました。 (#4800)
- Internet Explorer および MSHTML コントロールにおいて、要素が aria-labelledby 属性で参照しているコンテンツがある場合には、その内容を必要に応じて適切に使用するようになりました。 (#4575)
- Microsoft Outlook 2013 でスペルチェックを行ったときに、スペルエラーの単語を通知するようになりました。 (#4848)
- Internet Explorer および MSHTML コントロールにおいて visibility:hidden の指定で非表示にされた要素の内側のコンテンツが、ブラウズモードで不適切に読み取りできていた不具合を修正しました。 (#4839, #3776)
- Internet Explorer および MSHTML コントロールにおいてフォームコントロールのタイトル属性が他の関連づけられたラベルよりも不適切に優先される不具合を修正しました。 (#4491)
- Internet Explorer および MSHTML コントロールにおいて aria-activedescendant 属性によって要素へのフォーカス移動が不適切に無視される不具合を修正しました。 (#4667)
開発者向けの変更
- wxPython 3.0.2.0 に更新しました。 (#3763)
- Python 2.7.9 に更新しました。 (#4715)
- アドオンの削除や更新の後で NVDA が再起動されたときに、installTasks モジュールから speechDictHandler をインポートする処理で NVDA がクラッシュする不具合を修正しました。 (#4496)
2014.4
新機能
- 新しい言語: コロンビア国のスペイン語、パンジャーブ語
- NVDAの終了オプションのダイアログから「再起動」「アドオンを無効化して再起動」を選ぶことが可能になりました。(#4057)
- NVDA にコマンドライン引数 --disable-addons をつけて起動することでアドオンを無効化できるようになりました。
- 読み上げ辞書で、パターンが単語全体にあたる場合だけ適用するという指定が可能になりました。つまり長い単語の一部にその文字列が含まれる場合を除外できます。(#1704)
変更点
- オブジェクトナビゲーションで、ブラウズモードのドキュメントの外のオブジェクトからブラウズモードのドキュメントの中のオブジェクトにナビゲーターオブジェクトが移動したときに、レビューモードが自動的にドキュメントレビューに切り替わります。以前のバージョンではフォーカスの移動を伴うオブジェクトナビゲーションの場合だけ自動切り替えを行っていました。(#4369)
- 点字ディスプレイと音声エンジンのリストで、「点字なし」「音声なし」の項目が一番最後になるように変更されました。(#2724)
- 点訳エンジン liblouis を 2.6.0 に更新しました。(#4434, #3835)
- ブラウズモードで E および Shift+E を押すとエディットフィールドに移動する機能が、編集可能コンボボックスを対象にするようになりました。これは最近の Google 検索の検索ボックスなどで使われています。(#4436)
- 通知領域のNVDAアイコンはマウス左クリックでNVDAメニューを開くようになりました。以前は右クリックでない場合は無視されていました。(#4459)
バグ修正
- ブラウズモードドキュメントにフォーカスが戻るとき(すでに開いているウェブページにAlt+Tabキーで移動する場合など)、レビューカーソルが適切に仮想文字カーソルに移るようになりました。以前はフォーカスの移動した先のオブジェクト(近くのリンク項目など)に移っていました。(#4369)
- PowerPoint スライドショーにおいて、レビューカーソルが適切に仮想文字カーソルに追従するようになりました。(#4370)
- Mozilla Firefox などの Gecko 技術を用いたブラウザーにおいて、親ライブリージョンと内部のライブリージョンが異なるARIAライブタイプになっている場合も、内部のリージョンの新しいコンテンツが適切に通知されるようになりました。具体的にはpoliteと指定されたリージョンの内側にassertiveと指定されたコンテンツが追加された場合です。(#4169)
- Internet Explorer などの MSHTML コントロールにおいて、ドキュメントが別のドキュメントに含まれている場合に、内容の一部が操作不能になる問題に対応しました。例えばframesetの内側にframesetがある場合などです。(#4418)
- Handy Tech 点字ディスプレイを使おうとしたときに NVDA がクラッシュする問題に対応しました。(#3709)
- Windows Vista においてデスクトップのショートカットキー操作で NVDA を起動すると誤って "Entry Point Not Found" ダイアログが表示される問題に対応しました。(#4235)
- Eclipseの最近のバージョンでダイアログの編集可能テキストコントロールが致命的な不具合を起こしていた問題に対応しました。(#3872)
- Outlook 2010における連絡先や会議のリクエストで、場所フィールドのキャレット移動の不具合に対応しました。(#4126)
- ライブリージョンの内側で、aria-live="off" と指定されたコントロールが適切に解釈されるようになりました。(#4405)
- ステータスバーのテキストに名前がある場合の通知で、名前と内容テキストが適切に空白で区切られるようになりました。(#4430)
- 入力単語の通知が有効の場合にパスワード入力フィールドで、単語の先頭のアスタリスクが不適切に重複して通知される問題に対応しました。(#4402)
- Microsoft Outlook メッセージ一覧で、項目が不適切にデータ項目と通知されていた問題に対応しました。(#4439)
- Eclipse IDE のコード編集コントロールで、テキスト選択の選択範囲を変更するたびにすべての選択範囲を通知していた問題に対応しました。(#2314)
- Eclipseのいろいろなバージョン、例えば Spring Tool Suite や Android Developer Tools バンドルなどが Eclipse として認識され、適切に動作するようになりました。(#4360, #4454)
- Internet Explorer などの MSHTML コントロール(多くの Windows 8 アプリケーションにも含まれます)において、マウス追跡およびタッチ探索が、高解像度ディスプレイの場合やドキュメントのズーム倍率が変更された場合に不適切に動作していた問題に対応しました。(#3494)
- Internet Explorer などの MSHTML コントロールにおいてマウス追跡とタッチ探索は、より多くのボタンでラベルの通知を行うようになりました。(#4173)
- Papenmeier BRAILLEX点字ディスプレイをBrxComで使用する場合、ディスプレイ上のキーが期待通りに動作するようになりました。(#4614)
開発者向けの変更
- いろいろなアプリケーションをホストする実行ファイル(javaw.exeなど)について、すべてのホストされたアプリケーションで共通のアプリケーションモジュールが読み込まれるのではなく、それぞれのアプリケーションに個別のアプリケーションモジュールを提供できるようになりました。(#4360)
- 詳細はソースコード appModuleHandler.AppModule の説明を参照してください。
- javaw.exeをサポートしました。
2014.3
新機能
- NVDAの起動と終了の効果音を一般設定ダイアログのオプションで無効化できるようになりました。(#834)
- アドオンの管理画面の「ヘルプ」ボタンが、この機能に対応しているアドオンであれば利用できるようになりました。(#2694)
- Microsoft Outlook 2007 以降の「予定表」において、以下の操作に対応しました (#2943):
- 矢印キーで移動したときに現在の位置の時刻を通知
- 選択した時間帯が既存の予定と重なっている場合の通知
- Tabキーを押したときに選択中の予定を通知
- 新規に選択した時間や予定の終わりが別の日である場合にその日だけを通知するような、効率的な日付のフィルタリング
- Outlook 2010 以降の受信トレイやその他のメッセージ一覧のサポートについて、以下を改良しました (#3834):
- 「書式情報」の「行/列見出しの通知」を無効にすると、差出人や題名などの列見出しを通知しないようにできます
- テーブルの移動コマンド(Ctrl+Alt + 矢印キー)による列の移動
- Microsoft Word: 代替テキストのないインライン画像に対して画像にタイトルが付けられていたら NVDA はそれを通知します。(#4193)
- Microsoft Word: 書式の通知 (NVDA+F)で段落インデントを通知します。また「書式情報」で「段落インデントの通知」が有効であれば自動的に段落インデントを通知します。(#4165)
- 編集可能なドキュメントやエディットフィールドで、バレットや番号、タブインデントなど、Enterキーを押したときに自動的に挿入された文字を通知するようになりました。(#4185)
- Microsoft Word: NVDA+Alt+C を押すとキャレット位置のテキストにつけられたコメントを通知するようになりました。(#3528)
- Microsoft Excel における行や列の自動通知について、以下を改良しました(#3568):
- Excelで定義されたセル範囲による見出しセルの指定(JAWSスクリーンリーダーと互換の仕様)
- 列見出しの設定(NVDA+Shift+C) および行見出しの設定(NVDA+Shift+R) はワークシートに設定を保存するようになりました。次回シートを開いたときにも設定が有効になります。またセル範囲による見出しの指定は他のスクリーンリーダーと互換性があります。
- これらのコマンドはひとつのシートで複数回使用できるようになり、領域ごとに異なる見出しを設定できます。
- Microsoft Word における行・列見出しの自動通知について、以下を改良しました (#3110):
- Word のブックマークによる見出しセルの指定(JAWSスクリーンリーダーと互換の仕様)
- 列見出しの設定(NVDA+Shift+C) および行見出しの設定(NVDA+Shift+R) 、つまり、テーブルの見出しの開始位置のセルで、NVDAにその見出しを自動通知するように設定できます。この設定はドキュメントに保存され、次回ドキュメントを開いたときにも設定が有効になります。またブックマークによる見出しの設定は他のスクリーンリーダーと互換性があります。
- Microsoft Word: ページ左端からの距離を Tab キーで通知します。(#1353)
- Microsoft Word: 音声と点字で書式についてのショートカットキー操作に対するフィードバックを行います(太字、イタリック、下線、行揃え、アウトラインレベル)(#1353)
- Microsoft Excel: 選択中のセルにコメントがある場合に NVDA+Alt+C で通知します。(#2920)
- Microsoft Excel: Shift+F2 でコメント編集モードに入ったときに、現在選択中のセルに対するコメントを編集するダイアログをNVDAが表示します。(#2920)
- Microsoft Excel: 選択範囲の移動のキー操作に対する音声および点字のフィードバックについて、下記を改良しました(#4211):
- 垂直方向のページ移動(PageUp および PageDown)
- 水平方向のページ移動(Alt+PageUp および Alt+PageDown)
- 選択範囲の拡張 (前述の操作を Shift を押しながら実行)
- 現在のセル範囲の選択(Ctrl+Shift+8)
- Microsoft Excel: 書式の通知 (NVDA+F) でセルの垂直方向および水平方向の配置を通知します。また「書式情報」の「配置の通知」が有効な場合は自動的に通知します。(#4212)
- Microsoft Excel: 書式の通知 (NVDA+F) でセルのスタイルを通知します。また「書式情報」の「スタイルの通知」が有効な場合は自動的に通知します。(#4213)
- Microsoft PowerPoint: スライドの中で図形を矢印キーで移動したときの図形の現在位置を通知について、下記を改良しました(#4214):
- 図形からスライドの端までの距離の通知
- 図形が他の図形の手前または奥にある場合、重なっている図形や重なりの範囲の通知
- 図形を移動しなくても「位置情報の通知」(NVDA+Delete)を実行すれば、いつでもこれらの情報を通知します。
- 図形を選択したときに、その図形が他の図形の奥にある場合は「隠れています」と通知します。
- 位置情報の通知(NVDA+Delete)は状況に応じて、以下の機能を持つようになりました (#4219):
- 標準的なエディットフィールドやブラウズモードにおいて、カーソルの位置を、内容全体におけるパーセント表示や、スクリーン座標の位置などで通知します。
- PowerPoint プレゼンテーションの図形に対しては、スライドや他の図形との相対位置を通知します。
- このキーを2回押すと、以前の仕様だったオブジェクトの位置情報の通知を行います。
- 新しい言語: カタルーニャ語
変更点
- 点訳エンジン liblouis を 2.5.4 に更新しました。(#4103)
バグ修正
- Google Chrome および Chrome の技術で作られたブラウザーにおいて、アラートやダイアログなどのテキストを通知するときに、強調部分など特定のテキストの範囲が繰り返される問題に対応しました。 (#4066)
- Mozilla アプリケーションのブラウズモードにおいて、特にFacebookのトップなど、特定のボタンでEnterキーが押されたときに、アクティブ化に失敗したり無関係なコントロールをアクティブ化したりしていた問題に対応しました。(#4106)
- iTunes のタブ移動の通知において、無意味な情報が通知される問題に対応しました。(#4128)
- ミュージックのリストなど iTunes の特定のリストに於いて、オブジェクトナビゲーションで次の項目に移動する操作が正しく動作するようになりました。(#4129)
- HTML 要素で WAI ARIA マークアップの指定で見出しと扱われるべき要素が、Internet Explorer ドキュメントのブラウズモードの要素リストや一文字ナビゲーションで正しく処理されるようになりました。(#4140)
- 新しいバージョンの Internet Explorer において、ブラウズモードのドキュメントでページ内リンクを実行したときに、移動が正しく行われ、移動先の位置が正しく通知されるようになりました。(#4134)
- Microsoft Outlook 2010 以降: 新規プロファイルやメールのセットアップなど保護つきダイアログへのアクセスを改善しました。(#4090, #4091, #4095)
- Microsoft Outlook: 特定のダイアログのナビゲーションににおいて、コマンドツールバーの無意味で冗長な通知を改善しました。(#4096, #3407)
- Microsoft Word: テーブルで空白のセルにタブ移動したときに、不適切にテーブルの終了を通知する問題に対応しました。(#4151)
- Microsoft Word: テーブル終了の直後の新しい空行などにおける最初の1文字が、不適切にテーブルの中だと扱われて通知される問題に対応しました。(#4152)
- Microsoft Word 2010 スペルチェックのダイアログ: 不適切に先頭の太字の単語だけを通知するのではなく、本当にスペルの誤りがある単語を通知するようになりました。(#3431)
- Internet Explorer および MSHTML コントロールのブラウズモードにおいて、タブ操作および一文字ナビゲーションでフォームフィールドに移動する場合に、ラベル(特にHTMLラベル要素が使われている場合)が適切に通知されなくなっていた問題に対応しました。(#4170)
- Microsoft Word: コメントの有無や配置などをより正確に通知するようになりました。(#3528)
- Microsoft Word, Excel, Outlook などの Office 製品における特定のダイアログのナビゲーションを改善し、ユーザーにとって有用ではない一部のコントロールコンテナのツールバーを通知しないようになりました。(#4198)
- Microsoft Word, Excel などのアプリケーションを起動したときに、クリップボードマネージャーやファイル回復などのタスクペインに偶然フォーカスが移動して通知される問題に対応しました。このような場合にユーザーはドキュメントやシートからいったんフォーカスを外してまた戻すような対策が必要でした。(#4199)
- Windows の言語をセルビア語(ラテン)に設定した場合などに最近のバージョンのWindowsでNVDAが起動できなかった問題に対応しました。(#4203)
- 入力ヘルプモードでナムロックが押された場合にモードの切替が動作するようになりました。以前はこのキーの状態によってはキーボードの状態とWindowsの内部状態の不一致が発生していました。(#4226)
- Google Chromeにおいてタブの切替を行ったときにドキュメントのタイトルが通知されていなかった問題に対応しました。これはNVDA 2014.2で動作が不確実になっていました。(#4222)
- Google Chromeおよび Chrome の技術で作られたブラウザーにおいて、ドキュメントを通知するときにそのドキュメントの URL が通知されていた問題に対応しました。(#4223)
- 「音声なし」音声ドライバー(これは自動テストに役立ちます)で「すべて読み上げ」を実行したときに、最初の行だけで中断するのではなく、ドキュメントの最後まで実行を行うようになりました。(#4225)
- Microsoft Outlook 署名ダイアログ: 署名のエディットフィールドがアクセシブルになりました。つまり、カーソルの移動が適切に処理され、書式の把握が可能になりました。(#3833)
- Microsoft Word: あるテーブルセルの内容の最後の行を読むときに、セルの全体が不適切に読み上げられる問題に対応しました。(#3421)
- Microsoft Word: 目次の最初または最後の行を読むときに、目次の全体が不適切に読み上げられる問題に対応しました。(#3421)
- 「入力単語の読み上げ」などにおいて、インド語派の言語の母音記号やviramaなどの記号によって単語が不適切に通知される問題に対応しました。(#4254)
- Goldwave の数値入力エディットフィールドが適切に処理されるようになりました。(#670)
- Microsoft Word: Ctrl+下矢印 および Ctrl+上矢印 での段落単位の移動を番号なし・番号付きの箇条書きで行うときに、キーを2回押さなくてはいけなかった問題に対応しました。(#3290)
開発者向けの変更
- NVDAアドオンがドキュメントを提供する仕組みを標準化しました。Developer Guide (開発者向けガイド)の Add-on Documentation の項目を参照してください。(#2694)
- __gestures で ScriptableObject にジェスチャーをバインドする場合に、スクリプトとして None キーワードを指定できるようになりました。これは基底クラスでのジェスチャーのバインドを解除します。(#4240)
- 通常の起動ショートカットキーで不具合が生じる言語において NVDA 起動のショートカットキーを変更できるようになりました。(#2209)
- この変更には gettext が使われています。
- NVDA インストールのダイアログで「デスクトップにショートカットを作成する」メッセージと、ユーザーガイドのショートカットキーの説明も、この変更と合わせて更新してください。
2014.2
新機能
- ディスプレイ情報が使われているカスタムエディットフィールドの一部で、テキスト選択の通知が可能になりました。(#770)
- アクセシブルな Java アプリケーションにおいて、ラジオボタンなどグループ化されたコントロールの位置が通知されるようになりました。(#3754)
- アクセシブルな Java アプリケーションにおいて、コントロールのキーボードショートカットが通知されるようになりました。(#3881)
- ブラウズモードにおいて、ランドマークのラベルが通知されるようになりました。この情報は要素リストにも表示されます。(#1195)
- ブラウズモードにおいて、ラベルのついた領域がランドマークとして扱われるようになりました。(#3741)
- Internet Explorer のドキュメントやアプリケーションにおいて、ライブ領域(Live Regions, W3c ARIA 標準の一部)をサポートしました。これによりWeb製作者は特定のコンテンツが書き換わったら自動的に読み上げるという記述ができます。(#1846)
変更点
- ブラウズモードのドキュメントにおいてダイアログやアプリケーションから抜けるときに、ブラウズモードのドキュメントの名前や種類を通知しないようになりました。(#4069)
バグ修正
- Javaアプリケーションにおいて標準のWindowsシステムメニューが突然読み上げられなくなる不具合を修正しました。(#3882)
- 画面レビューでテキストをコピーするときに、改行を無視しないようになりました。(#3900)
- フォーカスの移動や簡易レビューモードでのオブジェクトナビゲーションにおいて、一部のアプリケーションで無意味な空白オブジェクトを通知しないようになりました。(#3839)
- NVDAのメッセージボックスやダイアログにおいて、ダイアログの通知を行う前に、直前の読み上げを中断しなかった不具合を修正しました。
- ブラウズモードにおいて、リンクやボタンなどのコントロールのラベルがアクセシビリティ関連の属性(具体的にはaria-labelやaria-labelledbyなど)でオーバライドされていても適切にレンダリングされるようになりました。(#1354)
- Internet Explorerのブラウズモードで、プレゼンテーション(ARIA role="presentation")と指定された要素に含まれるテキストが不適切に無視される不具合を修正しました。(#4031)
- Unikeyソフトウェアによるベトナム語の文字入力の不具合を解決しました。NVDAのキーボード設定「外部アプリケーションからの文字入力」をチェックなしにしてください。(#4043)
- ブラウズモードにおいて、ラジオボタンとチェックボックスのついたメニュー項目が単なるクリック可能テキストではなくコントロールとして扱われるようになりました。(#4092)
- ラジオボタンやチェックボックスのついたメニュー項目にフォーカス移動したときに不適切にフォーカスモードからブラウズモードに切り替わる不具合を修正しました。(#4092)
- Microsoft PowerPoint で「入力文字の読み上げ」が有効の場合に、バックスペースで消去された文字が入力文字列の一部として通知されていた不具合を修正しました。(#3231)
- Microsoft Office 2010 のオプションのダイアログで、コンボボックスのラベルが適切に通知されるようになりました。(#4056)
- Mozilla アプリケーションのブラウズモードで、一文字ナビゲーションで前後のボタンやフォームフィールドに移動するときにトグルボタンを無視しないようになりました。(#4098)
- Mozilla アプリケーションにおけるアラートの内容が2回通知される不具合を修正しました。(#3481)
- ブラウズモードにおいて、ナビゲーションとページ内容の更新が同時に行われるような場合(例えばFacebookやTwitterのウェブサイト閲覧)に、コンテナとランドマークが不適切に繰り返される不具合を修正しました。(#2199)
- 応答しなくなったアプリケーションから他のアプリケーションに切り替えたときにNVDAがより適切に処理を再開できるようになりました。(#3825)
- 画面に直接描画される編集可能テキストにおいて「すべて読み上げ」を実行したときに、キャレット(挿入ポイント)が適切に更新されない不具合を修正しました。(#4125)
2014.1
新機能
- Microsoft PowerPoint 2013に対応しました。ただし保護ビューには対応していません。(#3578)
- Microsoft Word および Excel で記号挿入ダイアログで記号を選択するときの選択された記号の読み上げに対応しました。(#3538)
- 書式設定ダイアログにクリック可能の通知オプションが追加されました。過去のバージョンの仕様に合わせて、このオプションはデフォルトで有効になっています。(#3556)
- Widcomm Bluetooth ソフトウェアが使われているコンピューターにおいて、Bluetoothによる点字ディスプレイ接続に対応しました。(#2418)
- PowerPoint でのテキスト編集においてハイパーリンクが通知されるようになりました。(#3416)
- ARIA アプリケーションやWebのダイアログにおいて、NVDA+スペース による強制的なブラウズモードへの切り替えが可能になりました。これにより、ドキュメント形式でのナビゲーションが可能になります。(#2023)
- Outlook Express / Windows Mail / Windows Live Mail において NVDA はメッセージに付けられた添付ファイルやフラグを通知するようになりました。(#1594)
- アクセシブルなJavaアプリケーションにおいて、テーブルのナビゲーションで行と列の座標を通知し、行見出しや列見出しがあれば合わせて通知するようになりました。(#3756)
変更点
- Papenmeier 点字ディスプレイにおいて、フラットレビューとフォーカスモードを切り替えるコマンドが廃止されました。入力ジェスチャーの設定でユーザーが割り当てることは可能です。(#3652)
- NVDA が依存する Microsoft VC ランタイムがバージョン 11 になりました。これにより Windows XP Service Pack 2 または Windows Server 2003 Service Pack 1 よりも以前のバージョンは非対応になりました。
- 英語の記号読み上げレベル「一部」でスター(*)およびプラス(+)を読み上げるようになりました。(#3614)
- eSpeak をバージョン 1.48.02 に更新し、読み誤りやクラッシュなどの不具合が修正されました (#3842, #3739)
バグ修正
- Microsoft Excel のセル移動やセル選択において、選択範囲の移動に時間がかかったときに、NVDA は不適切に古いセルの情報を通知せず、新しいセルを通知するようになりました。(#3558)
- Microsoft Excel のセルにおいて、コンテクストメニューからドロップダウンリストを開いたときに、適切に処理されるようになりました。(#3586)
- iTunes 11 のストアページでストアの中のリンクを選択したときや最初にストアを開いたときに、新しいページ内容がブラウズモードで適切に表示されるようになりました。(#3625)
- iTunes 11 ストアの曲のプレビューボタンのラベルがブラウズモードで適切に表示されるようになりました。(#3638)
- Google Chrome のブラウズモードで、チェックボックスやラジオボタンのラベルが正しく処理されるようになりました。(#1562)
- Instantbird においてコンタクトリストの連絡先を移動するたびに不要な情報が通知される問題を解決しました。(#2667)
- Adobe Reader のブラウズモードにおいて、ボタンなどのラベルのテキストがツールチップや他のメニューでオーバライドされる場合に正しく処理されるようになりました。(#3640)
- Adobe Reader のブラウズモードにおいて、"mc-ref" テキストを含む無関係なグラフィックスが出力されないようになりました。(#3645)
- Microsoft Excel で書式情報としてアンダーラインが使われているセルを全て通知してしまう問題を修正しました。(#3669)
- Unicode プライベート領域の文字などがブラウズモードのドキュメントに現れたときに、より意味のある情報の出力ができず、無意味な文字しか出力されなかった問題を修正しました。(#2963)
- PuTTY で東アジア文字のための入力メソッド処理が失敗しないようになりました。(#3432)
- 「すべて読み上げ」をキャンセルした後で、ドキュメントのナビゲーションをすると、ドキュメントの続きにあるテーブルなどのフィールドが通知されなくなるなど、不適切だった処理を修正しました。(#3688)
- ブラウズモードでクイックナビゲーションコマンドを使うときに、「すべて読み上げ」で「流し読み」が有効なとき、テキストに加えて「見出し」と通知するなど、新しいフィールドの通知がより正確になりました。(#3689)
- コンテナの先頭や最後にジャンプするクイックナビゲーションコマンドが、「すべて読み上げ」で「流し読み」をキャンセルすることなく、適切に動作するようになりました。(#3675)
- NVDA 入力ジェスチャーのダイアログでタッチジェスチャーの名前がリスト中でわかりやすくなり国際化されました。(#3624)
- リッチエディット(TRichEdit)コントロールの上でマウスポインタを動かしたときに Jarte 5.1 や BRfacil など特定のプログラムがクラッシュする問題を修正しました。(#3693, #3603, #3581)
- Internet Explorer や MSHTML コントロールにおいて、ARIA でプレゼンテーションと指定されているテーブルなどのコンテナをユーザーに通知しないようになりました。(#3713)
- Microsoft Word において、テーブルのセルの行や列の情報を不適切に何度も点字ディスプレイに通知しないようになりました。(#3702)
- 1個の空白を数字のグルーピングや3桁ごとの区切りとして使うフランス語やドイツ語などで、空白で区切られた数字が別々に読み上げられる問題を修正しました。この問題は数字を含むテーブルのセルで特に深刻でした。(#3698)
- Microsoft Word 2013 でシステムキャレットを移動したときに点字ディスプレイが更新に失敗する問題を修正しました。(#3784)
- Microsoft Word において見出しの最初の文字に移動したときに、見出しやそのレベルなどが点字ディスプレイに出力されない問題を修正しました。(#3701)
- あるアプリケーションが設定プロファイルをトリガーした後でそのアプリケーションが終了した場合に、プロファイルが非アクティブ化されなかった問題を修正しました。(#3732)
- NVDA のブラウズモードの検索ダイアログなどでアジア文字入力をしたときに、候補リストが "NVDA" と不適切に通知される問題を修正しました。(#3726)
- Outlook 2013 オプションダイアログのタブが通知されるようになりました。(#3826)
- Firefox とその他の Mozilla Gecko アプリケーションにおいて ARIA ライブリージョンへの対応を改善しました:
- aria-atomic 属性の指定された更新と aria-busy 属性による更新通知のフィルタリング(#2640)
- 他の有用なテキストがない場合は代替テキスト(alt属性やaria-label属性)を通知に含める(#3329)
- ライブリージョンの更新がフォーカス移動と同時に起きたときに適切に通知する(#3777)
- Firefox とその他の Mozilla Gecko アプリケーションにおいて特定のプレゼンテーション要素が不適切にブラウズモードで通知される問題を修正しました。具体的には aria-presentation と指定されたフォーカス可能な要素です。(#3781)
- Microsoft Word でスペルエラー通知を有効にした場合のナビゲーションの処理時間を改善しました。(#3785)
- アクセシブルなJavaアプリケーションへの対応を改善しました:
- フレームやダイアログがフォアグラウンドになったときに、最初にフォーカスされたコントロールの通知ができない問題を修正しました。(#3753)
- ラジオボタンで「1の1」のような無意味な位置情報を通知しないようになりました。(#3754)
- JComboBox の通知を改善しました。htmlの通知をやめ、展開、折りたたみの状態の通知を改善しました。(#3755)
- ダイアログのテキストを通知するときに、以前は欠落していた情報が含まれるようになりました。(#3757)
- フォーカスされたコントロールの名前、値、説明の変更をより正確に通知するようになりました。(#3770)
- Windows 8 でテキストがたくさん含まれた特定の RichEdit コントロールにフォーカスすると NVDA がクラッシュする現象を修正しました。(例: NVDAログビューワー, windbg) (#3867)
- 高解像度ディスプレイのシステム(最近のシステムは最初からそうであることが多いです)において NVDA のマウス移動が間違った位置に移動しないようになりました。(#3758, #3703)
- Webブラウズで NVDA の動作がおかしくなり、クラッシュやフリーズはしないものの NVDA の再起動が必要になることがある不具合を修正しました。(#3804)
- Papenmeier点字ディスプレイがUSB接続されたことがない場合もPapenmeierディスプレイが使えるようになりました。(#3712)
- Papenmeier BRAILLEX 旧機種の点字ディスプレイが選択されていて接続されていないときにNVDAがフリーズする問題を修正しました。
開発者向けの変更
- AppModules に productName と productVersion のプロパティを追加しました。これは開発者向け情報(NVDA+f1)でも取得できます。(#1625)
- Python コンソールにおいて Tab キーで現在の識別子の補完が可能になりました。(#433)
- 複数の候補がある場合は、もう1回 Tab キーを押すとリストが表示され選択ができます。
2013.3
新機能
- Microsoft Word 文書でフォームフィールドを読み上げるようになりました。 (#2295)
- NVDA は Microsoft Word で変更履歴の記録があるときに、改訂の情報を通知するようになりました。これは NVDA の文書読み上げ設定ダイアログで、校閲者による更新の通知(デフォルトはオフの状態)も有効にしないと通知されません。(#1670)
- Microsoft Excel 2003 から 2010 のドロップダウンリストを開いたりナビゲーションで移動したときに読み上げるようになりました。 (#3382)
- キーボード設定ダイアログの「すべて読み上げで流し読みを許可」オプションによって、ドキュメントをブラウズモードでナビゲーションしているときにクイックナビゲーションや行、段落単位での移動をしながら「すべて読み上げ」を継続できるようになりました。これはデフォルトでは無効です。 (#2766)
- 入力ジェスチャーのダイアログによって、NVDAの制御コマンドに対応するキーボードのキー操作などの入力ジェスチャーを簡単にカスタマイズできるようになりました。 (#1532)
- 設定プロファイルの機能によって設定を目的ごとに使い分けられるようになりました。プロファイルは手動でも自動(特定のアプリケーションへの切り替え)でもアクティベートできます。 (#87, #667, #1913)
- Microsoft Excel においてリンクになっているセルをリンクと通知するようになりました。 (#3042)
- Microsoft Excel においてセルにコメントがある場合に通知するようになりました。 (#2921)
バグ修正
- Zend Studioは、Eclipseと同様に利用できるようになりました。 (#3420)
- Microsoft Outlook 2010のメッセージ仕分けルールのダイアログにおいて、チェックボックスの変更内容が、自動的に通知されるようになりました。 (#3063)
- Mozila Firefoxにおいて、ピンどめされたコントロールの内容を通知するようになりました。 (#3372)
- キーボードのAltキーおよび/あるいはWindowsキーを押すジェスチャーを、スクリプトに関連づけできるようになりました。以前はこのような記述をすると、操作をしたときにスタートメニューやメニューバーがアクティブになっていました。 (#3472)
- ブラウズモードでテキストを選択する操作(例えばcontrol+shift+endキー)を行うとき、複数のキーボードレイアウトが使われているシステムにおいても、キーボードレイアウトの切り替えが起こらないようにしました。 (#3472)
- NVDA終了時に、Internet Explorerが強制終了する、または使用できなくなる問題を修正しました。 (#3397)
- いくつかの新しいコンピュータの加速度センサーなどが発生するイベントが、不適切なキー入力として扱われていた問題を修正しました。以前は、このようなイベントが音声を休止させたり、NVDAのコマンドを誤って実行させたりしていました。 (#3468)
- NVDA は Poedit 1.5.7 で適切に動作するようになりました。これ以前のバージョンをお使いの場合はアップデートしてください。 (#3485)
- NVDA は Microsoft Word 2010 の保護された文書をクラッシュせず読み上げるようになりました。 (#1686)
- NVDA配布パッケージに未定義のコマンドライン引数を与えて実行したときに、エラーメッセージのダイアログが無限ループで表示される不具合を修正しました。 (#3463)
- Microsoft Wordでグラフィックやオブジェクトの代替テキストが引用符や他の非標準文字を含んでいる場合、代替テキストの通知を失敗しないようになりました。 (#3579)
- ブラウズモードで特定の横方向のリスト項目数が正しく処理されるようになりました。以前は正しい値の2倍の値として扱われることがありました。 (#2151)
- Microsoft Excel のワークシートで Ctrl+A を押したときに、選択範囲の更新が正しく通知されるようになりました。 (#3043)
- NVDA が Microsoft Internet Explorer やその他の MSHTML コントロールにおいて XHTML ドキュメントが正しく読み上げられるようになりました。 (#3542)
- キーボード設定ダイアログにて、NVDAキーとして割り当てられたキーがひとつもない場合に、ダイアログを閉じようとするとエラーを表示するようになりました。最低1個のキーをNVDAキーとして割り当ててください。 (#2871)
- Microsoft Excel で NVDA は結合されたセルを、複数セルの選択とは区別して通知するようになりました。 (#3567)
- ダイアログやドキュメントに埋め込まれたアプリケーションから他の場所に移動したときに、ブラウズモードのカーソル位置が不適切になる問題を修正しました。 (#3145)
- HumanWare Brailliant BI/B シリーズの点字ディスプレイをUSBで接続しているにも関わらず、このドライバーが点字設定ダイアログの選択肢として見つからない場合がある不具合を修正しました。
- ナビゲーターオブジェクトに実際のスクリーン位置がない場合、NVDA はスクリーンレビューに切り替えられなくなりました。 この場合、レビューカーソルが画面の上部に配置されます。(#3454)
- 一部の環境でポートが USB に設定されている場合に、Freedom Scientific 点字ディスプレイドライバが動作しなくなる問題を修正しました。(#3509, #3662)
- Freedom Scientific 点字ディスプレイのキーが特定の状況で検出されない問題を修正しました。(#3401, #3662)
開発者向けの変更
- ScriptableObject クラスの scriptCategory 属性と script メソッドの category 属性によって、ユーザーに見せるためのカテゴリを指定できるようになりました。詳しくは baseObject.ScriptableObject のドキュメントを参照してください。 (#1532)
- config.save は非推奨になりました。将来のリリースでは廃止されます。config.conf.save を使ってください。 (#667)
- config.validateConfig は非推奨になりました。将来のリリースでは廃止されます。アドオンがこの機能を使用する場合は、同等の機能を独自に実装してください。 (#667, #3632)
2013.2
新機能
- いくつかのアプリケーションで使われているブラウザーコントロール Chromium Embedded Framework に対応しました。 (#3108)
- eSpeak の声色 Iven3 を追加しました。
- Skype において会話にフォーカスがある場合に、新しいチャットのメッセージが自動的に通知されます。(#2298)
- Tween に対応し、タブの名前の通知、効率的なツイートの読み上げができるようになりました。
- 点字設定のメッセージの表示終了待ち時間を0にするとNVDAのメッセージを点字ディスプレイに表示しないようになりました。(#2482)
- アドオン マネージャーに NVDA アドオンのウェブサイトを開くボタンを追加しました。入手可能なアドオンを探してダウンロードできます。(#3209)
- NVDA を起動したときに表示される「ようこそ画面」で「Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に起動する」オプションを設定できるようになりました。(#2234)
- Dolphin Cicero で自動的にスリープモードに切り替わるようになりました。(#2055)
- Windows x64 バージョンの Miranda IM/Miranda NG をサポートしました。(#3296)
- Windows 8.1 スタート画面で検索のサジェストが自動的に通知されるようになりました。(#3322)
- Microsoft Excel 2013 スプレッドシートのナビゲーションと編集をサポートしました。(#3360)
- Freedom Scientific の Focus 14 Blue および Focus 80 Blue 点字ディスプレイのBluetooth接続に対応しました。Focus 40 Blue ではこれまで未対応だった一部の設定にも対応しています。(#3307)
- Outlook 2010 オートコンプリートのサジェストを通知するようになりました。(#2816)
- 新しい点訳テーブル: 英語(英国)コンピューター点字、韓国語2級、ロシア語コンピューター点字。
- 新しい言語:ファルシ(ペルシア)語。(#1427)
変更点
- タッチ画面の操作で、オブジェクトモードの1本指左右スワイプは、現在のコンテナの中だけでなく、すべてのオブジェクトの中での前後のオブジェクトへの移動になりました。2本指左右スワイプは、現在のコンテナの中での前後のオブジェクトへの移動です。
- ブラウズモードの設定項目「レイアウト目的のテーブルを通知する」は「レイアウト目的のテーブルを区別しない」に変更しました。このチェックボックスがチェックなしのときには1文字ナビゲーションにおいてもレイアウト目的のテーブルに移動しなくなったためです。(#3140)
- フラットレビュー機能をオブジェクト、ドキュメント、画面のレビューモード切り替え機能に置き換えました。(#2996)
- オブジェクトレビューはナビゲータオブジェクト内のテキストだけをレビューし、ドキュメントレビューはブラウズモードのドキュメント内のすべてのテキストをレビューします(もしあれば)。
- 以前はフラットレビューに移動していたコマンドは、新しいレビューモードに切り替わります。
- ナビゲーターオブジェクトは自動的にレビューカーソルに追従します。レビューカーソルは、ドキュメントまたは画面のレビューモードにおけるレビュー位置に対応する、最も階層の深いオブジェクトに設定されます。
- 画面レビューモードに切り替えると、明示的にドキュメントまたはオブジェクトのレビューモードに戻すまで、NVDAは画面レビューモードのままになります。
- ドキュメントまたはオブジェクトレビューモードのとき NVDAはブラウズモードのドキュメントを移動するかどうかによって、これらの2つのモードを自動的に切り替えることができます。
- 点訳エンジン liblouis braille を 2.5.3 に更新しました。(#3371)
バグ修正
- オブジェクトをアクティベートする前にアクションを通知するようになりました。これまではアクティベートの後でアクションを通知していました。例えば「開く」は開いた後ではなく開く前に通知します。(#2982)
- 最新バージョンのSkypeにおいて、チャットや検索など様々な入力フィールドの読み上げやカーソル位置の追跡を、より正確に行います。(#1601, #3036)
- Skypeの最近の会話リストにおいて、それぞれの会話について、もし新しいイベントの数があればそれを読み上げます。(#1446)
- 画面の右から左に書かれるテキストのカーソル追跡や読み上げが改良されました。例えば Microsoft Excel におけるアラビア語テキストの編集などです。(#1601)
- ボタンやフォームフィールドのクイックナビゲーションにおいて、アクセシビリティの目的でボタンとしてマークアップされたリンクが Internet Explorer で正しく移動できるようになりました。(#2750)
- ブラウズモードにおいて、ツリービューの中の内容をレンダリングしなくなりました。フラット化した内容の表現は有用ではないためです。ツリービューでEnterキーを押すとフォーカスモードで操作できます。(#3023)
- フォーカスモードでコンボボックスを開くためにalt+下矢印、またはalt+上矢印を押したとき、不適切にブラウズモードに切り替わる不具合を修正しました。(#2340)
- Internet Explorer 10においてテーブルのセルでフォーカスモードに切り替わらないようになりました。ただし、Webコンテンツ制作者が意図的にフォーカス可能とした場合を除きます。(#3248)
- システムの現在時刻が前回の自動更新チェックの時刻よりも早いときに、NVDAが起動に失敗する不具合を修正しました。(#3260)
- プログレスバーを点字ディスプレイに表示しているときに、値が変化したら点字ディスプレイも更新されるようになりました。(#3258)
- Mozilla アプリケーションをブラウズモードで操作するとき、テーブルのキャプションが2回レンダリングされる不具合を修正しました。またキャプションがある場合にもサマリーをレンダリングするようになりました。(#3196)
- Windows 8 で入力言語を切り替えたときに、ひとつ前の言語ではなく、正しい言語を読み上げるようになりました。
- Windows 8 において IME の変換モードの切替を通知するようになりました。
- Google 日本語入力やATOKを使っているときにデスクトップで不適切な読み上げが起こらないようになりました。(#3234)
- Windows 7 以降で、キーボード言語切り替えのときに、音声認識やタッチ入力などが不適切に通知されないようになりました。
- 入力文字の読み上げが有効で、特定のエディターでコントロール+バックスペースを押したときに、NVDA が特定の特殊文字 (0x7f) を通知しないようになりました。(#3315)
- NVDAが特定の制御文字やXMLを含むテキストを読み上げるときに eSpeak がピッチや音量などを不適切に変更しなくなりました。(#3334) (regression of #437)
- Java アプリケーションにおいて、ラベルの変更やフォーカスされたコントロールの値の変更が適切に自動通知されるようになりました。また直後にコントロールを参照したときに適切に変更が反映されるようになりました。(#3119)
- Scintilla コントロールにおいて、ワードラップが有効の場合に行の内容が正しく通知されるようになりました。(#885)
- Mozilla アプリケーションにおいて、読み取り専用のリスト項目の名前が正しく通知されるようになりました。例えば twitter.com のフォーカスモードにおけるツイートのナビゲーションなどです。(#3327)
- Microsoft Office 2013 の確認ダイアログが表示されたときに、その内容が自動的に通知されるようになりました。
- Microsoft Word の特定のテーブルのナビゲーションにおける性能を改善しました。(#3326)
- NVDAのテーブルナビゲーションコマンド(control+alt+矢印)機能が Microsoft Word の複数の列が結合された特定のテーブルセルでより適切に動作するようになりました。
- アドオンマネージャーがすでに開いているときに、もう一度開こうとすると(ツールメニューから起動したり、アドオンファイルを関連づけで開いたりしたときに)処理が失敗したり、アドオンマネージャーがクローズしなくなる不具合を修正しました。(#3351)
- 日本語または中国語の Office 2010 IME が使われているときに特定のダイアログがフリーズする不具合を修正しました。(#3064)
- 点字ディスプレイに複数のスペースを表示するときにスペース1個に変換されないようになりました。(#1366)
- Zend Eclipse PHP Developer Tools が Eclipse と同じようにサポートされました。(#3353)
- Internet Explorer において、埋め込みオブジェクト(Frashコンテンツなど)でEnterキーを押したあと、さらにTabキーを押さなくても操作が有効になりました。(#3364)
- Microsoft PowerPointでテキストを編集する場合、最後の行が空白の場合、最後の行は上記の行として報告されなくなります。(#3403)
- Microsoft PowerPointにおいて選択したり編集しようとしたオブジェクトを2回重複して通知する現象を解決しました。(#3394)
- Adobe Reader でテーブルの外に行が存在するような不適切なPDFファイルを開くとNVDAが不正終了する問題を解決しました。(#3399)
- Microsoft PowerPointのサムネイルビューで、フォーカスされた次のスライドを、スライドが削除されたときにも正しく扱えるようにしました。(#3415)
開発者向けの変更
- windowUtils.findDescendantWindow メソッドを追加しました。これは指定された visibility やコントロールID、クラス名などにマッチする子孫ウィンドウ(HWND)を検索するものです。
- リモート Python コンソールは入力待ちで10秒が経過してもタイムアウトしないようになりました。(#3126)
- バイナリ版ビルドにおいてbisectモジュールが非推奨となりました。将来のリリースでは廃止予定です。(#3368)
- bisectに依存するアドオン(urllib2モジュールを含む)は、このモジュールを含むように更新してください。
2013.1.1
このリリースはNVDAをアイルランド語で利用する場合の不具合の修正、翻訳の更新、いくつかのバグ修正を行っています。
バグ修正
- 既定の入力メソッドが韓国語や日本語のときに、NVDA のユーザーインターフェイスで入力された文字が正しく処理されるようになりました (#2909)
- Internet Explorer および MSHTML コントロールを使うアプリケーションで、不適切な入力を含んでいるフィールドが正しく扱われるようになりました (#3256)
- 言語をアイルランド語に切り替えて NVDA を起動したときにクラッシュしないように修正されました。
2013.1
このリリースの主な更新内容は、直観的で一貫性のあるラップトップ配列の採用、Microsoft PowerPointへの対応、ウェブブラウザーでの詳細説明(longdesc)への対応、点字ディスプレイの文字入力用キーへの対応などです。
重要なお知らせ
新しいラップトップのキーボード配列
ラップトップのキーボード配列は、より直観的で一貫性のある新しい配列に変更されました。
新しい配列では、矢印キーをNVDAキーおよび他の装飾キーと組み合わせて、レビュー操作のために使います。
よく使われるコマンドの変更は以下の通りです:
| 名称 |
キー |
| すべて読み上げ |
NVDA+A |
| 現在行の読み上げ |
NVDA+L |
| 選択中テキストの読み上げ |
NVDA+Shift+S |
| ステータスバーの通知 |
NVDA+Shift+End |
特に、オブジェクトナビゲーション、文字レビュー、マウスクリック、簡単音声設定の操作はすべて変更されました。
詳しくは コマンドクイックリファレンス をお読みください。
新機能
- Microsoft PowerPoint の編集とスライド表示の基本的なサポート(#501)
- Lotus Notes 8.5 のメッセージ読み上げと作成の基本的なサポート(#543)
- Microsoft Wordで文書を読み上げるときに言語の自動切り替えが有効になりました(#2047)
- MSHTML(Internet Explorer)およびGecko(Firefox)のブラウズモードで、詳細説明(long description)があるときに通知を行います。NVDA+Dを押すと新しいウィンドウで詳細説明を開きます。(#809)
- Internet Explorer のバージョン9以降で、通知を読み上げるようになりました。(コンテンツのブロックやファイルのダウンロードなど)(#2343)
- Internet Explorerとその他のMSHTMLコンポーネントにおいて、ブラウズモードでのテーブルの行と列のヘッダーを自動的に通知するようになりました。(#778)
- 新しい言語:アラゴン語、アイルランド語
- 新しい点字テーブル:デンマーク語2級、韓国語1級(#2737)
- 東芝のブルートゥーススタックが使われているときに、点字ディスプレイをブルートゥースで接続できるようになりました(#2419)
- Freedom Scientific社の点字ディスプレイでポートの選択をサポートしました(自動、USB、ブルートゥース)
- HumanwareのノートテイカーBrailleNoteシリーズの点字ディスプレイモードに対応しました。(#2012)
- Papenmeier BRAILLEX(ブレイレックス)点字ディスプレイの旧式モデルに対応しました(#2679)
- 点字入力キーを持つ点字ディスプレイから、コンピューター点字で文字を入力できるようになりました(#808)
- キーボード設定で「Enterキーで読み上げを中断」「文字入力で読み上げを中断」が設定できるようになりました。(#698)
- Google Chromeの技術に基づくウェブブラウザー Rockmelt, BlackHawk, Comodo Dragon, SRWare Iron に対応しました (#2236, #2813, #2814, #2815)
変更点
バグ修正
- ブラウズモードにおいて、前後の区切り線へ移動する一文字ナビゲーションが、Internet Explorer とその他のMSHTMLコントロールで使えるようになりました(#2781)
- NVDAの起動時に音声エンジンの初期化に失敗して eSpeak や「音声なし」になった場合に、これらの設定を保存しないようになりました。次回にNVDAを起動したときに、同じエンジンの初期化をもう一度試みます(#2589)
- NVDAの起動時に点字ディスプレイの初期化に失敗して「点字なし」になった場合に、設定ファイルに保存しないようになりました。次回にNVDAを起動したときに、同じディスプレイの初期化をもう一度試みます(#2264)
- Mozilla アプリケーションのブラウズモードで、テーブルの更新を適切にレンダリングします。例えば、更新されたセルにおいて、行と列の座標の通知やテーブルナビゲーションが適切に機能します (#2784)
- ウェブブラウザーのブラウズモードで、ラベルのない画像で適切にレンダリングできていなかった一部のものが、正しく処理されるようになりました(#2838)
- SecureCRT の古いバージョンおよび新しいバージョンに対応しました(#2800)
- Easy Dots IME などの入力メソッドが Windows XP で読み文字列を適切に通知します。
- Windows 7 の中国語簡体字 Microsoft Pinyin の候補リストにおいて、左右矢印キーによるページの切替、Homeキーによる先頭候補への移動などを適切に通知するようになりました。
- 記号の読みのカスタマイズ情報を保存したときに "preserve" フィールドが欠落しないようになりました (#2852)
- 自動アップデートのチェックを無効にしたときに、NVDA を再起動しなくても変更が反映されるようになりました。
- アドオンのフォルダーが他のアプリケーションと共有されていてアドオンの削除に失敗した場合に、NVDAが起動に失敗しないようになりました (#2860)
- DropBoxの設定ダイアログのタブのラベルがフラットレビューで閲覧できるようになりました。
- デフォルト以外の入力言語が選択されたときに、NVDAはコマンドと入力ヘルプモードのためのキー入力を正しく検出するようになりました。
- ドイツ語キーボードなどプラス記号が単独で入力できるキーボードに対応して、"plus"という名前でプラスキーにコマンドを割り当てられるようになりました(#2898)
- Internet Explorerとその他のMSHTMLコントロールにおいて、ブロッククォート(blockquote)が適切に通知されるようになりました(#2888)
- HumanWare Brailliant BI/B シリーズ点字ディスプレイのドライバーが、USBで一度も接続されたことがない場合に、ブルートゥースでの接続が選べるようになりました。
- ブラウズモードの要素リストにおける要素のフィルターで、フィルター文字列が大文字であっても、大文字と小文字を区別せず結果を得るようになりました (#2951)
- Mozilla ブラウザーにおいて、Flash コンテンツにフォーカスがある場合にもブラウズモードが使えるようになりました(#2546)
- 点字テーブルで単語の省略形を使い、カーソル位置の単語をコンピューター点字に展開しているときに、単語の中の1つの文字が複数の点字セルに展開されているような単語の後にカーソルを移動しても、点字カーソルの位置が適切になるようにしました(大文字符、アルファベット、数字など)(#2947)
- Microsoft Word 2003 と Internet Explorer エディットコントロールのテキスト選択が、点字ディスプレイに正しく出力されるようになりました。
- Microsoft Word で点字出力を使うときに、逆方向の操作でテキスト選択をする処理を修正しました。
- Scintilla のエディットコントロールでバックスペースやデリートによる文字削除をしたときに、マルチバイト文字が正しく通知されるようになりました(#2855)
- ユーザープロファイルのパスに特定のマルチバイト文字が含まれる場合に、NVDA のインストールが失敗する問題を修正しました(#2729)
- リストビューコントロール (SysListview32) でグループを通知するとき、64ビットのアプリケーションがエラーを起こさないようになりました。
- Mozilla アプリケーションのブラウズモードでテキストのコンテンツが誤って「編集可能」と通知されること場合がある不具合に対応しました。(#2959)
- IBM Lotus Symphony や OpenOffice においてキャレットの移動でレビューカーソルが適切に移動するようになりました。
- Adobe Flash コンテンツが Windows 8 の Internet Explorer で操作できるようになりました。 (#2454)
- Papenmeier Braillex Trioのブルートゥース対応を修正しました。 (#2995)
- Microsoft SAPI5 で Koba Speech 2 など特定の音声が使えない不具合に対応しました(#2629)
- Java Access Bridge を使うアプリケーションにおいて、編集可能なテキストフィールドでキャレットが移動したときに点字ディスプレイが正しく更新されるようにしました(#3107)
- ランドマークをサポートするブラウズモードのドキュメントにおいて、フォームのランドマークに対応しました。(#2997)
- sSpeakドライバは文字ごとの読み上げをより適切に行います。具体的には、外国語の文字について文字の名前や値を通知します。(#3106)
- ユーザー設定の保存場所に非ASCII文字が含まれていても、ログオン画面やセキュアデスクトップで利用するためのユーザー設定のコピーが失敗しないようになりました(#3092)
- NVDAが .NET アプリケーションでアジア言語文字入力を使ったときにフリーズしないようになりました(#3005)
- Internet Explorer 10 の標準モードのページ(例えば www.gmail.com のログインページ)において、ブラウズモードが使えるようになりました。(#3151)
開発者向けの変更
- 点字ディスプレイドライバーは手動のポート選択をサポートします(#426)
- これは、従来のシリアルポートを介した接続をサポートする点字ディスプレイで最も役立ちます。
- これは、BrailleDisplayDriverクラスのgetPossiblePortsクラスメソッドを使用して行います。
- 点字ディスプレイからの文字入力に対応しました(#808)
- 点字入力は brailleInput.BrailleInputGesture クラスまたはそのサブクラスに包含されます。
- braille.BrailleDisplayGesture (実装はbrailleDisplayDriversで行います) のサブクラスがさらに brailleInput.BrailleInputGesture を継承できます。こうすることで、点字ディスプレイのコマンド入力と文字入力を、同じジェスチャークラスによって処理できます。
- NVDAが UIAccess 特権で動作しているときに comHelper.getActiveObject を使って通常のプロセスからアクティブな COM オブジェクトを取得できるようになりました。 (#2483)
2012.3
このリリースのハイライトは、アジア言語の文字入力サポート、Windows 8 タッチ画面の実験的サポート、Adobe Readerにおけるページ番号の通知や表のサポートの改善、フォーカスされたテーブルの列および Windows リストビューコントロールでのテーブルナビゲーション対応、点字ディスプレイ対応の追加、Microsoft Excelの列見出しと行見出しの通知です。
新機能
- NVDA は IME とテキストサービスによるアジア言語の文字入力を、全てのアプリケーションでサポートします。具体的には以下の機能です:
- 候補リストの項目の通知とナビゲーション
- コンポジション文字列の通知とナビゲーション
- 未変換文字列の通知
- Adobe Reader のドキュメントにおいて、アンダーラインや打ち消し線があることを通知するようになりました。 (#2410)
- Windows の固定キー機能が有効なとき、NVDA 制御キーも他の補助キーと同じように動作するようになりました。これによってNVDA制御キーを押し続けないで他のキーを押せるようになりました。 (#230)
- Microsoft Excel で列見出しと行見出しの自動通知が可能になりました。NVDA+shift+C で列見出しを含む行の設定、NVDA+shift+R で行見出しを含む列の設定です。これらのキーをすばやく2回押すと設定をクリアします。 (#1519)
- HIMS 製の点字ディスプレイ Braille Sense, Braille EDGE および SyncBraille に対応しました。 (#1266, #1267)
- Windows 8 でトーストが表示されたときに、ヘルプバルーンの通知が有効であれば、NVDAはトーストを通知します。 (#2143)
- Windows 8 タッチスクリーンに実験的に対応しました。具体的な内容:
- 指を動かしたときにその場所の文字を直接読むことができます。
- 多くのジェスチャーで、オブジェクトナビゲーション、文字レビュー、その他の NVDA コマンドを実行できます。
- VIP Mud アプリケーションに対応しました。 (#1728)
- Adobe Readerにおいて、テーブルにサマリーがある場合に通知するようになりました。 (#2465)
- Adobe Readerにおいて、テーブルの行見出しおよび列見出しを通知するようになりました。 (#2193, #2527, #2528)
- 新しい言語: アムハラ語、韓国語、ネパール語に対応しました。
- Microsoft Outlook 2007 のメールアドレス入力で、自動補完候補をNVDAが通知するようになりました。 (#689)
- 新しい eSpeak の音声 Gene および Gene2 が追加されました。 (#2512)
- Adobe Readerにおいて、ページ番号を通知するようになりました。 (#2534)
- Reader XI において、ページのラベルが存在すれば、セクションごとにページ番号のつけかたが変わっていても、通知されるようになりました。過去のバージョンでは、連続的なページ番号しか通知できませんでした。
- NVDA+コントロール+R をすばやく3回押すか、NVDA メニューの"設定をリセットして初期値に戻す"を選ぶことで、NVDA の設定を初期化できるようになりました。 (#2086)
- 日本テレソフトの点字ディスプレイ清華バージョン3,4,5および清華80に対応しました。 (#2452)
- Freedom Scientific の PAC Mate と Focus Braille 点字ディスプレイで前後へのスクロールができるようになりました。 (#2556)
- Freedom Scientific の Focus Braille 点字ディスプレイに対応する機能が追加されました。例えば、拡張バー、ロッカーバー、特定のドットの組み合わせによる共通の操作への対応などです。 (#2516)
- Mozilla アプリケーションなど IAccessible2 を使うアプリケーションにおいて、ブラウズモードでないときにもテーブルの行と列の見出しが通知されるようになりました。 (#926)
- Microsoft Word 2013 のドキュメントコントロールに予備的な対応をしました。 (#2543)
- Mozilla アプリケーションなど IAccessible2 を使うアプリケーションにおいて、テキストの配置を通知できるようになりました。 (#2612)
- テーブルの列または複数の列をもつ Windows 標準リストビューコントロールにフォーカスしたときに、テーブルナビゲーションのコマンドで各セルにアクセスできるようになりました。 (#828)
- 点字出力テーブルが追加されました:エストニア語0級、ポルトガル語8点コンピューター点字、イタリア語6点コンピューター点字。 (#2319, #2662)
- すでに NVDA がシステムにインストールされている場合に、NVDAのアドオンパッケージを開いたとき(Windowsのエクスプローラーの表示、またはウェブブラウザーのダウンロードから)、そのアドオンをNVDAにインストールするようになりました。 (#2306)
- Papenmeier ブレイレックス点字ディスプレイの新型機種をサポートしました。 (#1265)
- Windows 7 以降で Windows エクスプローラーのリスト項目の位置(例:1の4)が通知されるようになりました。これは itemIndex と itemCount のカスタムプロパティに対応する UIAutomation コントロールすべてで有効です。 (#2643)
変更点
- NVDA レビューカーソルの設定ダイアログ「キーボードフォーカスを追跡」が「システムフォーカスを追跡」に変更されました。これはNVDAの他の箇所と用語を統一するためです。
- 点字ディスプレイのタッチカーソルでレビュー位置を移動し、テキストではないオブジェクト(編集可能なテキストフィールド)にカーソルを移す場合に、タッチカーソルがオブジェクトをアクティブ化するようになりました。 (#2386)
- 設定を新規作成するときのデフォルトで"終了時に設定を保存"オプションが有効になりました。
- すでにNVDAがインストールされていて、コントロール+ALT+Nで起動するショートカットの設定をユーザーが変更している場合に、NVDAのアップデート処理でNVDAのショートカットを作り直さないようになりました。(#2572)
- アドオン マネージャー のアドオン一覧で状態の前にパッケージ名を表示するようになりました。 (#2548)
- アドオンのインストールで、すでに同じバージョンまたは異なるバージョンの同じアドオンがインストールされていたときに、エラーを表示して中断するのではなく、インストールされたアドオンを更新するかどうか確認するようになりました。 (#2501)
- オブジェクトナビゲーションの操作において(現在のオブジェクトの通知を除いて)冗長な通知を減らしました。現在のオブジェクトの通知を使えば詳細な情報が得られます。 (#2560)
- liblouis 点訳エンジンを 2.5.1 に更新しました。(#2319, #2480, #2662, #2672)
- NVDAキーコマンドクイックリファレンスはコマンドクイックリファレンスに名前が変わりました。キーボードだけでなくタッチ操作のコマンドも含まれるようになったためです。
- ブラウズモードの要素リストのダイアログで、 NVDA を終了しないかぎり前回選択された要素の種類(リンク、見出し、ランドマーク)が再び選択されるようになりました。(#365)
- Windows 8 の Metro アプリ(メール、カレンダーなど)で、アプリケーション全体がブラウズモードで動作しないようになりました。
- Handy Tech BrailleDriver COM-Server を 1.4.2.0 に更新しました。
バグ修正
- Windows Vista 以降において、Windows+L で Windows をロックして、さらにロック解除をした後で、NVDA が Windows キーを押し続ける操作を適切に処理できない問題が修正されました。(#1856)
- Adobe Readerにおいて、行見出しがテーブルのセルとして正しく認識されるようになりました。セル座標の通知が行われ、テーブルのナビゲーション操作で移動できます。 (#2444)
- Adobe Readerにおいて、テーブルの複数の行および(または)列を結合したセルが正しく扱えるようになりました。 (#2437, #2438, #2450)
- NVDAの配布パッケージは実行前に完全性の確認を行うようになりました。 (#2475)
- NVDAの更新をダウンロードできなかった場合に一時ファイルを削除するようになりました。 (#2477)
- ユーザー環境設定を管理者権限でシステム設定にコピーする機能(Windowsログオンなどセキュアデスクトップで使用します)で、NVDA がフリーズしないようになりました。(#2485)
- Windows 8 スタートスクリーンのタイルの音声および点字による説明を改善しました。 タイルの名前を繰り返さないようになり、「選択なし」の通知をやめました。また、ライブステータスの情報をタイルの説明として通知します。(例えば「天気」のタイルでは現在の気温を通知します)
- Microsoft Outlook のパスワード入力と、その他の保護されたエディットコントロールにおいて、パスワードの通知を抑止するようになりました。 (#2021)
- Adobe Readerにおいて、フォームのフィールドにおける変更が正しくブラウズモードに反映されるようになりました。 (#2529)
- Microsoft Word スペルチェッカーのサポートを改善しました。現在のスペルエラーの通知を改善しました。Windows Vista 以降でインストール版のNVDAを使っている場合にスペルチェッカーをサポートします。
- アドオンが非英語の文字のファイルを含んでいる場合もなるべくインストールが失敗しないように改善しました。 (#2505)
- Adobe Readerにおいて、テキストの更新やスクロールが起きても言語情報が失われなくなりました。 (#2544)
- アドオンをインストールするときに、国際化されたアドオンの名前が存在する場合に、確認ダイアログに表示されるようになりました。 (#2422)
- ドットネットや Silverlight などの UI オートメーション対応アプリケーションにおいて、スライダーなど数値を扱うコントロールの処理が修正されました。 (#2417)
- NVDAのインストールやポータブル版作成などで使われる、進捗の度合いが不確定なプログレスバーにおいて、プログレスバーの通知設定に応じた通知が行われるようになりました。 (#2574)
- セキュアな Windows 画面(ロック画面など)がアクティブな状態で、点字ディスプレイからNVDAのコマンドを実行できないように修正しました。 (#2449)
- ブラウズモードにおいて、表示されているテキストが更新されたときに点字ディスプレイを更新するようになりました。 (#2074)
- ロック画面などセキュリティ保護された Windows 画面において、NVDA はアプリケーションの音声出力や点字出力を無視します。
- ブラウズモードにおいて、ドキュメントの最後の文字で右矢印キーを押したとき、あるいは、ドキュメントの末尾がコンテナの最後の要素である状況でコンテナの末尾にジャンプしたとき、キャレットの位置が不適切になる問題を解決しました。 (#2463)
- Webアプリケーションでダイアログの文字を通知するときに、不適切に余分な文字が出力されないようになりました。(具体的には ARIA ダイアログで aria-describedby 属性がない場合の現象です。) (#2390)
- NVDA は MSHTML ドキュメント(Internet Explorerなど)において、不適切にエディットフィールドの通知や位置判定をしなくなりました。(具体的には ARIA ロールがWebページの作成者によって明示された場合の現象です。) (#2435)
- Windows コマンドプロンプトでバックスペースキーが押されたときに、入力単語の読み上げが正しく動作するようになりました。 (#2586)
- Microsoft Excel のセル座標がふたたび点字で表示できるようになりました。
- Microsoft Word において、リストのバレットや番号で左矢印キーやコントロール+左矢印キーを押したときに、その段落から抜け出せなくなる不具合を修正しました。 (#2402)
- Mozilla アプリケーションのブラウズモードにおいて、特定のリストボックスの項目が不適切に解釈される問題を解決しました。(具体的には ARIA リストボックスです)
- Mozilla アプリケーションのブラウズモードにおいて、特定のコントロールが不適切なラベルや空白として扱われていましたが、正しいラベルとして解釈されるようになりました。
- Mozilla アプリケーションのブラウズモードにおいて、冗長な空白を取り除くようになりました。
- Webブラウザーのブラウズモードにおいて、視覚的表現と明示された画像(具体的には alt="" の画像)が適切に無視されるようになりました。
- Webブラウザーにおいて、スクリーンリーダーから隠すと指定されたコンテンツを隠すようになりました。(具体的には aria-hidden 属性が使われた場合です) (#2117)
- ドル通貨記号を使う負の値(例えば -$123)が記号読み上げレベルにかかわらず負の数字として読み上げられるようになりました。 (#2625)
- 「すべて読み上げ」機能において、文の終わりではない行末で既定の言語に不適切に戻ってしまう問題を解決しました。 (#2630)
- Adobe Reader 10.1 以降で、フォント情報が正しく検出できるようになりました。 (#2175)
- Adobe Reader において、代替テキストが提供されているときに、そのテキストだけを通知するようになりました。これまでは冗長なテキストを含むことがありました。 (#2174)
- 文書がアプリケーションを含んでいるときに、アプリケーションの内側の要素はブラウズモードで除外されるようになりました。これによってナビゲーションのときに意図せずアプリケーションの内側に移動することが防げます。アプリケーションは埋め込みオブジェクトと同じように操作できます。 (#990)
- Mozilla アプリケーションにおいて、スピンボタンの値が変更されたときに正しく通知されるようになりました。 (#2653)
- Adobe Digital Editions バージョン 2.0 に対応しました。(#2688)
- Internet Explorer などの MSHTML ドキュメントにおいてコンボボックスで NVDA+上矢印を押したときに不適切にすべての項目を読み上げる問題を修正し、アクティブな項目だけを読み上げるようになりました。(#2337)
- 読み上げ辞書でパターンや置換にシャープ(#)が含まれていても正しく保存されるようになりました。(#961)
- MSHTML ドキュメント(Internet Explorer など)のブラウズモードで非表示コンテンツの内側の表示コンテンツが正しく扱われるようになりました。具体的には visibility:visible スタイルの要素が visibility:hidden スタイルの要素の内側にある場合です。(#2097)
- Windows XP セキュリティセンターのリンクの名前のあとでランダムな無意味情報を通知しなくなりました。(#1331)
- Windows 7 スタートメニューの検索ボックスのような UI オートメーション対応のテキストコントロールで、マウスオーバーしたときに無音ではなく正しく通知が行われるようになりました。
- キーボードレイアウトの通知を「すべて読み上げ」の途中でおこなわないようになりました。これはアラビア語を含む多言語ドキュメントで特に問題になっていました。(#1676)
- Windows 7/8 のスタートメニューにおける検索ボックスなど、UI オートメーション対応の編集可能テキストコントロールの一部において、内容が更新されるたびにすべての内容を読み上げていた問題に対応しました。
- Windows 8 スタートスクリーンのグループをまたぐ移動で、ラベルなしグループの名前として最初のタイルの名前が通知されないようになりました。これによってナビゲーションがすばやく行えます。(#2658)
- Windows 8 スタートスクリーンを開いたときに、フォーカスがスタートスクリーンのルートではなく、最初のタイルに適切に移動するようになり、操作が容易になりました。(#2720)
- ユーザープロファイルのパスに特定のマルチバイト文字が含まれていたときにNVDAが起動できない問題を解決しました。(#2729)
- Google Chrome のブラウズモードにおいて、タブのテキストが正しくレンダリングされるようになりました。
- ブラウズモードにおいて、メニューボタンが正しく通知されるようになりました。
- OpenOffice.org/LibreOffice の Calc でスプレッドシートのセルの読みあげが正しく動作するようになりました。(#2765)
- Yahoo! Mail メッセージ一覧を Internet Explorer で再び正しく扱えるようになりました。(#2780)
開発者向けの変更
- NVDAの初期化において過去のログファイルを nvda-old.log にコピーするようになりました。これによりNVDAが不正終了して再起動したときに、そのセッションのログを確認できるようになりました。 (#916)
- chooseNVDAObjectOverlayClasses にて role プロパティを取得したときに、Windows コマンドコントロールや Scintilla コントロールなどの role が不適切な値になり、オブジェクトのフォーカス状態を通知できない問題を解決しました。 (#2569)
- NVDAメニューの設定、ツール、ヘルプが gui.mainFrame.sysTrayIcon のアトリビュート preferenceMenu, toolsMenu, helpMenu としてアクセスできるようになりました。これによりプラグインがメニュー項目を追加できます。
- globalCommands の navigatorObject_doDefaultAction の名前は review_activate になりました。
- Gettext メッセージのコンテクストに対応しました。1種類の英語のメッセージに対して、コンテクストに応じて、複数の対訳をあたえられるようになりました。 (#1524)
- この処理は pgettext(context, message) 関数で行われます。
- この処理は NVDA 自身およびアドオンでサポートされます。
- GNU gettext の中の xgettext および msgfmt が PO および MO ファイル作成に必要です。Pythonのツールはメッセージのコンテクストに対応していません。
- xgettext において --keyword=ppgettext:1c,2 コマンドライン引数をあたえることで、メッセージのコンテキストが含まれるようになります。
- 詳細は https://www.gnu.org/software/gettext/manual/html_node/Contexts.html#Contexts を参照してください。
- ビルトインのNVDAモジュールがサードパーティのモジュールによってオーバーライドされたときに、ビルトインのモジュールにアクセスできるようになりました。nvdaBuiltin モジュールを参照してください。
- アドオンの翻訳サポートがアドオンの installTasks モジュールで使われるようになりました。
2012.2.1
このリリースではセキュリティ脆弱性の修正が行われました(Python処理系がバージョン2.7.3に更新されました)。
2012.2
このリリースにおけるハイライトには、インストーラーとポータブル版作成機能の搭載、自動アップデート、アドオンを簡単に管理できる機能、Microsoft Word におけるグラフィックスの通知機能、Windows 8 メトロ形式アプリケーションのサポート、いくつかの重要なバグ修正を含んでいます。
新機能
- NVDAは更新版のダウンロードとインストールを自動的にチェックするようになりました。 (#73)
- アドオンマネージャーによってNVDAの拡張が簡単になりました。この機能はNVDAメニューの「ツール」にあり、アドオンパッケージ(拡張子 .nvda-addon のファイル)でプラグインやドライバをインストールしたり削除したりできます。アドオンマネージャーでは設定フォルダーにコピーされた従来の形式のプラグインやドライバは表示されません。 (#213)
- インストールされたリリース版のNVDAにおいて、多くのNVDAの機能が Windows 8 メトロスタイルのアプリケーションで使えるようになりました。入力された文字の読み上げ、Webドキュメントのブラウズモード(メトロバージョンのInternet Explorer 10を含みます)などです。ポータブル環境のNVDAはメトロスタイルのアプリケーションを読み上げできません。 (#1801)
- ブラウズモードのドキュメント(Internet Explorerや Firefoxなど)で、要素コンテナ(リストや表など)の先頭および末尾に shift+, (シフト コンマ)と , (コンマ)によってジャンプできます。(#123)
- 新しい言語: ギリシャ語
- Microsoft Word の文書で、グラフィックスと代替テキストを通知します。 (#2282, #1541)
変更点
- NVDAは1つのパッケージとして配布されるようになりました。ポータブル版とインストーラー版を分離せず、1つのファイルで、実行すると一時的なNVDAのコピーを作成し、インストールを行うことも、ポータブル版の実行ファイルを作成することもできます。 (#1715)
- NVDA は全てのシステムにおいて必ず Program Files フォルダーにインストールされます。古いバージョンからのアップデートの場合にインストール場所が異なる場合は、自動的にインストール場所を移動します。
- Microsoft Excel においてセル座標の通知が内容の前ではなく内容の後で行われるようになりました。また、セル座標の通知は「書式情報」の「テーブルセルの座標を通知」がオンの場合のみ行われるようになりました。(#320)
バグ修正
- 自動言語切り換えが有効で適切にマークアップされている場合、Mozilla Gecko (例えばFirefox等) の画像に対する代替テキストやいくつかのコントロールのラベルが正しい言語で通知されるようになりました。
- BibleSeeker (及びその他のTRxRichEditコントロール) において、文章の真ん中で停止しないようになりました。
- Windows 8のExplorerのファイルプロパティーのリスト (パーミッションタブ) 及びWindows 8のアップデートが正しく読まれるようになりました。
- Microsoft Word において(極端に長い行や目次など)ドキュメントから文字情報を取り出すために2秒以上かかる場合にフリーズすることがある問題を解決しました。(#2191)
- 空白に続いて特定の句読点がある場合に、単語の区切りの検出が正しく動作するようになりました。(#1656)
- Adobe Readerのブラウズモードで、クイックナビゲーションと要素リストを使って、レベルのない見出しへのナビゲーションが可能になりました。(#2181)
- Winampのプレイリストエディターにおいて他の要素に移動したときに点字が正しく更新されるようになりました。(#1912)
- 要素リストのツリー(ブラウズモードのドキュメントで有効です)が各要素の文字を正しい大きさで表示するようになりました。(#2276)
- Java Access Bridgeを使うアプリケーションにおいて、編集可能なテキストフィールドが点字で正しく表示されるようになりました。(#2284)
- Java Access Bridgeを使うアプリケーションにおいて、編集可能なテキストフィールドが特定の状況で不適切な文字を読み上げる問題が解決しました。(#1892)
- Java Access Bridgeを使うアプリケーションにおいて、編集可能なテキストフィールドの末尾で、現在の行が正しく通知されるようになりました。(#1892)
- Mozilla Gecko 14 以降を使うアプリケーション(Firefox 14など)のブラウズモードで、ブロッククオートと埋め込みオブジェクトのクイックナビゲーションが動作するようになりました。 (#2287)
- Internet Explorer 9 において特定のランドマークまたはフォーカス可能な要素の内側にフォーカスを移動するときに NVDA が不適切な内容を読み上げる問題を修正しました(具体的にはフォーカス可能またはARIA ランドマークのついた div 要素における現象です)。
- NVDAのデスクトップおよびスタートメニューのアイコンが64ビット版のWindowsにおいて正しく表示されるようになりました。(#354)
開発者向けの変更
- NVDAのためのNSISによるインストーラーは、Pythonで実装された新しいインストーラーに置き替えられました。翻訳者はインストーラーのためにlangstrings.txtファイルを更新する必要はなくなりました。ローカライズのための文字列はすべてgettextのpoファイルとして管理されます。
2012.1
このリリースにおけるハイライトには、より高速に点字を読むための機能、ドキュメントの書式の点字での確認、Microsoftワードでのより多くの書式情報へのアクセス及びパフォーマンスの向上、iTunesストアのサポートが含まれています。
新機能
- 現在行の先頭にあるタブやスペースの数を入力されている順に通知できるようになりました。書式設定ダイアログ内の行インデントの通知で有効化できます。 (#373)
- オンスクリーンキーボードや音声認識ソフトウェアのような、代替キー入力エミュレートで生成された入力が認識できるようになりました。
- コマンドコンソールの色が認識できるようになりました。
- 太字、斜体及び下線が、現在設定されている点字の変換テーブルを使用して表現されるようになりました。 (#538)
- Microsoft Word文書において、以下を含むより多くの情報が通知できるようになりました。
- 脚注及び文末脚注の数、見出しレベル、コメントの有無、テーブルのネストレベル、リンク、テキスト色のようなインライン情報。
- コメント、脚注及び文末脚注、ヘッダー及びフッターといった、文書のセクションに入る際の通知。
- 点字の7と8の点を使って選択されたテキストが表現されるようになりました。 (#889)
- 文書内のリンク、ボタン、見出しといったコントロール情報が点字で通知されるようになりました。 (#202)
- hedo ProfiLine USB点字ディスプレイとMobilLine USB点字ディスプレイをサポートしました。 (#1863, #1897)
- 可能な場合、点字表示で単語が切れないようにしました。この機能は点字設定ダイアログで無効にすることができます。 (#1890, #1946)
- 点字が、行単位の代わりに段落単位に表示できるようになり、多くのテキストがより早く読めるようになりました。点字設定ダイアログ内の「段落ごとに読み上げ」で設定してください。 (#1891)
- ブラウズモード使用中に、カーソル位置のオブジェクトを点字ディスプレイから有効化できるようになりました。カーソルがオブジェクト上にある時にタッチカーソルを押してください (カーソルがまだそこにない場合は2度押してください)。 (#1893)
- iTunes Storeなどで使用されている、iTunesのWeb領域のサポートを開始しました。WebKit 1を使用している他のアプリケーションもサポートできるかもしれません。 (#734)
- Adobe Digital Editions 1.8.1以降において、「すべて読み上げ」を使用中の場合、自動的にページをめくれるようになりました。 (#1978)
- 新しい点字の変換テーブル、ポルトガル語2級、アイスランド語8点コンピューター点字、タミル語1級、スペイン語8点コンピューター点字及びペルシャ語1級を追加しました。 (#2014)
- ドキュメント内のフレームを通知するかどうかを書式設定ダイアログから変更できるようになりました。 (#1900)
- OpenBookを使用する際、自動的にスリープモードを有効化するようにしました。 (#1209)
- Poeditにおいて、翻訳者によって追加されたコメント及び自動的に展開されたコメントを読むことができます。未翻訳翻訳があいまいなメッセージはアスタリスクでマークされ、そこに移動するとビープ音が聞こえます。 (#1811)
- HumanWare社製のBrailliant BI及びBシリーズのディスプレーをサポートしました。 (#1990)
- 新しい言語: ブークモールノルウェー語に対応しました。
変更点
- 自動言語切り換えが有効で適切な言語情報が提供されている場合、現在文字の説明や現在の単語や行のスペル読みで適切な言語が使用できるようになりました。
- eSpeak音声エンジンを1.46.02に更新しました。
- 画像及びリンクURLから推測されたとても長い名前(30文字以上)はほとんどの場合ゴミであることから、無効なものとして切り捨てるようになりました。 (#1989)
- 一部の点字で表示される情報が短縮されました。 (#1955, #2043)
- キャレットまたはレビューカーソルが移動する時、点字も手動でスクロールさせるのと同じようにスクロールするようになりました。これにより、点字を段落単位で読むように設定している時に、より正確に単語を分断することなくめるようになりました。 (#1996)
- 最新のスペイン語1級点字変換テーブルに更新しました。
- liblouis braille translatorを2.4.1に更新しました。
バグ修正
- Windows 8において、NVDAで操作ができなくならないように、フォーカスがエクスプローラーの検索フィールドから誤って外れてしまわないようにしました。
- Microsoft Word文書において、書式情報の自動通知が有効な場合の読み上げや内部での移動のパフォーマンスが向上したので、校正がより快適に行えるようになりました。一部のユーザーには全体的なパフォーマンスも向上しています。
- フルスクリーンのAdobe Flashコンテンツにおいて、ブラウズモードが使用できるようになりました。
- Microsoft Speech APIバージョン 5の音声使用時、デフォルトの出力先 (Microsoft Sound Mapper) 以外が選択されていると音質が悪くなる問題を修正しました。 (#749)
- 点字のみまたはスピーチビューワー使用時であっても、「音声なし」音声エンジンが使用できるようになりました。 (#1963)
- オブジェクトナビゲーションコマンドでは、「子オブジェクトなし」または「親オブジェクトなし」という通知はなくなり、ドキュメントで一貫したメッセージを通知するようになりました。
- NVDAを英語以外の言語で使用しているとき、Tabキーの名称がその言語で正しく通知されるようになりました。
- Mozilla Gecko (例えばFirefox) において、ドキュメント内のメニューを移動中に、断続的にブラウズモードに切り替わらないようになりました。 (#2025)
- 電卓でバックスペースキーを押した場合、何も読み上げないのでなく、更新された結果を読み上げるようになりました。 (#2030)
- ブラウズモード内の「マウスポインターを現在のナビゲーターオブジェクトに移動」コマンドが、ある状況でより正確にレビューカーソルを移動するために、オブジェクトの左上に移動する代わりに、中心に移動するようになりました。 (#2029)
- ブラウズモードのフォーカスの変化を追跡する自動フォーカスモードが有効でツールバーにフォーカスした場合、フォーカスモードに変更されるようになりました。 (#1339)
- Adobe Reader上で、タイトルの通知コマンドが正しく動作するように改善しました。
- 「フォーカスの変化を追跡する自動フォーカスモード」が有効な場合、ARIAグリッドのようなフォーカスのあるテーブル上でフォーカスモードが正しく利用できるようになりました。 (#1763)
- iTunesにおいて、特定のリストの位置情報が正しく通知されるようになりました。
- Adobe Readerにおいて、一部のリンクが読み取り専用テキストを含んでいるように取り扱われないようになりました。
- 編集可能なテキストフィールドのラベルを、ダイアログを通知する際に誤って含まないようにしました。 (#1960)
- オブジェクトの説明の通知が有効な場合、グループの説明がまた通知されるようになりました。
- Windowsエクスプローラーのドライブのプロパティダイアログにおいて、人が読めるサイズのテキストを含むようになりました。
- 一部のプロパティページのテキストが2度通知される問題を抑制しました。 (#218)
- スクリーンにテキストが書かれたテキストフィールド内のキャレットによる追跡が向上しました。特に、Microsoft ExcelのセルエディターやEudoraのメッセージエディターでの編集が向上しています。 (#1658)
- Firefox 11において、(NVDA+Ctrl+スペースで動作する) それを含んでいる仮想バッファーに移動するコマンドで、埋め込みオブジェクトから抜けられるようになりました。
- ディレクトリー名にASCII文字以外が含まれていても、 (例えば言語設定を変更した後に) 正しく再起動できるようになりました。 (#2079)
- 点字表示において、オブジェクトショートカットキーの通知、位置情報及び説明が、設定どおりに正しく動作するようになりました。
- Mozillaのアプリケーションにおいて、点字が有効な場合でもブラウズモードとフォーカスモードの切り替えが遅くならないようになりました。 (#2095)
- 点字ディスプレイ上のタッチカーソルで行末/段落末のスペースに移動させた時、一部の編集可能テキストでテキストの先頭に移動しないようになりました。 (#2096)
- 再度Audiologic Tts3シンセサイザーが正常に動作するようになりました。 (#2109)
- Microsoft Wordd文書が複数行として扱われるようになりました。これにより、文書にフォーカスがある際の点字表示がより適切に動作するようになりました。
- Microsoft Internet Explorerにおいて、いくつかのレアなコントロールにフォーカスした時にエラーが発生しなくなりました。(#2121)
- 句読点及び記号の発音のユーザーによる変更が、NVDAを再起動することなく、または自動言語変更を無効化することなくすぐに反映されるようになりました。
- eSpeakを使用中で、NVDAログビューアーの名前をつけて保存のダイアログを開いた時に読み上げが停止しないようになりました。 (#2145)
開発者向けの変更
- リモートデバッグが便利な場合、リモートPythonコンソールがあります。詳細については、開発者ガイドを参照してください。
- NVDAのコードのベースパスがログ内のトレースバックから削除され、読みやすさが向上しました(#1880)。
- TextInfo オブジェクトに TextInfo で表される位置をアクティブ化する activate() メソッドが追加されました。
- これにより点字ディスプレイ上のタッチカーソルを使用してその位置でアクションを実行できますが、将来的には他の caller が存在する可能性があります。
- TreeInterceptorsとNVDAObjectは、一度に1ページのテキストしか公開しませんが、textInfos.DocumentWithPageTurnsミックスインを使用することで、発言中の自動ページめくりに対応することができます。(#1978)
- いくつかの制御定数と出力定数の名前が変更または移動されました。(#228)
- speech.REASON_* 定数が controlTypes に移動しました。
- controlTypes の speechRoleLabels と speechStateLabels は、それぞれ roleLabels と stateLabels に名称が変更されました。
- 点字出力はレベル入力/出力で記録されるようになりました。 まず、すべての領域の未翻訳のテキストを記録し、次にウィンドウの点字セルを表示します。(#2102)
- sapi5 synthDriver のサブクラスは、_getVoiceTokens をオーバーライドし、init を拡張することで、sapi.spObjectTokenCategory を用いてカスタムのレジストリ位置からトークンを取得するなど、カスタム音声トークンをサポートできるようになりました。
2011.3
このリリースにおけるハイライトには、適切な言語設定が行われているドキュメントを読み上げる際に自動的に言語を切り替える機能、64ビット版Java Runtime Environmentsのサポート、Mozillaアプリケーションのブラウズモードにおける書式情報の通知、アプリケーションのフリーズやクラッシュへのより良い対応及びWindows 8への初期対応が含まれています。
新機能
- Web/PDFドキュメントを読み上げる際、言語設定情報が適切に指定されていれば、eSpeak音声エンジンの言語が自動的に変更されるようになりました。自動言語/方言切り替えは、音声設定ダイアログで行うことができます。 (#845)
- 64ビットのJava Runtime Environmentを含む、Java Access Bridge 2.0.2をサポートしました。
- Mozilla Gecko (例えばFirefox) において、オブジェクトナビゲーション使用時に見出しレベルが通知されるようになりました。
- Mozilla Geckoのブラウズモード (例えばFirefox及びThunderbird) において、テキストの書式を通知できるようになりました。 (#394)
- Mozillaのアプリケーションなどで使用されているような標準的なIAccessible2のテキストコントロールにおいて、アンダーライン付のテキスト及び/または打ち消し線付のテキストを認識して通知できるようになりました。
- Adobe Readerのブラウズモードにおいて、テーブル行及び列の数が通知できるようになりました。
- Microsoft Speech Platform synthesizerへのサポートを追加しました。 (#1735)
- IBM Lotus Symphonyのキャレットにおいて、ページ番号及び行番号が通知できるようになりました。 (#1632)
- 大文字を読み上げる時のピッチの変化率が、音声設定ダイアログから変更できるようになりました。これは、大文字のピッチを上げるチェックボックスに替わるものです (したがって、この機能を無効化するには変化率の値を0にしてください) 。 (#255)
- テキスト及び背景色が、Microsoft Excelのセルの書式の通知に含まれるようになりました。 (#1655)
- Java Access Bridgeを使用しているアプリケーションにおいて、適切なコントロールで現在のナビゲーターオブジェクトを有効化できるようになりました。 (#1744)
- 新しい言語: タミル語。
- Design Science MathPlayerの基本的なサポートを行いました。
変更点
- NVDA自身がクラッシュしてしまった場合に自動的に再起動するようになりました。
- 一部の情報が点字で短縮表示されるようになりました。 (#1288)
- アクティブウィンドウの読み上げスクリプト (NVDA+B) が改良され、不要なコントロールを除外できるようになり、より簡単に読み上げを停止できるようになりました。 (#1499)
- ブラウズモード使用時に、新たに読みこまれたドキュメントを自動的に読み上げる挙動がオプションとなり、ブラウズモード設定ダイアログから設定できるようになりました。 (#414)
- (デスクトップキーレイアウトではNVDA+endで) でステータスバーを読もうとしているとき、もしステータスバーそのものが存在しない場合、NVDAは代わりに表示されているアクティブなアプリケーションの最下行を使用するようになりました。 (#649)
- ブラウズモード内でテキストをすべて読み上げる機能を実行中に、テキストを次のテキストと一緒に長い文章としてまとめて読むのでなく、見出しやその他のブロック要素の末尾で音声を一時的に停止するようになりました。
- ブラウズモード内でスペースまたはEnterキーを押すと、フォーカスモードに入る替わりにタブを有効化するようになりました。 (#1760)
- eSpeak音声エンジンを1.45.46にアップデートしました。
バグ修正
- Internet Explorer及びその他のMSHTMLのコントロールにおいて、制作者が非表示にしようとしているリストのバレットや番号 (例えばリストのスタイルが"none"のような物) を読み上げないようになりました。 (#1671)
- NVDAがフリーズしたために (例えばCtrl+Alt+Nを押して) 再起動するとき、新しいNVDAが起動するまでは先に起動していたNVDAを終了しないようにしました。
- Windowsコンソールにおいて、バックスペースやカーソルキーを押した場合に奇妙な結果が出てしまういくつかのケースに対応しました。 (#1612)
- WPFコンボボックス内の選択された項目 (及び、おそらくUIオートメーションによって出力されたコンボボックスの一部) でテキストの編集ができないものが正しく通知されるようになりました。
- Adobe Readerのブラウズモードにおいて、次の行へ移動、及び前の行に移動するコマンドで、見出し行から次の行に移動、もしくはその逆が常に可能になりました。また、見出し行が0行目と通知されることがなくなりました。 (#1731)
- Adobe Readerのブラウズモードにおいて、テーブル内の空白セルに移動することができる (したがって通過することもできる) ようになりました。
- 意味のない位置情報 (例えば0の0 レベル0のような) を点字表示しないようになりました。
- 点字でレビューを表示させた場合、コンテンツをフラットレビューで表示できるようになりました。 (#1711)
- 例えばWordpadドキュメントの先頭から前にスクロールする時などに、テキスト制御文字が2度表示されるような問題を解消しました。
- Internet Explorerのブラウズモードにおいて、ファイルアップロードのボタン上でEnterキーを押した際に、フォーカスモードに切り替わるのではなく、アップロードするファイルを選択するダイアログを表示するという正しい挙動になりました。 (#1720)
- アプリケーションのスリープモードが有効な場合、DOSコンソールのような動的なコンテンツの変更が通知されなくなりました。 (#1630)
- ブラウズモードにおいて、コンボボックスを閉じたり開いたりするための、Alt+上矢印及びAlt+下矢印の挙動が改善しました。 (#1630)
- 以前は確実にフリーズを引き起こした、応答なしのアプリケーションのような状況など、より多くの状況から復旧できるようになりました。 (#1408)
- (Firefoxほか) Mozilla Geckoのブラウズモードにおけるドキュメントで、要素がdisplay:tableとしてスタイル指定されているという非常に特別な状況でテキストのレンダリングに失敗する問題を解消しました。 (#1373)
- ラベルのあるコントロール内部にフォーカスが移動した際に、ラベルを読み上げないようになりました。Firefox (Gecko) とInternet Explorer (MSHTML) における一部のフォームフィールドでラベルの二重読み上げを解消しました。 (#1650)
- Microsoft Excelで、Ctrl+Vで貼り付けをおこなったあとにセルを読めない問題を解消しました。 (#1781)
- Adobe Readerにおいて、フォーカスモードで別ページのコントロールに移動した際、文書に関する外部情報を読み上げないようになりました。 (#1659)
- (Firefoxなど) Mozilla Geckoアプリケーションのブラウズモードにおいて、トグルボタンが正しく検出され、通知されるようになりました。 (#1757)
- Windows 8デベロッパープレビュー版で、Windowsエクスプローラーのアドレスバーを正しく読めるようになりました。
- Windows 8デベロッパープレビュー版で、グリフ変換の問題により、winverやワードパッドのようなアプリケーションがクラッシュしないようになりました。
- (Firefox 10など) Mozilla Gecko 10以降を利用するアプリケーションのブラウズモードにおいて、ターゲットにアンカーを含むページを読み込んだ際に、カーソルがより正しい位置に配置されるようになりました。 (#360)
- (Firefoxなど) Mozilla Geckoアプリケーションのブラウズモードにおいて、イメージマップのラベルがレンダリングされるようになりました。
- マウス追跡有効時に、マウスを (Synapticsのポインティングデバイス設定やSpeechLabのSpeakTextのような) 特定の編集可能なテキストフィールドで動かしても、アプリケーションがクラッシュしないようになりました。 (#672)
- Windows XPに付属するメモ帳のバージョン情報、Windowsのバージョン情報を含む、いくつかのアプリケーションのダイアログについて正しく動作するようになりました。 (#1853, #1855)
- Windowsのエディットコントロールにおける単語によるレビューを直しました。 (#1877)
- キャレットの移動を追跡する自動フォーカスモードが有効な時、フォーカスモードのエディットフィールドから左矢印、上矢印またはPageUpで正しくブラウズモードに抜けられるようになりました。 (#1733)
開発者向けの変更
- NVDAは、音声エンジンに特定のセクションの言語を切り替えるように指示できるようになりました。
- これをサポートするには、ドライバは SynthDriver.speak() でシーケンス内で過去に受け取った langChangeCommand を処理する必要があります。
- SynthDriver オブジェクトは、VoiceInfo オブジェクトに language 引数を渡す必要があります(または、現在の言語を取得するために language 属性をオーバーライドします)。そうしない場合、NVDA のユーザーインターフェース言語が使用されます。
2011.2
このリリースにおけるハイライトには、変更可能な読み上げレベルや読み方のカスタマイズ、文字の説明読みを含む句読点及び記号読み上げの強化、すべて読み上げ中の行末の無音の抑制、Internet ExplorerにおけるARIA対応の強化、Adobe Reader内のXFA/LiveCycleのサポート強化、より多くのアプリケーションで書かれたテキストへのアクセス、画面上のテキストの書式情報へのアクセスが含まれています。
新機能
- 現在文字の確認コマンドをすばやく2度続けて押すことで、任意の文字の説明を聞くことができるようになりました。英語に関しては、この機能で標準的な英語アルファベットのフォネティック読みが行われます。表意文字である繁体字中国語のような言語では、指定された文字を利用する複数のフレーズの例が提供されます。また、現在単語の読み上げや現在行の読み上げコマンドを3度続けて押すと、単語や行が前述の説明を用いてスペル読みされます。
- 例えばMozilla Thunderbirdで直接書きこまれたテキストのような、アプリケーションのフラットレビューにおいて、より多くのテキストが見えるようになりました。
- いくつかのレベルから句読点や記号の通知方法を選択できるようになりました。 (#332)
- 句読点や他の記号が4戸以上連続している場合、繰り返し同じ記号を読む代わりに記号の個数を通知するようになりました。 (#43)
- 新しい点字の変換テーブル: ノルウェイご8点コンピューター点字、エチオピア語1級、スロベニア語1級、セルビア語1級を追加しました。 (#1456)
- すべて読み上げを実行中に、各行末で音声が不自然に一時停止しないようになりました。 (#149)
- (aria-sortプロパティーによって) Webブラウザー上で何かが並べ替えられた場合にそれを通知するようになりました。 (#1500)
- Unicodeによる点字のパターンが正しく点字ディスプレイに表示できるようになりました。 (#1505)
- Internet Explorer及びその他のMSHTMLコントローラーにおいて、フォーカスが (fieldsetで囲まれた) コントロールのグループ内に移動したときに、グループの名称 (legend) を読み上げるようになりました。 (#535)
- Internet Explorer及びその他のMSHTMLコントローラーにおいて、aria-labelledBy及びaria-describedByプロパティーに対応しました。
- Internet Explorer及びその他のMSHTMLコントローラーにおいて、ARIA list、gridcell、slider及びprogressbar controlのサポートが強化されました。
- 利用者自身が句読点及びその他の記号の発音と読み上げレベルを変更できるようになりました。
- Microsoft Excelにおいて、Ctrl+PageUpまたはCtrl+PageDownを使ってシート間を移動した場合、現在アクティブなシートの名称を通知するようになりました。 (#760)
- Microsoft Word内のテーブルをTabキーを使って移動している時、移動した先のセルを読み上げるようになりました。 (#159)
- テーブルセルの座行を通知するかどうかを、書式設定ダイアログで設定できるようになりました。 (#719)
- 画面上に書かれたテキストの書式と色を認識できるようになりました。
- Outlook Express、Windows Mail、Windows Live Mailのメッセージ一覧において、メッセージが未読であるかどうか及び、会話スレッドが閉じているか、開いているかを通知するようになりました。 (#868)
- eSpeakに高速読み上げ設定が追加され、3倍の速度で読み上げられるようになりました。
- Windows 7の時計からアクセスできる、カレンダーの日付及び時刻情報ダイアログのコントロールをサポートしました。 (#1637)
- MDV Lilli点字ディスプレイ用の追加のキー割り当てを追加しました。 (#241)
- 新しい言語: ブルガリア語、アルバニア語を追加しました。
変更点
- テキストカーソルをレビューカーソルに移動するには、「ナビゲーターオブジェクトへフォーカスを移動」スクリプト(デスクトップ配列では NVDA+shift+numpadMinus、ラップトップ配列では NVDA+shift+backspace)を、すばやく連続して2回押します。これにより、キーボード上のより多くのキーを割り当てに利用できるようになります。 (#837)
- レビューカーソルの文字の10進数および16進数の表現を聞くには、これまでの2回ではなく3回「現在の文字を報告」を実行してください。2回押すと文字の説明が読み上げられるようになったためです。
- sSpeak音声エンジンを1.45.03に更新しました(#1465)
- フォーカスモード中、またはドキュメント外でフォーカスを移動した際、Mozilla Gecko アプリケーションにおいてレイアウトテーブルは読み上げられなくなりました。
- Internet Explorerおよびその他のMSHTMLコントロールでは、ARIAアプリケーション内のドキュメントでブラウズモードが機能するようになりました(#1452)
- liblouis 点訳エンジンを2.3.0に更新しました。
- ブラウズモードで、1文字ナビゲーションまたはフォーカスによってコントロールに移動した際、そのコントロールに説明がある場合は、その説明が読み上げられるようになりました。
- プログレスバーはブラウズモードで報告されるようになりました。
- Internet Explorer およびその他の MSHTML コントロールにおいて、ARIA ロールが presentation に設定されたノードは、シンプルレビューおよびフォーカス階層から除外されるようになりました。
- NVDA のユーザーインターフェイスおよびドキュメントでは、「仮想バッファ」を「ブラウズモード」と呼ぶようになりました。「仮想バッファ」という用語は、多くのユーザーにとって分かりにくいためです。(#1509)
- ログオン画面などで使用するためにユーザー設定をシステムプロファイルへコピーする場合、設定にカスタムプラグインが含まれていると、セキュリティ上のリスクがある旨の警告が表示されるようになった。 (#1426)
- NVDA サービスは、ユーザー入力デスクトップ上で NVDA を起動および停止しなくなりました。
- Windows XPおよびWindows Vistaでは、プラットフォームのアップデートで利用可能であっても、NVDAはUIオートメーションを利用できなくなりました。 UI オートメーションを使用すると、いくつかの近代的なアプリケーションのアクセシビリティを向上させることができます。しかし XPとVistaでは、使用中にフリーズやクラッシュが多く、パフォーマンスが低下していました。 (#1437)
- Mozilla Gecko 2 以降を使用するアプリ (Firefox 4 以降など) では、 完全な読み込みが完了する前に、ブラウズモードでドキュメントを読み込むことができます。
- NVDAは、コンテナ内のコントロールにフォーカスが移動すると、コンテナの状態を通知するようになりました(例えば、読み込み中のドキュメントにフォーカスが移動すると、ビジー状態であることを通知します)。
- NVDAのユーザーインターフェイスとドキュメントでは、オブジェクトナビゲーションに関して「最初の子」と「親」という用語の使用をやめました。ユーザーの混乱を防ぐためです。
- サブメニューがあるメニュー項目で折り畳みを報告していた問題を修正しました。
- reportCurrentFormattingスクリプト(NVDA+f)が、テキストカーソルやフォーカスではなく、レビューカーソル位置の書式を読み上げるようになりました。既定でレビューカーソルはテキストカーソルに追従するため大半のユーザーは違いに気付かないでしょう。しかしこれによりフラットレビューなどでレビューカーソルを移動した際に書式を確認できるようになります。
バグ修正
- NVDA+スペースキーでフォーカスモードを強制している際、ブラウズモードドキュメント内のコンボボックスを折りたたんでもブラウズモードへ自動的に切り替わらなくなりました。 (#1386)
- Gecko (例: Firefox) および MSHTML (例: Internet Explorer) ドキュメントにおいて、これまで別々の行にレンダリングされていた特定のテキストが同一行に正しくレンダリングされるようになりました。 (#1378)
- 点字ディスプレイがレビューに追従し、手動またはフォーカス変更によってナビゲーターオブジェクトがブラウズモードドキュメントへ移動した際、点字ディスプレイにブラウズモードのコンテンツが適切に表示されるようになりました。 (#1406, #1407)
- 記号読み上げが無効な場合、一部の音声合成エンジン使用時に特定の記号が誤って読み上げられていた問題を修正しました。 (#332)
- Audiologic Tts3などの音声設定をサポートしていない音声エンジンの設定を読み込むときに問題が発生しなくなりました。(#1347)
- Skype Extrasメニューが正しく表示されるようになりました。 (#648)
- マウス設定ダイアログで「明るさコントロールの音量」チェックボックスをオンにしても、Aeroが有効なWindows VistaまたはWindows 7で画面上のマウス移動時にビープ音が大幅に遅延しなくなりました。 (#1183)
- NVDAがノートパソコンキーボード配列を使用するよう設定されている場合、
NVDA+deleteで現在のナビゲーターオブジェクトの寸法が、説明どおり通知されるようになりました。 (#1498)
- NVDAがInternet Explorerの文書で
aria-selected属性を適切に扱うようになりました。
- ブラウズモードの文書でNVDAが自動的にフォーカスモードに切り替えるとき、フォーカスのコンテキストに関する情報を通知するようになりました。例えば、リストボックス項目にフォーカスが移ると、最初にリストボックスが通知されます。 (#1491)
- Internet Explorerやその他のMSHTMLコントロールで、ARIAリストボックスコントロールがリスト項目ではなくリストとして扱われるようになりました。
- 読み取り専用の編集コントロールにフォーカスが移ると、NVDAが読み取り専用であることを通知するようになりました。 (#1436)
- ブラウズモードで、NVDAが読み取り専用の編集可能なテキストフィールドを正しく扱うようになりました。
- ブラウズモードの文書で
aria-activedescendantが設定されても、NVDAが誤ってフォーカスモードから切り替わらなくなりました。例えば、一部の自動補完コントロールで候補一覧が表示された場合です。
- Adobe Readerで、フォーカスを移動したときやブラウズモードでクイックナビゲーションを使用したときに、コントロール名が通知されるようになりました。
- Adobe ReaderのXFA PDF文書で、ボタン、リンク、画像が正しく表示されるようになりました。
- Adobe ReaderのXFA PDF文書で、すべての要素が別々の行に表示されるようになりました。これらの文書は構造が乏しく、広い範囲(場合によっては文書全体)が改行なしで表示されていたため、この変更が行われました。
- Adobe ReaderのXFA PDF文書で、編集可能なテキストフィールドにフォーカスを移したり、そこから移動したりするときの問題を修正しました。
- Adobe ReaderのXFA PDF文書で、フォーカスされたコンボボックスの値の変更が通知されるようになりました。
- Outlook Expressで色を選択するものなど、オーナー描画コンボボックスがNVDAで利用可能になりました。 (#1340)
- フランス語やドイツ語など、数字の桁区切りにスペースを使用する言語で、別々のテキストチャンクにある数字が1つの数字として読み上げられなくなりました。数字を含む表のセルで特に問題となっていました。 (#555)
- Internet Explorerやその他のMSHTMLコントロールで、ARIAロールがdescriptionのノードが編集フィールドではなく静的テキストとして分類されるようになりました。
- ブラウズモードの文書にフォーカスがあるときにTabキーを押すと発生していたさまざまな問題を修正しました(Internet ExplorerでTabキーにより誤ってアドレスバーに移動するなど)。 (#720, #1367)
- テキストを読み上げてリストに入るとき、NVDAが「listwith 5 items」ではなく、例えば「list with 5 items」のように読み上げるようになりました。 (#1515)
- 入力ヘルプモードでは、点字表示をスクロールして進む・戻るコマンドなど、スクリプトが入力ヘルプを迂回するジェスチャーもログに記録されます。
- 入力ヘルプモードでキーボードの修飾キーを押し続けても、NVDAがその修飾キー自体を修飾しているかのように通知しなくなりました。例えばNVDA+NVDAです。
- Adobe Readerの文書で、cまたはshift+cを押してコンボボックスに移動できるようになりました。
- 選択可能な表の行の選択状態が、リスト項目やツリービュー項目と同じ方法で通知されるようになりました。
- Firefoxやその他のGeckoアプリケーションのコントロールが、内容が画面外に移動していてもブラウズモードでアクティブ化できるようになりました。 (#801)
- メッセージダイアログの表示中にNVDA設定ダイアログを表示できなくなりました。この場合、設定ダイアログがフリーズしていたためです。 (#1451)
- Microsoft Excelで、キーを押し続けたりすばやく押したりしてセル間を移動・選択するときに遅延しなくなりました。
- セキュアなWindows画面でNVDAが停止する原因となっていたNVDAサービスの断続的なクラッシュを修正しました。
- 点字ディスプレイで、変更によって表示されていたテキストが消えることがあった問題を修正しました。(#1377)
- Internet Explorer 9 のダウンロードウィンドウが NVDA でナビゲートし、読むことができるようになりました。 (#1280)
- 同時に複数のNVDAのコピーを誤って開始することはもはや不可能です。(#507)
- 遅いシステムでは、NVDA はもはや、実行中にそのメインウィンドウを常に表示させません。(#726)
- WPFアプリケーションの起動時にWindows xPでNVDAがクラッシュしなくなりました。(#1437)
- レビューを含むすべてが、必要なすべての機能をサポートする UI オートメーションテキストコントロールで機能できるようになりました。 たとえば、XPS Viewerドキュメントのレビューですべて発言できるようになりました。
- NVDAは、Outlook Express/Windows Live Mailメッセージルールでリスト項目を不適切にクラスしません。今すぐダイアログをチェックボックスとして適用します。(#576)
- コンボ ボックスはサブメニューとして報告されなくなりました。
- NVDAはMicrosoft OutlookのTo、CC、BCCフィールドの受信者を読み取ることができるようになりました。(#421)
- NVDAの音声設定ダイアログで、スライダーの値を変更してもレポートされないことがある問題を修正しました。 (#1411)
- NVDAは、切断と貼り付けの後にExcelスプレッドシートで移動する際に新しいセルを発表することができなくなりました。(#1567)
- NVDAは、読み上げる色の数が増えても、色名の推測精度が低下しなくなりました。
- Internet Explorer およびその他の MSHTML コントロールにおいて、ARIA の role が presentation に設定された iframe を含む一部の特殊なページで、内容の一部を読み取れなかった問題を修正しました。 (#1569)
- Internet Explorer およびその他の MSHTML コントロールにおいて、フォーカスモード中にドキュメントと複数行の編集可能なテキストフィールドの間でフォーカスが無限に行き来し続けるまれな問題を修正しました。 (#1566)
- Microsoft Word 2010では、NVDAが確認ダイアログを自動的に読み取るようになりました。(#1538)
- Internet Explorer およびその他の MSHTML コントロールの複数行編集可能なテキストフィールドでは、最初の行の後の行の選択が正しく報告されるようになりました。(#1590)
- ブラウズモードやWindows編集コントロールを含む多くのケースで、単語単位での移動が改善されました。(#1580)
- NVDAインストーラには、Windows VistaおよびWindows 7の香港バージョンの文字化けしたテキストが表示されなくなりました。(#1596)
- 設定にその音声エンジンの項目が含まれているものの音声の設定が欠けている場合でも、Microsoft Speech API バージョン5の音声エンジンを読み込めなくなる問題が発生しないようになりました。 (#1599)
- Internet Explorer およびその他の MSHTML コントロールの編集可能なテキストフィールドにおいて、点字を有効にしても NVDA が遅延したりフリーズしたりする問題を修正しました。
- Firefoxのブラウズモードでは、NVDAはプレゼンテーションのARIAロールを持つフォーカス可能なノード内にあるコンテンツを含めることを拒否しなくなりました。
- Microsoft Wordで点字を有効にしている場合、2ページ目以降の各ページの行が正しく報告されるようになりました。 (#1603)
- Microsoft Word 2003で、点字を有効にすると右から左へ書くテキストの行を再び読み上げられるようになりました。 (#627)
- Microsoft Wordで、文書が文末の句点で終わっていない場合でも、すべて読み上げが正しく動作するようになりました。
- Windows Live Mail 2011でプレーンテキストのメッセージを開くと、NVDAがメッセージ文書に正しくフォーカスし、読み上げられるようになりました。
- Windows Live Mailの「移動」/「コピー」ダイアログで、NVDAが一時的にフリーズしたり読み上げなくなったりしなくなりました。 (#574)
- Outlook 2010で、NVDAがメッセージ一覧のフォーカスを正しく追従するようになりました。 (#1285)
- MDV Lilli点字ディスプレイで、一部のUSB接続問題が解決されました。 (#241)
- Internet Explorerやその他のMSHTMLコントロールで、特定の場合(リンクの後など)にブラウズモードでスペースが無視されなくなりました。
- Internet Explorerおよびその他のMSHTMLコントロールのブラウズモードで、余分な改行が一部削除されました。具体的には、displayスタイルがNoneのHTML要素が改行を強制しなくなりました。 (#1685)
- NVDAを起動できない場合でも、Windowsの重大な停止音の再生に失敗して重大なエラーメッセージがログファイルで上書きされなくなりました。
開発者向け変更
- 開発者向けドキュメントをSConsで生成できるようになりました。関連する依存関係を含む詳細は、ソース配布物のルートにあるreadme.txtを参照してください。
- ロケールで文字の説明を提供できるようになりました。詳細は開発者ガイドの「文字の説明」セクションを参照してください。 (#55)
- ロケールごとに、特定の句読点や記号の発音情報を提供できるようになりました。詳細は開発者ガイドの記号読み辞書のセクションをご覧ください。(#332)
- nvdaHelperDebugFlags SCons変数を使用して、複数のデバッグオプション付きでNVDAHelperをビルドできるようになりました。詳細はソース配布物のルートにあるreadme.txtを参照してください。 (#1390)
- 音声合成ドライバーに、テキストとインデックスだけでなく、読み上げるテキストおよび音声コマンドのシーケンスが渡されるようになりました。
- これにより、埋め込みインデックスやパラメーターの変更などが可能になります。
- ドライバーは
SynthDriver.speakText()やSynthDriver.speakCharacter()ではなく、SynthDriver.speak()を実装してください。
- SynthDriver.speak()が実装されていない場合は古いメソッドが使用されますが、非推奨であり、今後のリリースで削除されます。
gui.execute()は削除されました。代わりにwx.CallAfter()を使用してください。
- gui.scriptUIは削除されました。
- メッセージダイアログでは
wx.CallAfter(gui.messageBox, ...)を使用してください。
- その他のすべてのダイアログでは、実際のwxダイアログを使用してください。
- 新しい
gui.runScriptModalDialog()関数により、スクリプトからモーダルダイアログを簡単に使用できます。
- 音声合成エンジンドライバーがブール型設定に対応できるようになりました。SynthDriverHandler.BooleanSynthSettingを参照してください。
- SConsが、Authenticode署名にタイムスタンプを付けるためのタイムスタンプサーバーURLを指定する
certTimestampServer変数を受け付けるようになりました。 (#1644)
2011.1.1
このリリースでは、NVDA 2011.1で見つかったセキュリティ上およびその他の重要な問題をいくつか修正しています。
バグ修正
- ログオン画面、ロック画面、UAC画面、その他のセキュアなWindows画面で実行している場合、セキュリティリスクがあるためNVDAメニューの「寄付」項目が無効になりました。 (#1419)
- セキュアデスクトップ(ロック画面、UAC画面、Windowsログオン画面)では、セキュリティリスクとなるため、NVDAのユーザーインターフェイス内でコピーや貼り付けができなくなりました。 (#1421)
- Firefox 4で、含まれる仮想バッファーへ移動するコマンド(NVDA+control+space)が、Flashコンテンツなどの埋め込みオブジェクトから抜けるために正しく動作するようになりました。 (#1429)
- コマンドキーの読み上げが有効な場合、Shiftキーを押した文字がコマンドキーとして誤って読み上げられなくなりました。 (#1422)
- コマンドキーの読み上げが有効な場合、Shift以外の修飾キー(controlやaltなど)を押しながらスペースキーを押すと、コマンドキーとして通知されるようになりました。 (#1424)
- ログオン、ロック、UACなどのWindowsセキュアスクリーンで実行している場合、セキュリティリスクとなるためログ記録が完全に無効になりました。 (#1435)
- 入力ヘルプモードでは、スクリプトに割り当てられていないジェスチャーもログに記録されるようになりました(ユーザーガイドに合わせた動作です)。 (#1425)
2011.1
このリリースの主な変更点は、mIRC、PuTTY、Tera Term、SecureCRTでの新しいテキスト出力の自動通知、グローバルプラグイン対応、Microsoft Wordでの箇条書きと番号の通知、次または前の行へ移動するキーを含む点字ディスプレイ用キー割り当ての追加、Baum、HumanWare、APHの複数の点字ディスプレイ対応、IBM Lotus Symphonyのテキストコントロールなど一部のコントロールでの色の通知です。
新機能
- 一部のコントロールで色を通知できるようになりました。自動通知はドキュメント書式設定ダイアログで設定できます。テキスト書式の通知コマンド(NVDA+f)を使って、必要に応じて通知することもできます。
- 初期状態では、標準のIAccessible2編集可能テキストコントロール(Mozillaアプリケーションなど)、RichEditコントロール(WordPadなど)、IBM Lotus Symphonyのテキストコントロールに対応しています。
- 仮想バッファーで、ページ単位(shift+pageDownおよびshift+pageUp)または段落単位(shift+control+downArrowおよびshift+control+upArrow)で選択できるようになりました。 (#639)
- NVDAがmIRC、PuTTY、Tera Term、SecureCRTの新しいテキスト出力を自動的に通知するようになりました。 (#936)
- ユーザー入力ジェスチャーマップを1つ用意するだけで、NVDAの任意のスクリプトに新しいキー割り当てを追加したり、既存の割り当てを上書きしたりできるようになりました。 (#194)
- グローバルプラグインに対応しました。グローバルプラグインは、すべてのアプリケーションで動作する新しい機能をNVDAに追加できます。 (#281)
- CapsLockがオンのときにShiftキーを押しながら文字を入力すると、短いビープ音が鳴るようになりました。キーボード設定ダイアログで関連する新しいオプションのチェックを外すと無効にできます。 (#663)
- Microsoft Wordで行単位に移動したとき、手動改ページが通知されるようになりました。 (#758)
- Microsoft Wordで行単位に移動するとき、箇条書きと番号が読み上げられるようになりました。 (#208)
- 現在のアプリケーションのスリープモードを切り替えるコマンド(NVDA+shift+s)が追加されました。スリープモード(以前のセルフボイシングモード)は、特定のアプリケーションでNVDAのすべてのスクリーンリーダー機能を無効にします。独自の音声やスクリーンリーダー機能を提供するアプリケーションで便利です。このコマンドをもう一度押すとスリープモードが無効になります。
- 点字ディスプレイ用のキー割り当てが追加されました。詳細はユーザーガイドの「対応する点字ディスプレイ」セクションを参照してください。 (#209)
- For the convenience of third party developers, app modules as well as global plugins can now be reloaded without restarting NVDA. Use tools -> Reload plugins in the NVDA menu or NVDA+control+f3. (#544)
- NVDAが以前に訪問したウェブページに戻ったとき、直前にいた位置を記憶するようになりました。ブラウザーまたはNVDAを終了するまで有効です。 (#132)
- Handy Techの点字ディスプレイを、Handy Techユニバーサルドライバーをインストールせずに使用できるようになりました。 (#854)
- 複数のBaum、HumanWare、APH点字ディスプレイに対応しました。 (#937)
- Media Player Classic Home Cinemaのステータスバーが認識されるようになりました。
- Freedom Scientific Focus 40 Blue点字ディスプレイをBluetooth接続時にも使用できるようになりました。 (#1345)
変更点
- 通常は正しくない一部の状況(ほとんどのメニュー、実行中のアプリケーションバー、通知領域など)で、位置情報が既定で通知されなくなりました。ただし、オブジェクト表示設定ダイアログに追加されたオプションで再び有効にできます。
- キーボード以外の入力も扱うことを反映し、キーボードヘルプの名前が入力ヘルプに変更されました。
- 入力ヘルプが、スクリプトのコード位置を音声や点字で通知しなくなりました。これは分かりにくく、ユーザーには関係ないためです。ただし、開発者や上級ユーザー向けにログには記録されます。
- NVDAがフリーズしたことを検出すると、他のすべてのキーをシステムに渡していても、NVDA修飾キーの傍受を続けるようになりました。これにより、NVDAがフリーズしたことに気付かずNVDA修飾キーを押してCapsLockなどを意図せず切り替えることを防ぎます。 (#939)
- キーをそのまま渡すコマンドの使用後にキーを押し続けると、最後のキーを離すまで、キーリピートを含むすべてのキーがそのまま渡されるようになりました。
- NVDA修飾キーをすばやく2回押してそのキーをそのまま渡し、2回目の押下を保持すると、キーリピートもすべてそのまま渡されるようになりました。
- 音量大、音量小、ミュートの各キーが入力ヘルプで通知されるようになりました。これらのキーが何か分からない場合に役立ちます。
- NVDAの設定メニューにあるレビューカーソル項目のホットキーが、点字設定項目との競合を解消するためrからcに変更されました。
バグ修正
- 音声辞書に新しい項目を追加するとき、ダイアログのタイトルが「辞書項目の編集」ではなく「辞書項目の追加」になりました。 (#924)
- 音声辞書ダイアログで、辞書項目一覧の「正規表現」と「大文字と小文字を区別」の列の内容が常に英語ではなく、設定されたNVDAの言語で表示されるようになりました。
- AIMのツリービューで位置情報が通知されるようになりました。
- 音声設定ダイアログのスライダーで、上矢印/PageUp/Homeが設定値を増加させ、下矢印/PageDown/Endが減少させるようになりました。以前は逆で、論理的でなく音声設定リングとも一致していませんでした。 (#221)
- 仮想バッファーで画面レイアウトを無効にすると、余分な空行が表示されなくなりました。
- NVDA修飾キーをすばやく2回押しても、その間に別のキーを押していた場合は、2回目の押下でNVDA修飾キーがそのまま渡されなくなりました。
- 句読点の読み上げが無効でも、入力ヘルプで句読点キーが読み上げられるようになりました。 (#977)
- キーボード設定ダイアログで、キーボード配列名が常に英語ではなく、設定されたNVDAの言語で表示されるようになりました。 (#558)
- Adobe Reader文書で一部の項目が空として表示される問題を修正しました。例えば、Apple iPhone IOS 4.1ユーザーガイドの目次にあるリンクです。
- NVDAの一般設定ダイアログにある「現在保存されている設定をログオン画面やその他のセキュアスクリーンで使用」ボタンが、NVDAを新規インストールした直後でセキュアスクリーンがまだ表示されていない場合も機能するようになりました。以前はコピーに成功したと通知されましたが、実際には何も変わりませんでした。 (#1194)
- NVDA設定ダイアログを2つ同時に開けなくなりました。これにより、開いているダイアログが別の開いているダイアログに依存する問題が修正されます。例えば、「音声設定」ダイアログを開いているときに音声合成エンジンを変更する場合です。 (#603)
- UACが有効なシステムで、ユーザーアカウント名にスペースが含まれていても、NVDAの一般設定ダイアログにある「ログオン画面やその他のセキュアな画面で現在保存されている設定を使用」ボタンがUACプロンプト後に失敗しなくなりました。 (#918)
- Internet Explorerおよびその他のMSHTMLコントロールで、空のリンクを表示する代わりに、リンク名を決定する最後の手段としてURLを使用するようになりました。 (#633)
- NVDAがAOL Instant Messenger 7のメニューでフォーカスを無視しなくなりました。 (#655)
- Microsoft Wordのスペルチェックダイアログでエラーの正しいラベル(辞書にない、文法エラー、句読点など)が通知されるようになりました。以前はすべて文法エラーと通知されていました。 (#883)
- 点字ディスプレイを使用中にMicrosoft Wordで入力しても文字化けしたテキストが入力されなくなり、Word文書で点字タッチカーソルキーを押したときにまれにフリーズする問題も修正されました。 (#1212) ただし、点字ディスプレイを使用している場合、Word 2003以前ではアラビア語テキストを読み上げられなくなりました。 (#627)
- エディットフィールドでDeleteキーを押すと、変更を反映して点字ディスプレイのテキストやカーソルが常に適切に更新されるようになりました。 (#947)
- 複数のタブを開いているGecko2文書(Firefox 4など)の動的ページの変更が、NVDAに正しく反映されるようになりました。以前は最初のタブの変更だけが反映されていました。(Mozilla bug 610985)
- NVDAがMicrosoft Wordのスペルチェックダイアログで、文法エラーや句読点エラーの候補を正しく通知できるようになりました。 (#704)
- Internet Explorerおよびその他のMSHTMLコントロールで、NVDAが仮想バッファーの移動先アンカーを空のリンクとして表示しなくなりました。代わりに、これらのアンカーは本来のとおり非表示になります。 (#1326)
- 標準グループボックスウィンドウの周囲や内部でのオブジェクトナビゲーションが壊れたり非対称になったりしなくなりました。
- Firefoxおよびその他のGeckoベースのコントロールで、外側の文書より先に読み込みが完了した場合でも、NVDAがサブフレームに留まらなくなりました。
- Freedom Scientific Focus 40 Blue点字ディスプレイをBluetooth接続で使用できるようになりました。 (#1345)
- Windows XPのログオン画面で、選択したユーザーを変更するとユーザー名が再び通知されるようになりました。
- 行番号の通知を有効にした状態でWindowsコマンドコンソールのテキストを読み上げるときの問題を修正しました。
- 仮想バッファーの要素リストダイアログが晴眼者にも使いやすくなりました。すべてのコントロールが画面に表示されます。 (#1321)
- 音声辞書ダイアログの項目一覧が、目の見えるユーザーにも読みやすくなりました。画面上で全列を表示できる十分な大きさになりました。 (#90)
- ALVA BC640/BC680点字ディスプレイで、別のキーを離した後も押し続けているディスプレイキーをNVDAが無視しなくなりました。
- Adobe Reader Xで、タグのない文書のオプションを離れて処理ダイアログが表示される前にクラッシュしなくなりました。 (#1218)
- 保存した設定に戻すと、NVDAが適切な点字ディスプレイドライバーに切り替わるようになりました。 (#1346)
- Visual Studio 2008プロジェクトウィザードが再び正しく読み上げられるようになりました。 (#974)
- 実行ファイル名にASCII以外の文字を含むアプリケーションでも、NVDAが完全に動作しなくなることがなくなりました。 (#1352)
- AkelPadで折り返しを有効にして行単位で読み上げるとき、現在の行の末尾で次の行の最初の文字を読み上げなくなりました。
- Visual Studio 2005/2008のコードエディターで、入力した文字ごとにテキスト全体が読み上げられなくなりました。 (#975)
- NVDAを終了したときやディスプレイを変更したときに、一部の点字ディスプレイが正しく消去されない問題を修正しました。
- NVDAの起動時に初期フォーカスが2回読み上げられることがなくなりました。 (#1359)
開発者向け変更
- ソースツリーの準備、バイナリビルド、ポータブルアーカイブ、インストーラーなどの作成にSConsを使用するようになりました。詳細はソース配布物のルートにあるreadme.txtを参照してください。
- NVDAで使用するキー名(キーマップを含む)が、より分かりやすく論理的になりました。例えば
extendedUpの代わりにupArrow、priorの代わりにnumpadPageUpを使用します。一覧はvkCodesモジュールを参照してください。
- ユーザーからのすべての入力がinputCore.InputGestureインスタンスとして表現されるようになりました。 (#601)
- 各入力ソースは基底のInputGestureクラスをサブクラス化します。
- システムキーボードのキー押下がkeyboardHandler.KeyboardInputGestureクラスに包含されるようになりました。
- 点字ディスプレイのボタン、ホイール、その他のコントロールの押下は、
braille.BrailleDisplayGestureクラスのサブクラスで表されます。これらのサブクラスは各点字ディスプレイドライバーが提供します。
- 入力ジェスチャーは、インスタンスでScriptableObject.bindGesture()メソッドを使用するか、ジェスチャー識別子をスクリプト名に対応付けるクラスの__gestures辞書を使用してScriptableObjectにバインドされます。詳細はbaseObject.ScriptableObjectを参照してください。
- アプリモジュールにキーマップファイルはなくなりました。すべての入力ジェスチャー割り当てはアプリモジュール自体で行う必要があります。
- すべてのスクリプトがキー押下ではなくInputGestureインスタンスを受け取るようになりました。
- KeyboardInputGesturesはジェスチャーの
send()メソッドを使用してOSに送信できます。
- 任意のキー押下を送信するには、KeyboardInputGesture.fromName()でKeyboardInputGestureを作成し、そのsend()メソッドを使用する必要があります。
- ロケールで入力ジェスチャーマップファイルを提供し、NVDA内のどこにあるスクリプトにも新しい割り当てを追加したり、既存の割り当てを上書きしたりできるようになりました。 (#810)
- ロケールのジェスチャーマップはlocale\LANG\gestures.iniに配置します。LANGは言語コードです。
- ファイル形式の詳細は
inputCore.GlobalGestureMapを参照してください。
- 新しいLiveTextおよびTerminal NVDAObjectの動作により、新しいテキストを自動的に通知できるようになりました。詳細はNVDAObjects.behaviorsの各クラスを参照してください。 (#936)
- NVDAObjects.window.DisplayModelLiveTextオーバーレイクラスは、ディスプレイに書き込まれたテキストを取得する必要があるオブジェクトに使用できます。
- 使用例はmircおよびputtyのアプリモジュールを参照してください。
_defaultアプリモジュールはなくなりました。アプリモジュールは代わりにappModuleHandler.AppModule(基底のAppModuleクラス)をサブクラス化してください。
- スクリプトをグローバルにバインドし、NVDAObjectイベントを処理し、NVDAObjectオーバーレイクラスを選択できるグローバルプラグインに対応しました。 (#281) 詳細はglobalPluginHandler.GlobalPluginを参照してください。
- SynthDriverオブジェクトで、文字列設定用の
available*属性(availableVoicesやavailableVariantsなど)が、リストではなくIDをキーとするOrderedDictになりました。
- synthDriverHandler.VoiceInfoが音声の言語を指定するオプションの言語引数を受け取るようになりました。
- SynthDriverオブジェクトに、現在の音声の言語を指定する
language属性が追加されました。
- 基本実装ではavailableVoicesのVoiceInfoオブジェクトで指定された言語を使用します。これは音声ごとに1つの言語をサポートするほとんどの音声合成エンジンに適しています。
- 点字ディスプレイドライバーが拡張され、ボタン、ホイール、その他のコントロールをNVDAスクリプトにバインドできるようになりました:
- ドライバーはグローバル入力ジェスチャーマップを提供し、NVDA内のどこにあるスクリプトにも割り当てを追加できます。
- 点字ディスプレイドライバーは、ディスプレイ固有の機能を実行する独自のスクリプトも提供できます。
- 詳細は
braille.BrailleDisplayDriverと既存の点字ディスプレイドライバーの例を参照してください。
- AppModuleクラスの「selfVoicing」プロパティの名前が「sleepMode」に変更されました。
- アプリモジュールのイベント
event_appLoseFocusとevent_appGainFocusが、それぞれevent_appModule_loseFocusとevent_appModule_gainFocusに改名されました。アプリモジュールやツリーインターセプターとの命名規則を統一するためです。
- すべての点字ディスプレイドライバーがbraille.BrailleDisplayDriverWithCursorではなくbraille.BrailleDisplayDriverを使用するようになりました。
- カーソルがドライバーの外部で管理されるようになりました。
- 既存のドライバーでは、クラス宣言を変更し、_displayメソッドの名前をdisplayに変更するだけで済みます。
2010.2
このリリースの主な機能は、オブジェクトナビゲーションの大幅な簡素化、Adobe Flashコンテンツの仮想バッファー、画面に表示されたテキストを取得したこれまでアクセスできなかった多くのコントロールへのアクセス、画面テキストのフラットレビュー、IBM Lotus Symphony文書のサポート、Mozilla Firefoxでの表の行見出しと列見出しの通知、ユーザー向けドキュメントの大幅な改善です。
新機能
- レビューカーソルでのオブジェクト移動が大幅に簡単になりました。レビューカーソルは、レイアウト目的だけに使用されるオブジェクトや利用できないオブジェクトなど、ユーザーにとって役立たないオブジェクトを除外するようになりました。
- Java Access Bridgeを使用するアプリケーション(OpenOffice.orgなど)で、テキストコントロールの書式を通知できるようになりました。 (#358, #463)
- Microsoft Excelでセル上にマウスポインターを移動すると、NVDAがセルを適切に通知するようになりました。
- Java Access Bridgeを使用するアプリケーションで、ダイアログが表示されたときにダイアログのテキストが通知されるようになりました。 (#554)
- 仮想バッファーでAdobe Flashコンテンツを移動できるようになりました。オブジェクトナビゲーションと、フォーカスモードをオンにしてコントロールを直接操作する機能も引き続き使用できます。 (#453)
- Eclipse IDEのコードエディターなど、編集可能なテキストコントロールが利用可能になりました。Eclipse 3.6以降を使用する必要があります。 (#256, #641)
- NVDAが画面に表示されたほとんどのテキストを取得できるようになりました。 (#40, #643)
- これにより、より直接的または確実な方法で情報を提供しないコントロールも読み上げられます。
- この機能で利用可能になるコントロールには、アイコンを表示する一部のメニュー項目(Windows XPのファイルの「プログラムから開く」メニューなど) (#151)、Windows Liveアプリケーションの編集可能なテキストフィールド (#200)、Outlook Expressのエラー一覧 (#582)、TextPadの編集可能なテキストコントロール (#605)、Eudoraのリスト、Australian E-taxの多くのコントロール、Microsoft Excelの数式バーが含まれます。
- Microsoft Visual Studio 2005および2008のコードエディターに対応しました。少なくともVisual Studio Standardが必要で、Expressエディションでは動作しません。 (#457)
- IBM Lotus Symphony文書に対応しました。
- Google Chromeの初期実験的サポートを追加しました。Chromeのスクリーンリーダー対応はまだ不十分で、NVDAにも追加作業が必要な場合があります。試すにはChromeの最近の開発ビルドが必要です。
- 切り替えキー(CapsLock、NumLock、ScrollLock)を押したとき、その状態が点字で表示されるようになりました。 (#620)
- ヘルプバルーンが表示されたとき、点字でも表示されるようになりました。 (#652)
- MDV Lilli点字ディスプレイ用ドライバーが追加されました。 (#241)
- Microsoft ExcelでショートカットキーのShift+SpaceおよびControl+Spaceを使用して行全体または列全体を選択すると、新しい選択範囲が通知されるようになりました。 (#759)
- 表の行見出しと列見出しを通知できるようになりました。文書書式設定ダイアログで設定できます。
- 現在、Firefox(バージョン3.6.11以降)やThunderbird(バージョン3.1.5以降)など、Mozillaアプリケーションの文書で対応しています。 (#361)
- フラットレビュー用のコマンドが追加されました: (#58)
- NVDA+テンキー7でフラットレビューに切り替え、レビューカーソルを現在のオブジェクトの位置に置きます。テキストレビューコマンドで画面(または文書内にいる場合は文書)をレビューできます。
- NVDA+テンキー1で、レビューカーソルの位置のテキストが表すオブジェクトへレビューカーソルを移動します。そこからオブジェクト単位で移動できます。
- 一般設定ダイアログのボタンを押すと、現在のNVDAユーザー設定をログオン画面やUAC画面などのセキュアなWindows画面で使用するためにコピーできます。 (#730)
- Mozilla Firefox 4に対応しました。
- Microsoft Internet Explorer 9に対応しました。
変更点
- ナビゲーターオブジェクトによるすべて読み上げ(NVDA+テンキーのプラス)、フロー内の次のナビゲーターオブジェクト(NVDA+shift+テンキー6)、フロー内の前のナビゲーターオブジェクト(NVDA+shift+テンキー4)の各コマンドが、問題が多く、他の機能のためにキーを空ける目的で一時的に削除されました。
- NVDAの音声合成エンジンダイアログで、音声合成エンジンの表示名だけが一覧に表示されるようになりました。以前は内部的にのみ意味のあるドライバー名が前に付いていました。
- 別の仮想バッファー内の埋め込みアプリケーションや仮想バッファー(例:Flash)にいる場合、nvda+control+spaceを押して埋め込みアプリケーションまたは仮想バッファーから含まれる文書へ移動できるようになりました。以前はnvda+spaceを使用していましたが、現在nvda+spaceは仮想バッファーのブラウズ/フォーカスモード切り替え専用です。
- (ツールメニューで有効にした)音声ビューアにフォーカスがある場合(例えばクリックした場合)、フォーカスを移すまで新しいテキストはコントロールに表示されません。これにより、テキストを簡単に選択できます(例えばコピーする場合)。
- ログビューアーとPythonコンソールが起動時に最大化されるようになりました。
- Microsoft Excelでワークシートにフォーカスし、複数のセルが選択されている場合、アクティブセルだけでなく選択範囲が通知されるようになりました。 (#763)
- ログオン画面、UAC画面、その他のセキュアなWindows画面で実行している場合、設定の保存や一部の機密性の高いオプションの変更が無効になりました。
- eSpeak音声合成エンジンが1.44.03に更新されました。
- NVDAの実行中にデスクトップのNVDAショートカット(control+alt+nの押下を含む)をアクティブ化すると、NVDAが再起動するようになりました。
- マウス設定ダイアログの「マウス下のテキストを通知」チェックボックスを削除し、「マウス追跡を有効化」チェックボックスに置き換えました。マウス追跡の切り替えスクリプト(NVDA+m)により適合します。
- ノートパソコンキーボードレイアウトが更新され、デスクトップレイアウトで使用できるすべてのコマンドが含まれ、英語以外のキーボードでも正しく動作するようになりました。 (#798, #800)
- ユーザー向けドキュメントが大幅に改善・更新されました。ノートパソコンキーボードのコマンドの文書化や、キーボードコマンドクイックリファレンスとユーザーガイドの同期などが含まれます。 (#455)
- Liblouis点字翻訳エンジンが2.1.1に更新されました。特に、中国語点字と翻訳テーブルで未定義の文字に関する問題が修正されました。 (#484, #499)
バグ修正
- In μTorrent, the focused item in the torrents list no longer reports repeatedly or steals focus when a menu is open.
- In μTorrent, the names of the files in the Torrent Contents list are now reported.
- Mozillaアプリケーションで、空の表やツリーにフォーカスが移ったときも正しく検出されるようになりました。
- Mozillaアプリケーションで、チェック可能な表セルなどのコントロールについて「未チェック」が正しく通知されるようになりました。 (#571)
- Mozillaアプリケーションで、正しく実装されたARIAダイアログのテキストが無視されず、ダイアログの表示時に通知されるようになりました。 (#630)
- Internet Explorerおよびその他のMSHTMLコントロールで、ARIAレベル属性が正しく処理されるようになりました。
- Internet Explorerやその他のMSHTMLコントロールで、より正確で予測可能なARIA体験を提供するため、他の種類の情報よりARIAロールが優先されるようになりました。
- フレームやiFrameを移動するときにInternet Explorerがまれにクラッシュする問題を修正しました。
- Microsoft Word文書で、アラビア語など右から左へ書く行を再び読み上げられるようになりました。 (#627)
- 64ビットシステムのWindowsコマンドコンソールで大量のテキストを表示したときの遅延が大幅に減少しました。 (#622)
- NVDAの起動時にSkypeがすでに起動していても、アクセシビリティを有効にするためSkypeを再起動する必要がなくなりました。システムのスクリーンリーダーフラグを確認する他のアプリケーションにも当てはまる場合があります。
- Microsoft Officeアプリケーションで、フォアグラウンドウィンドウの読み上げ(NVDA+b)を押したときやツールバーの一部のオブジェクトを移動したときにNVDAがクラッシュしなくなりました。 (#616)
- 区切り記号の後に0を含む数字(例:1,023)が誤って読み上げられる問題を修正しました。 (#593)
- Adobe Acrobat ProおよびReader 9で、ファイルを閉じるときや特定の操作を行うときにクラッシュしなくなりました。 (#613)
- Microsoft Wordなど一部の編集可能なテキストコントロールでcontrol+aを押してすべてのテキストを選択したとき、選択範囲が通知されるようになりました。 (#761)
- Scintillaコントロール(Notepad++など)で、すべて読み上げ中などにNVDAがテキストカーソルを移動しても、テキストが誤って選択されなくなりました。 (#746)
- レビューカーソルでMicrosoft Excelのセル内容をレビューできるようになりました。
- Internet Explorer 8の一部の問題のあるtextAreaフィールドで、NVDAが再び行単位で読み上げられるようになりました。 (#467)
- NVDAの実行中にWindows Live Messenger 2009を起動しても、すぐに終了しなくなりました。 (#677)
- ウェブブラウザーで、埋め込みオブジェクト(Flashコンテンツなど)でEnterキーを押した後や、別のアプリケーションから戻った後に、埋め込みオブジェクトを操作するためTabキーを押す必要がなくなりました。 (#775)
- Scintillaコントロール(Notepad++など)で、長い行が画面外へスクロールしても行頭が切り捨てられなくなりました。また、これらの長い行を選択すると点字で正しく表示されます。
- Loudtalksで連絡先一覧にアクセスできるようになりました。
- Internet Explorerおよびその他のMSHTMLコントロールで、文書のURLや「MSAAHTML Registered Handler」が誤って通知されることがなくなりました。 (#811)
- Eclipse IDEのツリービューで、新しい項目にフォーカスが移ったとき、以前フォーカスされていた項目が誤って通知されなくなりました。
- 現在の作業フォルダーがDLL検索パスから除外されたシステム(CWDIllegalInDllSearchレジストリエントリを0xFFFFFFFFに設定)でもNVDAが正しく動作するようになりました。これはほとんどのユーザーには関係ありません。 (#907)
- Microsoft Wordで表の外で表ナビゲーションコマンドを使用したとき、「表の外」に続けて「表の端」と読み上げられなくなりました。 (#921)
- Microsoft Wordで表の端にいるため表移動コマンドで移動できない場合、「表の端」が常に英語ではなく、設定されたNVDAの言語で読み上げられるようになりました。 (#921)
- Outlook Express、Windows Mail、Windows Live Mailで、メッセージルール一覧のチェックボックスの状態が通知されるようになりました。 (#576)
- Windows Live Mail 2010でメッセージルールの説明を読み上げられるようになりました。
2010.1
このリリースは主にバグ修正と操作性の改善に重点を置き、安定性に関する重要な修正も含まれます。
新機能
- 音声出力デバイスがないシステムでも、NVDAが起動に失敗しなくなりました。この場合、出力には点字ディスプレイ、または音声ビューアと組み合わせたSilence音声合成エンジンを使用する必要があります。 (#425)
- 文書書式設定ダイアログに「ランドマークを通知」チェックボックスが追加され、ウェブ文書のランドマークをNVDAが通知するか設定できるようになりました。以前のリリースとの互換性のため、既定でオンです。
- コマンドキーの読み上げが有効な場合、多くのキーボードでマルチメディアキー(再生、停止、ホームページなど)を押すと、その名前が通知されるようになりました。 (#472)
- NVDAが対応コントロールでcontrol+Backspaceを押したとき、削除された単語を通知するようになりました。 (#491)
- Web formatorウィンドウで、矢印キーを使ってテキストを移動・読み上げられるようになりました。 (#452)
- Microsoft Office Outlookのアドレス帳でエントリ一覧に対応しました。
- NVDAがInternet Explorerの埋め込み編集可能(デザインモード)文書をより適切にサポートするようになりました。 (#402)
- 新しいスクリプト(nvda+shift+テンキーのマイナス)で、システムフォーカスを現在のナビゲーターオブジェクトへ移動できるようになりました。
- マウスの左ボタンと右ボタンをロックおよびロック解除する新しいスクリプトが追加されました。ドラッグアンドドロップ操作に便利です。左ボタンはshift+numpadDivide、右ボタンはshift+numpadMultiplyでロック・ロック解除します。
- 新しい点字翻訳テーブル:ドイツ語8点コンピューター点字、ドイツ語2級、フィンランド語8点コンピューター点字、中国語(香港、広東語)、中国語(台湾、マンダリン)。 (#344, #369, #415, #450)
- NVDAのインストール時にデスクトップショートカット(およびショートカットキー)を作成しないよう設定できるようになりました。 (#518)
- NVDAが64ビットアプリケーションでIAccessible2が存在する場合に使用できるようになりました。 (#479)
- Mozillaアプリケーションのライブリージョンのサポートが向上しました。 (#246)
- アプリケーションからNVDAを制御できるNVDA Controller Client APIが提供されました。例えば、テキストの読み上げ、読み上げの停止、点字でのメッセージ表示などが可能です。
- Windows VistaおよびWindows 7のログオン画面で、情報メッセージとエラーメッセージが読み上げられるようになりました。 (#506)
- Adobe Readerで、Adobe LiveCycleで作成されたPDFインタラクティブフォームに対応しました。 (#475)
- Miranda IMで、動的コンテンツの変化の通知が有効な場合、チャットウィンドウで受信メッセージが自動的に読み上げられるようになりました。また、直近3件のメッセージを通知するコマンド(NVDA+control+数字)が追加されました。 (#546)
- Adobe Flashコンテンツの入力テキストフィールドに対応しました。 (#461)
変更点
- Windows 7のスタートメニューで非常に冗長なキーボードヘルプメッセージが通知されなくなりました。
- Display音声合成エンジンが新しいスピーチビューアーに置き換えられました。起動するにはツールメニューからスピーチビューアーを選択します。スピーチビューアーは使用中の音声合成エンジンに関係なく使用できます。 (#44)
- 点字ディスプレイのメッセージが表示されているとき、フォーカス移動などの変化を引き起こすキーを押すと、メッセージが自動的に消えるようになりました。以前は設定された時間まで常に表示されていました。
- 点字をフォーカスまたはレビューカーソルに追従させる設定(NVDA+control+t)を点字設定ダイアログでも変更できるようになり、ユーザー設定にも保存されるようになりました。
- eSpeak音声合成エンジンが1.43に更新されました。
- Liblouis点字翻訳エンジンが1.8.0に更新されました。
- 仮想バッファーで文字または単語単位に移動したときの要素通知が大幅に改善されました。以前は大量の無関係な情報が通知され、行単位で移動したときと大きく異なっていました。 (#490)
- Controlキーが音声を一時停止するのではなく、他のキーと同様に読み上げを停止するようになりました。音声を一時停止または再開するにはShiftキーを使用します。
- フォーカス変更を通知するとき、表の行数と列数が読み上げられなくなりました。この通知は冗長で、通常は役に立たないためです。
バグ修正
- UI Automationのサポートが利用可能に見えても何らかの理由で初期化に失敗した場合、NVDAが起動に失敗しなくなりました。 (#483)
- Mozillaアプリケーションでセル内にフォーカスを移動したとき、表の行全体が誤って通知されることがなくなりました。 (#482)
- 大量のサブ項目を含むツリービュー項目を展開しても、NVDAが長時間遅延しなくなりました。
- SAPI 5の音声一覧を取得するとき、NVDAが問題のある音声を検出して音声設定ダイアログと音声設定リングから除外するようになりました。以前は、問題のある音声が1つだけでもSAPI 5ドライバーが起動に失敗することがありました。
- 仮想バッファーが、オブジェクト表示ダイアログの「オブジェクトショートカットキーを通知」設定に従うようになりました。 (#486)
- 仮想バッファーで表の通知が無効な場合、行見出しと列見出しの行番号や列番号が誤って読み上げられなくなりました。
- 新しい点字翻訳テーブル: ドイツ語8点コンピューター点字、ドイツ語2級、フィンランド語8点コンピューター点字、中国語(香港、広東語)、中国語(台湾、マンダリン)。 (#344, #369, #415, #450)
- Microsoft Word文書とMicrosoft HTML編集コントロールの空行が、点字ディスプレイに適切に表示されるようになりました。以前は、このような場合にNVDAが現在の行ではなく現在の文をディスプレイに表示していました。 (#420)
- Windowsログオン画面やその他のセキュアデスクトップでNVDAを実行するときの、複数のセキュリティ問題を修正しました。 (#515)
- 標準WindowsエディットフィールドおよびMicrosoft Word文書で、画面下端を越えるすべて読み上げを実行したとき、テキストカーソルの位置が正しく更新されるようになりました。 (#418)
- 仮想バッファーで、スクリーンリーダーに無関係とマークされたリンクやクリック可能な要素内の画像について、テキストが誤って含まれなくなりました。 (#423)
- ノートパソコンキーボードレイアウトを修正しました。 (#517)
- 点字をレビューカーソルに追従させている場合、DOSコンソールウィンドウにフォーカスすると、レビューカーソルでコンソール内のテキストを正しく移動できるようになりました。
- TeamTalk3またはTeamTalk4 Classicの使用中、メインウィンドウのVUメータープログレスバーが更新時に通知されなくなりました。また、受信チャットウィンドウで特殊文字を正しく読み上げられるようになりました。
- Windows 7のスタートメニューで項目が2回読み上げられなくなりました。 (#474)
- Firefox 3.6で同一ページ内リンクをアクティブ化すると、仮想バッファーのカーソルがページ内の正しい位置に移動するようになりました。
- 一部のPDF文書でAdobe Readerの一部のテキストが表示されない問題を修正しました。
- NVDAが、500-1000など、ダッシュで区切られた特定の数字を誤って読み上げなくなりました。 (#547)
- Windows XPで、Windows Updateのチェックボックスを切り替えてもNVDAがInternet Explorerをフリーズさせなくなりました。 (#477)
- 内蔵eSpeak音声合成エンジンを使用している場合、音声とビープ音を同時に出力しても、一部のシステムで断続的にフリーズしなくなりました。例えば、Windowsエクスプローラーで大量のデータをコピーするときに特に顕著でした。
- Firefox文書がバックグラウンドにあるとき、更新や再読み込みなどでビジー状態になってもNVDAが通知しなくなりました。これにより、フォアグラウンドアプリケーションのステータスバーが誤って通知される問題も修正されました。
- Windowsのキーボード配列を切り替えるとき(control+shiftまたはalt+shift)、配列の完全な名前が音声と点字の両方で通知されるようになりました。以前は音声でのみ通知され、代替配列(Dvorakなど)はまったく通知されませんでした。
- 表の通知が無効な場合、フォーカスが変わっても表の情報が通知されなくなりました。
- 64ビットアプリケーションの一部の標準ツリービューコントロール(Microsoft HTML Helpの目次ツリービューなど)が利用可能になりました。 (#473)
- ASCII以外の文字を含むメッセージのログ記録に関する問題を修正しました。英語以外のシステムで、誤ったエラーが発生することがありました。 (#581)
- NVDAについてダイアログの情報が、常に英語ではなく、ユーザーが設定した言語で表示されるようになりました。 (#586)
- 以前の音声より設定項目が少ない音声に変更した後、音声設定リングを使用しても問題が発生しなくなりました。
- Skype 4.2で、連絡先一覧の連絡先名が2回読み上げられなくなりました。
- GUIと仮想バッファーで発生する可能性のある重大なメモリリークをいくつか修正しました。 (#590, #591)
- NVDAで頻繁なエラーやクラッシュを引き起こす一部のSAPI 4音声合成エンジンの深刻な問題に対処しました。 (#597)
2009.1
このリリースの主な変更点は、Windows 64ビット版対応、Microsoft Internet ExplorerおよびAdobe Reader文書の大幅な対応改善、Windows 7対応、Windowsログオン画面・control+alt+delete画面・ユーザーアカウント制御(UAC)画面の読み上げ、ウェブページのAdobe FlashおよびSun Javaコンテンツ操作対応です。安定性と全体的な操作性に関する重要な修正と改善も行われました。
新機能
- Windows 64ビット版を正式にサポートしました。 (#309)
- Newfon音声合成エンジン用ドライバーが追加されました。特別なバージョンのNewfonが必要です。 (#206)
- 仮想バッファーで、フォーカスモードとブラウズモードを音声の代わりに音で通知できるようになりました。既定で有効です。仮想バッファー設定ダイアログで設定できます。 (#244)
- NVDAがキーボードの音量調整キーを押しても読み上げをキャンセルしなくなり、音量を変更してすぐに実際の結果を聞けるようになりました。 (#287)
- Microsoft Internet ExplorerおよびAdobe Reader文書のサポートを全面的に書き直しました。このサポートはMozilla Geckoに使用されるコアサポートと統合され、高速なページ表示、豊富なクイックナビゲーション、リンク一覧、テキスト選択、自動フォーカスモード、点字サポートなどの機能がこれらの文書でも利用できるようになりました。
- Windows Vistaの「日付と時刻のプロパティ」ダイアログにある日付選択コントロールのサポートが向上しました。
- Windows XP/Vistaの新しいスタートメニュー(すべてのプログラムと場所のメニュー)への対応が改善されました。適切なレベル情報が通知されるようになりました。
- マウス設定ダイアログで、マウス移動時に通知するテキスト量を設定できるようになりました。段落、行、単語、文字から選択できます。
- Microsoft Wordでテキストカーソル下のスペルミスを通知します。
- Microsoft Word 2007のスペルチェッカーに対応しました。以前のMicrosoft Wordバージョンでも部分的に対応する場合があります。
- Windows Live メールのサポートが向上しました。プレーンテキストメッセージを読み上げられるようになり、プレーンテキストとHTMLメッセージの作成画面を使用できるようになりました。
- Windows Vistaで、UAC確認ダイアログの表示またはcontrol+alt+deleteの押下によりセキュアデスクトップへ移動すると、NVDAがセキュアデスクトップに移動したことを通知します。
- NVDAがDOSコンソールウィンドウ内のマウスポインター下のテキストを通知できるようになりました。
- Windows 7で利用できるUI AutomationクライアントAPIによるUI Automationをサポートし、Windows 7でのNVDAの操作性を向上させる修正を行いました。
- Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に起動するよう設定できるようになりました。設定は一般設定ダイアログにあります。
- Windows XP以降で、Windowsログオン画面、control+alt+delete画面、ユーザーアカウント制御(UAC)画面などのセキュアなWindows画面をNVDAが読み上げられるようになりました。Windowsログオン画面の読み上げは一般設定ダイアログで設定できます。 (#97)
- Optelec ALVA BC6シリーズ点字ディスプレイ用ドライバーが追加されました。
- ウェブ文書の閲覧時に、nとshift+nを押して、それぞれリンクのまとまりを前後にスキップできるようになりました。
- ウェブ文書の閲覧時にARIAランドマークが通知され、dとshift+dでそれぞれ前後のランドマークへ移動できるようになりました。 (#192)
- ウェブ文書の閲覧時に使用できるリンク一覧ダイアログが要素リストダイアログに変更され、リンク、見出し、ランドマークを一覧表示できるようになりました。見出しとランドマークは階層構造で表示されます。 (#363)
- 新しい要素リストダイアログには「フィルター」フィールドがあり、入力したテキストを含む項目だけを一覧表示できます。 (#173)
- NVDAのポータブル版が、NVDAフォルダー内の「userConfig」フォルダーをユーザー設定として使用するようになりました。インストール版と同様に、ユーザー設定がNVDA本体から分離されます。
- カスタムアプリモジュール、点字ディスプレイドライバー、音声合成エンジンドライバーをユーザー設定フォルダーに保存できるようになりました。 (#337)
- 仮想バッファーがバックグラウンドで表示されるようになり、表示中もある程度システムを操作できるようになりました。表示に1秒以上かかる場合は、文書を表示中であることが通知されます。
- NVDAが何らかの理由でフリーズしたことを検出すると、システムを復旧できる可能性を高めるため、すべてのキー入力を自動的にそのまま渡すようになりました。
- Mozilla GeckoのARIAドラッグアンドドロップに対応しました。 (#239)
- 仮想バッファー内でフォーカスを移動すると、文書タイトルと現在の行または選択範囲が読み上げられるようになりました。これにより、仮想バッファーへフォーカスを移動したときの動作が通常の文書オブジェクトと一貫するようになりました。 (#210)
- 仮想バッファーで、オブジェクト上でEnterを押すと、埋め込みオブジェクト(Adobe FlashやSun Javaコンテンツなど)を操作できるようになりました。アクセス可能な場合は、他のアプリケーションと同様にTabで移動できます。文書にフォーカスを戻すにはNVDA+Spaceを押します。 (#431)
- 仮想バッファーでoとshift+oを押すと、それぞれ次または前の埋め込みオブジェクトへ移動します。
- NVDAがWindows Vista以降で管理者として実行されているアプリケーションに完全にアクセスできるようになりました。この機能にはNVDAの正式版をインストールする必要があります。ポータブル版とスナップショットでは動作しません。 (#397)
変更点
- NVDAの起動時に「NVDA起動」が通知されなくなりました。
- 起動音と終了音が、Windowsの既定の音声出力デバイスではなく、NVDAで設定された音声出力デバイスを使用して再生されるようになりました。 (#164)
- 進捗バーの通知が改善されました。特に、NVDAが音声とビープ音の両方で同時に通知するよう設定できるようになりました。
- ペイン、アプリケーション、フレームなどの一般的な役割は、コントロールに名前がない場合を除き、フォーカス時に通知されなくなりました。
- レビューカーソルのコピーコマンド(NVDA+f10)が、開始マーカーから現在のレビュー位置まで(現在位置を含む)のテキストをコピーするようになりました。これにより、以前はできなかった行末の文字もコピーできます。 (#430)
- navigatorObject_whereスクリプト(ctrl+NVDA+テンキー5)が削除されました。このキーの組み合わせは一部のキーボードで動作せず、スクリプトもあまり有用ではありませんでした。
- navigatorObject_currentDimentionsスクリプトがNVDA+テンキーDeleteに再割り当てされました。以前のキーの組み合わせは一部のキーボードで動作しませんでした。このスクリプトは右端/下端の座標ではなく、オブジェクトの幅と高さも通知するようになりました。
- 短時間に多数のビープ音が鳴る場合(音声による座標通知を有効にした状態でマウスを速く移動するなど)の性能が向上しました。特にネットブックで改善されています。 (#396)
- NVDAのエラー音がリリース候補版と正式版で再生されなくなりました。エラーは引き続きログに記録されます。
バグ修正
- NVDAを8.3形式のDOSパスから実行し、対応する長いパス(例:progra~1とProgram Files)にインストールされている場合でも、インストール版として正しく認識し、ユーザー設定を正しく読み込むようになりました。
- メニュー内でも、nvda+tで現在のフォアグラウンドウィンドウのタイトルを読み上げられるようになりました。
- 点字で、ラベルのないペインなど、フォーカスコンテキスト内の役に立たない情報が表示されなくなりました。
- JavaやLotusアプリケーションで、ルートペイン、レイヤードペイン、スクロールペインなど、フォーカス変更時の役に立たない情報を通知しなくなりました。
- Windowsヘルプ(CHM)ビューアーのキーワード検索フィールドが使いやすくなりました。このコントロールの不具合により現在のキーワードが継続的に変化し、読み上げられなかった問題に対処しました。
- 文書でページ番号が特定の値にずらされている場合でも、Microsoft Wordで正しいページ番号を通知するようになりました。
- Microsoft Wordのダイアログ(フォントダイアログなど)にある編集フィールドのサポートが向上しました。矢印キーでこれらのコントロールを移動できるようになりました。
- DOSコンソールのサポートが向上しました。具体的には、以前は空白と認識していた一部のコンソールの内容をNVDAが読み上げられるようになりました。control+breakを押してもNVDAが終了しなくなりました。
- Windows Vista以降で、NVDAインストーラーの完了画面からNVDAを起動するよう指定した場合、通常のユーザー権限で起動するようになりました。
- 入力した単語の読み上げが有効な場合、Backspaceが正しく処理されるようになりました。 (#306)
- WindowsエクスプローラーやWindowsシェルの一部のコンテキストメニューで「スタートメニュー」と誤って通知しなくなりました。 (#257)
- Mozilla Geckoで他に有用な内容がない場合、NVDAがARIAラベルを正しく処理するようになりました。 (#156)
- NVDA no longer incorrectly enables focus mode automatically for editable text fields which update their value when the focus changes; e.g. https://tigerdirect.com/. (#220)
- NVDAが以前は完全なフリーズを引き起こしていた一部の状況から復旧を試みるようになりました。フリーズの検出と復旧に最大10秒かかる場合があります。
- NVDAの言語が「ユーザーの既定」に設定されている場合、Windowsのロケール設定ではなくユーザーのWindows表示言語設定を使用するようになりました。 (#353)
- NVDAがAIM 7のコントロールの存在を認識するようになりました。
- キーをそのまま渡すコマンドでキーを押し続けても、コマンドがスタックしなくなりました。以前は、この状態になるとNVDAがコマンドを受け付けなくなり、再起動が必要でした。 (#413)
- タスクバーがフォーカスを受け取ったときに無視されなくなりました。これはアプリケーションを終了したときによく発生します。以前は、NVDAがフォーカスがまったく変わっていないかのように動作していました。
- OpenOffice.orgなどJava Access Bridgeを使用するアプリケーションのテキストフィールドで、行番号の通知を有効にしてもNVDAが正しく動作するようになりました。
- レビューカーソルの開始マーカーより前の位置でレビューカーソルのコピーコマンド(NVDA+f10)を使用しても、適切に処理されるようになりました。以前は、Notepad++のクラッシュなどの問題が発生することがありました。
- 特定の制御文字(0x1)がテキストに含まれていても、音量や音程が変化するなどeSpeakが不安定な動作をしなくなりました。 (#437)
- テキスト選択をサポートしないオブジェクトで、選択範囲の通知コマンド(NVDA+shift+上矢印)を実行すると、選択範囲がないことが適切に通知されるようになりました。
- Miranda-IMの一部のボタンやリンクでEnterキーを押すとNVDAがフリーズする問題を修正しました。 (#440)
- 現在のナビゲーターオブジェクトのスペル読み上げやコピーで、現在の行または選択範囲が正しく使用されるようになりました。
- WindowsエクスプローラーおよびInternet Explorerのダイアログで、リンクコントロール名の後に意味不明な文字列が読み上げられるWindowsの問題に対処しました。 (#451)
- 日付と時刻の通知コマンド(NVDA+f12)の問題を修正しました。以前は、一部のシステムで日付の通知が途中で切れていました。 (#471)
- セキュアなWindows画面を操作した後に、システムのスクリーンリーダーフラグが不適切にクリアされることがある問題を修正しました。この問題により、Skype、Adobe Reader、Jartなどスクリーンリーダーフラグを確認するアプリケーションで問題が発生することがありました。 (#462)
- Internet Explorer 6のコンボボックスで、項目が変更されたときにアクティブな項目が通知されるようになりました。 (#342)
0.6p3
新機能
- Microsoft Excelの数式バーはNVDAから利用できないため、セルでF2を押したときに編集用のNVDA専用ダイアログを表示するようになりました。
- Mozillaアプリケーションを含むIAccessible2テキストコントロールで、書式情報に対応しました。
- 可能な場合にスペルミスを通知できるようになりました。この設定は文書書式設定ダイアログで変更できます。
- すべてまたは表示中の進捗バーでビープ音を鳴らすよう設定できるようになりました。また、進捗バーの値を10%ごとに読み上げるよう設定することもできます。
- リッチエディットコントロールでリンクを識別できるようになりました。
- ほとんどの編集可能なテキストコントロールで、レビューカーソル下の文字へマウスポインターを移動できるようになりました。以前はコントロール中央にしか移動できませんでした。
- 仮想バッファーで、レビューカーソルがナビゲーターオブジェクトの内部テキストだけでなく、バッファーのテキストをレビューするようになりました。これにより、オブジェクトナビゲーションを使用して仮想バッファーを階層的に移動すると、レビューカーソルもバッファー内のその位置へ移動します。
- Javaコントロールの追加の状態に対応しました。
- タイトルコマンド(NVDA+t)を2回押すとタイトルのスペルを読み上げ、3回押すとクリップボードにコピーするようになりました。
- キーボードヘルプで、単独で押したときの修飾キー名が読み上げられるようになりました。
- キーボードヘルプで読み上げられるキー名を翻訳できるようになりました。
- SiRecognizerの認識結果テキストフィールドに対応しました。 (#198)
- 点字ディスプレイに対応しました!
- Windowsクリップボードのテキストを通知するコマンド(NVDA+c)が追加されました。 (#193)
- 仮想バッファーでNVDAが自動的にフォーカスモードに切り替わった場合、Escapeキーでブラウズモードに戻れるようになりました。NVDA+Spaceも引き続き使用できます。
- 仮想バッファーでフォーカスが変わったとき、またはテキストカーソルが移動したとき、テキストカーソル下のコントロールに応じてNVDAが自動的にフォーカスモードまたはブラウズモードに切り替わるようになりました。この設定は仮想バッファー設定ダイアログで変更できます。 (#157)
- SAPI4音声合成エンジンドライバーが書き直され、sapi4serotekおよびsapi4activeVoiceドライバーに置き換わりました。これらのドライバーで発生していた問題が修正されました。
- NVDAアプリケーションにマニフェストが含まれるようになり、Windows Vistaで互換モードで動作しなくなりました。
- NVDAをインストーラーでインストールした場合、設定ファイルと音声辞書がユーザーのアプリケーションデータフォルダーに保存されるようになりました。これはWindows Vistaに必要であり、複数ユーザーが個別のNVDA設定を持てるようにもします。
- IAccessible2コントロールの位置情報に対応しました。
- レビューカーソルを使用してテキストをクリップボードにコピーできるようになりました。NVDA+f9でレビューカーソルの現在位置に開始マーカーを設定し、NVDA+f10で開始マーカーとレビューカーソルの現在位置の間のテキストを取得してクリップボードにコピーします。 (#240)
- Pinacle TVソフトウェアの一部の編集コントロールに対応しました。
- 長い選択範囲(512文字以上)の読み上げで、選択範囲全体ではなく選択文字数を読み上げるようになりました。 (#249)
変更点
- 音声出力デバイスにWindowsの既定デバイス(Microsoft Sound Mapper)を使用するよう設定した場合、既定デバイスが変更されると、NVDAがeSpeakと音の出力先を新しい既定デバイスに切り替えるようになりました。例えば、USBオーディオデバイスを接続して自動的に既定になると、NVDAがそのデバイスに切り替えます。
- 一部のWindows VistaオーディオドライバーでeSpeakの性能を向上させました。
- リンク、見出し、表、リスト、引用の通知を文書書式設定ダイアログで設定できるようになりました。以前は、仮想バッファーでこれらを設定するには仮想バッファー設定ダイアログを使用していました。現在はすべての文書でこの設定を共有します。
- 音声合成エンジン設定リングの既定の設定が速度になりました。
- アプリモジュールの読み込みとアンロードを改善しました。
- タイトルコマンド(NVDA+t)がオブジェクト全体ではなくタイトルだけを通知するようになりました。フォアグラウンドオブジェクトに名前がない場合は、アプリケーションのプロセス名が使用されます。
- 仮想バッファーのパススルーのオン/オフの代わりに、NVDAがフォーカスモード(パススルーオン)とブラウズモード(パススルーオフ)を通知するようになりました。
- 音声がインデックスではなくIDで設定ファイルに保存されるようになりました。これにより、システムや設定の変更後も音声設定の信頼性が向上します。古い設定では音声設定が維持されず、音声合成エンジンの初回使用時にエラーが記録されることがあります。 (#19)
- すべてのツリービューで、以前にフォーカスした項目からレベルが変わった場合、ツリービュー項目のレベルが最初に通知されるようになりました。以前は、Windows標準(SysTreeView32)のツリービューだけが対象でした。
バグ修正
- リモートデスクトップサーバーでNVDAとeSpeakを使用しても、音声の最後の部分が切れなくなりました。
- 一部の音声の音声辞書の保存に関する問題を修正しました。
- Mozilla Geckoの仮想バッファーで、大きなプレーンテキスト文書の末尾に向かって文字以外の単位(単語、行など)で移動するときの遅延を解消しました。 (#155)
- 入力した単語の読み上げが有効な場合、Enterキーを押したときに単語を通知するようになりました。
- リッチエディット文書の一部の文字セットに関する問題を修正しました。
- NVDAログビューアーが、ログ表示に単なるエディットコントロールではなくリッチエディットコントロールを使用するようになりました。これにより、NVDAで単語単位の読み上げが向上します。
- リッチエディットコントロールの埋め込みオブジェクトに関する問題を修正しました。
- Microsoft Wordでページ番号を読み上げるようになりました。 (#120)
- Mozilla Geckoの仮想バッファーで、チェック済みのチェックボックスにTabで移動してSpaceを押したとき、チェックボックスがオフになったことが通知されない問題を修正しました。
- Mozillaアプリケーションで半チェック状態のチェックボックスが正しく通知されるようになりました。
- テキスト選択が両方向に拡大または縮小する場合、選択範囲が2つではなく1つのまとまりとして読み上げられるようになりました。
- マウスで読み上げるとき、Mozilla Geckoの編集フィールドのテキストが読み上げられるようになりました。
- すべて読み上げで一部のSAPI5音声合成エンジンがクラッシュしなくなりました。
- NVDA起動後、最初にフォーカスが変わるまでWindows標準エディットコントロールでテキスト選択の変更が読み上げられない問題を修正しました。
- Javaオブジェクトのマウス追跡を修正しました。 (#185)
- 子を持たないJavaツリービュー項目が折りたたまれているとNVDAが通知しなくなりました。
- Javaウィンドウがフォアグラウンドになったとき、フォーカスのあるオブジェクトを通知するようになりました。以前は最上位のJavaオブジェクトだけが通知されていました。
- eSpeak音声合成エンジンドライバーが1回のエラー後に完全に読み上げを停止しなくなりました。
- 音声設定リングで音声を変更したとき、更新された音声パラメーター(速度、音程など)が保存されない問題を修正しました。
- 入力した文字と単語の読み上げが改善されました。
- 一部のテキストコンソールアプリケーション(テキストアドベンチャーゲームなど)で、以前は読み上げられなかった新しいテキストが読み上げられるようになりました。
- バックグラウンドウィンドウのフォーカス変更をNVDAが無視するようになりました。以前は、バックグラウンドのフォーカス変更が実際のフォーカス変更として扱われることがありました。
- コンテキストメニューを離れるときのフォーカス検出が改善されました。以前は、コンテキストメニューを離れてもNVDAが反応しないことがよくありました。
- スタートメニューでコンテキストメニューがアクティブ化されたときにNVDAが通知するようになりました。
- クラシックスタートメニューが「アプリケーションメニュー」ではなく「スタートメニュー」と通知されるようになりました。
- Mozilla Firefoxなどで表示されるアラートの読み上げが改善されました。テキストが複数回読み上げられたり、余分な情報が読み上げられたりしなくなりました。 (#248)
- フォーカス可能で読み取り専用のエディットフィールドのテキストが、ダイアログのテキスト取得時に含まれなくなりました。例えば、インストーラーで使用許諾契約全体が自動的に読み上げられる問題が修正されます。
- 一部のエディットコントロール(Internet Explorerのアドレスバー、Thunderbird 3のメールアドレスフィールドなど)を離れるとき、テキストの選択解除が通知されなくなりました。
- Outlook ExpressおよびWindows Mailでプレーンテキストメールを開くと、ユーザーがすぐ読めるようメッセージに正しくフォーカスが置かれます。以前は、カーソルキーで読むにはTabを押すかメッセージをクリックする必要がありました。
- 「コマンドキーの読み上げ」機能に関する重大な問題をいくつか修正しました。
- NVDAが標準エディットコントロールで65535文字を超えるテキストを読み上げられるようになりました(Notepadの大きなファイルなど)。
- MSHTMLエディットフィールド(Outlook Expressの編集可能なメッセージやInternet Explorerのテキスト入力フィールド)で行の読み上げが改善されました。
- OpenOfficeでテキストを編集するときにNVDAが完全にフリーズすることがある問題を修正しました。 (#148, #180)
0.6p2
- NVDAの既定のeSpeak音声が改善されました。
- ノートパソコンキーボードレイアウトが追加されました。キーボードレイアウトはNVDAのキーボード設定ダイアログで設定できます。 (#60)
- 主にWindows Vistaで使用されるSysListView32コントロールで、項目のグループ化に対応しました。 (#27)
- SysTreeView32コントロールのツリービュー項目のチェック状態を通知するようになりました。
- NVDAの多くの設定ダイアログにショートカットキーが追加されました。
- 特別なDLLファイルを登録せず、ポータブルメディアからNVDAを実行した場合でも、Mozilla FirefoxなどIAccessible2対応アプリケーションをサポートするようになりました。
- Geckoアプリケーションの仮想バッファーのリンク一覧でクラッシュする問題を修正しました。 (#48)
- NVDAがMozilla Geckoアプリケーションより高い権限(例:NVDAを管理者として実行)で動作していても、FirefoxやThunderbirdなどのMozilla Geckoアプリケーションがクラッシュしなくなりました。
- 音声辞書(以前のユーザー辞書)が、大文字と小文字を区別するかどうか設定できるようになり、パターンで正規表現を使用できるようになりました。 (#39)
- 仮想バッファー文書で「画面レイアウト」モードを使用するかどうかを設定ダイアログで変更できるようになりました。
- Gecko文書でhrefのないアンカー要素をリンクとして通知しなくなりました。 (#47)
- NVDAの検索コマンドが、すべてのアプリケーションで最後に検索した語句を記憶するようになりました。 (#53)
- 仮想バッファー内の一部のチェックボックスやラジオボタンで、チェック状態が通知されない問題を修正しました。
- 仮想バッファーのパススルーモードがNVDA全体ではなく文書ごとに設定されるようになりました。 (#33)
- スタンバイ状態から復帰した、または動作が遅いシステムでNVDAを使用したときに、ときどき発生していたフォーカス変更の遅延と誤った音声中断を修正しました。
- Mozilla Firefoxのコンボボックスのサポートが向上しました。コンボボックス内を矢印キーで移動してもテキストが繰り返されず、外へ移動しても祖先コントロールが不要に通知されません。また、仮想バッファー内でフォーカスしたコンボボックス上でも仮想バッファーコマンドが動作するようになりました。
- 多くのアプリケーションでステータスバーを見つける精度が向上しました。 (#8)
- 開発者が実行中のNVDA内部を確認・操作できるよう、NVDA対話型Pythonコンソールツールが追加されました。
- 仮想バッファーのパススルーモードでも、すべて読み上げ、選択範囲の通知、現在行の通知の各スクリプトが正しく動作するようになりました。 (#52)
- 速度を上げる/下げるスクリプトが削除されました。音声設定リングのスクリプト(control+NVDA+矢印キー)または音声設定ダイアログを使用してください。
- 進捗バーのビープ音の範囲と音階を改善しました
- 新しい仮想バッファーにクイックキーが追加されました:lはリスト、iはリスト項目、eはエディットフィールド、bはボタン、xはチェックボックス、rはラジオボタン、gは画像、qは引用、cはコンボボックス、1~6はそれぞれ見出しレベル、sは区切り線、mはフレーム。 (#67, #102, #108)
- Mozilla Firefoxで新しい文書の読み込みをキャンセルしたとき、古い文書がまだ完全に破棄されていなければ、古い文書の仮想バッファーを使い続けられるようになりました。 (#63)
- 仮想バッファーで単語単位に移動するとき、単語に複数のフィールドのテキストが誤って含まれなくなり、精度が向上しました。 (#70)
- Mozilla Geckoの仮想バッファーで、フォーカス追跡とフォーカス更新の精度が向上しました。
- 新しい仮想バッファーで使用するfindPreviousスクリプト(shift+NVDA+f3)が追加されました。
- Mozilla Geckoのダイアログ(FirefoxおよびThunderbird)の応答性が向上しました。 (#66)
- Add the ability to view the current log file for NVDA. it can be found in the NVDA menu -> Tools
- 時刻と日付の読み上げなどのスクリプトが現在の言語を考慮するようになり、句読点と単語の順序が言語に応じて通知されるようになりました。
- NVDAの一般設定ダイアログの言語コンボボックスで、使いやすいように言語の完全な名前が表示されるようになりました
- 現在のナビゲーターオブジェクトのテキストをレビューするとき、テキストが動的に変更されても常に最新の内容が表示されるようになりました。例えば、タスクマネージャーのリスト項目のテキストをレビューする場合です。 (#15)
- マウスを移動したとき、マウス下の現在の段落が通知されるようになりました。以前は、そのオブジェクト内のすべてのテキストまたは現在の単語だけが通知されていました。また、音声による座標通知とオブジェクトの役割の通知を設定できるようになりました。既定では無効です。
- Microsoft Wordでマウスによるテキストの読み上げに対応しました。
- WordPadなどのアプリケーションでメニューバーを離れると、テキスト選択が通知されなくなる問題を修正しました。
- Winampでトラックを切り替えたり、再生を一時停止・再開・停止したりしても、トラックのタイトルが繰り返し通知されなくなりました。
- Winampでシャッフルとリピートの各コントロールを切り替えたときに状態を通知できるようになりました。メインウィンドウとプレイリストエディターで機能します。
- Mozilla Geckoの仮想バッファーで特定のフィールドをアクティブ化する機能が向上しました。クリック可能な画像や段落を含むリンクなど、複雑な構造にも対応します。
- 一部のシステムでNVDAダイアログを開くときに発生していた初期遅延を修正しました。 (#65)
- Total Commanderアプリケーションに固有の対応を追加しました。
- 大文字の読み上げ後も音程が高いままになるなど、音程が特定の値に固定されることがあるsapi4serotekドライバーの問題を修正しました。 (#89)
- Mozilla Gecko仮想バッファーで、クリック可能なテキストやその他のフィールドがクリック可能として通知されるようになりました。例えば、onclick HTML属性を持つフィールドです。 (#91)
- Mozilla Geckoの仮想バッファーを移動するとき、現在のフィールドが表示されるようスクロールするようになりました。これにより、ユーザーが文書のどこまで進んだかを晴眼者が把握しやすくなります。 (#57)
- IAccessible2対応アプリケーションでARIAライブリージョンの表示イベントに基本対応しました。Chatzilla IRCアプリケーションなどで、新しいメッセージが自動的に読み上げられるようになります。
- ARIA対応ウェブアプリケーション(Google Docsなど)の操作を支援するため、いくつかの改善を行いました。
- 仮想バッファーからテキストをコピーしたときに余分な空行が追加されなくなりました。
- リンク一覧でSpaceキーがリンクをアクティブ化しなくなりました。移動したいリンク名の入力を開始するため、他の文字キーと同様に使用できます。
- moveMouseToNavigatorスクリプト(NVDA+テンキーのスラッシュ)が、ナビゲーターオブジェクトの左上ではなく中央へマウスポインターを移動するようになりました。
- マウスの左ボタンと右ボタンをクリックするスクリプト(それぞれテンキーのスラッシュとテンキーのアスタリスク)が追加されました。
- Windowsのシステムトレイへのアクセスを改善しました。フォーカスが特定の項目に戻り続けるように見える問題がなくなりました。システムトレイへはWindowsKey+bで移動できます。 (#10)
- エディットフィールドでカーソルキーを押し続けて末尾に達したときの処理を改善し、余分なテキストが通知されなくなりました。
- 特定のメッセージの読み上げ中にNVDAがユーザーを待たせることがなくなりました。特定の音声合成エンジンで発生するクラッシュやフリーズも修正しました。 (#117)
- Audiologic Tts3音声合成エンジンに対応しました。Gianluca Casalinoによる貢献です。 (#105)
- Microsoft Wordで文書を移動するときの性能が向上する可能性があります。
- Mozilla Geckoアプリケーションのアラートのテキストを読み上げる精度が向上しました。
- 英語以外のWindowsで設定を保存しようとしたときに発生する可能性のあるクラッシュを防止しました。 (#114)
- NVDAのウェルカムダイアログが追加されました。このダイアログは新規ユーザーに必要な情報を提供し、CapsLockをNVDA修飾キーとして設定できます。無効にするまで、NVDAの既定の起動時に表示されます。
- Adobe Readerの基本対応を修正し、バージョン8および9で文書を読めるようにしました。
- NVDAが完全に初期化される前にキーを押し続けたときに発生する可能性のあるエラーを修正しました。
- 終了時に設定を保存するよう設定している場合、Windowsのシャットダウンまたはログアウト時に設定が正しく保存されるようになりました。
- インストーラーの起動時にNVDAロゴ音を追加しました。Victer Tsaranによる貢献です
- インストーラーで実行している場合も通常の場合も、NVDAの終了時にシステムトレイアイコンが正しく削除されるようになりました。
- NVDAのダイアログにある標準コントロール(OKボタンやキャンセルボタンなど)のラベルが、英語のままではなく、NVDAに設定された言語で表示されるようになりました。
- スタートメニューとデスクトップのNVDAショートカットで、既定のアプリケーションアイコンではなくNVDAのアイコンが使用されるようになりました。
- MS ExcelでTabおよびShift+Tabで移動したときにセルを読み上げるようになりました。 (#146)
- Skypeの一部のリストで同じ内容が2回読み上げられる問題を修正しました。
- IAccessible2およびJavaアプリケーションでテキストカーソルの追跡が向上しました。例えば、OpenOfficeやLotus Symphonyで、一部の段落の末尾で誤った単語や行を読み上げず、文書内でテキストカーソルが移動するまで正しく待機します。 (#119)
- Akelpad 4.0にあるAkelEditコントロールに対応しました。
- Lotus Synphonyで文書からメニューバーへ移動したときにNVDAがフリーズしなくなりました。
- アンインストーラーを起動するときに、Windows XPの「プログラムの追加と削除」アプレットでNVDAがフリーズしなくなりました。 (#30)
- Spybot Search and Destroyを開いたときにNVDAがフリーズしなくなりました。
0.6p1
新しいプロセス内仮想バッファーによりウェブコンテンツにアクセスできるようになりました(現時点ではFirefox3やThunderbird3などのMozilla Geckoアプリケーションに対応)。
- 読み込み時間が約30倍向上しました(ほとんどのウェブページがバッファーに読み込まれるまで待つ必要がなくなりました)。
- リンク一覧が追加されました(NVDA+f7)。
- 検索ダイアログ(control+NVDA+f)が大文字と小文字を区別せず検索するよう改善され、いくつかのフォーカス問題も修正されました。
- 新しい仮想バッファーでテキストを選択してコピーできるようになりました。
- 既定で、新しい仮想バッファーは文書を画面レイアウトで表示します(リンクやコントロールは、画面上で実際に別の行にない限り別の行に表示されません)。NVDA+vでこの機能を切り替えられます。
- control+上矢印およびcontrol+下矢印で段落単位に移動できるようになりました。
- 動的コンテンツのサポートが向上しました。
- 上下矢印キーで移動したときの行とフィールドの読み上げ精度が全体的に向上しました。
国際化
- NVDAの実行中でも、「デッドキー」に依存するアクセント付き文字を入力できるようになりました。
- キーボード配列が変更されたとき(alt+shiftを押したとき)にNVDAが通知するようになりました。
- 日付と時刻の通知機能が、システムの現在の地域と言語の設定を考慮するようになりました。
- Tomas ValusekとJaromir Vitの協力によりチェコ語訳が追加されました。
- Dang Hoai Phucの協力によりベトナム語訳が追加されました。
- Willem van der Waltの協力によりアフリカーンス語(af_ZA)訳が追加されました。
- Dmitry Kaslinの協力によりロシア語訳が追加されました。
- DOROTA CZAJKAと協力者の協力によりポーランド語訳が追加されました。
- Katsutoshi Tsujiの協力により日本語訳が追加されました。
- Amorn Kiattikhunratの協力によりタイ語訳が追加されました。
- Mario PercinicとHrvoje Katicの協力によりクロアチア語訳が追加されました。
- Juan C. bunoの協力によりガリシア語訳が追加されました。
- Aleksey Sadovoyの協力によりウクライナ語訳が追加されました。
音声
- NVDAに多くの改善を含むeSpeak 1.33が同梱されました。対応言語の改善、名前付きバリアント、より高速な読み上げなどが含まれます。
- 音声設定ダイアログで、対応している音声合成エンジンのバリアントを変更できるようになりました。バリアントは通常、現在の音声のわずかな違いです(eSpeakはバリアントに対応)。
- 現在の音声合成エンジンが対応している場合、音声設定ダイアログで音声の抑揚を変更できるようになりました(eSpeakは抑揚に対応)。
- オブジェクトの位置情報(例:1/4)の読み上げを無効にできるようになりました。この設定はオブジェクト表示設定ダイアログにあります。
- 大文字の読み上げ時にビープ音を鳴らせるようになりました。音声設定ダイアログのチェックボックスでオン/オフを切り替えます。また、大文字で通常の音程上昇を行うかどうかを設定する「大文字で音程を上げる」チェックボックスも追加されました。大文字について、音程を上げる、capと読み上げる、ビープ音を鳴らすのいずれかを選べます。
- NVDAで音声を一時停止できるようになりました(MacのVoiceOverにある機能と同様)。NVDAの読み上げ中にcontrolまたはshiftを押すと通常どおり音声が消音され、その後、他のキーを押していなければshiftをもう一度押すことで、停止した位置から読み上げを続けられます。
- 音声合成エンジンで読み上げる代わりにテキストをウィンドウへ出力する仮想音声合成エンジンドライバーが追加されました。音声合成に慣れていないがNVDAの読み上げ内容を確認したい晴眼の開発者に便利です。まだバグが残っている可能性があるため、フィードバックを歓迎します。
- NVDAが既定で句読点を読み上げなくなりました。NVDA+pで句読点の読み上げを有効にできます。
- eSpeakが既定でかなり遅く読み上げるようになり、初めてeSpeakを使う人がNVDAのインストール時や使い始めに利用しやすくなりました。
- NVDAにユーザー辞書が追加されました。特定のテキストを別の方法で読み上げるよう設定できます。辞書は既定、音声、一時の3種類です。既定の辞書に追加した項目はNVDAの常時適用されます。音声辞書は現在設定している音声合成エンジンと音声専用です。一時辞書は特定の作業中だけ規則をすぐ設定したい場合に使用し、恒久的ではありません(NVDAを終了すると消えます)。現在、規則は通常のテキストではなく正規表現です。
- 音声合成エンジンが、音声合成エンジンダイアログで使用する音声合成エンジンを選択する前に出力デバイスコンボボックスを設定することで、システム上の任意の音声出力デバイスを使用できるようになりました。
パフォーマンス
- mshtmlエディットコントロールでメッセージを編集しても、NVDAが大量のシステムメモリを使用しなくなりました。
- 実際のテキストカーソルがない多くのコントロール内でテキストをレビューするときの性能が向上しました。MSN Messengerの履歴ウィンドウ、ツリービュー項目、リストビュー項目などです。
- リッチエディット文書の性能が向上しました。
- NVDAが理由なくシステムメモリ使用量を徐々に増やさなくなりました。
- DOSコンソールウィンドウに3回ほど以上フォーカスを移動しようとしたときの問題を修正しました。NVDAが完全にクラッシュすることがありました。
キーコマンド
- NVDA+shift+テンキー6およびNVDA+shift+テンキー4で、それぞれフロー内の次のオブジェクトまたは前のオブジェクトに移動できます。親へ上がったり最初の子へ下がったりすることを気にせず、この2つのキーだけでアプリケーション内を移動できます。例えばFirefoxなどのウェブブラウザーでは、この2つのキーだけでオブジェクト単位に文書を移動できます。フロー内の次または前の移動でオブジェクトの外へ上がったり中へ下がったりすると、方向を示すビープ音が順に鳴ります。
- 音声設定ダイアログを開かずに、音声設定リングで音声設定を変更できるようになりました。音声設定リングはcontrol+NVDA+右矢印およびcontrol+NVDA+左矢印で順に切り替えられる音声設定のグループです。設定を変更するにはcontrol+NVDA+上矢印およびcontrol+NVDA+下矢印を使用します。
- エディットフィールドで現在の選択範囲を通知するコマンド(NVDA+shift+上矢印)が追加されました。
- 現在行の通知など、テキストを読み上げるNVDAコマンドの多くで、すばやく2回押すとテキストのスペルを読み上げられるようになりました。
- CapsLock、テンキーのInsert、拡張InsertをNVDA修飾キーとして使用できるようになりました。また、これらのキーのいずれかをNVDA修飾キーに設定した場合、他のキーを押さずにそのキーを2回押すと、NVDAが実行されていない状態で押した場合と同様にキーがOSへ渡されます。いずれかのキーをNVDA修飾キーにするには、キーボード設定ダイアログ(以前はキーボードエコーダイアログ)で対応するチェックボックスをオンにします。
アプリケーション対応
- Firefox3およびThunderbird3の文書への対応が向上しました。読み込み時間が約30倍向上し、既定で画面レイアウトが使用され(NVDA+vで画面レイアウトの有無を切り替え)、リンク一覧(NVDA+f7)が追加され、検索ダイアログ(control+NVDA+f)が大文字と小文字を区別しなくなり、動的コンテンツの対応が大幅に向上し、テキストの選択とコピーが可能になりました。
- MSN MessengerおよびWindows Live Messengerの履歴ウィンドウで、テキストを選択してコピーできるようになりました。
- Audacityアプリケーションへの対応が向上しました。
- Skypeの一部の編集/テキストコントロールに対応しました。
- Mirandaインスタントメッセンジャーアプリケーションのサポートが向上しました。
- Outlook ExpressでHTMLおよびプレーンテキストメッセージを開くときのフォーカスに関する問題を修正しました。
- Outlook Expressのニュースグループメッセージフィールドに正しいラベルが付くようになりました。
- NVDAがOutlook Expressのメッセージフィールド(送信者、宛先、CCなど)のアドレスを読み上げられるようになりました。
- Outlook Expressでメッセージ一覧からメッセージを削除したとき、次のメッセージがより正確に通知されるようになりました。
APIとツールキット
- MSAAオブジェクトのオブジェクトナビゲーションが向上しました。ウィンドウにシステムメニュー、タイトルバー、スクロールバーがある場合、それらへ移動できるようになりました。
- IAccessible2アクセシビリティAPIに対応しました。より多くのコントロール種別を通知できるだけでなく、Firefox 3やThunderbird 3などのアプリケーションでテキストカーソルにアクセスでき、テキストの移動、選択、編集が可能になります。
- Scintilla編集コントロールに対応しました(Notepad++やTortoise SVNなどで使用されています)。
- Java Access BridgeによるJavaアプリケーションに対応しました。Javaを有効にしたOpenOfficeやその他の単独Javaアプリケーションを基本的にサポートできます。ウェブブラウザー内のJavaアプレットはまだ動作しない場合があります。
マウス
- マウスポインターの移動中、その下にあるテキストの読み上げが改善されました。速度が大幅に向上し、標準エディットフィールド、Java、IAccessible2コントロールなど一部のコントロールでは、オブジェクト全体だけでなく現在の単語も読み上げられるようになりました。マウスで特定のテキストだけを読みたい視覚障害者にも役立ちます。
- マウス設定ダイアログに新しい設定「マウス移動時に音声を再生」が追加されました。チェックすると、マウスを移動するたびに40msのビープ音が鳴り、音程(220~1760Hz)がY軸、左右の音量がX軸を表します。これにより、目が見えない人でもマウスの画面上の位置を大まかに把握できます。この機能には「マウス下のオブジェクトを通知」も有効にする必要があります。両方のビープ音とオブジェクト通知をすぐに無効にするにはNVDA+mを押します。画面が明るいほどビープ音は大きく、暗いほど小さくなります。
オブジェクトの表示と操作
- 一般的なツリービューコントロールのサポートが向上しました。展開すると、ブランチ内の項目数が通知されます。また、ブランチへの出入り時にレベルが通知されます。現在の項目番号と項目数も、ツリービュー全体ではなく現在のブランチに基づいて通知されます。
- アプリケーションやOS内を移動してフォーカスが変わったときの通知が改善されました。移動先のコントロールだけでなく、そのコントロールが含まれる上位コントロールの情報も通知されます。例えば、Tabでグループボックス内のボタンに移動すると、グループボックスも通知されます。
- 多くのダイアログが表示されると、NVDAがその中のメッセージを読み上げるようになりました。ほとんどの場合正確ですが、まだ改善の余地があるダイアログもあります。
- オブジェクト表示設定ダイアログに「オブジェクトの説明を通知」チェックボックスが追加されました。上級ユーザーは、Javaアプリケーションなど一部のコントロールで大量の追加説明が通知されるのを止めるため、チェックを外すことができます。
- NVDAは、エディットコントロールにフォーカスが移動したとき、選択されたテキストを自動的に通知します。選択範囲がない場合は、通常どおり現在の行だけを通知します。
- NVDAがアプリケーションの進捗バーの変化を示すビープ音を鳴らす際、より慎重になりました。Lotus Notes/SymphonyやAccessibility ProbeなどのEclipseアプリケーションでビープ音が鳴り続けることがなくなりました。
ユーザーインターフェース
- NVDAインターフェースウィンドウを削除し、シンプルなNVDAポップアップメニューに置き換えました。
- NVDAのユーザーインターフェース設定ダイアログが「一般設定」と呼ばれるようになりました。メッセージをNVDAのログファイルに記録するレベルを設定するコンボボックスも追加されました。NVDAのログファイルはdebug.logではなくnvda.logと呼ばれるようになりました。
- オブジェクト表示設定ダイアログから「オブジェクトのグループ名を通知」チェックボックスを削除し、グループ名の通知方法を変更しました。
0.5
- NVDAにJonathan Duddingtonが開発したeSpeakという内蔵音声合成エンジンが搭載されました。応答性が高く軽量で、多数の言語に対応しています。SAPI音声合成エンジンも使用できますが、既定ではeSpeakが使用されます。
- eSpeakは特別なソフトウェアのインストールを必要としないため、どのコンピューターでも、USBメモリからでも、どこでもNVDAと一緒に使用できます。
- eSpeakの詳細や他のバージョンについては、http://espeak.sourceforge.net/ を参照してください。
- Internet ExplorerおよびOutlook Expressの編集可能なペインでDeleteを押したときに、誤った文字が通知される問題を修正しました。
- Skypeのより多くの編集フィールドに対応しました。
- 仮想バッファーが必要なウィンドウにフォーカスがある場合にのみ読み込まれるようになりました。これにより、Outlook Expressでプレビューウィンドウをオンにしたときの問題が修正されました。
- NVDAにコマンドライン引数が追加されました。
- -m, --minimal: 設定すると、起動時と終了時の音を鳴らさず、起動時にインターフェースを表示しません。
- -q, --quit: すでに実行中の他のNVDAを終了してから終了します
- -s, --stderr-file fileName: NVDAが捕捉されなかったエラーや例外を書き込む場所を指定します
- -d, --debug-file fileName: NVDAがデバッグメッセージを書き込む場所を指定します
- -c, --config-file: 代替設定ファイルを指定します
- -h, -help: コマンドライン引数の一覧を含むヘルプメッセージを表示します
- 英語以外の言語を使用し、「入力文字の読み上げ」が有効な場合に、句読点が適切な言語に翻訳されない問題を修正しました。
- Peter Vagnerの協力によりスロバキア語ファイルが追加されました。
- Peter Vagnerの協力により、仮想バッファー設定ダイアログと文書書式設定ダイアログが追加されました。
- Michel Suchの協力によりフランス語訳が追加されました。
- 進捗バーのビープ音のオン/オフを切り替えるスクリプト(insert+u)が追加されました。Peter Vagnerによる貢献です。
- 他の言語向けに、NVDAのより多くのメッセージを翻訳可能にしました。キーボードヘルプで表示されるスクリプト説明も含まれます。
- 仮想バッファー(Internet ExplorerとFirefox)に検索ダイアログが追加されました。ページ上でcontrol+fを押すと、検索するテキストを入力するダイアログが表示されます。Enterを押すとテキストを検索し、仮想バッファーカーソルを該当行に移動します。f3を押すと、テキストの次の出現箇所も検索します。
- 「入力文字の読み上げ」が有効な場合、より多くの文字が読み上げられるようになりました。具体的には、ASCII文字の32~255が読み上げられます。
- 読みやすさのため、一部のコントロール種別の名前を変更しました。「編集可能なテキスト」は「エディット」、「アウトライン」は「ツリービュー」、「プッシュボタン」は「ボタン」になりました。
- リスト内のリスト項目またはツリービュー内のツリービュー項目を矢印キーで移動するとき、ナビゲーションを高速化するため、コントロール種別(リスト項目、ツリービュー項目)が読み上げられなくなりました。
- メニューにサブメニューがあることを示す「Has Popup」が「サブメニュー」と読み上げられるようになりました。
- 特殊文字の入力にcontrol+alt(またはAltGR)を使用する言語では、「入力文字の読み上げ」が有効なとき、NVDAがこれらの文字を読み上げるようになりました。
- 静的テキストコントロールのレビューに関する問題を修正しました。
- Coscell Kaoの協力により繁体字中国語の翻訳が追加されました。
- NVDAコードの重要な部分を再構成し、設定ダイアログを含むNVDAユーザーインターフェースの多くの問題を修正しました。
- NVDAにSAPI4対応を追加しました。現在、2つのSAPI4ドライバーがあり、1つはSerotek Corporationの提供コードに基づき、もう1つはActiveVoice.ActiveVoice COMインターフェースを使用します。どちらも問題があるため、動作が最もよい方を使用してください。
- 古いNVDAが実行中に新しいNVDAを起動すると、新しいコピーが終了するようになりました。これにより、NVDAを複数起動するとシステムが非常に使いにくくなる重大な問題が修正されました。
- NVDAユーザーインターフェースのタイトルが「NVDA Interface」から「NVDA」に変更されました。
- Outlook Expressで編集可能なメッセージの先頭でBackspaceを押すとエラーになる問題を修正しました。
- Rui Batistaのパッチにより、ノートパソコンの現在のバッテリー状態を通知するスクリプト(insert+shift+b)が追加されました。
- Silenceという音声合成エンジンドライバーが追加されました。何も読み上げないため、NVDAを常に完全に無音にできます。将来的には、点字サポートと併用できる可能性があります。
- J.J. Meddaughの協力により、音声合成エンジン向けのcapitalPitchChange設定が追加されました。
- J.J. Meddaughのパッチにより、マウス下のオブジェクトの通知を切り替えるスクリプトが他の切り替えスクリプトと同様に(ステートメント全体を変更せずオン/オフを読み上げるよう)なりました。
- Juan C. buoの協力によりスペイン語訳(es)が追加されました。
- Tamas Gczyの協力によりハンガリー語ファイルが追加されました。
- Rui Batistaの協力によりポルトガル語ファイルが追加されました。
- 音声設定ダイアログで音声を変更すると、音声合成エンジンが以前の値を維持するのではなく、音声合成エンジンに応じた新しい速度、音程、音量の値にスライダーが設定されるようになりました。これにより、EloquenceやViavoiceなどの音声合成エンジンが他よりはるかに速く読み上げるように見える問題が修正されました。
- DOSコンソールウィンドウで、音声が停止したりNVDAが完全にクラッシュしたりする問題を修正しました。
- 特定の言語に対応している場合、Windowsで設定された言語でNVDAのインターフェースを表示し、メッセージを読み上げるようになりました。ユーザーインターフェース設定ダイアログで特定の言語を手動で選択することもできます。
- 「toggleReportDynamicContentChanges」スクリプト(insert+5)が追加されました。新しいテキストやその他の動的変更を自動的に通知するかどうかを切り替えます。現時点ではDOSコンソールウィンドウでのみ機能します。
- 「toggleCaretMovesReviewCursor」スクリプト(insert+6)が追加されました。システムのテキストカーソルが移動したときにレビューカーソルを自動的に再配置するかどうかを切り替えます。画面更新中の情報を読み取るDOSコンソールウィンドウで便利です。
- 「toggleFocusMovesNavigatorObject」スクリプト(insert+7)が追加されました。フォーカスの変化に応じてナビゲーターオブジェクトを再配置するかどうかを切り替えます。
- さまざまな言語に翻訳されたドキュメントが追加されました。現時点ではフランス語、スペイン語、フィンランド語があります。
- NVDAのバイナリ配布から開発者向けドキュメントの一部を削除し、ソース版だけに含めるようになりました。
- Windows Live MessengerとMSN Messengerで、連絡先一覧を上下に移動するとエラーになる可能性のある問題を修正しました。
- Windows Live Messengerの会話中に新しいメッセージが自動的に読み上げられるようになりました(現時点では英語版のみ)。
- Windows Live Messengerの会話の履歴ウィンドウを矢印キーで読めるようになりました(現時点では英語版のみ)。
- 「passNextKeyThrough」スクリプト(insert+f2)が追加されました。このキーを押した後、次に押したキーがそのままWindowsに渡されます。NVDAが別の用途に使用しているキーをアプリケーションで押す必要がある場合に便利です。
- MS Wordで非常に大きな文書を開いたときにNVDAが1分以上フリーズすることがなくなりました。
- MS Wordで表から移動して戻ったとき、まったく同じセルに戻ると現在の行番号や列番号が読み上げられない問題を修正しました。
- 存在しない、または動作しない音声合成エンジンでNVDAを起動すると、代わりにSAPI5音声合成エンジンの読み込みが試みられるようになりました。SAPI5も動作しない場合は、音声が無音に設定されます。
- 速度を上げ下げするスクリプトが、速度を100より大きくしたり0より小さくしたりしなくなりました。
- ユーザーインターフェース設定ダイアログで言語を選択したときにエラーがある場合、メッセージボックスで通知されるようになりました。
- ユーザーインターフェース設定ダイアログで言語を変更した直後、設定を保存して再起動するかどうかをNVDAが確認するようになりました。言語の変更を完全に反映するにはNVDAの再起動が必要です。
- 音声合成エンジンダイアログで読み込みできない音声合成エンジンを選択すると、メッセージボックスで通知されるようになりました。
- 音声合成エンジンを初めて読み込むとき、NVDAが既定値を強制せず、音声合成エンジンに最適な音声、速度、音程のパラメーターを選択させるようになりました。これにより、EloquenceやViavoiceのSAPI4音声合成エンジンが初回だけ非常に速く読み上げる問題が修正されます。